橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成29年5月

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平成29年5月31日

今は遠い話に思えてきた

  GW中のこどもの日に合わせ、阪神タイガースの企画で選手に「こどものころに憧れたヒーロー」を訊ねていた。回答は肉親や実在の人物、漫画・アニメ・特撮の登場人物と色々あるなか、プロ野球選手では松井稼頭央が一番多く感じた。二番目に松井秀喜?(マツイ率高いな) 同じチームの福留孝介もあったが、金本知憲はいなかった(笑) 何でだろう? 俺の中では、阪神の選手が挙げたどの選手よりも金本現監督の方がヒーローなんだが。客観視すると確かにイチローや松井秀かなって気はするけどね。漫画アニメ特撮系を挙げた選手を見ると年齢というか時代を感じさせるのだが、島本は『北斗の拳』世代じゃないはず(笑) 漫画の中だと『ドラゴンボール』が印象に。糸井が(スーパー)ベジータ、能見、高宮、高橋、今成が孫悟空。小豆畑もベジータを挙げているのだが、小豆畑も年齢が……まあでも、『ドラゴンボール』は今でも“現役”かもね。で、私がこどもの頃ってどうだったかな?と振り返ってみた。小学生の頃は確かに『ドラゴンボール』にハマっていた。特撮が好きじゃなく、『ウルトラマン』や『仮面ライダー』はほとんど見ていない。漫画の方でも、その世代ではあるが『ガンダム』『キン肉マン』『北斗の拳』あたりはほぼ知らない。やや消去法的ではあるが、こどもの頃のヒーローを選ぶなら『ドラゴンボール』からということになるだろう。中学受験のために塾通いしながら毎週楽しみにしていたし、間違いないかな。今のヒーローだったら、『るろうに剣心』の主人公の緋村剣心か、実在人物では大谷翔平って答えるだろうけどねー。
  漫画『ドラゴンボール』の単行本は、全巻買って(もらって)いたはず。しかしながら、あまり大切にしていなかったこともあって散逸してしまい、大部分が行方不明。今あるのは一部だけで、アニメのタイトルに「Z」が付いた後(つまり、悟空の息子が登場後)、人造人間が出てくるぐらいまでである。その後の展開はなんとなく覚えている。魔人ブウとかヒュージョンとか……最後まで読んだハズだが、ひょっとすると最後の何冊かは買ってなかったのかもしれない。今本棚に残っている単行本を読むと、懐かしさと共に驚きを覚える。話のテンポが非常に良いのだ。長かった気がする悟空とベジータの戦いも、あっという間に終わる。これを今の作家が描いたら、最低でも単行本3冊ぐらいになりそう。後半散々引き延ばしと言われた『ドラゴンボール』だが、巻数で言えばたったの42冊(だったはず)。誤解を恐れずに言うと、今多数ある漫画の方がよっぽど酷い。時代の違いと言ってしまえばそれまでなんだけど、今なお『ドラゴンボール』人気が衰えないのはその辺りにも理由があるかもしれない。漫画には限らないと思うけど、物語は密度を保った状態で続けて行かないとね。って、こんな中身スカスカで文字数だけが多いサイト作ってる私が言えることじゃなかったですね(笑)
  という感じに前置きが長かったけど、懐かしくなって『ドラゴンボール』を読み返したくなった。でも単行本は行方不明。これ以上説明しなくても分かりますよね?

【無限の住人】新装版1巻(既刊):☆
  非常にシビアな評価だが、1冊読み切る前にギブアップ。絵柄のせいか読んでて疲れる。買った漫画を読み切らなかったのは久しぶりだ。新装版が分厚いせいもあったかもしれない――物理的に重くて持って読むのが大変だったとかいう理由ではないはず。ストーリー的には悪くはないんだけど……物語の展開がね。主人公が敵に勝つパターンが「敵に斬られるなどして重傷を負う→主人公は不死身だから死なない→敵は主人公を倒したものと思い込み、ヒロインに襲い掛かる→背後から主人公が敵を討つ」という、ちょっとなんていうか、スカっとしないというか、もやもやが残るというか、少年漫画じゃないからこれでもいいのかもしれないけど、主役っぽさに欠けるんじゃないかなあ。騙し討ちに近いよね。

【うさぎドロップ】1巻(既刊):☆☆☆
  主人公が叔母を引き取る、というお話。といっても老人介護ではない。祖父の隠し子である幼い女の子である。法律的にはそういう関係になる。漫画だとこういうのあるよね。ジョジョ第四部の仗助とかね。
  話の展開としては山あり谷ありという感じではなく、フィクションとしては淡々としている。その中に人が生きていくリアルが詰まっているかもしれない。もちろん、死んだ祖父に隠し子りんがいたことや、大吉(20代若手サラリーマン?)がいきなり子どもを引き取った割にはそこそこ無難に生活していく流れはフィクションであることを感じさせるのだが、大事件が起きたり、雨降って地固まるみたいな“分かりやすいストーリー”の形態を取っていないところに作者の意志を感じる。
  評価としてはあまりいい方でないのだが、続きを読んでみたいと思わせる力はあり、2巻以降も検討している。

【ドラゴンボール】完全版1巻(既刊)
  というわけで、懐かしの『ドラゴンボール』。敢えて完全版をチョイス。ノーマルのもまだ普通に売られていることに驚きだが(『るろ剣』もノーマル版と完全版両方書店に並んでる、ジャンプコミックスすげえ!)、ノーマルのはひょっとしたら家に残ってるかもしれないからね。
  当たり前だけど、時代を感じる。そして鳥山明はブルマになんちゅうことをさせてるんだ……当時は分からなかったけど、分かる今は汚れてしまったということか(苦笑) シンジくん、大人になるってのはこういうことですよ(違)(*1)
  亀仙人がこんなにも早く登場していたのも驚きだし、ウーロンやヤムチャ、チチ及び牛魔王についても以下同文。サイヤ人襲来以降の単行本は文字通り本が擦り切れるほど何度も読んだけど、最序盤はここまで覚えてないとなるとそんなに読み返してなかったんだろうなと思われる。ちゅうわけで2巻へ続く。

*1 『新劇場版:破』にて、ダミープラグ起動から参号機破壊の後、エヴァのパイロットであることを拒否したシンジに対してゲンドウが「シンジ、大人になれ!」と言うが、シンジは「僕には、なにが大人か分かりません」と返す。

【ドラゴンボール】完全版2巻(既刊)
  ピラフ登場〜ドラゴンボールが7つ揃う。ええっ!? こんなに早く揃っちゃっていいの!? という驚きの早さだが驚くに値しない。『ドラゴンボール』も末期になれば1ページ下手すりゃ1コマ、悟空がレーダーを手にひとっ跳びで7つ揃えてしまう超・手抜きな漫画になってしまうからだ。初期は苦労してたように思ってたんだけど、ここまで一瞬だったとはね。そうなると、7つ揃えるのが一番大変だったのはりナメック星でフリーザの目をかいくぐろうとしてたときか。さてさて、記念すべき第一回神龍(シェンロン)登場は、ピラフの謀略を阻止するためにウーロンが先に願いを叶えてしまう。私の母親の談によると、アニメ版では「ギャルのホカホカパンツ」だったらしいが、漫画版はシンプルに「ギャルのパンティ」だった。それにしてもギャルのパンティなんてもらって何が嬉しいんだろうと当時思ったものだが以下略。シンジくん以下略。あ、でもそうか、シンジくんは以下検閲削除(*2)。
  2巻はそれだけでは終わらない。ピンチに陥る一行だが、悟空の秘密が明らかになる?と共に一難去ってまた一難。大猿に対抗するために尻尾を切り落とし、文字通り切り抜けた一行。某スピンオフ漫画の転生直後のシーンはここだったのか(もちろんそちら読んだ時はどういうシーンか全く覚えていなかった)。さらに亀仙人のところに弟子入りしようとし、クリリン登場と盛りだくさんすぎる。しかしこれ、「ギャルを連れて来る」って課題はただの誘拐じゃあないか? ランチもよくよく見ればただの二重人格の犯罪者だし。うーん、いいのかな(笑)

*2 俗称『旧劇』参照ね。友人よ、それぐらいで文句を言うんじゃない(*3)
*3 友人は別の友人と行って気まずかったらしいが、私は長姉とその交際中の人物(現義兄)と3人で見てたので大いに焦った。終劇後、姉にそのシーンの意味が分からなかったと言われて、「点滴の液体が漏れたとかじゃないの?」と答えて誤魔化したという経緯を今でもよく覚えている。

【ドラゴンボール】完全版3巻(既刊)
  早くも天下一武道会(笑) 完全版の1冊がオリジナル版の1冊と同じではないんだろうけど、3巻にしてもうここまで話が進んでいたのか。大会が始まってようやくバトルシーンがじっくりといった感じになる(それでも最近の作品よりはサクサク進むけど)。どうでもいいけど、筋斗雲は明らかにルール違反だよね(笑) そして懐にギャルのパンティ(?)なんて忍ばせていたクリリン、あんたただの変質者だよ(笑) というか、それが通用すると思った時点で「ジャッキー・チュン=亀仙人」って気付いてたってことじゃないのかな???

【ACCA13区監察課P.S.】1巻(新刊):☆☆☆
  スピンオフ? 続編? ということで、『ACCA』関連作品が登場。ACCA5長官の過去の物語を中心としたお話で構成される。5人の背景や、1巻ラストでは本編に繋がるアノ人物とアノ人物の邂逅が出てきたりと、本編読者必読?そしてこれを読むなら本編必読の内容となっている。
  “もらいタバコ”のジーンや“年齢詐称”のニーノが出てこないので、仕方がないのだがちょっと寂しい? 2巻ではオウル(=アーベント)の話があったり、ニーノの過去の話が出てくるらしいのでそこに期待。

  『無限の住人』は実写映画化されたらしく、それでメディアへの露出が多くなって私の目に留まったのだろう。以前から名前は知っていたが、そういうのもあって手に取ってみた。今年初めに買った『海賊とよばれた男』もそのパターンだけど、どちらも映画には興味があったわけじゃない。漫画が超ウルトラスーパー面白ければ映画も……いや、漫画が面白すぎるとハードルが挙がるから、むしろ映画を見ることはしないかな。『うさぎドロップ』は全く別パターン。以前目にして「うさぎ」枠で検討したのだが、動物のうさぎとは特に関係なさそうだったので落選。たまたま今回、何となく試し読みしてとりあえず1冊買ってみることになった。『ドラゴンボール』に評価の星が入ってないが、これは敢えて入れないことにした。一度ならず幼いころに何度も読んだはずの漫画だし、今更星いくつで評価するものじゃないだろう。気が変わらなければ毎月ちょっとずつ買って行って、最後まで読み直す予定。
  6月は多めで、『ドラゴンボール超』『セーラーエース』『ハリネズミのハリー』『Q.E.D.iff―証明終了―』『C.M.B.森羅博物館の事件目録』『BUNGO―ブンゴ―』『潔癖男子!青山くん』『もののがたり』の 9冊。「ん? 8つしかないぞ?」といういつものやつで、『青山くん』が2冊同時刊行となる。連載終了か?とも思ったが、アニメ化されるのでその関係なのかな? 連載が終わった(という話を聞いた)のが『セーラーエース』で、しかもその終わり方が冗談じゃないぐらい酷い打ち切りらしい。橘雪翼の漫画史に名を残すレベルになりそうで、逆の意味で感想文を書くのが楽しみだ。今から「ラストが良くなかった漫画トップ10」のリストアップ作業を開始しなきゃ(笑) 昨日も名前を出した『ハリネズミのハリー』は、ウェブ連載されている4コマ漫画。全部読んでるんだけど、好きなタイプの漫画なので単行本が出たら買うつもりでいた。描き下ろしもあるみたいだし、今から楽しみだ。という感じで盛りだくさん。新規開拓は基本しないとおもうけど、続刊に関しては“いずれか”1冊か2冊ぐらいは行きたいかな。

(2017-39 05-06)


平成29年5月30日

テラリアにハマりすぎた

  何だよこのゲーム。Vita版で散々遊んだハズなのにPS4版にどうしてこんなにハマるんだよ!!! ……っていうか俺のPS4、その能力が全く活かされてないな。テラリアしかやんないならPS3でも大して変わんないだろう(笑) 参考までに、Vita版はメモリーかCPUかのせいで、状況によっては処理落ちするし、セーブ&ロードの時間がかかる。やっぱり据え置きゲームの方が快適にプレイできる。ボタン数も多いしね……けど、Vitaのタッチパネルありきの操作系でずっとやってたから、ボタンオンリーがまだ手に馴染みきっていない。慣れって恐ろしいね。以下、ゲームやってないと分かんない話。
  最初に作ったワールドは真紅の大地が出てきた。ピラミッドはなくて、巨大樹はあり。ピラミッドは最後に見たのは随分前で、相当レアだと思われる。Vita版では最初、邪悪な大地しかないバージョンでプレイしていたので、クルトゥフの脳みそをノーマル装備で倒したことがない。というわけで、そうするつもりだったのだが……釣りを最大限利用したせいで、ついうっかり脳みそをスルーした上でウォールオブフレッシュ討伐(笑) まあ、まだライフフルーツによるHP強化を行っていないので、今ならまだ間に合う。もう一つ真紅のワールドを作って、装備をノーマルのに変えて戦えばチャンスはある! もう一つ気が付いたのだが、釣りでノーマルモードの間で大量に木箱、鉄の箱、金の箱を釣って保管しておき、ハードモード移行後に開封すればハードモードのインゴットを大量に手に入れるチャンスなんじゃない?(ハードモード移行後に釣ろうとすると、装備が整ってないのでマモノの相手が厄介。ハードモードの装備を整えてからだと、そうする旨みが少ない) というわけで、早くも2つめのワールドを作って箱類釣りに精を出す。ある程度貯まったら、最初のワールドに戻って開封。いいアイテムが出たらセーブ、出なかったらセーブせずに抜けて再挑戦を繰り返し(Vita版でこれやるとセーブロードに時間がかかって心が折れそう)、チタニウムインゴットを必要数入手。その後、メインワールドでゴブリンとか海賊襲撃イベントは面倒だよね、ということで、2番目のワールドもハードモードに移行してそれらをクリア。海賊の方はセーブ&ロードを活用して割引カードとカトラスをゲット(海賊の地図が思ったよりドロップしなかったので、面倒になってセーブ&ロードを活用)。羽アイテムの作成もサブワールドで実行。装備が整ってない状態でのワイバーンの強いこと強いこと。ハードモード装備でもうっかりすると死ぬしね。次なる目的はピックソーかヴァンパイアナイフ。いずれにせよプランテラを倒さなければいけないわけで、ここを乗り越えるのがテラリア屈指の難所。Vita版で最初に倒した時は、スチームパンカーから買ったテレポーテーターで、左右に瞬間移動して逃げながらライトディスクを投げつける戦法を取った。というわけで、スチームパンカーの招待及びライトディスク作成のため、イーターオブワールドを撃破。古いバージョンだと撃破時の頭の位置にアイテムが落ちるから、場合によっては探しに行くのが大変だったんだけど、現行バージョンはプレイヤーの近くにドロップするようになったのかな? 2回とも労せずアイテムを回収できた。そんなわけで、無事スチームパンカーがやって来て、ライトディスクも最大の5枚を作成。というところが昨日までにプレイしたところ。あとはプランテラを迎え撃つ態勢を整えれば普通に倒せる……はず。というところで気付いたのだが、プランテラ2体目以降を楽に倒すためにヴァンパイアナイフを優先した方がいいんじゃないか? となると真紅の大地でアホみたいに敵を倒し続けなきゃならん。さっき書いたように、メインワールドは侵食を抑えるために体制を整えて一気に取り掛かりたいところ……真紅の鍵型を手に入れるためには、もう一つ真紅の大地のワールドを作らなきゃいけないってこと???

  というわけで、ゲームにハマってて侃侃諤諤の更新が滞ってました(笑) 阪神タイガースのあれとか、ソニーの新製品とか、特定健診の結果とか、DDRの復活とか(テラリアのせいで封印再度?)色々話題はあったのに、全部先送り。決して2014年以降(毎日更新辞めた後)、5月は毎年6回しか更新してないからそれに合わせたってわけじゃありませんよ!!!(これは真面目に偶然です) って言ってたら、明日の恒例更新をうっかり休んじゃいそう(笑) 明日の更新と言えば、ちょっと関係ないけど全く関係ないこともない話題? ほんっのちょっぴりネタバレ? 『ハリネズミのハリー』の更新が再開されていて嬉しい!

(2017-38 05-05)


平成29年5月20日

保険発動

  残念なことに、『クロバラノワルキューレ』に期待はずれの評を下すことになった。元々システム面には全く注目してなくて、「プレイするたびに裏切り者が変わる」というところだけで買った。そこに行く前にプレイをやめてしまったのだが、RPGで重要な戦闘が楽しくなかった。基本的な部分は悪くないと思うんだけど、追加攻撃が良く分からないままに発動して、序盤から「100HIT」とかその合計ダメージが1万を越えたりして白けてしまった。派手かもしれないけど大味。PS3のときにもなんとかっていうSRPGをプレイしてみたけど、通常攻撃が何ヒットもするような作品はあまり好きじゃないかも。それより問題なのは、チュートリアルとシステムを開放するタイミングだったかもしれない。日本ファルコムを褒める訳じゃないんだけど、日本ファルコムのゲームはその辺が上手いのかなと思う。「軌跡」シリーズにせよ「イース」シリーズにせよ、最序盤はできることが限られていて、ストーリーが進むごとに少しずつシステムを開放していく。新しく出来ることが増えるたびに、その都度操作しながら覚えて行ける。ところが『クロバラノワルキューレ』は、一度にどばっとあれやこれやが出て来て、しかもヘルプ画面を見せられるだけのチュートリアルなので、整理の付かないまま“実戦投入”という形になり、結局「何となく」程度の理解のまま進んでしまった。何となくのうちに戦闘が進んで行き、何となく敵を倒していくので、自分で戦略立てたり操作する楽しみが薄かった。
  数日プレイした後に見切りを付け、保険で買った『テラリア』の出番となった。参考までに、『閃の軌跡III』の発売日が9月28日に決定した。『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』は確か7月13日である。『テラリア』を2ヵ月少し遊んで『FFXII ZA』にバトンタッチ、そこからさらに2ヵ月少し遊んで『閃III』にバトンタッチ。なんて素晴しいゲームライフプランなんだろう!(もっと真面目に模型作れよ!)
  既にVita版でかなり遊んでいる『テラリア』だが、敢えてクロスセーブは使わずに最初からのプレイを始めることにした。RPGで例えると、レベル70〜80ぐらいまで育てたところで最初からやり直すようなもので、初期装備のなんとまあまどろかったるいこと(笑) RPGだとストーリーも最初から、なのだが、テラリアにそういったものはほとんどない。せいぜい最初期にボスである「クルトゥフのめだま」が出てきたり、ダンジョンに入るのに「スケルトロン」を倒す必要があったり(入れることは入れるのだが、「スケルトロン」を倒していないと「ダンジョンガーディアン」に阻まれてほぼ間違いなく即死する)、今後「ハードモード」へ移行するために「ウォールオブフレッシュ」を討伐する必要がある他、それらに伴ってNPCがやってくることぐらいか。未開拓の地を切り拓いていく楽しみがあるのだが、「初期装備」の何がまどろかったるいかというと、ツルハシが“弱い”ので土を掘るのに時間がかかる。移動に関連するアクセサリ類がほとんど揃ってないので、どこへ行くにも時間がかかる。特に「ハードモード」でないと手に入らない「はね」系アクセサリがないため、上下移動がかなり面倒である上にうっかり高所から落ちるとダメージを負う。もちろん残HP以上のダメージで死亡する。ただ、そういうのをやっていると、「ああ、テラリアって最初はこんな感じだったよな」という気がして懐かしい。1週間その状態でプレイするとだんだん慣れてきた(笑) そして面白い。そう、某RPGよりはずっと(笑) Vita版の方が携帯機なので気軽にプレイできたが、PS4版の方がメモリーや処理能力に余裕があるのかセーブロードやマップの表示に時間がかからない。Vita版では処理落ちしていた「パンプキンムーン」の攻略が今から楽しみである。それから、物理ボタンが多いので操作しやすい……ような、長時間プレイしすぎてVita版のタッチパネルに慣れすぎで微妙な操作感覚の違いにまだ戸惑っているような。ボタンカスタマイズ出来たら良かったのにね。というわけで、「テラリア」にハマってます(4回目ぐらい)。

(2017-37 05-04)


平成29年5月19日

2勝1敗

  「神宮球場観に行ったのか?」って? ただ単に昨日書くの忘れてただけです。
  久しぶりにいい席のチケットが手に入ったので、本気撮りのカメラを持って行った。α99IIである。いつもはE-PM2に100-300(パナソニック製)を付けて行くことが多い。「α99IIだと望遠が足りないんじゃない?」となるところだが、そこはα99IIの高画素を活かすことにした。即ち、常時1.4倍のデジタルテレコンバーターを効かせての撮影。画素数が1800万画素クラスに落ちるが、そもそも本気撮りカメラだが撮影自体は本気じゃないので、それだけあれば十分(E-PM2の1600万画素より多い)。連写して遊ぶので、画素数が4200万画素もあるとデーター容量の面でも不利だ。レンズは70-200mmF2.8に1.4倍テレコンを付けて持って行ったので、35ミリ判換算で400mm程度の望遠となる。E-PM2の100-300だと同600mmなのでまだまだ開きがあるが、席が近い分で十分カバーできた。
  これで試合に勝ってれば最高だったんだけどね。

(2017-36 05-03)


平成29年5月8日

GWの橘雪翼

  いちょう祭(阪大の春の大学祭)があったので、鉄研の後輩たちの様子を見に行ってきた。夜、打ち上げにて、囲碁が分かる人が2人も入って来たことが判明。例のカメラと囲碁の両方が分からないと通じないジョークを披露(念のため、「その昔二眼レフっていうカメラがあったんだけど知ってる?」と確認)。それなりにウケたと思う。
  別の後輩たちとキャッチボール。いつもは2人で遊んでいるんだけど、その日は3人。というわけで、ピッチャーキャッチャーバッターの3役(バッターは立ってるだけ)。避けきれずに2回もデッドボール喰らっちゃった。意外と避けるのムズいわ。プロとか高校野球とか大学野球とか(以下略)だったら、これが硬球で、しかも球速ももっと速いと思うと大変だろうな。しかもストライクコースにボールが来たら振る心構えで打席に立たないといけないし。
  キャッチボールのメンバーを含むメンツでドミニオンをプレイ。≪帝国≫で遊ぶのは2回目なんだけど、≪帝国≫面倒くさい(苦笑) 勝利点トークンがらみのカードがややこしかったり忘れがちで、しかもその気になれば無視できるイベントカードと違ってランドマークカードは全員が影響を受ける。負債トークンもシステムは単純ながら、うっかり負債を“抱えて”いるのにカード購入しちゃったりで、注意を払うポイントが多すぎる。でもまあ、その面倒さを乗り越えて楽しいんだからしょうがないかな。ちなみに某後輩が私のライバル。彼がメンバーに入っているかどうかで勝率が倍ぐらい違うような気がする。
  PS4の白が某店で品切れになってて、慌てて別の店で買った話は先日したから省略。
  自分でも何か変だなとは思ってたんだけど、「フラットベッドスキャナー」を「フラッドヘッドスキャナー」だと勘違いしてた。一昨日気が付きました

  ところで阪神は結局広島を3タテしたね。菊池不在がデカかったんじゃないか。というか、阪神も二塁を前田に守らせたら失点が減ってもっと勝てるようになるんじゃないかと思ったり。でもまあ、広島の真似すりゃいいってもんでもないし、今は上手く回ってるから今のままでいいのかな。昨日負けると一日天下で終わってたけど、昨日勝ったお蔭で少なくとも四日間(試合のない今日を含む)は首位でいられる。明日からも勝てますよーに。

* 「大和」は名字じゃないですよ

(2017-35 05-02)


平成29年5月6日

ゆるゆる財布の紐理論

  アカン、完全に紐がゆるなってもうて元に戻らん……。こら緩くなったちゅうレベルやのうて切れてもたかも……。財布の紐ってどこで売ってますか?(突然標準語に戻る) 幾らで買えますか? 
  今年に入ってからここまでの橘雪翼の主な散財を見てみよう。

(1)AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
(2)Surface Pro 4
(3)AF MACRO 100mm F2.8(D)
(4)AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
(5)A3対応のフラットベッドスキャナー
(6)PlayStation4

銭闘力が諭吉さんの肖像画が描かれた高級和紙換算で3枚以上のものをチョイス。(1)と(4)が突出してるけど、それ以外のも合算するとなかなかの銭闘力を発揮する。ちなみに侃侃諤諤については(4)までが報告済み。スキャナーは3月末に購入(届いたのは4月頭)で、PS4は本日だ。
  フィルムスキャナーではなくフラットベッドのスキャナー。何を思って買ったのかというと、本棚で文字通り幅を利かせているRMMを“自炊”して処分することにした。書籍の読み取りにはフラットベッドではなくドキュメントスキャナーを使うのが“常識”だが、困ったことにRMMはA4変型で、使える製品がない(ひょっとしたら大枚はたけば売ってるかもしれないが、コストパフォーマンス面で論外)。A3対応と謳っている商品で買える値段帯のものは、専用のA3ホルダーにセットして1枚ずつ読み取るタイプ。いちいちホルダーにセットしなきゃならんのなら、フラットベッドで1枚ずつスキャンする方がはるかに手間がかからない。とは言え、一冊百ページはある雑誌を1枚ずつスキャンするのは茨の道。なのだが、実際のところ雑誌なんて全ページスキャンしておいておきたいものでもない。全ページ保存したいような本はそのまま置いておけばいい。そこまでの内容がないから処分したくなっているわけだよ。というわけで、サンワサプライのA3対応のスキャナーが、A3対応の中では最も安価だったので購入。使い勝手は、添付ソフト3種が一長一短で微妙な面もあるが、とりあえず良しとする。雑誌以外にも、新聞の切り抜きや広告(主に鉄道関連)などが整理できて嬉しい。とは言え、面倒は面倒。解体作業と、残しておきたいページの選別に時間がかかる。当落線上にあるページが悩みどころで、多めに拾ってしまうとスキャンが大変。思い切って切り捨てると後悔することになりそうで怖い。手っ取り早く効果を感じたくて、残しておきたいページが少なそうな号から手を付けている。特集が気に入っているものはとりあえずそのまま置いておこう。とかいいつつ、10冊少々処理したあたりで作業が止まってしまっているんだけどね(爆) ところで、A3対応なのでスキャナー本体がデカい。上手く本棚のスペースが空けられたらトータルで“マイナス”だからいいようなもんの、また機械類を増やしてしまった。
  そしてついに買ってしまったPS4。実は3月ぐらいに先行投資でソフトを1本買っている。『クロバラノワルキューレ』だ。PS4購入決定後にその存在を思い出した時、ネット通販で価格を調べてみると予想通り特価になっていて、売り切れる前に確保しておこうと本体に先行して購入したのだ。そしてPS4本体だが、白いのと黒いのとどちらを買うかで迷った。PSは初代がグレーで2が黒、3も黒。確か限定モデルを除くと選択肢がほぼなかったような? 今回は選べるので、じゃあ黒じゃないのにしようということで「グレイシャー・ホワイト」を買うことにした。あとは買い時をいつにするかで悩んでいた。PS4の購入を決めた『閃の軌跡III』の発売が秋頃と言われていて、ひょっとしたら買うかもしれない『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』が7月。私の最近のゲームプレイから考えると、ストーリー物のソフトは大体2ヶ月程度かけて楽しむであろう。ということは、『FFXII ZA』から『閃III』の間隔は問題ない。その前の『クロバラノ〜』のプレイ期間に2ヶ月確保しようとすると、そろそろ買わなきゃいけない。でも、『FFXII ZA』を買うと決めたわけではないし、最近散在しすぎな上に他に欲しい物もあるから、いっそのこと『FFXII ZA』発売頃まで我慢する案もあるなあとも思っていた。『FFXII ZA』を買ったらそちらを、買わなかったら『クロバラノ〜』をプレイするのだ。前者の場合『クロバラノ〜』で遊ぶ時間がないが、それはその時考えようという方針で。ところが某ヨから始まる家電量販店のネット通販ページを見ていたら、「グレイシャー・ホワイト」が販売終了になっていた。慌てて調べると、「白」は最初から数量限定販売だったらしい。こりゃいかん、と在庫のあった某Jから始まる家電量販店でネット注文したというわけだ。注文時は気付かなかったが、箱に書いてあった「Glacier」の文字列に見覚えがある。ひょっとして「Glacier Express」と同じ? 全くの偶然だが、これはいいチョイスをした。さて、「白」で分かる通り「PRO」ではない。カメラは無駄にプロ仕様のものを好む私だが、PS4は非PROを選択。何故か? 4K対応のモニターがないからね。例え後になって4K対応モニターを手にしたところで、ゲームをプレイする上で私の眼力ではその差はおそらく分かるまい。さらに、HDDは500GBモデルを選択。「自分で取り換えるから」――ではない。そうする手もあったが、それ以前に500GB分もPS4のゲームを買わない自信があったから。現状の手持ちが、『クロバラノ〜』と『テラリア』(『クロバラノ〜』がハズレだった時が悲しいので保険としてPS4と同時購入)の2本で、今後買うかもしれない発売予定タイトルが『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』と『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』の2本、購入を決めている発売予定タイトルが『閃の軌跡III』の1本だけ。この合計5本がインストールできれば当面は十分で、どう考えても500GBで足りないわけがない。いや、1本でどれぐらいHDDの容量使うのか知らないけどね。さらに、私のゲームスタイルを考えると、遊び終わったタイトルのデーターはセーブデーターを除いて消去して行けばいい。基本的に同時に何本も遊ばないから。直近だと、PS Vitaで『テラリア』→『イース7』→『テラリア』(復活)→『勇者のくせになまいきだG』→『テラリア』(復活)→『イースVIII』という順で遊んでいたが、新しいゲームを始めると基本的に終わるまで他のゲームで遊ばない。そして遊び終えると、後からプレイし直すこともあまりない(『テラリア』は“遊び終えて”いない――「終わるまで他のゲームで遊ばない」方の例外)。だから同時にHDDに何本ものゲームをインストールしたままにしておく必要がないのだ。というわけで、お金をケチって500GBを買ったが、多分後から失敗だったと思うことはない……ハズ。DL版という懸念は残るけど、HDDの残容量で困るほど遊びたいゲームが発売されたら、それはそれでPS4を買って良かったということで納得することにしよう。それ以前に、そんなにゲームばかりして遊んでいる時間がないような気がする。
  で。私にとっての記念すべきPS4第一弾、『クロバラノワルキューレ』だが……まだ1時間も遊んでいないので、感想はまた後日。「プレイするたびに裏切者が変わる」というところだけ見て買ったので、戦闘システムのチュートリアルを見て「へぇ〜」と唸ってました(笑) 世間(ネット)で叩かれている某“声優”さんですが、CVとしてはそんなに気にならないような(そこが叩かれているわけじゃないけど)。そもそも私は(中略)なので、ボイスが流れていてもセリフ読み終わったらさっさと飛ばすんですがね。某シリーズ作の“EVOLUTION”リメイクの方が酷かったような(ソフトは買ってなくてPV見ただけだけど)。

  さてところで、今日の阪神タイガース。明日以降次第で今年1日だけになるかもしれない首位に立った記念すべきだ。まず、昨日のことを振り返ってみよう。4回までに首位広島に4点取られる苦しい展開。相手が広島だから、そして我らが阪神軟弱打線だから、今日は苦しいなと思っていた。ところが気付くと何だかよく分からないけど少しずつ反撃した上で7回に5点取って逆転勝ち。そして今日。ルーキー福永が初登板、初回、2回と失点し、気付けば6失点。二番手松田も捕まって、5回表の時点で9失点。おおよそ勝ち目のない試合展開に、勝てば首位だったのにとため息をついていた。その後、ヤマトの人がPS4の入った荷物を持って来てくれて、模型制作作業が一段落したところでPS4を開封するついでに、ネットで阪神の試合展開を確認したところ……「8−9」! しかもチャンス! 一体何がどうなってるのか分からなくて、慌ててラジコ(ネットでラジオが聴けるサイト)で中継を聴くと……原口がいい当たりのレフトフライに倒れたところだった。「あーあ、残念」と思ったら実況の人が「逆転」という単語を口にする。何がなんだか本当に混乱。どうやら、私がPS4の箱を開けながら試合展開を確認したのが例のリプレイ検証が終わった頃のようで、ラジコにアクセスして試合の中継をやっている局を探している間に、糸原が2球目を同点タイムリー、梅野が初球逆転2点タイムリーと電光石火の攻撃を決めたようである(ちなみに、原口も2球目を打ったようだ)。
  というわけで、阪神4連勝。首位広島に2連勝してついに首位に立った! 梅野は3日連続のお立ち台……一昨日が5打数3安打2打点、昨日が5打数3安打3打点、今日は3打数2安打3打点という恐怖の8番バッターっぷり。信じられるか? 梅野の打率はこれでも2割1分7厘なんだぜ?(笑) 今まであまりにも打ってなかったからなんだけど、これだけ急に打ち出すと逆に怖い(笑) いや、今まで眠っていただけで、これが本来の梅野隆太郎くんだといいんだけど。1年目はそれなりに打ってたから打撃センスはあるはずだし。そんなこんなで、開幕直後は好調だった打線が一時期去年みたいな感じになっちゃって、「こりゃ今年もダメか?」と思ってたら予想外に早く復活の兆しを見せている……いや、4日連続で2桁安打7得点以上だから「兆し」じゃなくてホンマもんの復活か?(ちなみに今日も昨日もちょうど10安打ずつ……それで8点12点取るんだから去年と違って得点効率がいい) まあ、ここで喜びすぎると後で落ち込まなきゃならない可能性が高いから程々にしておくとして、とりあえずあと1試合、一日天下にならないように勝って欲しい。

(2017-34 05-01)


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