平成28年12月31日
一年を振り返るシリーズ:カメラ他、いろいろまとめて 今年最大のトピックスかもしれないカメラから。去年の段階でD810を買うのは既定路線だったけど、まさかα99IIまで買うことになろうとは誰が予想しただろうか。むしろD810を買ったらα900IIが発表された、なんてのを望んでいたような気がしないでもないのだが、まあ仕方がない。。レンズは、ニコンFマウント用にシグマの超広角ズームとタムロンの普及価格帯望遠ズームを購入。とりあえずこれで広角〜望遠と一通り撮影できるようになった。次に欲しいレンズはF1.4の単焦点。50mmにするか58mmにするか85mmにするか105mmにするかで散々悩んだ。当初は今年の最新製品である105mmに行く予定だったのだが、店頭で見てその大きさに躊躇。58mm案が急浮上し、最終的に85mmに落ち着きそう? 年内に買ってしまうつもりだったのだが、気付けばもう買いに行ける日がなかった(笑) 少なくともキャッシュバックキャンペーン中に買いたいので、来年早々に決まる予定。今年の梅と目白は、D810で撮影。梅の季節の時点では“まだキットレンズしか持っていなかった”ので、マニュアル時代のタムロンの200-500mmF5.6が活躍。来年はどうなるだろう。 そういえば、α99IIを買う決心をした経緯を話していない。前に書いた通りなんだけど、α99IIを買うということは各種αレンズが“復活”するということであり、それの対価としての40万円弱はコストパフォーマンスに優れる買い物だったということである。あと、今も品薄が続いているのにどうやって手に入れたか……皆さんは先日の鳥取の大地震を覚えておいでだろうか? 侃侃諤諤で私が、初めて緊急地震速報を受け取ってビビってた、と言っていたあの日のことである。あの時私はどこにいたのか。カメラ屋である。カメラ屋で何をしていたのだろう? α99IIの予約をしていたのである!! 実はあのタイミングでも結構微妙だったらしいのだが、私が行った店はまだ大丈夫だったというわけである。 にしても1年内でD810とα99IIの2台かあ。実は約10年前も、ある意味で似たような散財をしている。10年前の12月にOM-3Tiの新古品、値段は新品定価のものを衝動買いし、翌月α−9を新品で購入している。年は跨いでいるが、2ヶ月連続でフラグシップ機を買ったということだ。どんだけ金持ちなんだよ!……と言いたいところだが、今年のやらかし具合の方が上である。何せOM-3Tiとα−9の合計金額でようやく、D810(レンズキット)かα99IIかのどちらか一方しか買えないのだから。尤も、D810はきちんと計画的にお金を貯めて買ったものだから……要はどっこいどっこいってことですな。 ちなみにこのOM-3Tiとα−9が“最後の”フィルム機購入となり、そしてフィルム時代の“最後まで”愛用した2台となった。要は、最後の最後で一番いいのに巡り合えた……と書けば多少ドラマチックだが、最後の最後になるまで購入に踏み切れなかったとも言える。結局、お金はケチると後々悔やむことになるので、使うべきところではどーんと使えということをこの2台に学んだ。その学習結果が今年の2台です(笑) その割にレンズが安物だけど、レンズ高いのは重くて持ち運びが億劫だからなあ。カメラ本体も重くて億劫なんだけど。それはさておき、その最後のフィルム機2台は今年で“現役引退”となった。10年間、長いか短いかよく分からなかったけど、ありがとうございました――って、たまにはまた使うつもりだけどね!
次はバッセン通いの話でも。今年は年初のホームラン量産具合が良かったので、夢の年間20本を狙ったのだが……途中から大失速。11〜12月は1本たりとも当たらなかった。いつも言うように、あれは当たるか当たらないかだけだからね。調子自体はそんなに波があったわけではない(と、自分では思う)。但し、9月末に右膝を痛めてしばらく運動を自重。治ったと思ったら12月頭に体調不良でダウン。この2回で体力がやや落ちた気が……。というのは言い訳に過ぎず、なかなか上達せんね。まあ俺も下り坂に差し掛かかる年齢だってことだ。 野球がらみで左投げのお話。去年の暮ぐらいにようやく目処が立ってきたんだけど、今年も牛の歩みながら少しは進歩した……かも。打撃技術とは違って、こちらははっきりと上達したと言える。まだまだ“実用面”ではお話にならないんだけどね。尤も、どこかのチームに所属してるわけでもない私が何を以て実用的と呼ぶのかは不明。キャッチボール程度で遊んでいるだけなら既に“実用化”域に入っていて、晴れて“四刀流”を名乗ってもいい気もする。
今年は阪神の成績が(中略)で、その影響もあってか特に「誰々を応援するぞ!」っていう選手がいなかった。かつては藤川、檜山あたりを特に応援していたんだけどね。今年、藤川が戻って来たので嬉しかったけど、やっぱりあの状態では喜べない。応援はしているけど、例えばグッズを買う気にはなれない。代わりに誰かをお気に入りに入れようかとも思ったんだけど、この選手!って人がいなかった。今年頭角を現した選手、例えば原口とか北條とか高山とか、はもちろん応援してるんだけど、まだまだ活躍年で言うと1年目。グッズ買うには少し早い。「活躍するしないに関係なく応援するのが真のファンだぞ!」と言われればその通りなのだが、私が重視しているのは阪神タイガースのチーム成績であって選手個人ではない。藤川を応援していて、藤川が活躍したけど阪神は優勝できなかった、というのと、藤川は1年間2軍で過ごしたけど阪神が優勝した、というのであれば間違いなく後者の方が嬉しい。同じ前者でも、大混戦のペナントレースの結果僅差の2位とか3位とかだった、というならまだしも、今年みたいな大差の4位だと個人成績なんてどうでもいい。私としては、特定の選手に固執はしない。一応誰かは応援しているけど、その選手が試合に出れなくても、その選手の代わりが活躍すればそれで満足だ。 要するに、今年は阪神がイマイチで物足りなかった、ということだ。野球が好きだけどプロ野球がどこか楽しめない。そんな暗い気持ちで過ごしているある日に思い出した。そういや俺、日ハムの大谷の動向を注視してたっけ。今年の大谷は“リアル二刀流”をやったりして大注目を浴びていた。阪神が不甲斐ないから、こうなりゃ今年は大々的に大谷を応援しよう。というわけで、ついにグッズ(Tシャツ)を買ってしまった。阪神以外の特定チームのプロ野球グッズを買うのは多分初めて(誰かに貰ったか何かで、ヤンキースの田中の下敷きかクリアファイルがあるのと、何かで気が向いてイチローのこれまた下敷きかクリアファイルを買ったことはある)。てなわけで、大谷翔平君、MVPおめでとう!
侃侃諤諤の更新回数は(数え間違いがなければ)今日で99回目。今年買ったαの「99」と同じになった(IIの部分は無視しよう!)。狙ったわけじゃなくて、偶然そうなったんだよ!(力説) 毎日更新を辞めてから3年目で、回数は徐々に増えている。徐々にフェードアウトするかもしれないと思っていたので、この傾向は予想外。もちろん毎日更新に戻すつもりはないし、意識的に増やそうとも減らそうともしない。でも来年は少し減るんじゃないかな? 例えば来年は、D810とかα99IIみたいな感じでカメラ買わないだろうから、その分更新が減るでしょ(笑) いやさ、その分模型作ってたくさん更新できるのがベストなんだけどさ。 あ、あと、明日になったら過去ログ整理します(反省)
以上を持ちまして、2016年を振り返るシリーズは最終回。イコール今年の最後の更新となります。最後の最後に、今年の目標の達成度を思い起こしてみる……思い起こすまでもなくダメでした。反省。もうねー、なんかねー、ダメだねー。 そんなこんなで、今年も一年間お付き合いいただきましてありがとうございました。いつまでこんな調子で更新できるか分かりませんが、来年もお暇でしたら時折アクセスして頂ければ(こっそりカウンターが付いてるので)励みになります。では、良いお年を。 (2016-99 12-10)
平成28年12月30日
一年を振り返るシリーズ:漫画他編 【セーラーエース】4巻(10月の新刊):☆☆☆★ ふと思ったんだけど、右投げ左打ちって大谷を意識したのかな(笑) これでチームの4番だとただの漫画だから、あくまでバッティングセンスのある投手止まりで、4番は別に用意した、と。右投げ左打ちがそんな珍しいわけじゃないから、言いがかりレベルの話ですが(笑) 話のテンポはいい感じで、巻の前半で試合終了。序盤モタついたけど、エース登板後は力で捻じ伏せる感じのいい意味での王道の展開。後半は俗に言う“日常パート”。どうしても野球漫画は話が進むにつれて試合が中心になり、テンポ悪化の一因にもなるので、しげの秀一にはこういうシーンを大切にして欲しい。『ブンゴ』もね、試合してない時の方が面白かった気がする。 最後に苦言。4巻ラスト、主人公たちにそういうことをやらすんじゃない!
一年を振り返ってたら気付いた。「あれっ? ブックマークの中に『セーラーエース』入ってないような気がするな」――入ってませんでした。振り返るって大切ですね(謎) 肝心の『セーラーエース』は、10月に最新4巻が発売されていた。来年に回すかどうかちょっと悩んだんだけど、ついでがあったので買って来た。そんな経緯で感想文を急遽1冊追加。では、本編に入ります。 まず、今年読んだ中で一番面白かった漫画――「橘雪翼的最優秀漫画賞」から。いろいろ悩んで紆余曲折あって、選定し直して 『軍靴のバルツァー』第5巻 『将棋の渡辺くん』第2巻 ということにします。『バルツァー』は何冊か面白かったけど、代表で(と言うかその中でも一番の)5巻を選定。みっちゃんこと中島三千恒先生おめでとーございまーす(ぱちぱちぱち)。そして『渡辺くん』は2年連続受賞。渡辺くん及びめぐみさんおめでとーございまーす(ぱちぱちぱち)。 去年と比べると全体的にやや小粒。記憶が正しければいつもの評価は星4つが最高で、4つ半すらなかった。ちなみに、記憶が正しければ去年は星4つ半が最高。五つ星はいつまで遡るだろう(記憶にあるのは『るろうに剣心』の『特筆版』の上巻……ひょっとしたら『山賊ダイアリー』でも付けたかもしれない)。最近評価に困ったら「3つ半」にすることが多く(俗に言う“思考停止”)、これじゃイカンと思って、少しでも迷ったら思い切って「3つ」にすることに決めた。だから「3つ」評価がちょっと増えてるハズ。けど、内容的には去年の傾向からそんなに悪くなっているわけではない……と思う気がする(とても曖昧で断定を避ける表現)。 今年も単行本を揃えていた漫画がいくつか完結してしまった。『今際の国のアリス』、『山賊ダイヤリー』(一応続編あり)、『げんしけん』。12月に2冊同時発売で終わるのかと冷や冷やした『ブンゴ』は以下続刊で、代わりに『ACCA13区』が完結してしまった。『今アリ』はもうすぐ終わりなのが分かっていて、『げんしけん』もそろそろ潮時だったし、『ACCA』も確かに大詰めに来ていた。だから仕方がないけど、また減っちゃったなあと思うと寂しい。それから、まだ完結してないけど買うのを辞めたのは、『ワンパンマン』『牌王血戦 ライオン』。買い始めて早々に諦めたのが『4D』『PEACE MAKER』『目玉焼きの黄身いつつぶす?』『今際の路のアリス』『プラチナエンド』『帝一の國』(第一巻しか買っていないものは除く)。最近あまり面白い漫画に巡り合えない――と思うのは、私が老いたせいなのか、それとも本当に漫画界のレベルが下がっているのか。ウェブで無料漫画を読んでいると、それなりに面白くて更新が楽しみなものがいくつかあるのだが、単行本を買って手元に置いておきたいか、となると微妙なラインになる。繰り返しになるが、手元に単行本が欲しくなる漫画というのは繰り返し読んでも楽しめるもの。買った単行本もウェブで読んでる漫画も、繰り返し読みたいか?という基準で選別にかけられる。前者は惰性の後押しがなければ、買う数がまたもや減る可能性があるし、後者も今のところはっきりと次に繋がるものには出会えていない。 1巻だけ買って保留している漫画で、来年以降買うかもしれないと感じているのは今のところ以下5タイトル。『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』『山と食欲と私』『ソマリと森の神様』『元ヤン』『マヤさんの夜ふかし』(『惑わない星』は2巻が出てないだけで、出たら即購入の予定。『マヤさん』も2巻がまだだが、2巻を買うかどうかは未定)。途中で辞めたけど復活するかも、というのは『ワンパンマン』『牌王血戦 ライオン』『プラチナエンド』『PEACE MAKER』『帝一の國』(但し『帝一』は、最終巻だけ買うというプランも)。さて、この10タイトルから私は何冊買うでしょう?
確か去年はあまり小説を読まなかった。漫画に比べたら例年圧倒的に少ないのだが、去年は1冊読んだぐらいかと。一昨年あたりから詰碁を嗜むようになって、小説の時間がそっくりそのままとられてしまったのだ。それが今年、『陰陽師』か『新・餓狼伝』かのどちらかで復活して、そしてその後買った『折れた竜骨』がかなりのヒット。私にしては珍しく、一度読んだ後間を置かずに2度読みに入った。古典部シリーズで有名な米澤穂信だが、この作品といい『インシテミル』といい、波長が合うような気がする。漫画同様、面白い小説にも出会いたいのだが、どうしても漫画より読むのにエネルギーを使う分ハードルは高い。今年は『折れた竜骨』に出会えて良かった。「橘雪翼的最優秀漫画賞」を「漫画及び小説」にした場合、この作品が単独受賞になっていたかも……? ゲーム。今年“買った”デジタルのゲームは3本。確か去年は0本だったので、一種の復活と言えるかも。まず、無線LAN環境を整えたときに、Vitaの“無料ゲーム”である『勇者のくせになまいきだG』というのをダウンロードしてみた。そこそこ面白く、そしてちょうどキャンペーンで半額だったかな?安かったので、無料版の制限を解除するキーみたいなのを購入。これを“ゲームを買った”と表現していいのかどうか分からないけど、実質そのようなもんだし1本に数えておく。PS Vitaのタッチパネルを上手く使ったパズルゲームで、一時期それなりにハマった。が、後半の難易度の上げ方に“殺しにかかってる”感を強く感じて、結局裏面は途中で放棄。こういうゲームのエンドレスモードは大好きなのだが、こちらも一定のところを越えるとやたらキツくなるので、あまりのめり込めなかった。面白かったけど、そこのあたりが惜しかったかな。 次は3DS版の『テラリア』。Vita版と比べるべくもないぐらい操作性がイマイチで(Vitaに慣れてるってだけかもしれないけど)、Vitaで散々遊んだ後では続ける気にならなかった。というようなことは織り込み済みで買った。Vita版を遊んで、コストパフォーマンスが絶大に良すぎて何だか申し訳ないというか、今後もスタッフに頑張って貰いたいので、俗に言う“お布施”のつもりだったのだ。Vita版に先駆けて新要素「釣り」が楽しめるかな、という期待はあったんだけど、結局それはVita版のアップデート後に楽しむことになった。 そして最後に『イースVIII』。日本ファルコムのゲームは『軌跡』シリーズを楽しみにしているが、『イース』もそれなりに遊んでいる。但し、あんまり重要視していないので、発売されたのは認識していても買わずに様子を見ていた。そんな折、11月にダウンロード版がキャンペーンで約半額になっていたので購入。結果、面白かった。また鉄道模型を作る時間を削ってしまった(笑) 他、アナログゲームでは≪ドミニオン≫を購入。「あれっ?」と思ったアナタは鋭い。今年は新作が発売されていない。何を買ったのか、何故買ったのか。答えは、無印(初代)≪ドミニオン≫、カードがボロボロになってきたので買い直したのである。これを機に、カードをスリーブに入れることにした。ドミニオンのカードサイズは独特?で、例えば≪Magic:the gathering≫のスリーブはサイズが合わない。他のカードゲームともまた違うようで、「ユーロサイズ」という寸法の製品が合致する。ひょっとしたらドミニオン専用かも? 他にもアナログゲームはたくさんあって、ドミニオンと同じサイズのカードのものがあっても全然不思議じゃないけど。カード主体じゃないけど、≪アグリコラ≫とか。で、スリーブに入れた感触は銅貨というと……じゃなくて、どうかと言うと、思ったほど悪くない。マジックのときはカード1枚1枚が貴重で、痛むのを嫌って仕方なくスリーブを使っていたのだが、ドミニオンのこれならばさほど気にならない。マジックのときとは違ってソフトタイプを使っていることと、デッキ枚数が多くない(マジックは60枚、ドミニオンは10枚スタート)のが原因かも。さて、私が聞いた話によると、新拡張セットの発売が控えているらしい。さらに、無印ドミニオンと≪陰謀≫が、一部のカードを差し替えて再発売されるらしい。まだ≪冒険≫も遊び足りないぐらいなのだが、新しいカードが出るとなるとワクワクする。来年が楽しみだ……と昨日同様来年の話で締めておこう(笑) (2016-98 12-09)
平成28年12月28日
一年を振り返るシリーズ:鉄道模型編 いつものように一年を振り返ってみよう。まず鉄道模型から。制作に関しては、最近の例年通りでスローペース。但し、全体的に完成度は満足。「満足」という単語の前に「自己」を付けるべきなのだが、いーんだよ。元々「満足」というのは「個人がどう感じるか」って話なんだから「自己満足」は過剰な表現なんだよ(とか今できたばっかの持論を展開する)。 今年は珍しく完成品加工のキハ282-3000(軽もいいとこの軽加工だが)や、ワールド工芸で2作続けてディーゼルカーだったりと、非電化率高めだった。久しぶりに阪急を作り、何故か想定以上にツヤツヤに色が塗れてしまい、自分で自分のハードルを上げてしまって戦々恐々。去年作った課題である関西急電代用のモハ70を作り直し、懸念の80系関西急電もまずは1本完成。板キット版80系初期車は「数に限りがございます」なので、残りのキットで“何”を作るかが難しいところ。関西急電色のバリエーションはあと2つは欲しいし、出来れば一次車の関西急電色を作って遊びたい気持ちもある。もちろん、湘南色にだって塗りたい。メーカーがもう一回でいいから再生産してくれたらなあ。最低でも5箱は買うぜ(と、阪急キット再生産で確か8箱ほど買った私が言うんだから真実味はあるぜ)。別にグリーンマックスに限らない。どこか他のメーカーでもいいから作ってくれないかな。どうせだから一次車、二次車、100番代と……。どこかが金属キットは発売してた気がするんだけど、いかんせん金属は単価が高いから買い溜めが厳しい。昨今はプラキットも新製品は結構な値段するけどね。 東急旧3000系リバイバルカラーは軽めの制作で短期間で仕上げたものの、“予定通り”だったのはそこまで。想定以上に忙しくなって、本年はそこで打ち止めとなった。今年最後の作品も余裕で年内完成するはずなんだけどなあ。言っても仕方がない。話を東急旧3000系に戻すと、日本車輛製の折妻前面は3Dプリントに頼るのが良さそうと考えたりもしている。問題は今の私に3D CADの技術がないこと。なければ習得すればいいだけの話だが、面倒だなあ。面倒だけど、できるようになったらいろいろできて、間違いなく幅は広がるはず。気が向いたら頑張ろう。気が向いたら、ね。 完成品のコレクションは、保管場所の飽和が見え始めていて、なるべく新規購入を絞るようにしている。とは言え、今年はレーティッシュのベルニナ急行が出たり、TGVのCarmillion塗装が出たりで初っ端から結構大変だった。来年もRhBシリーズのEW-I客車や、TGV Reseau(レゾ)が出たりする予定なので楽しみ。ホビートレインから発売予定のrailjetも出来れば買っておきたい(買い足したい)なあ。 そういえば、今年は「ビスタEX」がトミックスから発売された。これがどういう意味を持つか。「レールクラフト阿波座の店長さんが」以下詳しく書くと私の身にも危険が及ぶので省略するが(笑)、そういう噂がやはり噂であったということ。ツイッターの方でちょいと呟いたらリプライがあったんだけど、今までのRCA製品と競合した製品は、厳密にはちょっとしたプロトタイプ違いだったり、鉄道会社が直々に発売したものだったりと、噂の信憑性を揺るがすものではなかった。というわけで、「ビスタEX」の発売は鉄道模型界(N)に激震をもたらし、そして鉄コレの阪堺が追い打ちをかけたという形になる……と大袈裟に表現してみる。とは言え、トミックスが製品にプリントできなかったスペイン村のキャラクターがRCA製品にはあったりするので、やはり店長さんに逆らうと後が怖いと思います(笑) あと、別にそれとは関係ないけど、まだトミックスの「ビスタEX」は買ってません。「まだ」なだけで、次回再生産時にはうっかり買っちゃうかも(いや、まだ市場在庫残ってるのかもしれないけれど)。鉄コレ阪堺は一応2種類とも買ったんだけどね……鉄コレは今買っとかないと、基本的に次がないから。 来年の予定品で、GMの近鉄5800系のデボ1形塗装というのがある。これ、某所でデカールだったかが発売されていて……買おうかどうか悩んだんだけど、買わなくて良かった(爆) たまに誤解されるんだけど、完成品が発売されそうなものは極力作らないようにしている。モデラーとしては自分の手を動かして作ることに意味があるのだけれど、最近特に「時間」というリソースが非常に貴重になってしまったからね。完成品で出るならそちらを買い、時間は完成品が出なさそうなものを作るのに使いたい。それが今の場合「旧国」というわけである。カトーの飯田線シリーズは私のストライクゾーンから外れているので問題なし。但し、流電の原形は出そうな気もするので、しばらくは様子見だ。尤も、あれをどうやって作るかは色々悩みが尽きないので、カトーが出しそうでなくてもなかなか手が出ない(笑) 製品化発表で激震だったのはGMの大糸線シリーズだが、幸か不幸か現状は立ち消えと言って良さそうな状況。ちなみに、カトーの最新カタログでRhbのEW-Iが予告されているが、実はフルスクラッチに近い形で作る計画があった。二つか三つ、解決していないポイントがあったりで未着手なのだが、作り始めてなくて助かったと思っている。部品を流用する予定だった氷河特急のAssyパーツが丸ごと無駄になるが、それぐらいの出費で済むなら安いものだ。後々旧国計画が完了して暇になったら、その部品でフリーランスの何かを作ることにしよう。 って、どうして今年を振り返ってるときに来年以降のことを喋ってるんだ俺は!!(笑) というわけで、続く。明日は「漫画他編」の予定。 (2016-97 12-08)
平成28年12月26日
年末進行 年末なので、読漫画感想文を早めに掲載する。と、その前に先月書き忘れてどーしても記しておきたいこと。『凍牌 人柱篇』最新14巻のアイの死に際について。アイの遺志を最大限汲んだ解釈をすると、アイはK本人じゃなく、「Kの氷の麻雀」が好きだったんだと思う。Kよ、身代わりとなったアイのためにも次巻、高津を倒すのだ! というわけで本編。
【ドラゴンボール超】2巻(新刊):☆☆☆★ なんだよ、モナカは『ワンパンマン』で言うところのキングポジションかよ。二番煎じっぽくてイマイチだなー。 テンポは良いんだけど、なんだか全体的にイマイチ物足りない気もする。ストーリーが小粒なのかな。この後のゴクウブラックに期待しようか。
【ぐらんぶる】7巻(新刊):☆☆☆☆ 北原妹登場。まさかの腹黒さでびっくり、してやられた。そのパターンは想定外……いや、うさぎの人形に隠しカメラ仕込んでる時点で気付くべきか。でもなんていうかこう、可愛さ余って憎さみたいなもんかと思ったんだけど、最初から憎さ100%な感じとは思ってなかった。そして最後の最後で、またしても伊織の謎主人公能力発動。妹の真意をきちんと察している兄貴。いつもながらこういうところが不可解すぎる(笑) 妹のことがそこまで分かってるなら、ケバ子の本心もくみ取った上で、君たち二人で旅館を継ぎなはれ!! 伊織の作曲したノート(中学生時代の黒歴史)、巻の最後で実はいい曲だった、ってオチがあっても良さそうだなーと思ってたんだけど、この漫画はそういうのないか(笑) あと、例のうさぎの人形の中身について。カメラとマイクはいいとして、まず謎だった電源。どうやってんのか知らんが、1週間稼働するバッテリーが本体に埋め込まれているらしい。曰く「栞式」だそうだが、これ、是非市販して欲しい。多分同じサイズで中身をこれに変えればα99IIの撮影枚数が余裕で数倍になりそう。だってHDカメラを常時回してて1週間だぜ? 爆発した時が恐ろしそうなバッテリーだ(笑) そして謎なのが耳に仕込まれたソーラー充電器。周囲が覆われてても発電できるのか? これも是非市販して欲しい。多分太陽光発電が相当効率良くなるはず。で、最終的に結局どうやって電波飛ばしてるのかは描かれていなかった。この流れで行くと栞式ナントカがどこかに仕込まれているんだとは思うけど、描かなかったのは作者の甘さだとここに断定する。この詰めの甘さの罰として、『ぐらんぶる』をアニメ化されるぐらいまで面白くして、そしてこのうさぎの人形(但し中身はただの綿)をグッズ化してもらうこと!!
【乙嫁物語】9巻(新刊):☆☆☆★ 前回、パリヤさんに共感していた私だが……今回はちょいとイマイチ。微妙なところウダウダやりすぎじゃないかな???
【BUNGO―ブンゴ―】7、8巻(新刊):☆☆☆★ 展開の熱さだけなら「☆☆☆☆」、減点要素は柿谷とかいう男の登場。7、8巻通じて、この人物の必要性を全く感じない。今後何らかの形で関わってくるとしても、異質過ぎて漫画を“壊し”かねなさそうで心配だ。8巻で試合が終わり、次は一気に2年後へ飛ぶらしいので……3年生の柿谷が登場する余地もなさそうに見える。なんでこのタイミングでこの人出したの? 不明すぎるが、9巻以降明らかになるんでしょうな。ホンマワケ分からん。 2冊同時刊行の理由は、作者が「上本牧戦を一度に最後まで読んで欲しかったから」らしい。ナイスジャッジである。これ、7巻で“切”られていたらかなりもやもやするところだった。柿谷への憎悪が今の3倍ぐらいに膨れ上がっていたような気もする(笑) とにかく、最終巻でなくて良かったと言っておこう。一方で、何か展開が遅くなってきたような気もするので、先行きにやや不安も。あとも一つ。7巻表紙のブンゴの、頭と体のバランスがちょっと変な気がする。微妙に大谷っぽくて違和感が。ブンゴの等身はもうちょい低いぞ……!
【もののがたり】5巻(新刊):☆☆☆★ ラストで急展開……兵馬因縁の唐傘登場? まさか次巻あたりで終わっちゃうの!? いやまあ、 ・兵馬が負ける ・取り逃がす ・倒しても漫画は続く の3パターンは考えられるけどさあ。 相変わらず直球ど真ん中の兵馬くん。自室で筋トレしている姿はなかなか衝撃的……片手で逆立ちとかどーなってるの。羨ましいなあ。これぐらいの筋肉欲しい。尤も、「仕事に加え週四で修行しつつ休日に筋トレ」(鏡談)すると筋肉が回復する暇がなくて良くない気がするんですが。そこはまあ漫画だしな。そして鏡に無理やり外出に連れ出されて……カフェで鏡の探りが入る。探りっつうか、兵馬の性格を考えて直球ど真ん中投げ込むんですが。その投げ込むシーンでの鏡の投球する腕が……まさかの左投げ! よく読んでなかったけど、鏡って左利きなのかな? 鏡だけに。いや、右利きでも左で投げていいんですよ。でも特に理由がなければ右利きなら右で投げるでしょー。と、どうでもいいところに突っ込みを入れるのでありました。
【ACCA13区監察課】6巻(新刊;最終巻):☆☆☆☆ まさかの最終巻。最後にクーデター勃発! と思わせたところからの平和的な終結へ。リーリウム(及びフラワウ区の面々)の企みも未遂に終わり、ジーン・オータスは相変わらずACCA本部監察課の一員として働き続ける……。 実は、ちょっと人物の相関関係が分かってないところがある。ACCA本部の課長(でいいんだっけ?)がニーノの真の雇い主(でいいの?)だった、というのは物語の流れでどういう意味を持っていたのか。課長の独白で髪を染めていることが判明したけど、これはおそらくこの漫画において「自身の出自を隠している」and/or「偽っている」という意味であろう。何をどう誤魔化していたのか……漫画ゆえにモノクロで分かり辛いポイントでもあるのだが、あとで読み直して確認しとかなきゃならない。
『乙嫁物語』が完全に見落としで、そもそも「チェックすべきリスト」に入っていなかった。不覚。実はまたもや新刊の一覧表を掲載していたサイトが更新を辞めてしまったらしい。最近私がどんな風に新刊のチェックをしているかというと、本屋のサイトで、買っているタイトルの検索結果をブックマークするという方法を取っている。大体月の中旬ごろには、翌月に発売される漫画の予約受付を開始し、検索結果に「〇日発売予定」という形で出てくるのだ。欠点としては、新タイトルの情報が一切入って来ない。だから、一覧表も見て“二重チェック”しているわけである。今回、何故か『乙嫁物語』を前者でチェックしておらず、そして後者がタイミング悪く更新を辞めてしまったので漏れてしまったというわけである。一覧についてはまた他のサイトを探さねば……。 心配していた『ブンゴ』は終わらず、代わりに『ACCA13区』が終わってしまった。買ってる漫画がどんどん減ってゆく……。 さて、年が明けて1月の新刊は……1冊しか予定がない。『ライジングサン』で、発売も月末のほうだから、それまでに面白そうな作品探すか。最近あんまり当たりがないのが悩みどころなんだけどねえ。 (2016-96 12-07)
平成28年12月25日
今日は珍しく年賀状を書いていた。いつもは年末ギリギリか、「あけましておめでとうなんて年が明ける前に書けるかあっ!」と言いながら正月に書いているのに。あと、書いたと表現はしているが大部分は印刷である。ともかく、投函まで完了したので、ひょっとしたらこと……2017年は1月1日に私の出した年賀状が各家に届けられるかもしれない。つまり、何が言いたいのかというと、今日も画像の準備をしている余裕はなかったということである。 α99II〜その3行〜 さて、本日のテーマはα99IIのその3。「その2」までで文句は言い倒したので、今日は良いところを挙げてみよう。
・電池がα77と共用 ・縦位置グリップがα77と共用 ・ミノルタαレンズが使える
白兎「なっ!? こいつ、本当に3行で終わらせたぞ!!」
* 昨日の侃侃諤諤の最後参照
しかもα77のときに縦位置グリップ買ってないので、2番目のメリットを享受していません(笑)
真面目に行こう。まず1点目、電池の型番が変わっていないことについて。これはメリットでもデメリットでもある。私の場合、α350とα77とを買ったので、追加購入していないが合計で3つある。そして当面は買い足す予定がない。α77はまだ引退しないので、2台で3個となり微妙に足りなくも見えるが、同時に2台使うことはあんまりないので多分問題ないだろう。電池の型番が変わらないということは、容量その他が旧態依然ということもあり、バッテリーライフの短さは変わらないということでもある。おそらく、α99IIを旅行に持って行くとなれば総動員する必要があるだろう。ちなみに、親しい後輩は紆余曲折あって5つぐらい持っているらしい(笑) 次に、本体サイズがα77や77IIと同じなったことによる副次的なものなのか、縦位置グリップがα77と共用できる。実はα77IIと77とで同じだったことを今回知ってびっくり。アップデートしろよ!と言いたいが、本体のボタン配列も基本的に変わってないし、変えるべきところがないのかもしれない。さっき書いたように持ってないのだが、α77と共用できるのであれば買ってもいいかも。尤も、α77で縦位置グリップを使うシーンが思いつかないので、α99II専用で使うことになるだろう。共用できるメリットが(私にとっては)ない、ということである(笑) あと、高感度時の画質はα77よりもいい。当然だ。35ミリ判とは言え、4240万画素もあるので画素ピッチ的にはそこまで優位ではないはずなのだが、裏面照射とやらが効いているのだろう。あと、単純にα77の頃はノイズリダクションの利かせ方が下手なだけだったような気もする。気になるD810との高感度対決は……あまり厳密なことはやってないけど、印象で語るとすれば大体同じぐらい? 海外の某サイトによると、α7RIIと比べてはっきり悪く、D810にも負けているようだが、今月発売された某雑誌に出ていたα7RIIとの比較では遜色がなかった。雑誌の写真程度では確かなことは言えないのだけれど。是非とも自分で試したいところだが、この上α7RIIを買うわけにはいかん(笑) 誰か友だちが持っていれば、その友だちもきっと興味津々だろうし比較テストに乗ってもらえると思うんだけど、残念ながらそもそもの友だちの絶対数からして少ないからなあ。ちなみにD810との比較では、設定可能な高高感度はα99IIの方が上で、かつ拡張感度の10万も思ったよりは綺麗に写った。D810で試したことのある最高感度(拡張含)とはシーンが違うので、これはいずれ同じ土俵で試し撮りしてみたいところだ。 少しだけ4K動画も撮ってみたのだが、画質もさることながら、マイクの性能が良くなった気がする。α77シリーズとα99シリーズとで差が付けられているだけなのかもしれないが。まだ2〜3本短いのを撮っただけなので、ひょっとしたら「気のせい」かもしれない。
さて、α99IIについて現状感じていることはすべて文章に出来たかな。というわけで、現時点での満足度を点数化してみよう。
90点ぐらい。
白兎「これだけ文句言っといて、90点もあるの!?」 雪翼「え? だって……満足してるし」
大体ご想像は付いたかと思いますが、文句を言ってるってことは気に入ってることの裏返しだったり(笑) そういえば3行で終わらせたくせに3行目について詳しく書いてなかったね。α99IIの一番良いところ。αレンズがフルに活用できる、ってところだ。一眼レフじゃないのが惜しまれるけど、実際手にしてみるとαレンズの本来の力が発揮できるという魅力の前では些細なことだった。もちろん昨日までに書いた数々の不満点も不満なわけだけど、写真を撮る上で大きな障害にはならない。とにかく、α99IIはD810の最大の不満点(笑)を解消した。一方でD810は、α99IIの最大の泣き所(笑)である光学式ファインダーを搭載する。性格が似ている部分もあれば異なるところもあるこの2台、私にとってはいい形でお互いがお互いを補完している。この1年で大きな投資となったが、この2台が揃って初めてフィルムからデジタルへの移行が完了したようにも思える。D810に満足していなかったわけではない。あくまでFマウントの手持ちレンズが少なく、ミノルタのレンズを愛していたという話である。あとは……そうだな、OMレンズも何とかしたいな。今更OMマウントのカメラを期待するのは無茶だから、絞りがレリーズと連動するFEマウント用のアダプターを切に望む。ん? でもそれが発売されたら俺、やっぱりα7RIIも買わなきゃいけないってことにならないかな……?(笑) ついでだから、MD/MCマウント用も欲しいなあ。ソニーさん、OMはオリンパスと提携しているし、MD/MCもαのご先祖様なんだし、アダプター作ってくれませんかね? 作ってくれたらα7RIIが1台多く売れるかもしれませんよ(笑) (2016-95 12-06)
平成28年12月24日
α99II〜その2〜 というわけで、やっとこさ第二弾。例によって作例とかはなし。ウェブにα99IIならではの写真をアップするのも難しいしねえ、という逃げ方をする。そして、例によって思い込みで間違ったこと書いてるかもしれないけど、その場合優しく指摘してくれると嬉しい(←贅沢)。 D810と比べて気になるところ。α99IIもデュアルスロットになったのだが、同時記録以外の時は記録するスロットを指定する……ところまでは一緒。D810の場合、指定スロットにメディアがなくても、指定してない方に記録できるメディアが入っていれば撮影は出来る。しかしα99IIはそれができない。メディアの入れ忘れ、戻し忘れに気付きやすいのはメリットかもしれないが、どちらかというと私はD810の仕様の方が好き。確か、D810は指定スロットのメディアが満タンになった後、もう一方が記録できる状態であればそのまま撮影が続行できたはず。未検証だけど、α99IIのこの仕様では指定スロットが満タンになったあと、いちいち記録先を選択し直さないと撮影できないような気がする。しかもその場合、1日の撮影を終えてファイルをパソコン等にコピーし、メディアを空にした後もう一度記録先を元に戻す手間が発生する。これはちょっとしたことだけど、面倒に思える。次の日はスロット2のカードを使い、満タンになったらスロット1に戻すとか、カードを入れるスロットを逆にするとか対処法はありそうな気もするけど。現状、どちらのカメラもメインスロットに64GBのメディアが入っているから、そうそうそんなケースは発生しないんだけどね。 D810は撮影メニュー、カスタムメニューそれぞれにA〜Dの4パターンを登録することができて、必要に応じて組み合わせて使うことができる。これが私にとってはかなり革新的に思えて、頻繁ではないが重宝している。α77にも登録機能はあるが、使い分けたい部分が登録できなくてほとんど使った記憶がない。α99IIになってもそこはあまり変わっておらず、やはり使いどころが見出せない。α99IIはカスタム出来るボタンも多く、ファンクションメニューも含めればある程度対応はできるのだが、どこにも割り当てられない項目もある。これ、ダメ元でソニーに要望出して見るべきかなあ。カトーには要望出したら製品化の夢が叶ったことがあるんだけど(来年もまた一つ……カトーちゃん素敵です)。 さてα77との比較。相変わらずなのが、「RAW+JPEG」記録時にJPEGファイルの品質が選べないこと。RAWがあるからJPEGは小さく軽いのがいい、もしくは逆に、エキストラファインで撮ってるけど念のためにRAWも、といったニーズには応えていない。どうしてもってならパソコンでRAW現像すればいいんだけど、それが面倒なときもある。ただ、JPEGの画像サイズは選択できるようになった。α77で「RAW+JPEG」にすると、両方が2400万画素の画像ファイルになるのに対して、α99IIではJPEGの画素数を落とせるようになった。α77IIあたりからできるようになってるのかもしれないけど、持ってないし使ったこともないのでそこまでは知らない(笑) ただ、D810ではできるRAWファイルの間引きは相変わらず不可能のよう。RAWファイルで画素数を落とそうとすると、細かい調整が不可能でいきなり1/4になってしまう(原理的にこれは理解できる)。それをソニーは嫌ったのか。でもD810よりは画素数多いんだし、あっても悪くないと思う。尤も今のところ、D810で900万画素RAWに設定したことはないし、α99IIで1050万画素RAWが出来たら嬉しいシチュエーションも思い浮かばないのだが。 その続きになるのだが、スマートテレコンバーターの仕様もほぼ同じのようだ。相変わらずRAW記録時には使えない。D810だと、5:4クロップやDXクロップするときにもRAWファイルが記録できた……ハズ(ニコンのクロップとソニーのスマートテレコンは名前が違うだけで、少なくともユーザーレベルでは同じもののはず)。ソニーはRAWファイルを、いつでもどこでも頑なに全画素を記録しないと気が済まないらしい。α77で物撮りするとき、被写界深度を稼ぐために、そして2400万画素も要らないのでスマートテレコンバーターを2倍に効かせて撮ることが多い。一方でオートホワイトバランスが微妙に狂ったり、コントラストや露出を調整したい日もあるので、できれば600万画素相当のRAWファイルも記録しておきたかった。尤も、α99IIでそういう用途は今のところ考えていないので、仮にα99IIで改良されていたとしても活用できないのだが。細かいことだが、そのスマートテレコンを1.4倍にすると、半分の2100万画素相当ではなく1800万画素相当まで落ちるのが不思議。α77は1.4倍だとちゃんと半分の1200万画素だったのに。ちなみにJPEGの画像サイズも、4200万画素の次が1800万画素まで落ちる。JPEGはまだ理解できなくもないが、テレコンに関しては原理的に言っても約半分になって欲しい。1.4倍じゃなくAPS-C相当になるのかもしれない、と思って調べてみたが、やっぱりAPS-Cではなく1.4倍相当である。細かい話を続けると、テレコンを2倍にしても縦横のピクセル数がきっちり半分になるわけでもない。α77のときからそうで、α77では「3000×2000」ではなく、「3008×2000」と中途半端な大きさになる。「3009×2006」とかだったらまだしも、横だけ8ピクセル長いのは何なんだろう? 内部処理の都合なのだろうけど、どこをどう処理すればそうなるんだろうね。一度ソニーの開発者の人に話を聞いてみたいわー。 メディアのフォルダ構成が面倒なのも相変わらず。画像と動画が別フォルダなのはいいとして、問題なのはどこにそれらがあるのか分かりづらいこと。シンプルに「Photo」と「Movie」というフォルダを作ってくれんかの? カメラ側で再生するときのUIは多少マシになったようだけど……。今回さらにややこしいのが、どうやら「〇月〇日に〇枚撮影した」という情報が入ったファイルがどこかにあるらしく、パソコンでメディア内の画像ファイルを消去しただけだと、メディアをカメラに戻して再生画面にしたときに「撮影したはずなんだけどファイルは見つからない」的な挙動を見せる。今日書いた不満点、出来れば全部直して欲しいところなんだけど、一番修正して欲しいのがココ。パソコンにメディアを差しているときに、それが記録されたファイルがないか探してみたのだが、どこに入っているのかよく分からず。現状での解決策は「メディア内の画像ファイルをコピーし終えた後、カメラでメディアを初期化する」ぐらいしか思い付かない。もちろんそれは面倒でしかない。ソニーって何だか不器用なメーカーだなあ。 何だか不満点ばかり書いてる気がするので、次回「その3」ではいいところを挙げたい。3行ぐらいで終わったりして(笑) (2016-94 12-05)
平成28年12月20日
YsVIII 例のその2をやる予定だったけど、先に例のその8から片付けよう。ちなみに昨日、例の試運転を撮りに行ったから載せる予定だったんだけど、聞いてたより5分ほど早くやってきて、焦って構えたときにAF/MFボタンを押してしまったらしく、ピンボケ写真を量産……ダメだなあ、せっかくいいカメラ買っても撮影者がこんなんじゃ宝の持ち腐れもいいところだよ。中指立てた鳥坂先輩が嬉しそうに煽ってきそう。「逆光は勝利」で行くつもりだったんだけどなあ。てな調子でいるといつまでも前置きが続くので、そろそろ切り上げて本題の『ダーナの涙の日』行きます。 『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』――日本ファルコムの看板ゲーム、イースシリーズ最新作である。先日何かのキャンペーンでダウンロード版が安かったので購入。「安かったので」――ココ重要です。そういう理由で買っかのかよ。で、思っていたよりハマってしまった……侃侃諤諤の更新を疎かにするほどに(笑) あ、いやでも、前半は真面目に忙しくて更新できなくて、ゲームに熱を挙げてたのは12月入ってからです。
で。
イースシリーズはいつもあんまり心待ちにしてないんだけど、買うと結構楽しめる印象。今回はDL版の値下げがきっかけだが、普段はパッケージ版を買うのでDL“版”のゲームを“買う”のは初めてかもしれない。『勇者のくせになまいきだG』をDL“版”と捉えるかどうかにもよるのだが。 さて、ゲームのストーリーをざっくりと。いつものように冒険に向けて客船でバイトしつつ移動中のアドルとドギ。しかし、そこに辿り着き生きて帰ったものはいないとされるセイレン島付近を航行中、謎の巨大生物の襲撃を受けて船は沈没。乗客は魔のセイレン島へ漂着するのだった。漂流者たちは力を合わせて村を作ることにした。アドル他数名は他の漂流者の探索をし、村の在住組は島からの脱出に向けて、船の製作と当面の生活拠点を築き上げる。さて、島の探索を続けるアドルだが、夜眠っている間に謎の少女、ダーナの夢を見る。エタニアという王国で「大樹の巫女」となったダーナ。彼女の存在はただの夢なのか、それとも。アドル一行は島の南半分の探索を終え、北部へと向かうことになった。古代種と呼ばれる巨大な生物が跋扈する山岳地帯を越えて一行が見たものは、かつて栄華を誇ったエタニア王国の遺跡であった。その中心部で、ついにアドルはヒモロギの樹に守られたダーナと対面する。記憶を失っていたダーナ。なぜエタニア王国が滅びたのか、ダーナだけが生き残っていた理由も分からない。そんなダーナの記憶を取り戻すのを手伝いながら島の探索を続けるアドル一行。しかし古代種の活動が激しさを増し、拠点の漂流村にも危機が迫る。ダーナは少しずつ記憶を取り戻し、エタニア人の信仰の対象だった「大樹」の真の役割を謎の人物により示唆されたことを思い出す。大樹が引き起こす種の淘汰――「ラクリモサ」が近付いていた。アドル一行はラクリモサを止めるべく、最後の戦いに身を投じた。 結局、アドルが何故ダーナの夢を見たのかは判明せず。「主人公だから」なのだろうか。ダーナがアドルのことを知っていたのは、エタニア人が持つ理力による予知という解釈が可能なのだが。まあそれはさておき。エタニア人の信仰の対象である「はじまりの大樹」は、表向きは進化を促す存在なのだが、真の姿は「栄華を極めた種族を一旦絶滅させて、新たなる生命にチャンスを与える」みたいな感じ。どことなくだが、『イース7』のときと似ている。このパターンでしかストーリー作れないのか? それをアドルたちが食い止めるということは、悪く言えば神の摂理にモロに抗っているわけで、さらに悪く言えば、たかが一介の冒険者に過ぎないアドルに邪魔される程度の摂理しか作れない神の存在に哀愁を感じてしまう。まあ、そうじゃないとゲームとして成立しないと言われてしまえばそうなんだけど。あと、こういう話は自分の宗教観が確立してしまっている私にはちょっと薄っぺらく見えてしまう。というわけで、ストーリー部分については「これはゲームなんだ……」と言い聞かせながらのプレイ。あと、いつものことなんだけど、全体的に登場人物が「いい子ちゃん」の「真面目くん」だらけなのもどうかと。無人島に漂流して一致団結しなきゃいけないのは分かるんだけど、ある種の極限状態なんだし普通何らかの摩擦とかあるもんだろ。 というあたりに不満点は感じつつ、アクションRPGとしてはかなり楽しめた。まあ、いつもの日本ファルコムってことだ。ストーリ良くても操作部分が楽しくないゲームより数万倍いい。ああ、あと各種イベントがちょっとかったるいのもマイナスポイントに追加しておこう。これもファルコムの常で、演出に凝ってるのか何なのか分からないが、テンポは良くない。「じゃあ『FF』のテンポは良いのか?」と問われると答えに自信がないが。いやむしろ、ムービーが長い『FF』もテンポ悪いほうか。考えてみればテンポ悪いし10章ぐらいまで“序盤”が続いて面白くなかった“ファイナルファンタジー最終作13”を最後までプレイした俺は偉いな(呆れつつ)。各種イベントはスキップできるのだが、スキップしちゃうとストーリー分からなくなるし。ああ、それより悪いところがあった。ロード時間が長い。何をそんなに読み込んでるんだ? フィールドマップならともかく、イベントに入るときに(同じマップのはずなのに)長めのロードがあるのは波動関数の殺意に目覚めかけた。噂の『閃の軌跡』のVita版はこんな感じだったんだろうか。あ、いや、修正パッチ前はPS3版でもドイヒーな仕上がりだったな。この辺はファルコムの弱点だ。いつか修正されることを夢見ておこう。夢で終わりそう。 『イース7』と同じくフィールドで同時に戦うのは3人。多分、スキルとエキストラスキルといったところや、攻撃属性が3種類というシステムは『7』と同じ……だったと思う。あんまりよく覚えてないや。今回は『軌跡』シリーズでお馴染み?の料理が搭載されて、『軌跡』シリーズでお馴染み?の釣りが搭載されて、このあたりはメーカーの趣味が出ているかもしれない。料理による回復が心強く、ボスが少々強くても割とゴリ押しが効いて難易度は低めに感じた。尤も、途中から回復アイテムに頼らなくて良くなってきて……バランス調整ミスってる? むしろ巨大生物に殺された回数の方が多い気がする。ボス戦以外では「凍結」が強く、『空の軌跡』を思い出した。次回作『イースIX』では「遅延」が強いかもしれない(笑) 最終的にラスボス(第六章の方をラスボスと呼ばせてもらおうか)があっさり倒せてしまい拍子抜け。エピローグのボス(こっちが真のラスボスか?)も苦戦したが、結局初見かつアイテム不使用で何とかなってしまった。アクションRPGは得意じゃないのであまり難しくされても困るのだが、アクションRPGは得意じゃないので素直にアイテムゴリ押しで行こうと思ってたのに、使わずに済むというのも何だか物足りないなあ。 最終盤をプレイしていての私の予想では、ダーナが『FFX』の主人公っぽく消滅するエンディングだった。「進化の護り人」として不老不死を得たダーナだが、大樹の理を打ち破りその役割を失えば、人としての寿命をはるかに越えた今はもはや生きることを許されないだろう、と。ある意味消滅したようなものだったけど、思ったのとはちょっと違う形かなーと。むしろこの形は『魔法少女まどか☆マギカ』リスペクトってやつかもしれない。この地の出来事が大地の神(だっけ?)マイアの「夢」の中のことでした、ってあたりはモロに『FFX』を思わせたのだが。あ、ちなみに私が見たエンディングは「真」エンディングだったらしい。気になって攻略サイトで調べたんだけど、バットとノーマルとトゥルーの3種類のエンディングがあって、バットとノーマルはむしろ意識してプレイしないと見れないらしい(笑) 気になるけど、もう1周するのはちょっと面倒だな……。 まあ、グダグダ文句は言ってるけど、充分及第点でした。コストパフォーマンスで言えば『テラリア』に遠く及ばないんだけど、その『テラリア』熱を冷ますのが『イース』なのは不思議だなあ(今回2度目(笑))。『イースIX』の頃には『テラリア』も新作(『Other World』)が出てると良いんだけど。
余談その1。Vita版が発売されてる本作品だけど、来年にPS4版が出るらしい。やりたい人は既にVita版やってる気がするんだけど、PS4版まで待つ人もいるんだろうか(Vita持ってないとかで)。確かにPS4版の方が快適にプレイできるだろうけど。それでも、PS4版は追加要素等を入れておかないと売れない気がする。私に買う予定がないってだけの話ですがね! そもそもPS4を買う予定がないんですがね!! 余談その2。という形で締める予定だったのに、『閃の軌跡III』がPS4専用タイトルになってしまったようだ。Vita版とPS4版の二者択一でも迷ってたとは思うんだけど、やっぱこの期に及んでPS3では出ませんかそうですか分かってたけど残念です。PS4買うしかないのかー! となると場合によっては『イースVIII』もPS4版買う可能性が出てきたな……今のところまだかなり低いけど。 余談その3。「涙の日 ラクリモサ」で検索すると普通にヴォルフガングさんの曲に行きつきます。 余談その4。次回予定はα99IIの続き……って言ってて結局どうなるかは分からん(じゃあ予告するなよ)。巷では入手困難らしく、橘雪翼のトークはエアユーザーじゃないかという噂もでていないようだが、なるべく画像付きで頑張ろうと思う……思うが、そう思えば思うほど面倒になって更新が先延ばしになりそうなので、気分次第ということで。嗚呼もう年末で日がないのに、大丈夫かなあ。 (2016-93 12-04)
平成28年12月15日
α99II〜その1〜 一気に全部書こうとするといつまでも更新できなさそうなので分割することにした。仮に「その1」にしてみたけど、「その2」で終わる前後編になる可能性もある。で、まだあんまり実戦できていない(写真を撮っていない)ので、勘違いとかが結構含まれるかもしれないことは先に謝っておきます。あ、あと、割とどうでもいい話で、ソニーのAマウント機の仕様表に「コニカミノルタ/ミノルタαレンズ」という文字列を発見。以前「αマウントの名前を勝手に変えやがって!」なんていう文句を言ったが、ソニーも“過去の遺産”に関しては干渉していないようで、少しだけ見直した(ちなみに、ソニー製レンズに関しては「Aマウントレンズ」となっており、名称変更前に発売されたものも含めて全て「Aマウントレンズ」のつもりかもしれない)。という長い前置きが終わり本編へ。 まず最初に気になったのがシャッターフィーリング。α77や他のカメラに比べると、シャッターのストロークが浅い、もしくはシャッターを切るのに必要な力が小さいような気がする。メニュー画面から撮影画面に戻そうとシャッターボタンを半押し……したつもりが、そのままシャッターが切れること数度。デジタルだから消せばいいだけの話なんだけど、そこはフィルム時代の名残か、あるいは無駄にファイルナンバーを進めたくない精神からか心の中で舌打ちしている。次に、マルチセレクター及び中央ボタンの感触がかなり変わり戸惑っている。ボタンの形状が違うので、指の掛かり方が変わって何だか変な気分。そして、中央ボタン押したら上下にずれてしまうなんてことも。ま、この辺は慣れかな。もっとも、初代E-M1を手に入れ損なったこともあって、α77もしばらくは使い続けるだろうから…… α77と比べてカスタマイズできるボタンの数が増え、使わない露出補正のボタンがようやく有効活用できると喜んだのも束の間。ファンクションメニューが新しくなったせいで、露出補正のボタンを無理に使わなくても良くなった??? ファンクションメニューからだとワンアクションでは変更できないので、ボタンに割り当てる意味はあるのだが。ここで、α77のときに何を割り当てたかったかを思い出そうとしたのだが、結局よく分からないまま今に至る。あれこれ検討してみた結果、ドライブボタンが押し辛い位置にあるので、露出補正ボタンをホワイトバランスへ、ホワイトバランスボタンにドライブモードを割り当てる(右手グリップ付近に並んでいるボタンを、手に近い方へ寄せた感じ)という橘雪翼ならではの謎カスタマイズを施してみた。次に余ったドライブボタンをどう使うか。頻繁には使わないけど、使いたいときにワンプッシュで変更したい何か。ドライブボタンの他では、D810で言うところのBKTボタンと同じ位置にあるカスタム2ボタンも押しづらく、背面下方にあるカスタム1もギリギリの位置。これらのボタンを無理に使おうとすると、2アクション以上になるファンクションメニューの方がマシ……になるかもしれないので、このあたりは使い込みながら考えていくことになるだろう。ああ、あと究極によく分からないのがα99にもついているフロントマルチコントローラー。開発者がこれを本気で使いやすいと思っているのかどうか疑問に思う……が、ひょっとすると動画撮影時に便利なのかもしれないので、あまり大きなことは言わないでおこう。私は素直に、α77や77IIと同じAFモードに割り当てている。α77や77IIのそれと比べると回すだけではなく、ボタンをワンプッシュしないといけない分面倒。だけれど、、α77や77IIのそれと比べるとダイヤル径が大きくて回しやすかったりもする。どの道、付けるレンズによっては左手をそこに回している余裕がないから、最終的にAFモードもファンクションメニュー行きになるかもしれない。 ファインダー。ドット数はα77と変わっていない。数値に現れないところで改良されているのか、気のせいかもしれないがマニュアルフォーカスが当たりやすくなったような気がしないでもない。ファインダー倍率ははっきりと違うのだが、そのお陰だろうか? でもドット数変わってないわけだしなあ(しつこい)。ファインダー倍率が上がったのは良いことばかりではなくて、画面周辺が見えづらくなってしまった。私がド近ちゃんかつコンタクト嫌いで眼鏡かけてるからかな?と思い、視度補正を最大限効かせた上で裸眼で覗いてみたのだが、やっぱり四隅まで完璧に見えるわけではなかった。接眼部をもうちょい何とかできなかったのかな? RAWファイル。当たり前だが、4240万画素のRAWファイルなので非常にファイルサイズが大きい。とは言え、D810も3600万画素だったのでそこまで大きな差ではない。D810はロスレス圧縮が選べるが、α99IIのRAWファイルの圧縮はただの圧縮なのかロスレスなのかよく分からない。多分、ロスレスであってもなくても違いは私には「よく分からない」んだろうけど、精神衛生上の問題として知っておきたい……知らない方が幸せ? ソニーのRAWファイルはそのままだと、ウィンドウズのエクスプローラー上でサムネイル表示できなかったのだが、その状態でRAWファイルが入ったフォルダを開くとファイルの表示にやたら時間がかかった。時間がかかるだけじゃなく、HDDに負荷が掛かっているのかHDDの寿命を削るかのような音までする始末。ソニーのサイトからダウンロードできるサムネイル表示用のソフト?プラグイン?を導入することで一応解決はしたが。 とりあえず本日はここまで。次回はD810やα77と比べてどうのこうののお話をしようと思う。 (2016-92 12-03)
平成28年12月8日
生存報告 ここんところちょっと忙しくて、ようやく山を一つ越えたと思ったら緊張の糸がプッツン切れたのか体調不良でダウン。ここ2年ぐらいの私のアイデンティティは、ちょっと厨二病的なゲームの能力風に表現して「衰えぬ食欲」だったのに、この月曜日からしばらく胃が働きが悪く、いつもの半分ぐらい?しか食べられなかった。風邪を引こうがお腹を下そうが睡眠不足でボーっとしてようが阪神が連敗して最下位に転落しようが、多飯喰らいだけは維持して周囲に驚かれていたのに。今日、ようやく体調が戻って来たんだけど、胃は縮んだみたいな気がする。 てなわけで、今作っているのはワールド工芸銚子電鉄ハフ1、ハフ2(0.0125)なんだけど、あんまり作業が進んでいない。さっき「山を一つ越えた」とは書いたけど、いつもより忙しい日は続いてる。暦としてはまだ3週間残ってるわけだけど、年内に完成させられるかなあ。 (2016-91 12-02)
次回予告? 『α99II』
平成28年12月1日
敗戦の弁 オリンパスのOM-D E-M1(MarkIIの付かない初代)の底値狙いの一件、想定していたより値下がりせず、このまま買い負けしそう。既に某ヨから始まる家電量販店を始め、チェックしていた店が全滅。有名な値段比較サイトでほんの一時期、特に安い印象はないエディオンが最安値になっていたが、「それより安い店で先に売り切れた」だけのことと思われる。何せMarkIIが高いからなあ。何度も言っているように、今私がE-M1初代を求める一番の理由が「深度合成機能」による模型撮影用途である。もちろん普段の持ち歩き用にも考えているし、一応思い入れのあるOMシリーズの後継者としても捉えているんだけど、主力機としては考えていない。MarkIIが私の求める方向に進化していれば、あるいは20万円超えの本体価格にも納得していたのだが、残念ながら違う。だからあまりお金を掛けたくないんだ。プロレンズキットに贅沢言うのがいけないんだろうけど、理想はMarkIIに人気が集中して、初代は「レンズのオマケで本体が買える」ぐらいのレベルになることを期待していた。いずれにせよ、望みは叶わなかった。買い時を逃したというべきか、冷静に動向を見守った結果というべきか。いつもの「買わずに後悔するより買って後悔しろ」で行くと完全に判断ミスだが、額が額だけにそうそう気軽に「買って後悔」コースは選べない。E-M1を買って後悔することはないだろうけど(笑) 仕方がないから諦めて、浮いた資金で別のボディかレンズを狙うことにしよう。「深度合成機能」? うーん、それはどうしようかなあ。 一応深度合成機能の代案はあって、一番アレなのがPC-E Micro NIKKOR。順当に行くならPhotoShopなどによる合成。あと、カメラ雑誌を見ていて気付いたのだが、パナソニックのマイクロフォーサーズ機にもそれと同等の機能が搭載されたものがあるらしい。そちらは4Kフォトの応用で画素数が少なくなるが、元々α77で模型を撮るときは中央をクロップして600万画素になっていたので問題ない。とは言え、GX7 MarkIIやG8を買うぐらいなら、最初から素直にE-M1を買っておけば良かったんじゃないか?という話になる。 というわけで本日の結論。今日は「どうしようかなあ」では終わらない。本日の決定事項は――深度合成機能とかは諦めて、もうしばらく今まで通りα77に頑張ってもらおう。
もう一つ、底値を狙っていたウォークマン。今年のモデルはmicroSDカードが使えるので……と言っていたが、去年のモデルも使えたようである。見落としか、それとも完璧に忘れていただけか。というわけで、去年の16GB(ちなみにAシリーズね)という選択肢が出てきたのだが、既に某ヨ〜では在庫がない(海外版はあるけど)。やっぱり最新モデルの16GBを買うのが無難で、底値狙いシリーズとしてはE-M1同様の失敗に。上手く行かないものだな。そして今は、キャッシュバックキャンペーン中のニッコールレンズに集中したいので……ウォークマンのことを考えるのは来年になってからにしよう。 (2016-90 12-01)
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