橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成28年11月

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平成28年11月30日

第一次代用編成

  今月発売されたRMMを読んでいて、思わず声が出そうになった。百六十九頁だ。『日本鉄道模型ショウ作品展示から』というページで、あまり大きくない写真なので最初は見落としていたのだが、(雑誌などでは)見慣れない色しかし(自分は)見慣れた色の車両が掲載されていた。関西急電色で、先頭は半流のクハ。そう、私が去年制作した関西急電第二次代用編成と同じものである!! こんなもん作るぐらいだから大きいスケールかと思ったらNゲージ。隣には同じ関西急電のヘッドマークを付けた茶色の編成、おそらく同第一次代用編成も並んでいた。この方と機会があったら是非一度話をしてみたい。ちなみに、その写真の奥のほうには旧スカ色のおそらく横須賀線編成と思しきものも。
  Nゲージということは、おそらくこの方もモリタの塗料を使ったのではないかと思われる。私がそうで、実際のところ実物がどんな色だったのかは資料に乏しくよく分からない。端的に言えば自信がないということで、調色のしようもなく、市販品をそのまま使ったわけである。もし誰かに色について質問されたら、「モリタの色がこうなんです」としか返答できない。ある程度モリタは信用しているものの、世間で関西急電色というとまずはグリーンマックスのあの“偽”色が浮かぶであろうし、マイクロエースも同系色で続いてしまった。そして、関西急電の色を塗るモデラーが他になかなかいないので、ちょっぴり不安なのである。だから今、一人でも同志が見つけられて嬉しい。あっちは私に同志と思われて迷惑かもしれないけれど(笑)
  第一次代用編成は、第二次第三次に輪をかけて資料が見つからない(写真が出てこない)ので作らない予定だったんだけど、何だか勢いでコンプリートしたくなってきた。分からない部分は空想で補おう!

  てなわけで、月の終わりにいつもの。じっくり書く時間が取れなかったので、簡易バージョンにて。

【軍靴のバルツァー】9巻(新刊):☆☆☆☆
  バルツァー帰還からの怒涛の展開。アウグスト王子の「よくぞ戻ってきた」の表情が今にも泣き出しそうで、なんというか「お前そんなキャラだっけ?」って思ってしまった(笑)
  バルツァーですらしのぎ切れず、アウグスト王子と国王が気球で逃走。天命が尽きたか、と思われたところで次巻、第二の援軍はヘルムート? 流石主人公サイドは切り札が多いなあ(笑)

【凍牌 人柱篇】14巻(新刊):☆☆☆☆
  相変わらず人が死ぬなぁ。アイの番が来るとはちょっと意外。ちなみに私の予想というか予感というかただの願望だが、前巻の優は実は死んでないというのが最後に明らかになると思う。
  前半部はややグダグダ感のある展開。展開自体は物語のストーリーの進行に必要な内容だと思うんだけど、何かメリハリに欠けるというか……これ、連載で読んでたら結構イライラしてたと思う。そして最後の1/4ぐらいでまさかびっくりのウルトラC(意味不明)。この漫画の“もう一人”のヒロイン・アミナ登場。多分この展開でこの少女の存在が頭にあった人はいないんじゃないかと。え、忘れてたのは私だけ?(笑)

【マージナル・オペレーション】7巻(新刊):☆☆☆★
  割とダーティーというか割り切った行動をするアラタ。甘さを見せないところが、今まで子どもたちを守り切ってきたのだろう。にしても、アラタ一行が強い理由って何だろう。よく訓練されている? オペレーター(アラタ)の能力の高さ? その両方? 

【げんしけん 二代目】21巻(新刊;完結):☆☆☆☆
  この漫画読み始めた時は全く予想ができなかったが、最終盤の主役は間違いなく班目。作者も描き始めはこんな風になるとは思ってなかったんじゃないか。そして最後、春日部咲が強い(笑) 班目が誰も選べず、「やっぱり俺らは二次元オタクなんだよ」で終わるのかと思われところで、強引にハッピーエンドへと持って行った強者(笑) 班目が自分で選んでたら、多分読者は「それは班目じゃない」という感想を抱いたことだろう。春日部さんの叱咤があってやっと一歩踏み出せるヘタレっぷりが、班目の班目たる所以である。作者も、最初に描いたときは最後にこんな重要な役回りをすると思ってなかっただろうなあ(笑)
  というわけで完結。一時はどういう展開になるのか心配もしていたのだけど、良い終わり方だった。

  今月はちょいと忙しかったせいで、新刊しか買わなかったがそれでちょうど良かった(RMMもあるし、久しぶりに鉄道ジャーナルも買ったし、あと毎年楽しみな月カメのあの特集だったし)。また新規や既刊の発掘は来月のお楽しみ、と言いたいところだが……
  書店のデーターの更新?が遅かったので、当初1年の締めの月に1冊だけかと思っていたが、結局は6冊と充分なボリュームに。『ドラゴンボール超』『ぐらんぶる』『BUNGO−ブンゴ−』『もののがたり』『ACCA13区監察課』の5タイトルだ。「あれさっき6冊って言わなかった?」――そうである、5タイトル6冊なのだ。何故か『ブンゴ』が2冊出る。何故? 考えられるのは……まさか完結? ちょっと早くない? 主人公の影が薄かったから人気が急落したとかか? 

(2016-89 11-06)


平成28年11月15日

続・フィルムをD810で撮る

  先日の「フィルムをデジタルカメラでデジタル画像化する」と言う話を進めていて、いくつか今え付いたこと。
  まず、フィルム面へのピント合わせ。上下のコマナンバーに合わせても何だか少し怪しい気がする。結局フィルムの段階でピントが合っていないのか、それともコマナンバーを使ってもフィルム面にピントが合っていないのか。ここはひとつ、きちんとしたコマを用意する必要がありそうだ。α-9あたりでAFを使い、平面チャートか何かにぎっちぎちにピントを合わせたポジを作成。これを使ってデュプリケーターのピントをしっかり合わせ、倍率リングとピントリングをテープか何かで動かないように固定。トリミングの意志は基本的にないので、倍率リングもピントリングも固定してしまえばいい(このレンズ、撮影倍率を変えるとピント位置が変わる――後輩がずっと前に教えてくれた、バリフォーカルレンズとか何とか言うやつになるのかな?)。
  「デジタル化してみたはいいものの、フィルムっぽさが抜けきらない……」に関して。RAWで撮っていろいろいじってみたのだが、ピクチャーコントロールを「ニュートラル」か「フラット」にすれば少しは自然な感じがしてくる気がする。「真実を写す」と書いて写真だが、実際には多少の演出とでも言うべきものが入ってくる。それが最初の撮影とデジタル化の段階で2度入り、違和感の原因になっているのではないだろうか。前者はもはやどうしようもないが、後者はデジタルの長所で、設定次第でなんとかできるかもしれない。ということで、D810に備わったピクチャーコントロールに手を付けてみたのだ。デジタル化した画像を見て真っ先にコントラストの強さが気になったので、先述の「ニュートラル」と「フラット」の他、「ポートレート」を試してみた。多分「ニュートラル」が一番無難で、「ポートレート」はそれに近いがややコントラストの強さが残る。コントラストが一番弱くなるのが名前通りの「フラット」で、単体で見ればこれも候補になるのだが、「ニュートラル」と比べると少しやりすぎかも。ただ、見比べているうちにゲシュタルト崩壊みたいなのが起き始めて、何が良くて何がイマイチなのか分からなくなってきた。写真によってもどちらがより適しているのか変わってきそうなので……やっぱりRAWで記録するのが一番手堅いのかも。もちろんアクティブD-ライティングなども試したが、最終的に何が何だか良く分からなくなって本日は中止(笑) 途中で思い出したのだが、このあたりを突き詰めていく前にモニターを何とかするべきである。E-M1初代が欲しいとか、α6500が欲しいとか言う前に、信頼できるモニターの用意をするときが来たのかもしれない。
  てなわけで、本日の画像。

続・フィルムをD810で撮る

(2016-88 11-05)


平成28年11月15日

またしても挫折しそう

  「型落ちのウォークマンを格安で買う」計画が今年も頓挫しそうである。例年のことがよく分からない(*1)ので何とも言えないが、前モデルがそろそろ値崩れしても良さそうなのにその気配がない。某所の最低価格ではなく某ヨから始まる家電量販店をこまめにチェックして、いつも同じ数字が並んでいるのを見て溜息をつく……ほどではないが。ちなみに、同時に初代E-M1も複数個所をチェックしている。こちらも動きがない。さて、そうこうしているうちにあることに気付いた。今年発売された新モデル、ひょっとしてmicroSDカードで容量増やせる? だとしたら無理して32GBモデルを買う必要がなく、16GBならまあこちらでいいかなってお値段。後々に容量が足りなくなってmicroSDカードを追加で買うことになっても安いもの(*2)。デザインで好みが分かれそうだが(*3)、カメラと同じで見た目のカッコ良さは求めていない(*4)。
  いつもの例で行くと「迷ってばかりで買わない橘雪翼」なわけだが、果たして今回はどうなるかな? 値段帯で言えば欲しけりゃサクッと行くあたりのものだが、ここでサクッと行けるならとっくに2台目を買ってそうな気もする。値段帯で言えば8月に買ったグローブと大体同じで、かつ必要度合いも似ている。長いこと検討しているが、不可欠なものではなく、さらに先代が健在。んー、これは割と早めの決断があるかも?

*1 例年のことが分かっているぐらいしっかりチェックしていたら、去年までに1台追加しているだろう。
*2 流石にウォークマンにExtremeProとかは入れないからね。
*3 言外にダサいと言っているようなもの。
*4 とかいいつつ、ダサさを理由にα77の縦位置グリップを購入していない。そこはダサくても買わなきゃいけないだろう……主力機として見ていないからいいんだけど。ちなみにD810のそれ(「マルチパワーバッテリーパック」というらしい)を買ってないのは、ただでさえ重いのにこれ以上重くしたくないという理由による。

(2016-87 11-04)


平成28年11月13日

今日もD810は大活躍

今日D810で撮影してみたもの


(2016-86 11-03)
平成28年11月12日

キーボード

  ブルートゥースのキーボードを買ってみた。もちろんスマホで使うためのものである。元々スマホを買ったらすぐにキーボードも買うつもりだったのだが、とある後輩の一言でそれが延期され、そのまま忘れてしまうことになった。その一言とは?

後輩「実は僕、フリック入力できないんですよ」

いやそれ、最近の現代っ子としてダメだろう(笑) 後輩と言っても1歳2歳下ではなく、10歳以上離れた後輩。デジタルネイティブといっても差支えのない年代で、スマホもきちんと所有している。なのにできない。そこで私は逆に燃えた。俺はフリック入力を習得してやるぜ! まだまだ若いもんには負けん!(笑) キーボードがあると、きっと私はフリック入力しないので当面は買わないことにした。


  ――9ヶ月後

できないことはない。しかし、当然と言えばそうかもしれないが、パソコンでキーボードを使って入力する速度にはるかに及ばない。そこで断念してキーボードを買った――わけではない。ある日、某社のメモ帳に特化したデジタルツールの存在を知った。キーボードと画面が付いた、言わばごく初期の頃のワードプロセッサーみたいなの。但しワープロと違って小型で、その代わり(?)プリンター機能がない。これいいな、ちょっとしたメモに使えそう。と思って調べてみると値段にびっくり。格安スマホが買えるやん。流石に今時これにその値段はちょっとなあ。といったあたりでようやくその存在を思い出した、ブルートゥースのキーボードを。フリック入力は最低限できるようになったから、そろそろ解禁しようかな。
  というわけで、早速某ヨから始まる家電量販店の地下一階に並んでる見本品を見ながら物色。良く見ないと、たまにアンドロイドに対応していないと思しき製品が混じっている。サイズも値段も結構幅があって、値段面では諭吉さんのお力添えが必要になるものもあった。予算的にはその半分ぐらいを見ていて、もう少し安くて良さそうなのがあったので購入。不安視していたブルートゥースによる接続も滞りなく完了して、使い心地にも満足。いい買い物だった。
  但しそれは、あまり持ち運びを想定していなかった。第一弾として、様子見そして家で使おうと思って選んだので、持ち運びには少し大きく、重い。というわけで、間髪入れず?持ち運び用の第二弾を選びに再び某建物地下一階へ。軽さ重視で、さらに折りたためてコンパクトなのがあったので、値段もさらに安かったので決定。小さい分打ちづらそうだったが、そこは我慢することにした。ところがこれが失敗。最初は上手く接続できたのだが、その後認識しない?ことが多発。小さい分打ちづらいのは我慢しようとは思っていたが、そういうことがあると安かろう悪かろうの印象になってしまう。安い分“被害額”は大きくなく、勉強代と思えば大して痛くないので、さらに第三弾の挑戦も考えている。ただ、やっぱり出先でキーボード取り出して打ち込む機会はそんなに多くないかな……。電車で座って何かするにしても、膝の上じゃかなりやりにくいし。外では引き続きフリック入力の練習に勤しむとするか。

(2016-85 11-02)


平成28年11月2日

新製品発表

  オリンパスの「OM-D E-M1 MarkII」(以下MarkII)が正式発表されて値段も明らかになった。「高い!!」の一言に尽きる(笑) どこにお金が掛かってるのかよく分からないけど、現在値下がりしている初代E-M1が2台買えてしまいそうな価格。それもMarkIIの本体のみに対して初代のレンズキットが。MarkIIにはレンズキットが用意されないようなんだけど、これは初代からの買い替えを想定してのことなのかな? 別にレンズキットがあるからってボディ単体を販売しちゃならんって法はないので、レンズキットも用意しとけばいいのに。キャッシュバックキャンペーンが始まるから、そちらで代用ってことなのかな? ちなみにそのキャッシュバックキャンペーン、PROレンズ1本でも1万円返ってくるので、12-100mmF4だけでも買っておくという考えもアリかと思っている。でも今、ニコンもやってるんだよなあ……58ミリか85ミリのF1.4を“2万円引き”で買う誘惑と闘っている最中なのに(笑) ちなみに、ソニーのα7IIシリーズのはさっくり流せたので無問題。FEマウントに手を出すのはまだ早い。
  で、だ。MarkIIがいくらになろうが買う予定がほぼなかったので(「おっ、安い、買っておこうかな?」なんて値段になるわけがないという前提)、ある意味では20万だろーが30万だろーが別にどうでもいいといえばいい。けど、こうして高い高いって言うには理由があって、MarkIIが高いと初代に人気が集中しないかと危惧しているのだ。 私の狙いは“底値”なのだが、MarkIIの値段を見て初代を買うお客さんが増えたら店もこれ以上値下げしないだろう。MarkII登場で初代の生産ラインは止まっているだろうから、値段の下落を見ているうちに買い逃す可能性も出てくる。現状本当に初代を買うのかどうかすら決めかねているから、動きを見守っているうちにどこもかしこも売り切れなんて事態は想像に難くない。いつもウダウダ迷って悩んでいるが、今回ばかりはそれが致命傷になりかねないのだ。初代がなくなったからってMarkIIを買うなんて選択肢も浮上しない。まあ、迷って買えなかったのなら、縁がなかったってことでいいけどね。
  α6500も予約が始まり、値段もはっきりしたものが表示されている。こちらも、E-M1のような急激さはないけど順調に値段がアップ。α6300と同じわけないんだけど(笑) E-M1と同じく、新製品登場で旧製品が安くなればと思っていたが、二つの意味でその考えを改めるべきと考え直した。まず、α6300はE-M1とは違って発売からの年月がそんなに経っていない。いずれは安く買える日も来るだろうが、早急な動きを望むのは欲が深すぎるだろう。次に、α6300/6500の場合、新製品のメリットが小さくないことに気付いた。アダプター経由でαマウントレンズを使う際に、手ぶれ補正があるのとないのとでは状況次第で大きな差が付くことに。α6500を買って、αマウントレンズを使いたいシチュエーションとは? 真っ先に思いつくのがマクロか望遠。いずれも、手ぶれ補正の恩恵を大きく受ける撮影となるだろう。大口径レンズが欲しい、ということで50mmF1.4や85mmF1.4を使う分には大差ないが、多分望遠かマクロの方が出番は多い。そこが必要な撮影をα6300/6500でするのか?というところは未知数。α77使えば解決しそう……とは言え、高感度時の画質はきっとα6300/6500の方が上だなあ。手ぶれ補正にしたって、α6500のはα77よりよく効くに違いない。いや、そういう論理的なことじゃなくて、買ったら俺のことだから手持ちのレンズが活用したくなるはず!(笑) その時にα6300で手ぶれしようものなら……6500にしておけば良かったと後悔することだろう。安物買いの銭失いの典型的なパターンだ……と、何だか買う気満々の話し方になってるけど、もちろん例によって未定だからね(笑)
  さて、本日ラストはこちらだ。カトーのサウンドカードとキハ91……カメラの話題2連発から唐突に鉄道模型へ! これぞ橘雪翼クオリティ!!!(意味不明) まずはサウンドカード。これまで頑なに……というほどではないが、無視を決め込んでいたが、関西モノが出るとあっては無視できない。無視しないだけで、難癖付けて買わない可能性も高いのだが。吊り掛け動力出された方が今はクリティカルヒットなんだけどな。あと、欧州のドレミファインバーター(京急のは京急持ってないから不許可)……は、カトー製品がないから無理か。まあいずれにせよ、サウンドボックス本体を置く場所の問題(*1)を解決しないことには買えないので、「絶対に買わない」ことはないけどちょっと先送りだな。次にキハ91……こんなのがカトーから発売される日が来るとは。って前にもどこかで書いたような気がせんでもないが。マイクロエースの製品持ってるけど、カトーが出すなら話は別だ。これは欲しい。あと、旧客の61シリーズも気になる。もちろんC11も、だ。何か久々に鉄道模型の新製品に燃えた気がする。って前にもどこかで書いたような気が……あまりしないが、つい最近も燃えていた気はする。
  以下、締めに向けて色々書いてたんだけど、上手くまとまらなかったので省略! ではまた!(今後こういうパターンが増えそう)

*1 前に書いた気がしないでもないが、“運転台”がコントローラーとポイント転換スイッチ(及びその補助電源)でいっぱいで、サウンドボックスの場所はとてもじゃないけど取れない。

(2016-84 11-01)


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