平成27年2月27日
マスキングテープの本来の使い方 はいこんばんは橘雪翼です! 皆さん元気ですか? 私は超ウルトラ元気です。
以上、森薫の漫画のあとがき風に始めてみました(推定シンクロ率37%)。え? 何でそんなにテンション高いのかって? それを今から侃侃諤諤するわけですよ。 久しぶりにマスキングして模型の色塗りをした。車体と屋根の塗り分けは去年もやったけど、車体の塗り分けは一昨年の暮以来(しかもその時は銀色と銀色の塗り分け)。つまり、去年丸ごと一年間はやってないわけで、ちょっとブランクが心配だった。マスキングテープ貼ってる最中は何か懐かしさにも似たようなものを感じつつ、塗装中は一抹の不満が拭い去れなかった。
――が
杞憂に終わった。ええやん! カッコええやん! 思った以上にいい色に塗れたので、テンションが高いのであります(笑) ちょっとした理由でいつもより早い段階で車体塗装を始めているので、完成まではもう少し時間がかかる。けど、来月頭頃に一旦画像で侃侃諤諤に載せようと思う。やっぱり塗装は楽しい。これを忘れなければ、それまでの行程も元気に進められるはずなんだけどなあ。逆喉元過ぎれば何とやらだなあ。
てなわけで、模型作りで楽しい瞬間を列挙してみる。
1:キットを買ってくる(除:GMの旧国キット;もう買い飽きた) 2:キットを開封する(除:GMの旧国キット;もう開封し飽きた) 3:説明書を読む(除:GMの旧国キット;もう読み飽き……というか読んでない無視してる) 4:次回作の企画 5:はんだ付け 6:色塗り 7:取り付けるべき部品を全て取り付け、下回りを上回りにはめ込む
「除」で注釈してある通り、旧国作るにあたっては楽しい瞬間が少ないことになります(笑) その代り企画段階でいろいろ楽しめるかなあ。あと、もちろんだけどプラキット組み立てるときには基本的に5番はありません。最後の7番はもちろん、「完成の瞬間」です。 では次、楽しくない瞬間。
1:欲しいキットが売ってない 2:資料不足で分からない部分がある 3:模型で再現するか否か迷う微妙な線の差異に気付いた 4:再現するにあたって難易度が高く、いい方法が思い付かない 5:部品がないので自作したが、上手く作れないor非常に手間がかかって量産したくない 6:頑張って加工したが完成後に目立たないことが判明 7:なんかミスした
1番は完成品でもそうなんだけど、この業界ではよくあることなんだけど、これにぶち当たって毎度テンションが下がるんだけど、それを予防しようと売ってる間に多めに買うと後で在庫の山に悩むことになるんだけど、だからといって保留すると「1に戻る」になるんですよ。とりあえず今GMに言いたいのは、80系の板キット再生産しろ、ということ。金型に何かあって再生産できないのなら、一体ボディの未塗装版でもいいから再生産して欲しい。塗装済みキットは塗装が余分な上に値段が高い! 2番が最高に面白くない。最終的に「ご想像にお任せします」になるのだが、そこに至るまでの時間と精神力が勿体ない。3番も最高に面白くない。最終的にその日の気分に左右されるのだが、そこに至るまでの(以下略)。4番も最高に面白くない。最終的に諦めるんだけど、そこに至るまでの(以下略)。5はよく話をしているが、1個2個なら頑張ってできなくもないが、大抵の場合10個20個やらなきゃいけない。さらにそこに「1両あたり」という文言が付くと最悪。旧国シリーズで言えばこの先まだ100両以上控えていて、仕様は極力統一したいということもあってなるべく楽な方法を取らないと途中で後悔する。6番はもちろん、頑張った度合いに目立たない度合いを掛けたものに比例する。7番は……ねえ?(苦笑) あと、実はマスキングもあんまり楽しくなかったりする。苦手というわけではなく、むしろ得意なんだけど好きじゃない。大体の場合1両あたり30分以上かかる作業で、その間集中力も要求される。今回塗ったものは、中間車で30分強、先頭車が45分ぐらい。塗装の都合上、制作中の車両に対し一気に済ませないといけないというプレッシャーがあるのかもしれない。両数が多い場合はある程度分けてもいいかもしれないけど、大体8両ぐらいまでなら一気にやらないと、ね。塗装が楽しいから頑張って作業できるんだけど。
そんなわけで、長かったけどようやくトンネルの出口は見えてきた。予定より数週間オーバーしている気はするが、まあ仕方あるまい。次に入るトンネルは現在長さを調整中。未知のモノが題材なので、そこにどれだけ時間を取られるか。本来は別の物を作る予定だったのだが、諸々あって割り込むことになった。そして、「同じ色」というだけで1つか2つ追加する予定。追加その1はほぼ決定なんだけど、追加その2は「未知のモノ」を作ってみての感触で先送りになるかどうかが決まる。まあ、結局のところ全部同じ“旧国”なんですがね。 次の次までが完了したら、その次は103系山手線? さらに東海道山陽緩行線作り直し? ま、エボキットは多少加工するにしてもサクサク作れるよね(って言ってたら想定外に時間がかかるんだけど)。 (2015-09 02-04)
平成27年2月25日
橘雪翼のジレンマ 模型制作における橘雪翼のジレンマ。手早く済ませようとあちこち手を抜くと、不満足な仕上がりになって完成後に後悔する。気合を入れて作ろうとすると、なかなか完成しなくてだんだんテンションが落ちてきて、結局不満足な仕上がりになって完成後に後悔する。
どないせえっちゅうんじゃ。
○日までに完成させよう!と焦ると最悪で、ほぼ何かしらどこかでやっちゃいます。 (2015-08 02-03)
平成27年2月14日
また長期放置になりそうだから、なんか書いてみる 鉄道コレクション用の部品は、トミックスブランドのものを除くとほぼ全種が値上げとなるようである。「次回生産時」じゃなくて「4月以降の出荷時」に価格変更されるみたいなので、今メーカーもしくは小売店に在庫があるものは、必要の見込みがあれば3月末までに買っておくのが良いようだ。私の場合、TM-17の確保が急務だったわけだが、値上げによりさらに急かされることになった(値上げがなければ、在庫の雰囲気を見つつ長期的にチマチマ買い足して行くつもりだった)。このTM-17とは旧国用の動力ユニットだが、現在買い集めている経緯を簡単におさらいしておくと……
昨年11月頃:TM-17にTNカプラーがポン付けできることに気付く 現在進行形:鉄コレの旧国シリーズの新作が予定されていない 邪推:トミーテックはカトーの飯田線旧国シリーズにビビった? 以上2点から:TM-17の生産が今後ない可能性を考えるべき ∴:今のうちに出来るだけ買い集めておこう 現状:値上げ発表に焦る
TM-09の実質後継となるTM-17にTNカプラー(ここで言うTNカプラーはボディマウントタイプである)がポン付けできることに気付いたのは、確かTM-06Rがきっかけだ。鉄コレ動力は近年になって台車のギア周りが改良されたが、その改良で「TNが付くようになった」という話と「TNは依然付かない」という両方の話を聞いた。その時たまたま別の何かに夢中だったのか、深く追究しなかったのが気付くのに遅れた原因だ。何故こんな相反する噂が出回ったかというと、例えばTM-06Rは付くようになった(小半径で干渉しそうだが、試したところ半径280ミリのカーブは通過するので、少なくともウチではOK)。一方で例えばTM-14は付かない(Rって付かないけど、発売当初から改良された構造になっている)。長さは18m級の06Rより長いものの、台車間隔が広く車端部に余裕がないためだ。私はこのTM-14で試してアウトだったので、ついうっかりTM-17もダメなままなんだろうなあと思ってしまった。大失態である。 そのTM-06Rに触ったきっかけは、事業者限定鉄コレ阪神3011形だった。最初、3011形は19m級だと思って2編成の一方は先頭車に、残るは中間車に動力を入れたのだが何か様子が変。よくよく観察してみると、3011形は先頭車と中間車で台車間隔が違うという恐ろしい車両だった。それならと手持ちのTM-06(改良前の18m級)を入れてみたのだが、TM-06はフレームがグレー成形なので下回りが黒の3011形には不恰好。塗らないとダメだなーと思っているときに、ネットでTM-06R(改良版)が黒成形になったことを知って一つ買い求めたのだ。つまり、3011形を買っていなければ、今も気付いていなかった可能性大である。阪神電鉄が3011形を模型化したのは、私にとっては大きい出来事だったのだ。 そんなわけで、11〜12月で組み込んだTM-09の置き換え分を確保し、さらに組み立てる予定の分としてTM-17の大量確保の日々が始まった(大袈裟)。数に余裕を見て20個ストックしようとしていたのだが、流石に20は多すぎるかな……と冷静になったところでこの値上げ騒動である。結局現在のストックは20個に到達(皆さんご存知だと思いますが、アホです)。そして今は、心細くなってもう少し買い足すことを検討中(紛れもなく真正のアホです)。ところで、値上げされるということはTM-17だけ買ってりゃいいってわけでもない。足りない頭を絞って一生懸命考えたところ、TM-14(さっき少し出てきたTNがポン付けできない20m級)もいくつか必要ということに気付いた。TM-17の件のきっかけになったTM-06Rも何かと使う。さらに、秘密にしておきたかったのだが(秘密にする必要はないのだが)、東急5000系でも作ってみようかと。我ながら寄り道したい放題だなあ(反省……はあまりしていない)。これがちょいと曲者で、動力としては18m級が適合するようなのだが、台車の軸距離が鉄コレで言う「B」タイプなのだ。現在のラインナップには18m級はAタイプしかないので、一考の必要がある。TM-17の台車とコンバートすればいいのだが、TM-17はTM-17として必要だから買ったわけだしなあ。コンバートした結果生まれるTM-08R相当の動力に用がないことはないのだが、TM-08はTM-08で既にストックがある。と悩んでいると、19m級動力も必要なことに気付いた。今まで阪急阪神のキットを組み立てたものには18m級のTM-06を組み込んでいたのだが、それは鉄コレ動力に19m級のものがまだなかった時代に組み立てたからであり、今なら19m級をチョイスする。というわけだから19m級の動力も確保が必要……と思ったら19m級Aタイプはどうやら品切れ。注文を受け付けている店はあるが、それはあくまで4月以降に再生産される値上げ後のものである。ところが、19m級のBタイプはまだ市場在庫があるわけで、これを買ってTM-06Rの台車とコンバートすることにした。東急5000系用の動力を確保しつつ阪神もしくは阪急用の動力が調達できる、痒いところに手が届くプランだ。付属の台車枠が“純正”とは違うが、どうせGMキットから組み立てたものにはGM製の台車を切り取って貼り付けるから大した問題じゃない。東急5000系に比べて阪神阪急の方がたくさん動力が必要になるから、これでも足りないとはいえ0よりは1つでも2つでも安いうちに手に入れた方がマシである。
さてここで質問です(自分自身に)。去年の11月以降、鉄道コレクション用動力ユニットを買うのに私は一体いくらお金を使ったのでしょうか?
模範解答例1:覚えていない 模範解答例2:思い出したくない 模範解答例3:(検閲削除)万円 (2015-07 02-02) ちなみに、何故突然東急5000系かというと……。かつて鳳電車区に居たクエ9423という救援車、これのコンバージョンキットが発売されたので購入。組み立てにはGMの東急旧3000系のキットの部品が必要で、そのキットを手にすると「東急旧3000系も面白そうだな」。その流れで、「そういえばGMから東急旧5000系も出ていたな」……というわけである。まったく、旧国で忙しいのに、何故こんな風に守備範囲を広げようとしちゃうかねえ!
平成27年2月7日
マークIIと104、106の話 オリンパスがOM‐Dシリーズのミラーレス一眼カメラ、E‐M5 MarkIIを発表した。しかし何なのかね。どうもMarkIIとか聞くとキヤノンを連想してしまう。これがMarkVI(6)まで行くとエヴァンゲリオンに連想相手が変わるんだけど(笑)(*1) E‐M5IIの“飛び道具”は8回連続露光による高解像度画像の生成。何か昔あったねー(今も“存在”はするけど)。7回連続露光により、STFレンズっぽい効果を出せるっていうモードが、ミノルタのα‐7ってカメラに。両者に共通するのが、基本的に三脚などに固定しないと使えないこと。動きの多い被写体には使えないこと。連写したものを1枚に合成するから自然とそうなるわけだが、E‐M5IIの場合、高解像度を目指しているのでその度合いはα‐7のSTFモードよりも条件が厳しいのではないだろうか。E‐M5IIに搭載されているイメージセンサーは1600万画素クラス。マイクロフォーサーズシステムのセンサーはこののところずっと1600万画素で頭打ちで、例えば私が持っている少し古くなってしまったE−PM2も同じ1600万画素クラスである。この1600万画素のままでこういう奇襲に出たのは、マイクロフォーサーズでこれより画素数をアップさせる気がないという意志にも見えなくない。実際問題として、画素数アップは1画素あたりの面積を減らすことになり以下略。コンパクトデジカメでは、これよりも小さいセンサーで2000万画素のものがあったりするのだが……やはり“一眼”に求められる画質というものが高いということだろうか。その割にプロカメラマンがコンデジの画質を褒めていたりもするのだが(例えばソニーのRX100IIIとか)。 で、橘雪翼の物欲センサーの話に移るのだが……まあ、あまり反応していない。それよりGH4が!というわけでもなく、純粋に反応していない。そのうちE−M1もMarkIIになるだろうからそれに期待している、というのも少しはあるけど、純粋に今は一眼“レフ”の方を欲しているからかな。持ち歩き用のE‐PM2の“アップグレード”はしたいんだけど……
*1 新劇場版シリーズの2作目、『破』の予告で登場したものの『Q』本編では出てこなかった機体。 *2 今考えると、α77やE−PM2買ったときは思い切りが良かった。近年では、という但し書きは必要だが。
って書いてる最中に、グリーンマックスの新製品の情報が飛び込んできた。というわけでカメラから鉄道模型へ話題がスイッチします(笑) 組み立てキットの新シリーズの第二弾がようやく発表された。なんとまさかのコンテナ車、コキ104とコキ106! なんでやねん!と思いつつ、これはひょっとすると(あくまでひょっとするとレヴェルだが)面白いかもしれない。Nゲージ界では既にトミックスやカトーが発売している車両ではあるが、不満点がないわけではない。そこを解消してくれれば……かなり面白い存在になってくれそう。例えば編成最後尾用のリアルなダミーカプラー&エアーホースや、コンテナ緊締装置がきちんと再現されるとなれば価値は高い。前者はともかく後者はコンテナの他メーカー製品との互換性がきになってくるが、最悪の場合ゴム系接着剤他で固定してもいいし、コンテナの固定方法によっては改造で対応できるかもしれない(数が数だけにあまり加工したくはないが……)。あと、これの流れで“リアル31ft”(*3)コンテナが発売されればもう言うことなし。というわけで期待している。期待外れなものが出てきても、買わなきゃいいだけの話。後は侃侃諤諤で期待外れだった旨を語れば1回分のネタにできるので、期待した分のモトは取れるだろう(笑)
*3 現在Nゲージで発売されている31ftコンテナの多くは、30ft相当の長さしかないか、模型におけるコンテナ固定用のツメを避けるためのスリットがある。前者は31ftコンテナ特有の2個積んだ時の隙間のなさが再現できず、後者はスリットがあるという事実が精神的に引っ掛かる。さらには、ツメの形状の都合で、スリット有りと言えどあと一歩足りない程度の長さしかない。ひょっとしたらこの点に関してはマイクロエース製品が優れているかもしれないが、買ってなくて持ってないのでよく分からない。
エボリューションシリーズと言えば……103系のエボシリーズの新製品が出ると聞いて「ついに来たか! 待たされたぞ!」とほんのわずかな時間めちゃくちゃ喜んだのだが、セット内容の見直しとJRマークインレタが付属するだけと分かって一気に消沈した。でも一応、サハ103の単体販売(単品ではないが)されるようになることは素直に喜びたい。実は先日、非冷房山手線編成でも作ってみようかと思った。何故突然関東の103系かって? 一応山手線は103系発祥の地だからね。関東の車両にはあまり興味がない私だけど、103系は例外だよ(103系以外にも結構たくさん例外はあるけど)。で、山手線の103系の編成を見て……サハ2両組み込まれていて、尚且つ両端クハだったのでちょっと呆然とした。サハを手に入れるためにまたクモハモハクハの3両を余らせないといけないのか……と。そこで考えついたのが、モハユニットを買って来て、不要なモールドを削り落として、足りないモールドを足して、モハをサハ化するという工作。気軽に作れるエボシリーズとしては大工作になるが、旧国キットに徹底的に手を入れることを思えばまだ楽なほう。というような計画を立てていたので、サハ単体発売の発表は嬉しい。 あともう一つ、エボリューションシリーズと言えば……『空の軌跡FC』のエボリューション版が発売されるらしい。
注:急にゲームの話に飛びます
日本ファルコムはファンに一体何度『空の軌跡』を買わせれば気が済むのだろう(笑) まあ、私は買うかどうかまだ決めかねておりますが。 (2015-06 02-01)
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