平成26年8月31日
99円電子書籍 ソニーからの「Reader Storeのポイント、月末に失効しちゃうよ?」メールがウザいと思ってた橘雪翼です。300ポイントぽっちで買える電子書籍ないだろ!(*1) 追加で金払わせる気だろ!(*2) と思ってたら、キャンペーンか何かで99円で買える電子書籍があるらしい。ということで買おう、としたら……何故か例のアンドロイドエミュレーターが起動はするのだがReaderが正常に作動しない。仕方がないのでPS Vita持って姉の家に行き、Wi-Fiに繋がせてもらってダウンロードしてきた(*3)。Vita持ってて良かった……? 買ったのは3冊――300ポイントを有効利用させてもらった。『山賊ダイアリー リアル漁師奮闘記』『ヴィンランド・サガ』『銃夢 Last Order』(NEW EDITION)の各1巻。『山賊ダイアリー』は最新刊?をネットの試し読みで読ませてもらって、面白かったのでチョイス。絵は単体で見るとラフというか簡素というかB級っぽいというかなのだが、漫画としてはとても読みやすく、獲物である各種鳥獣類も(多分)特徴を上手く捉えている。1巻冒頭で兎を仕留めており、この時点で評価「★」が確定した(笑) 『乙嫁物語』のあれと違って、リアル奮闘記ってことは作者が実際に仕留めた経験があるってことだし、なあ?(笑) 冒頭部で女性にフられる話も出ているが、「動物を殺すなんて!」と非難されている。他の動物はともかくとしては、兎は……ねえ?(笑) というわけで、来月記載予定の評価と感想をお楽しみに。あ、実はVitaで電子書籍を読むのが目に辛くて、まだ全部読めてないのです。少しずつ消化する予定なので、これら3冊の感想文は来月回しとさせていただきます。あとの2冊、『ヴィンランド・サガ』は少し前から気になっていた漫画。『銃夢 Last Order』はいわゆる“続編”になるようで、前作『銃夢』は読んだことがない。この『Last Order』の1巻を読んでみて、面白そうだったら前作を買ってみようと思っている。 ……というあたりで、電子書籍は来月回し。今日は今月買ってみた漫画の感想文をいつものように記しておこう。
*1 何か知らないがいつの間にか何かのキャンペーンか何かで、橘雪翼の気付かぬ間に付与されてたポイント。 *2 現状橘雪翼は、電子書籍にお金を払う気がない。 *3 現状橘雪翼の家にはWi-Fi環境がない。あと、PS VitaはWi-Fiでないとネットに繋げない模様(うちのは3G付いてないし)。
【マージナル・オペレーション】1巻(?):☆☆☆☆ 1巻なのでまずは話の紹介。流れをさらっと箇条書き的に書くと、「30歳会社員、会社倒産→得体の知れない?何か戦争の手伝いをやらされる求人広告に応募→採用後、異国の地で訓練の毎日→テスト後、より実践的な“訓練”→テスト以降は実は実戦でした」。まず最初に突っ込み。帯に「30歳ニート」って書いてあるけど、就労意欲のある人はニートって呼ばないんじゃなかったっけ? 次に、新田良太(アラタ・リョウタ)って名前が何となく新井良太(32)さんを連想させるのは気のせい?(カッコ内は背番号) と思いながら本編を読み進めて行った。「テスト以降は実戦でした」というのが判明したときに、テスト中に上部の人間が話していた「成績の悪いやつにテストを受けさせるな!」という言葉の真意が分かる。テスト後の“訓練”の難易度が上がったのも、村への攻撃コマンドに最初反応がなかったのも、全部そういうことである。罪の重さに押しつぶされそうになる新田だが、吹っ切れる?というか腹を括って?職務に戻る。というあたりで次へ続く。 ちょっと昔のことでよく覚えていないが、湾岸戦争の時に「戦争がまるでゲームの出来事のようになっている」みたいな批判があった。武器――具体的には戦闘機や爆撃機が高度に機械化コンピューター化されて、戦地の真っ只中にいるという感覚が希薄になっている、とかそういうことだったような記憶が。あやふやな記憶なので断言はできませんが。この漫画(および原作小説)の話とはちょっと違うが、そういう話が頭をよぎった。
【ACCA13区監察課】1巻(既刊):☆☆☆☆ 1巻なのでまずは話の紹介。ちょっと世界観を掴みかねているところがあるのだが……架空の王国が舞台。元々13に分かれていたものを統一。各国は自治州みたいな形で残存。その各区を監察する中央の組織の副課長ジーン・オータスが主人公の物語。と、ここまで聞くと、各区で起きる事件や悪巧みなんかをジーンが非凡な手腕を発揮して解決していく……みたいな流れを想像しがちだが、一応この国はとても平和ということになっている。ちょっとした犯罪とかはあるようだが。という表向きの中、最高権力者の会議では「クーデターの噂」について話し合われており、主人公のジーンがその計画に加わっているのではないか……という話になって次に続く。 とりあえず煙草嫌いの私にしてみれば、主人公が割とヘビースモーカーなのが気に喰わないが、それを言い出すと読めない漫画、小説が増えるのでそれは置いておく(笑) この作品を描いた作者はベテラン?のようだが、なかなかベテランらしい味のある描写だ。絵柄がリアル調ではなくコミック風なのも、ちょっと呑気で楽しげな監察課の雰囲気にマッチしている。
【マージナル・オペレーション】2巻(既刊):☆☆☆☆ んー。書けそうなことが少ないので、面白い、とだけ言っておこう。例によって例のごとくふと感じた先の予測……前巻で一緒だったキシモトさんとここで別れることになるのだが……この先、“敵”になって“戦う”ことになりそうな予感。
【ACCA13区監察課】2巻(既刊):☆☆☆☆★ 1巻のところで書きそびれていたが、この漫画、食べ物の描写が非常に多い。監察課は毎朝10時におやつの時間があるらしく、誰かが何かしらおやつを用意する。ジーンが他の区へ出張したら現地でおいしいものを食べたり、監察課の部下にお土産を買って帰ってきたり。また、ジーンとその妹は高級マンションの管理人をやっているのだが、その2人の食事の様子もまたなかなか。 ジーンの唯一?の友人のニーノが“相手側”に付いたりして何やらキナ臭いのだが、巻末でジーンはクーデターには加担していないことが判明? となると、ただのぼんやりさんにも見えてくるし(でも仕事は出来る)、この先大どんでん返しがあるのかもしれないし。一応ジーンが何だかんだいいつつACCAを辞めない辞めようとしないのは部長がその理由ってことでいいのかな? ともかく、平和な日常描写と背後に流れる不穏な空気(?)の混ぜ方が絶妙で、久々に大当たりな漫画に出会えたと今喜んでいるところである。
ある日、梅田の本屋で気になった漫画のタイトルを記録しておいてウェブでチェック。試し読みが面白かったので買ってみたら、1巻通じて面白かったので2巻も買ってみた。するとそれも面白かった……というわけで大満足。ちなみに、この話は『マージナル・オペレーション』『ACCA13区観察課』並行しての出来事です。てなわけで、「試し読み」で面白そうな漫画を探す手法はアリだと思い、他にもチェックしたのだが……面白そうだけど、一晩明けてもう一度冷静に振り返るとそうでもないようなものが多かった。というわけで、今月は結局この2タイトルだけ(今日駆け込み購入した電子書籍除く)。偶然だが、この2タイトルは両方とも現在2巻までのようだ。う〜ん、どっちも続きが待ち遠しい。 さて、次は来月の話。一応1冊だけ「ある」。『彼女とカメラと彼女の季節』だが……これ、2巻がとてつもないオーラ放ってたのに3巻以降が普通になっちゃって、もう続きはいいかなと思ってる。そうすると0冊になるからそれはそれで困るわけで……。あ、例によってチェック漏れがなければの話ね。でも最近あんまりチェック漏れもないからなあ(先月のコピペ)。っていうか2か月連続でこんな状況になるとはちょっと想定外だなあ。何かもうちょっと出るだろふつーは。と思ったのだが、単行本が出るペースの早い週刊誌系を全て切り捨てたから、さほど不思議ではない現象なのかもしれない。 というわけで、9月も何か新しいのに手を出してみようかと画策中。今ウェブで1話試し読みが出来るのがこういうとき便利。その特性上どうしても出版社が偏りがちになるのだが……。とりあえず現在目を付けているのは、『海賊とよばれた男』『浜村渚の計算ノート』(以上講談社)『くーねるまるた』(小学館)の3つ。実はもっと前々から目を付けてる『リアルアカウント』ってのも気にはなるのだが、多分これ、1回読んだら満足できそうなタイプの漫画のような気がして買う気にはなれない。あと、『将棋の渡辺くん』は是非ともなのだが、まだ単行本が発刊されてないようなので楽しみに待つことにする。試し読みで見るとねー、面白い!ってその場は思うんだけど、後で冷静になって振り返るとちょっとこれどうかなーってのが多い(さっきも書いたけど)。一応さ、皆プロだから1話目ぐらいは面白いの描いてくるんだよね。1話しか読めないから(2話目ぐらいまでは読ませてくれるのもちょくちょくあるけど)続きが気になるのもある意味当然。1話目だけを読んで、この先面白そうかどうかを判断するってのも……それはそれで楽しいかもしれない。
〜番外編〜 『となりのヤングジャンプ』の企画のあれ
【となりの廃工場】:☆☆ ……コメントし辛いな。でもこの企画の中では面白い方かもしれない。ちょっと馬鹿馬鹿しくて単純で内容の薄い漫画だが、話を捻ってややこしくすればいいってもんでもない。そして「ちょっと」のさじ加減が難しく、そこは上手く出来ている。この後2つほど酷評してる作品があるけど、その「ちょっと」のさじ加減が出来てないのがその理由かもしれない。
【恋するツインテール】:☆ ……なんだろう。何か感想書けと言われても困るような漫画が多いなあ。誰かに書けと言われて書いているわけではありませんが。
【となりのまちから】:☆☆ 悲しい系のしんみりくる話。ありがちなストーリーで、ありがちな終わり方。それはいいのだが、最大の問題は……ラストシーンが今一つ物足りないこと。余韻を残して終わらせたかったのだろうけど、何だかもう一つよく分からない終結だった。
【となりの姉妹】:☆ ノーコメント。
【隣の黄金の手】:☆☆ 豊臣秀吉にミダス王を引っ掛けた歴史ファンタジー? この企画、最優秀賞とった人に連載権が与えられるそうだが、連載を見据えているという意味では(現時点で)これが一番考えられているのではないだろうか。ただ、絵が若干見辛いのと、それに伴うのか話の流れがつかみにくい。連載にするなら物語の構築の仕方にもう一歩の工夫が欲しい。ラスト付近でトランシーバーと武装ヘリが出てきてむちゃくちゃだなーと思ったら、浦島太郎状態(というか、戦争が終わったのを知らず戦地で一人生き抜いてたっていうあの話を思い出す)だったことが判明。そのまま何だかよく分からない終結を迎える。これを読む限りは話のまとめ方も下手くそだが、発想は面白いし連載向きの物語だしで、連載化してやり直しして化けることに期待したい。 (2014.8-4 2014-55)
平成26年8月28日
テラリアの話〜その1〜 多分侃侃諤諤の更新頻度を大幅に奪っているであろうゲーム『テラリア』の話でも。『テラリア』自体は前に少しだけ単語として出した記憶はあるが、内容についてはほとんど語ってないような気がするので、イチから始める。なお、タイトルにその1と付けたがその2以降が実際に記されるかどうかは定かではない。 広大?なフィールド?で何をしてもいいゲーム。と書くと身も蓋もないというか雲を掴むようなというか、どんなゲームか何も伝わらないので、少しずつ細かいところを説明してみる。本当は百聞は一見に如かずで、公式サイトか動画サイトのプレイムービーでも見てもらった方がいいんだけどね。 まず、2Dのドットグラフィック。2Dということでフィールドは現実世界と違って一次元省かれているが、『スーパーマリオブラザーズ』や各種格闘ゲーム、『グラディウス』のように奥行きがないタイプ。つまり、上下左右ということだ。その上下左右がかなり広いのが一つの特徴かもしれない。フィールドの地面は「つち」や「いし」といったもので敷き詰められていて、初期状態から持っているツルハシで掘り進むことができる。その際、掘った「つち」や「いし」はブロック単位のアイテムとなって取得することができる。『Mrドリラー』のように消滅するわけではない。各種ブロックは再設置することもでき、地形の改変が可能である。各種ブロックの大きさは1×1の最小単位となっていて、プレイヤーキャラクターの大きさは縦3×横2となる。なお、ジャンプは出来るがしゃがめない。ゲームを始めるとフィールドがランダムに生成され、大体初期地点は木や草が生えている「森林地帯」となることが多いようだ(何度かフィールドの生成をしているが、雪原になったこともある)。すなブロックで敷き詰められた砂漠地帯やどろブロックのジャングル、ゆき及びこおりブロックの雪原、そしてエボンストーンブロックにより“汚染”されたじゃあくなる大地、地下深くまで広がるダンジョン、そして両端はうみが広がっている。最近公開されたVer.1.2より、じゃあくなる大地の代わりにしんくの大地が生成されるパターンが増えた他、前バージョンではかなりレアだった雪原がほぼ必ず登場するようになり、あと私はまだ見たことがないピラミッドなるものも出来ることがあるらしい。地下奥深くまで掘り進むと溶岩だらけの地底世界に到達する。他、上空を探索すると浮島があったり……と、探索だけでもかなり楽しめる。 その探索を妨げるのが「マモノ」……平たく言うとモンスター。初期地点付近では大したことないのだが、離れると強い敵が多数登場するようになる。というわけで、各種武器やツルハシなどを使って戦いながら先に進む……この辺りはアクションRPGと似ているかもしれない。アクションRPGと違ってレベルアップの概念がなく、武器防具の強化及び地下で手に入る「ライフクリスタル」によるHPの底上げで対応するしかない。他、アクションRPGと違って地形の改変が自由にできるので、自分に有利な地形を作りながら進むのも手。なお、話す順序が前後するが、夜になるとゾンビやあくまの目玉といったモンスターが襲ってくるので、ゲームを始めたらまずは「家」を作るところから始めないといけない。石か木材(そこらへんに生えている木を切り倒すと手に入る)で外形を作り、「壁紙」を張り付けたりドアを付けたりして作る。この壁紙やドアと言ったアイテムは自分で作らなくてはならない。アイテムの製作は材料の他、多くの場合作業場が必要になる。作業場は、簡単なものは材料だけで作れ、後半になると別の作業場が必要になったりもする。一定条件を満たすと、どこからともなくNPCがやって来て住み着くようになる(共通の条件として、1人につき家が1つ必要)。NPCはプレイヤーの体力を回復してくれたり、各種アイテムを売ってくれたりする。各種モンスターはプレイヤーとNPCを区別せず攻撃しちゃうので、実はちょっと死なないように気を遣う必要があったり(特にゲーム後半)。なお、最初からいる“ガイドは”……。 このゲーム、ちょっとえぐいなと思ったのがボス。体力が一定以上(とあと何かあった気もするが)になると、夜に「クルトゥフのめだま」というボスに襲撃される。これが……かなり強かった。いや、多分そんなに強くないんだろうけど、ゲーム序盤だったからいろいろ慣れてなくて倒すのに難儀した。ちなみにプレイヤーキャラクターが死んでしまってもゲームオーバーではなく、初期地点に復活する。最初に選んだゲームの難易度にもよるけど……ノーマルだと死亡地点に所持していたコインの約半分を落とす。その上の難易度だと死亡時に所持していたアイテムを全部落とす。最高難易度は……これが一番辛くて、作成したキャラクターが消滅。つまり全部やり直し、ということ(セーブデーター云々の逃げ道があるかどうかは、実験してないので不明)。一番上の難易度はかなりの上級者向けだが、正直それを選ぶメリットを感じない……。 クルトゥフのめだま、以外のボスは、戦うタイミングを選ぶことが出来る。ダンジョンに入るに際し、倒しておかなければいけないスケルトロンは、ダンジョンの入り口にいるキャラクター(ろうじん)に夜話かけることで戦闘開始(スケルトロンを倒さずに入ると、ダンジョンガーディアンというほぼ撃破不能なボスが出てきて瞬殺される……Ver.1.2で倒す方法が出来たようだが)。ふじょうの大地やしんくの大地で戦えるイーターオブワールドやクルトゥフの脳みそは、それらの地下であるオブジェクトを3つ破壊することで出現する。先ほどか何度か「後半」という単語を使ったが、「前半」「後半」を分けるウォールオブフレッシュもまた、戦うタイミングは(半ば)プレイヤーに委ねられている。地底世界で手に入る「ガイドのにんぎょう」というアイテムを溶岩の中へと放り込む(捨てる)と、ガイドが(生存時に限るが)死亡し、ウォールオブフレッシュが呼び出される。なお、意図してなくても敵が落とした「ガイドのにんぎょう」がそのまま溶岩に落ちてしまい、ウォールオブフレッシュ召喚!という事故も起こりうる。何度やっちまったことか……。そのウォールオブフレッシュを倒すと、世界は「ハードモード」へと移行する。ハードモードになると、より強い敵が出現する代わりに、より優秀な素材から強力な武器防具が作れたり、直接アイテムとして入手できたりするようになる。ハードモード突入後にしかやってこないNPCもいて、便利な道具が手に入ったりもする。そしてハードモードの肝がもう一つ。じゃあくな大地もしくはしんくの大地が(ノーマルモードでもそうだったらしいが)周囲を侵食し始める。気付くと地図が真っ赤っかになってたりしてちょっと焦る。それから、それらと対になるせいなる大地が新たに生成される。これまた周囲を侵食するのだが、出てくるモンスターはじゃあくもしくはしんくの大地よりマシなので、どうせならせいなる大地に侵食させた方がマシ? ハードモード突入後に、ハードモードのボスをどれか一体倒すとやってくるスチームパンカーというNPCが、侵食された各種ブロックを元に戻すアイテムを販売してくれたりもするが、ランニングコストはやや高め。それでもハードモードに入るとお金も結構手に入るので、本気で世界を“浄化”する気なら割とやってやれないことはない。但し、最初に書いたように世界がめちゃめちゃ広いので、本当に本気で100%浄化しようとすると相当時間がかかりそう。目下、拠点の真下まで迫ってきたしんくの大地を元に戻す作業中。 で、どうやら多くの人はこのゲームでどう楽しんでいるかというと、各種アイテムを使って“家”をゴージャスにしたり何かの形にしたり。私も最初に作ったマップではそれをしていたのだけど、ハードモードを体験するために新たに作ったマップでは(1キャラクターにつき8つまでマップを作って保存しておける)家はそっちのけで世界を浄化したり強敵と戦ったりして遊んでます。 というわけで、その2(があれば)に続く。 (2014.8-3 2014-54)
平成26年8月27日
絶賛放置中(前回より酷い) 前回更新時に「次は10日後とかになったりして」とか言ってたのに、それより酷いことになっちゃった(笑)<笑って誤魔化しているつもり 旧国制作は……すこーしずつしか進んでいない。先日、作業中に少し疲れたので休憩して旧国の本を読んでいた。Nゲージの旧国の作例を特集した本だ。そこに私が今回作っているのと同じクモハ51073の作例が載っていて……読んでいたら見落としがあるのを発見。面倒なので見て見ぬふりをしようかとも思ったのだが、まだ充分工作できる段階なので追加加工を決定(ただし、やったのは翌日以降)。さらにその後、寸法をミスしている場所を一つ発見。見返すたびに「何か変だなあ、バランス悪いなあ」って思っていたのだが、10回ぐらい見直してようやく理由が判明して、もちろんここもやり直し。 湘南電車というメーカーがクエ9423とかいう車両の組み立てキットを発売したらしい。救援車というカテゴリーの車両で、脱線などの事故が起きた際に出動する非常用のもの。まあ、実車のことは詳しく知らないので気になる人は各自で調べて欲しい(その方が確実で詳しい情報が手に入るだろう)。で、話題にするということは即ち、欲しいということである(笑) 間の悪いことに、ちょうどクエ9423は鳳電車区にいたらしい……ということは、今作っている阪和線の旧国と時代的にも場所的にもマッチする! こんなタイミングで発売されるのも何かの縁だろう! ……と普段なら速攻で買っているのだが、最近制作ペースがアレなので、計画外に何か増やすのもどうかと現在思い止まっている最中。だが、多分来月あたり買ってしまってそうな気もする。ただ、この期に及んで一両追加して、来月25日までに完成させることができるのだろうか?(*1)
*1 来月25日に『閃の軌跡II』が発売されるため、この時点で完成もしくは完成間近の段階まで持って行けないと、ゲームに時間を取られて完成が大幅に延びる可能性が高くなる。なお、「次は塗装」ぐらいまで完成に近付けておけば、ゲームの誘惑にはある程度打ち勝つことができるだろう。もちろん完成させておくことが理想だが……。
ティルト&シフトできるマウントアダプターの話もしたかったんだけど、試してみたいタムロンの17ミリが使えない状況なのでまた後日。何故使えないかというと、タムロンの17ミリというのはMFのマウント部を取り換えて使うタイプのアレ。そのマウント部が……現在義兄の手元にある。今、タムロンの90ミリマクロを貸していて、OMマウントのアダプトールがそこにくっ付いているわけですな。ちなみにミノルタMDマウントのアダプトールは2個持ってるけど、OMのは1個しか持ってません(笑) むしろ今はOM用の方しか使わないわけだから、もう一個どこかで探してこようかな……付けっ放しに出来るわけだし。 (2014.8-2 2014-53)
平成26年8月9日
絶賛放置中 前月末日に漫画感想文で更新して以降放置が続いているので、一応生存確認及びパスワード忘れないうちに一度更新。まずは……そうだな、鉄道模型制作の話から始めようか。 次に作っているのは阪和線の旧型国電第二弾(?)。久々すぎるので第二弾で合ってるのかどうか不安なのでハテナマークを付けてみた。第二弾を作ったのは大糸線と新潟色だけなので、多分大丈夫なはず。で、いろいろ作りたい車両はあるのだけれど、とりあえず何両かピックアップ。しているうちに気付いたのだが、第一弾でクハ55047を奇数車と勘違いして作っていたような気がする(未確認<確認しろよ自分のだろ)。ナンバーが奇数なのでうっかり奇数車と思ったのだろうけど、多分クハ55新造車は全部偶数向き(クモハ41は全車奇数向き)。047は新造車なので偶数。ジャンパ線受けもないので、間違いないだろう(ない、というところは間違えずに作っている)。というわけで、第二弾ではクハの奇数向きを含めることを念頭にチョイス。第一弾同様8両作る予定だったが……8両作ってると歳を跨ぎそう(誕生日的な意味で)なので6両に減車が濃厚に。ただ、ここで6両にすると、残りが2両(計画)という中途半端なことにもなりかねない。一応計画では他にも何両かあるのだが、面倒すぎて中止するかもしれないので。 話は前後するが、久々に旧国の計画書(何年か前に作った)を見返していたのだが、若干忘れかけていたりする。タヴァサのクハ79300のキットがあるのだが、これで何を作りたかったのか、とか……。このキット、今回初めて分かったのだが、タヴァサのウェブとの説明に齟齬が生じているような……。タヴァサのウェブの説明によると、79300を4タイプに分けていてそれは全く問題ないのだが、説明中の中期型とキットの中期型にずれがある……ように思える。私の読解力不足かもしれないが、よーするに私が意図したものと違っていたということである。これはちょっとした大ピンチで、どうしようか悩んでいた。ちなみに中期型と後期型両方1つずつ買ってあって、前者を阪和線に、後者を東海道山陽緩行線にするつもりだった。ところが、タヴァサキットの中期型は阪和線にはいなかったタイプ。阪和線にいた車両を作ろうとすると後期型のキットが必要になる。というあたりでとても悩んだ。仮に後期型を阪和線に回すと、余った中期型をどーすんねんという話になり、一応片町線用には出来るのだが、片町線で作りたい車両が他にあって編成からあぶれてしまう……まあ、編成組むときにその日の気分で組み替えて遊ぶというのもアリなのだが。最終的にどうなったのかというと、後期型を最終タイプで作ると、そのひとつ前のタイプの前面が余ることに気付いた。側面は中期後期で差異がないようなので、後期型のキットから前面を失敬してくれば中期型のキットから後期型の最終の一個前のタイプが作れるんじゃない? ということで、現在その線で行くことを考えている。 一番の問題が何かというと、最近模型制作意欲があまり湧いてこないということだろうか(最近、というのはここ1年ぐらいの傾向)。一つにゲーム『テラリア』にハマりすぎているということもあるのだが……さて今後どうなることやら。ゲームと言えば『ウルトラストリートファイターIV』が発売された(?)ようだが、現状見送りの方針。友人が誘ってきたらやらないでもないのだが、その友人が最近何をやっているのかよく分からない……というか、3月に会ったときは「ごめん、『ウルIV』やらないかもしれない」って言ってたので、多分熱が冷めたんだろうなあ。一応年末ぐらいに出る『ギルティ』の新作は買おうと思っているのだが、まさかのまさかでプレイヤーキャラにテスタメントが入ってないので中止する可能性も。というわけで、現状は来月発売される『閃の軌跡II』までPS3は休眠したままの予定となっている。それについても今、一つ困ったことがあって「モニターをどうしよう?」。2月に新パソコンを組み上げた際に話したかもしれないが、デュアルディスプレイ化にあたってPS3用のモニターをサブモニターに登用。以降PS3は一度も稼働せず、よってPS3のモニターがなくても困らない状態が続いていたのだが、PS3を再起動するとなればまた話が変わってくる。まあ、HDMI切替機を買ってくれば済む話なんじゃないかとは思っているのだが……。理想はパソコン用のディスプレイを2枚一度に新調することなのだが、プチ金欠なのでそれはちょっと難しい。 「プチ金欠」とは、2月にパソコン新調した上に「増税前に買っとけー!」って3月に散在した挙句、4月に(そうとは書かれていない)増税セールに付き合ってしまったので、ちょっと悔い改めて今年いっぱいぐらいは自重しようということである。あと、カメラが欲しいのでその資金を貯める意味もある。といっても、「あれを買うことに決めたぜ!」ということではない。相変わらず「あれも欲しいこれも欲しいでも全部は買えないから一つに絞らなきゃいけないでも一つに絞れない」状態である。一番最近の物欲の動きでは……D800Eがリストから落ちることになった。D810が欲しくなったからである。D810登場でD800Eが安くなったら……とも思ったのだが、某ヨから始まる家電量販店でD810を触ったらD800Eよりこっちの方がいい!ってことになったのである。D810に突撃するとなるとレンズが問題になる。標準広角望遠各ズームにマクロと4本揃えるだけでもお財布が大変。明るい単焦点も1〜2本持っておきたいし、ニコンへの乗り換えにあたってはここが一番のネック。もちろん本体価格も他の欲しいカメラより高いのだが、レンズを揃えることを思えばまだ可愛い値段差である(いやそれでもかなり違うんですが、そう思えるぐらいレンズは金かかる……)。他の欲しいカメラは相変わらず。α7R、α77II、OM-D E-M1、GH4。このラインナップにD810を加えてみるとよく分かるのだが、あまりにも性格の違うカメラを同じ土俵に上げて悩んでいる(笑) 本気撮りのD810。持ち歩き用(旅行含?)のα7R及びE-M1。α7RはライカMマウント及びL39マウントのレンズを付けて遊ぶという用途も。鉄道模型の資料撮りにGH4の4K動画機能。α77の買い替えでα77II。しかしあれだ、ソニーが一眼レフを復活させてくれたらD810とかに浮気する必要もニコンレンズをイチから揃えるという苦行をする必要もなくなるんだがなー。 というあたりで最近生まれた妄想。オリンパス、OMマウント復活させてくれないかな? もちろんフィルムの新しいカメラじゃなくて、「デジタルのOM-5」を作ってくれないかな、という意味だ。一眼レフのフォーサーズからは実質撤退しちゃったけど、ここでまさかのフルサイズデジタル一眼レフとしてOMマウント復活、というシナリオだ。もちろん時代に合わせてAF、AEに対応させたニューOMマウント、しかし従来のMF用のOMレンズも使用可能という形。フルサイズデジタル一眼レフとしては小型軽量なものを……オリンパスだったら作ってくれそうな期待感。もちろん私にとってはOMレンズが使えるというメリットが享受したくてこんな妄想をしている(笑) 単焦点に話を限定すると、私の持っているOMレンズは結構いいラインナップになっている。21mmF2、28mmF2、50mmF1.2/F1.4、85mmF2、135mmF2.8、180mmF2.8、300mmF4.5、それから20mmマクロなんてキワモノ?もあればベローズ使用前提の80mmマクロという「なんでそんなの持ってんだ?」という変なものまで。加えてタムロンの17mmF3.5、90mmマクロ、コシナの40mmF2と死角が少ないのだ。もしOMマウントのフルサイズデジタル一眼レフが登場したら新しくズームレンズも作るだろうから、現在OM-3Tiを使っていて一番の泣き所の「画角を変えるのにレンズを付け替えなくてはならない」も解消されるだろう。という(私にとっては)夢のある話だが、夢の話で終わるだろうなあ。 ちなみにこの妄想が生まれたきっかけは、今月号(8月号:発売は先月)の『日本カメラ』だったりする。ペンタックスのDAレンズをフィルムカメラで使ってみる、という記事中に「ペンタックスはデジタル化に際しマウントを変更していない」云々の解説があって、デジタルに移行した時にマウント変えたメーカーあったっけ?と思ったのが事の発端。コニカミノルタ→ソニーはもちろん、ニコン、キヤノン、そしてライカもマウントは不変である。パナソニックやフジフィルムはレンズ交換式カメラに関して言えばデジタルで初参入だから「変更」ではないだろう。と思ってたら、愛用しているオリンパスが変わってるじゃないですかー(笑) * 笑って誤魔化している じゃあオリンパスがOMマウントをデジタルで復活させたらどうなる?と考えたら、私にとってはメリットだらけというか、ソニーに頼れない現状唯一といっていい光明だったというわけである。でもまあ、実現せんだろうなあ。
で、また鉄道模型の話に戻る。カトーの旧国飯田線シリーズ第二弾が発売されて、今度こそ分売パーツのヘッドライトと幌枠パーツを手に入れた。逃すと次こそいつになるのか分からないと思ったので、両者大量に……まさか年内にもう一回来るとは誰が予想できただろうか? で、ヘッドライトのパーツはいいのだが、幌枠がちょっと使い辛かった。連結面間隔で言えばカトーの旧国も私の作ったGMキット加工の旧国も大体一緒なのだが、カトーのは連結器が伸縮式なのに対して私のはシンプルな首振り式。さらに言うと、私はキットに刻印されている幌枠を削り込んだだけで完全撤去はしていない(完全に削り去ろうとするとかなり骨が折れそうだったので)。この厚みの分もあって、直線では問題なくても曲線で幌同士が接触してしまうことが判明。10パックも買ったけど、現状使い道のない死にパーツになってしまった……。ヘッドライトパーツに関しては、取り付け足がちょっと違うので少し削る必要はあるが、既に完成させたものにも小加工で取り付けられそう。噂によると今まで使っていたタヴァサの部品はカトーのSL用のヘッドライトパーツらしいのだが、設計が新しい分?今回のパーツの方がシャープな印象である。ただ、肝心のヘッドライトレンズが今回よーく見てみるとちょっと甘いような気も……。まあ贅沢を言っても始まるまい。気分転換がてら少しずつ取り換えていくつもりである。 さっき書いたように、飯田線旧国シリーズは早くも第三弾が発表された。もちろん速攻で予約を……入れたわけではない。もっとスローペースでいろいろやると思ってたんだけど、予想外に早い展開でちょっと困惑気味。前に書いたように、飯田線は本来守備範囲外だからねー。まー何だかんだで買ってそうな気はするが。 さらにその前に発売されたオリエントエクスプレス。12号車のエンブレムがおかしいとかで交換用のボディが配布された。家に帰って見比べたのだが……「???」。確かにちょっと違うと言われればそうなのだが、これ最初に気付いた人は観察眼が鋭すぎるだろう。私の作った模型は細かいところでおかしいところだらけなので、その人には私の作品は絶対に見せられないな(笑) で、さっき書いた20ミリマクロで超拡大撮影してみたのだが……拡大撮影すると余計に違いが分からんかった(笑) 一応ボディは交換しておいたけど、これは鉄道模型史に残していい出来事だなぁ、って思った。
最近書こうとしてお蔵入りしたものを全部載せちゃったので、また次の更新は10日後ぐらいになっちゃったりして(笑) (2014.8-1 2014-52)
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