橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成26年5月分

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平成26年5月31日

C59 124はあと少し……?

  最初にお断り申し上げますが、日付は偽装です(爆) ええ、もう完璧に嘘です(実際の更新日は6月3日……の日付を超えて0時5分ぐらい)。月末に更新しようとしたら、レンタルしているサーバーの調子が悪いみたいでアクセスできなかった。直ったのは今日になってから(私がチェックした限りでは)。これは私の責任じゃない!ということで、日付を操作して更新しました(笑)←開き直り
  さて、ちょっと(もけーの)現状報告。組み立て中のワールド工芸C59 124号機は、全体の3/4ぐらいは終わった……かな? テンダー周りは動力を含めてほとんど完成。走らせてみると、動力単体だと不安定ながら、テンダー(石炭ウェイト込み)を装着するとまあまあ走る。あとはエンジン側のロッド類の仕上がり次第で、そこそこ走る機関車になるか価格2万円ちょいの置物になるかが決まる。早ければ今週末、手間取ったとしても来週中には今年初(!)の画像で侃侃諤諤でお目にかけることができよう。
  というわけで、5月分のいつものやつ。

【将太の寿司2】1巻(最近の新刊):☆☆☆
  本の紹介に「佐治将太」とあったので、パラレルワールドか何かだと思っていたのだが、正真正銘『将太の寿司』の続編。主人公の佐治将太は、前作主人公の将太のライバルである佐治安人の息子(?)。何でそないな名前やねん!って思ったら、母親(仮)が勝手にライバルである将太の名前を付けたというトンデモ設定。それだけだとまだいいんだけど、関口将太も息子の名前に「将太朗」って付けてるし。ふつー父親の名前に似た名前は付けんだろー。この時点で

関口将太(前作主人公)
関口将太朗(前作主人公の息子)
佐治将太(今作主人公)

というしっちゃかめっちゃかな状況に。これ、ひょっとしてギャグ漫画?
  話のあらすじ。世界に寿司ブームが巻き起こり“新しい形の”寿司が生まれたが、その流れに乗れず日本はガラパゴス化して云々……と、外国からの“お客さん”が日本の寿司屋に来て挑発する。それを受けて立つのが将太(佐治)で、無計画にパリに飛んで云々。漫画だからねー、まあ仕方ないんだけどねー、仮に寿司が海を渡って進化して「SUSHI」となったからってね、日本の本家本元が変わる必要はないんだと思うんだ。世界(日本以外)でのSUSHIと日本の伝統を守る形の寿司、共存共栄したっていいじゃないか。なんかこう……他の分野でもしょっちゅう思うのだが「そんなことやってるの日本だけだよ」って言われて海外の真似をしたがる日本、そんなに自信がないのか、卑屈なのか。“日本独自”の看板掲げて胸を張って生きようぜ!
  あ、評価はひとまず「☆☆☆」ですが、とりあえず2巻までは買ってみようかと思ってます。ところで、佐治将太は見た目からすると、むしろ藤吉の息子のように見えるのだが……。

【なのな フォト ゴロー】1巻(先月の新刊):☆☆☆
  ゴマちゃんで有名な『少年アシベ』の作者の新作。『アシベ』や新聞漫画の『ウチの場合は』とは違って、ちょっと暗いイメージもある本作。四コマ漫画で絵柄も以前から大きくは変わらないけど、話のテーマは大きく違う。最初の何ページかはかなりネガティブな内容で、ちょっと買ったのは失敗だったかとも思ったのだけれど、途中から登場人物が前向きになっていくので、まあそういう物語なのだろう。
  続きを買うかは未定。

【エンバーミング】8巻(新刊):☆☆☆★
  とりあえず6〜7巻のピークは去った感じ。引き続き主人公不在……というかもう作者は主人公がジョン=ドゥと思ってそう。

【ワンパンマン】6巻(新刊):☆☆☆★
  新章開幕(?)、宇宙人が攻めてくる。S級ヒーローが一堂に会し、今後の危機について話し合っていた矢先の出来事。今まで一部しか登場しなかったS級ヒーローが一気に出そろう(2人欠席)が、実際戦うのは数えてみたら5人だけ。うーむ。この後出番があるのかないのか。一方サイタマは敵の宇宙船に一人殴り込みをかけて、敵の幹部を瞬殺していく。ここまでは今まで通りなのだが、敵のボスが今までと違って超強い。というのも、サイタマの一撃を喰らって無事でいる。これは『ワンパンマン』始まって以来の快挙だ! というわけで次巻に続く。
  ところどころ挟まっているおまけ漫画が全体的に緊張感なくて面白いのだが、“金属バット”が挙動不審なあれは一体どういう意味なんだろう?

【神様がくれた背番号】3巻(新刊):☆☆☆☆★
  不覚にも最後の方でうるっと来た。そして、誰でもいいからそろそろ救世主が現れて現実世界の阪神を優勝させてくれって思った(今年は例によってまた無理っぽいなあ、と早くも諦める暗黒時代に染み付いた負け犬根性が拭い去れない暗黒ファンなのであった)。

〜超番外編〜
【バーニーの絵日記】
  私が大学生の頃に発売された漫画で、私が調べた限りではおそらく絶版。2〜3年前に、鉄道模型の制作に一息入れたくて本棚を探っていた時に久々に発見して、久々に読んだ。私は30歳を超えたあたりからちょっと涙腺が弱くなってきてて、この漫画を読んでいてかなりウルっと来てしまった。当時は侃侃諤諤をほぼ毎日更新していたので話題にしようと思ったのだが、この漫画の魅力をどう伝えたらいいのか分からなくて断念。以降も思い出すたびに下書きはしてみるものの取りやめが続いて、気が付いたら何年か経ってしまっていた。で、つい最近、ネットで検索していたら無料公開されているのを発見した。公開された時期は3年前……震災のあったしばらく後である。震災に関係して、作者が出版社に依頼したものである。普段は外部サイトのリンクを設置しない私であるが、今回は記しておくので良かったら是非アクセスしてみて欲しい。

特別配信『バーニーの絵日記』(竹書房)

  大学生だった頃、つまりこの漫画を買って読んだ時は多分あとがきまでは目を通さなかったのだと思う。数年前に読んだときはあとがきをしっかり読み、そして作者の願いを知った。究極的に要約すると、その願いとは「世界平和」。世によくある「平和を望む漫画」というのは、どこか説教臭くて、何か登場人物に“いいセリフ”を言わせようとしていて、それが押しつけがましくて却って心に響かないということも多い。この漫画は、あとがきを読まない限りは作者の思いになかなか気付けないだろう。というよりむしろ、あとがきに書いてある裏設定を見て「なんじゃそりゃ」と思うかもしれない。でも、あとがきに書かれた作者の想いには妙に説得力があるのだ。バーニーたちの姿を見ていると、作者の願いに素直に共感できるのだ。この漫画は、優しくて力強い。的確な表現かどうかは分からないけど、拙い私のこの文章力でそう記しておこう。
  
  6月の新刊予定は5冊。『Q.E.D.』『C.M.B.』『All You Need Is Kill』『ライジングサン』――以上。「4冊しかねーぞ!」という突っ込みが入るといけないので(というかむしろ入れてほしい)解説。『All You Need Is Kill』は1巻2巻が同時発売されるので、タイトル数は4だけど冊数は5になるのだ。ついでに、『All You Need Is Kill』について少し。同名の小説?のコミカライズ? 作画が小畑健で、ヤングジャンプで連載中? ウェブで無料公開されている「となりのヤングジャンプ」で(多分雑誌より少し遅れて)読むこともできる。面白かったので単行本も購入する予定だ。ちなみに、現状での評価は「☆☆☆☆」ぐらい。この夏ぐらいに映画も公開されるので、ひょっとすると見に行くかもしれない。
  6月発売予定で、購入を暫定的に中止する予定の漫画は2冊。『はじめの一歩』と『げんしけん』。前者は数冊溜まってからまとめて買ってまとめて読みたい。後者は気が変わって発売直後に買うかもしれない。暫定中止分も含めて、6月は漫画の発売予定が月の後半に固まっている……5月は頭に固まってたし、何とかしてくれよ――と言われても、出版社の人は「知らないよ」としか答えようがないよな(笑) いや、「月の全体に散らばるようにたくさん買ってください」と言われるかも?

(2014.5-6 2014-38)


平成26年5月29日

小説3冊

  増税前に駆け込みで買い溜めした小説を、早くも4月に読み終わったのに感想文を書くのを忘れ……てはいないのだが、サボっていた。『万能鑑定士Qの事件簿VI』『同VII』『特等添乗員αの事件簿I』の3冊。最後の『特等添乗員〜』は、ネーミングで推測できると思うが『Q』の派生作品だ。読んだ順に少しずつコメントを。

【万能鑑定士Qの事件簿VI】
読者が選ぶ人気ランキング、というのが巻末に出ているのだが、それの第二位。というわけで期待して読んだのだが……私にはこれが二位に入る理由がよく分からない。万能贋作師雨森華蓮、という万能鑑定士の対極に位置するような人物が出てくるのだが、中盤までかなりストレスの溜まる展開。一番核となるトリックはなかなか練られていたが、そこから解決に至る顛末も特に爽快感あるものでもなく。全体的にはこれまでの『Q』シリーズの中では平凡な印象を受けた。

【特等添乗員αの事件簿I】
『〜Qの事件簿』の後には『〜Qの推理劇』というシリーズが控えてるらしく、その一巻に登場した浅倉絢奈という人物が主人公。『Q』の凛田莉子と同じく、いわゆる「出来ない子」だった絢奈だが、“ラテラル・シンキング”の才覚を見出されて云々というストーリー。この、「最初は平凡未満だった人物がある日きっかけを得てどんどん成長していき、最終的には天才的な能力を身に着ける」というのは作者の松岡圭祐の好みなのかな? あるいは『Q』と『α』限定? まだこの二作品しか読んでないので何とも言えないのだけれど、ミステリーの主人公は大抵最初から“完成”されているので、少し珍しい部類かも。よくあるミステリーに対抗したい、という気持ちがあったのかもしれないね(*1)。“Q”莉子があくまで理詰めで犯人を追いつめるのに対して、“α”絢奈は水平思考――ラテラル・シンキングで迫る。考えてみればこれも少し独特で、多くのミステリーの探偵役はその両方ができることが多い、ような気がする(*2)。
“Q”でも“α”でもそうだけど、人を教育でここまで賢く育てられたら楽しいだろうねえ〜。

【万能鑑定士Qの事件簿VII】
私は『VI』よりもこっちの方が面白かった(VIIは件のランキング(5位まで)には入っていない)。莉子が女性向けファッション雑誌の会社に潜入して云々というストーリー。単行本の裏表紙にあるように、小説の盗作を暴き、盗まれたペンダントのありかを突き止め、最後には物語の最終争点である“逆錬金術”の謎を解明する。『VI』と違って要所要所で莉子の眼力がその力を発揮するので、テンポよく読み進められた……ような気がする。

  『〜Q』の六巻を読み終わった頃に思いついたネタ。もし凛田莉子が鉄道マニアで、それも模型鉄だったら……鉄道模型メーカーは大変だろうなあ(笑) 新製品が出るたびに当代随一の鑑定眼が余すことなくその実車との相違点(造形はもちろん、時代考証とか)を見つけ出し、それをウェブサイトにでものっけようなものなら模型の売れ行きがガタ落ちになること間違いなし(?)。……まあ、莉子の性格からいってお遊びの分野でそんな重箱の隅を突いてメーカーが困るようなことをするとは思えないけど。それ以前に、「もし莉子が鉄道マニアなら」という仮定がかなりイメージしづらい(笑)
  さて、『万能鑑定士Qの事件簿』が実写映画化されるそうである。何故実写なんだ……。世間でも言われていることだが、漫画の実写化は難しい。漫画は絵が主体なので、読者の登場人物に対するイメージはほぼ完全に固まっているといっていい。そのイメージ通りの俳優を充てるのは……まず無理と言っていいだろう。『頭文字D』の実写映画はなかなか頑張ったほうだと思うし、『DEATH NOTE』のLも“完成度”は高かったが、他は軒並み……って、他の実写映画はほとんど見たことがなかったや、てへっ(ぺろっ) まあ、映画のポスターを見た時点で「これはないな」と思って見ないからね。漫画のアニメ化ですら違和感を感じるこの私に実写映画化など見れるわけがない!とかいいつつ上記2作品は観に行ったわけですが。
  話を戻そう。『Q』の実写映画である。小説の映画化の方が漫画の場合よりはハードルが低いわけだが、しかしそれも一般小説の話。『Q』の場合は表紙にビジュアルが出てしまっている上にコミカライズもされてしまっている。つまりすでにファンにとって『Q』の登場人物のイメージは漫画同様固まってしまっていて……ポスター見て「これはないな」と思ってしまうわけである。っていうか、凛田莉子は仕方がないとして、小笠原はもうちょっと何とかならなかったのか? なーんか、こう、なーんていうか……ま、いっか。
  で、観に行くのか、行かないのか。怖いもの見たさ?で観てみたい気もする。映画になる『モナ・リザ』は、どうやら『Q』の9作目のようで、私は順番に読み進めて居るので次は8作目になる。原作を読んでから映画を観るか、映画を観てから原作を読むのか。後者であれば次に買って読む原作は普通に8冊目でいいが、後者のプランにはリスクも抱える。映画が駄作であった場合、その駄作にネタバレをされてしまうことになるのだ。小説を忠実に映画化しているかどうかは分からないが、まあそう考えたほうがいいだろう。というわけでどちらかというと、観るなら前者のプラン。映画がどれぐらいの期間上映されているのか知らないが、私の小説を読むペースを考えると一足飛びに9冊目を買って早めに読み始めた方がいいだろう。何せ週末に映画は公開されるのだ。『Q』シリーズはあまり続きモノではないので、一冊飛ばしても問題ないし、本気出すなら2冊買って一気に読んでしまうという手もある。まあ、そこは本気出すところじゃないような気もするので、映画観る観ないはさておき、とりあえず『IX』を買ってこようかな。

*1 漫画で行くと、例えば『金田一少年の事件簿』。彼は血筋だけであれだけ頭が切れるのだろうか。学校の成績は悪いが当初からIQ180だったかの設定があり、“賢く”なる過程の描写は一切ない。それ以上に『名探偵コナン』の場合、なぜ頭がいいのか全く言及がなされていない(私が知っている、記憶している範囲内では)。『Q.E.D.』と『C.M.B.』は「親が英才教育を施した」ことが窺える話があったが、幼少期から相当優秀だったと思われる。小説では……森博嗣のS&Mシリーズは、間賀田博士を含めて全員生まれつきの英才(じゃないかと思わせるぐらい隙がない)。『Q.E.D.』の桑原崇は「歴史オタクを究めるとこうなる」としかいいようがない……というか、彼の場合天才的、超人的と思えるような推理劇はあまり披露してないね(笑)
*2 ここでも他の作品と比較すると……金田一少年は真犯人(と思しき人物)を罠に嵌めるのが得意だったような気がするし、燈馬想もたびたび犯人に“自白”に近い言質を取るための“罠”を仕掛けた質問を発している(コナンはどうだったか忘れた)。というか、他の作品では探偵役が基本的に万能で、悪く言えば論理的思考とか水平思考とかいう観点が欠落しているのかもしれない。

(2014.5-5 2014-37)


平成26年5月20日

納得の行かない健康診断の結果

  予告通り、4月の最初の方で受けた健康診断の結果の話でも。去年、7月に受け取った去年の結果から今年の受診まで約9か月。それまでの食習慣を反省し改善(自称)に努めた結果は……自分としてはあまり納得できないものだった。
  とりあえず、反省点は1つ、目標は2つ。反省点は、夜食を減らすこと(夜9時以降の飲食は純粋な水分摂取以外禁止)。目標としては、夜食減で自然に正常値に近付くであろう「ALT」と「Hba1c」の大幅改善。前者は狙った通りの結果になったが、何故か後者は去年と同じ数値で基準値ギリギリアウト。HbA1cは血糖値と関連性があるが、その血糖値は去年から約10%の改善(去年の段階で正常値)。なのにHbA1cは去年と一緒で、しかも基準値ギリギリというのは誰かの作為じゃないかと疑ってしまいたくなる(八つ当たり)。その他の項目は概ね改善。中性脂肪は去年の半分未満(去年の時点で正常値)、何故か高かったコレステロール値も、総コレステロール値がわずかに基準値より高い以外は全て正常の範囲内になった。総コレステロール値も去年からは改善している。具体的に何が原因でダメなのか分からなかったヘマトクリットや赤血球の数値も正常化。但し、白血球が正常値の範囲内で去年の2/3に減少。ちょっと気になるが、まああまり気にしても仕方あるまい(?)。検査を受けた時から分かっていたのだが、尿蛋白が「+」だった。その場での検査は紙を浸して色の変化を見るわけだが、これだと厳密な検査ができないらしく、精密検査?したものは問題ないから安心していいと言われた。
  全体的にはかなり良い方向に変化していて、ベッドの中で空腹を我慢した甲斐はあったといえる。が、何でHbA1cだけ改善してないか頭に来る。この結果を踏まえて今後どうするかというと、現状維持である。HbA1cの改善を狙いに行ってより一層の制限を……とするとかなり無理がある。多分炭水化物と甘いものの摂取量を減らすことになるが、そうするとおそらく摂取カロリーが減ることになる。現状でも既に去年より6キロ体重が落ちてBMIは18.2(診断結果の紙には「低すぎ」を示す「L」マーク付き)。これ以上痩せてどうする? むしろ痩せすぎで健康を害しそうである。だからこれ以上何かを変えることはしない。ただ、今回ALTとHbA1cさえ改善すれば来年はもう健康診断受けに行かない予定だったが、HbA1cがダメだったので来年も一応受診はしておこかな、と思っている。面倒臭いけど。


  昨日の話に追加。キーボードをUSB接続にすると、“あの問題”が再燃した。何かの拍子に勝手にパソコンが再起動するというあれである(笑) 前回は後輩に教えてもらったマウスの設定(デバイスマネージャーのマウスの項目)をいじることで解消できたが、今回も同じ。PS/2接続の時はコンピューターが我関せずだったキーボードがUSBになって関知(感知)するようになったのだろう。デバイスマネージャーのキーボードの項目に(多分)それまでなかった電源の項目が出現していていたので、マウスの時同様にチェックボックスをオフに。これで勝手に動き出すことはなくなった。
  新しいキーボードはキーのところにバックライトみたいなのが付いていて、部屋を暗くすると細かい光がたくさん浮かび上がってなかなか綺麗でカッコいい。しかしながら、暗い部屋でパソコンを触ることはまずないから、わざわざ見てみたいときに部屋の明かりを消す、というよく分からない行動をする必要がある。パッケージには「暗い場所でも快適にタイピング」とあるが、そんな使い方する人ってそんなにたくさんいるのかな?(笑) そもそも、キーボード打ち込むときってほとんどキーボードは見ないからライトが付いても実用的かどうかよく分からない。もちろんブラインドタッチが出来ない人にとっては有用だろうけど、この製品はそういう人向けじゃないような気がする(?)。でもまあ、こういう趣味的な要素があるのも悪くない。たまには部屋を暗くしてキーボードの明かりを楽しもう。ちなみに明るさは調整可能で、オフにもできる。今は……オフだ(笑)

(2014.5-4 2014-36)


平成26年5月19日

PS/2にさようなら

  今時PS/2ポートなんて使ってるやつは古いよな――なんてことが巷でささやかれているのかどうか知らないけど、橘雪翼は今日までPS/2ポートを使っていました。というか、マザーボードに付いてるんだから使って何が悪い(八つ当たり切れ) 2月に組んだ新マシンに採用したマザーボードにポートが付いていて嬉しかった。最初のパソコン(メーカー製品:バイオです)に付属していたキーボードを10年以上ずっと使っていて、これからもずっと愛用するつもりでいたから。でも、やっぱりちょっと古臭さが否めなくなってきて、買い替えを検討していた。某ヨから始まる家電量販店のパソコンコーナーに行くと、もうさすがにPS/2ポートで接続するキーボードなんて売ってない(よく見れば基本USBで、PS/2用の変換コネクタが付属するようなのはあるのかもしれないけど)。古いキーボードには愛着はあるが、PS/2ポートには愛着がない。人とパソコンの話をしていて、「えっ、まだPS/2ポート現役で使ってるよ(笑)」とか言うぐらいの役割しかない。そんなわけで、PS/2接続でなくても問題なし。予算3000〜5000円ぐらいのつもりで展示されているキーボードをカチャカチャ触っていた。予算が「3000〜」なのは、あんまり安いのだと造りも安っぽいかな、と思ったから。侃侃諤諤の毎日更新はやめたけど、侃侃諤諤の下書きっぽいのは2日にいっぺんぐらいはやっている(驚愕ではない新事実)。文字を打つのが侃侃諤諤だけというわけでもない。そんなわけだから、安かろう悪かろうはダメ。次に「〜5000円」なのは、いくら毎日触るからと言ってキーボードにそこまでお金掛けるのは、と思ったから。安ければ2000円未満で買えるものに何倍もお金を掛けるのは過剰である。こんなこといっているけど、安ければ2〜3万円で買えるカメラ1台に、その10倍ぐらいのお金を出すことも吝かではない人間の発言と思うと説得力がないよね。説得力のありなしはさておき、今日の私の気分はそうだったのだ。加えて言うと、今日は下見で買うつもりはあんまりなかった。ところが、「良さそうなのはあんまりないな〜」と触り歩いている途中で、気に入ったの出会ってしまった。ロジクールのk740というモデル。キーボードに詳しい人なら分かるが、5000円ではちょっと買えない。迷った。欲しいが高い。一旦家に帰って冷静になって考えようと思った。でも今日から使ってみたい気もする。どうしよう。どうしよう。


どうしよう。

  そうだ、モニターも見ておきたかったんだ。一旦私は売り場を離れ、モニターを見に行く。モニター売り場では、サンプルとしてFFXIII-3のムービーが流れていた……こんなん見たらFFXIII-3が気になるじゃないか……発売から日が経つし、安く売ってないかな。ってアンタモニター見に来たんちゃうんかい! 今私が使っているモニターは、サブが1920×1080、メインが1600×1200。買った時代もメーカーも違うので、解像度はもちろん色見も異なる。デュアルモニター生活を初めて3ヶ月経ってないので、「もうシングルには戻れない!」というほどではないが、義兄の言う使いやすさも分かる気がする。というわけで今後もデュアルで行くつもりにしているが、できればこれ、同じモニターに揃えたい。新しい方の1920×1080がもう一枚手に入ればいいのだが、どうやら4年の月日が経つとモデルチェンジされているらしく、市場に同じものは見当たらない。仕方がないから新しく2枚買うことを検討している。モニター1枚の値段で見れば選択肢は豊富なのだが、値段を「×2」すると「ちょっとそれは……」という帯域に入ってくるものが多い。今日見た中ではIO-DATAのが良かった。スイッチが押しやすく、オフの状態からオンにしたときに画面が点くまでが比較的早かった。ちなみに、今メインで使っている方はタイムラグが非常に小さく、逆にサブのモニターはスイッチを入れてからなかなか画面が表示されない。スイッチの操作感覚は両者共にイマイチである。今日見たIO DATAのは、私のメインモニタよりは遅いがサブよりはずっと快適で、値段も含めて有力候補に上げたい一品だった。最大の問題は、デザインがダサかったこと……もうこれは致命的な欠陥だ。デザインにもう1万円余分に出してもいいから、もうちょいマシなのはないのかな。IO DATA以外の製品はスイッチオンの応答性が悪すぎたしなあ……これは非常に悩みどころ。でもまあ、急がないし少なくとも今日は完全に予算外だし、むしろここで「うわ、これむっちゃ気に入った! 欲しい! 今日からこのモニターに替えたい!」ってなるよりはるかにマシ(笑)
  で、キーボード。今打ち込んでて分かったが、ちょっと慣れてないせいか、長文打ち込んでいると少々疲れてくる。置き方とかに工夫を入れた方がいいかも。少し角度を付けた方がいいかな。という表現で分かってもらえると思うが(というか、タイトルで分かるよね)、その後売り場に戻ってさらに悩んだ末に買ってきた。予算オーバーではあるがD800を衝動買いするわけではない。これぐらい小さな誤算だ。それより何より今日買うつもりはあんまりなかったのに買っちゃった方が大きな誤算。「モノを気に入る」ときはこんなものなのだなあ。あ、これ無変換キーがちょっと押し辛いなぁ。まあしばらくしたら慣れるだろう(説明不要かと思うが、無変換キーを押すと打ち込んだ文字がカタカナに変換できる。今、「もの」を「モノ」に変換したかった)。新しく買ってきたからには早速使ってみたい。というわけで、侃侃諤諤を更新することにした(どんな理由だ)。更新ネタにこの買い物自体が使えるしね(笑)

  なお、このモデルは有線タイプである。無線キーボードという選択肢ももちろんあった。でもね、あんまりキーボードの線は気になってないんだ。無線化するならむしろマウス。同じロジクールの無線セットってのもあって、そちらとちょっと迷ったんだけど、残念ながらそちらは展示品がなくて(もうワンランク上のたっかいのはあった)、さらによく考えると無線マウスは家に一つある。昔マックのノートパソコンで使っていたもので、従ってあまり使い込んでいない。マウスを本気で無線化したければ、とりあえずそれを使って、もしそれが気に入らなければ……という流れにしよう。という流れがあった。橘雪翼はあれこれ迷うタイプだからね。キーボード一つ取ってもレジに持って行くまで時間がかかるんだよ。

予告(!?):明日か明後日ぐらいに「健康診断の結果」のお話をする予定です。

(2014.5-3 2014-35)


平成26年5月16日

α77 II

  ソニーがデジタルカメラの新製品を発表した。そのうち私が最も関心あるのが「α77 II」(アルファ77マークツー。今私が愛用しているα77の直接の後継機種となり、オートフォーカスや連写に関する事項が強化されているようだ。
  で、欲しいような、欲しくないような、微妙なところ。オートフォーカスが強化されても動体はあまり撮らないのでメリットは大きくない。連写性能に関しても同様。少ないバッファメモリーに逆の意味で驚いたのはいい思い出だが、普段そんなに連写しないので、そこが強化されてもあまり嬉しくない。相変わらず秒間12コマの連写は専用モードじゃないとできないみたいだし。これがマニュアルモードで使えるようになったら、用途はさておき使ってみたいと思わせるのだが。測距点が79に増え、画面のカバー率が上がった(多分上がってる)のは使いやすそうではあるが、何か最終的にマニュアルフォーカスに切り替えてそうなのでそこまでメリットがあるかどうか。つい先日、鳥の写真を撮ったのだが、羽ばたいた瞬間もシャッターを切ったものの……マニュアルフォーカスで撮影していたのでピントは大ハズレ。こういうときオートフォーカスで撮ってたらちょっとした決定的瞬間が写るのかね。
  さて、最高感度が少しだけ上がった。16000から25600へ。一段未満の上昇だが、最高感度はさておき……ISO400、800の画質がアップしてくれていると嬉しいんだけどね、そこんところどうなんだろう。私が今欲しいなーと思っているデジタルカメラは、感度を気軽に800とか1600に上げられるカメラ。いや、α77やE-PM2だって上げる操作自体は簡単で気軽なんだけど、画質劣化を思うとあまり上げたくない。感度800以上は仕方のないときに使うものだと思っている。というか、等倍ピクセルで見るからダメなのかね。E-PM2は標準感度のISO200ですらちょっと細かいところで気になるところがあったりする。実際問題、ニコンD800とかD4とかを使ってみたことがあるわけではないので、一般に高感度に強いと言われているカメラの高感度の画像が自分の持っているカメラと比べてどの程度なのか知らないんだけどね。一応ネットを探せばサンプルとか実写作例とかも出てくるんだろうけど、やっぱりこういうのは自分で使ってみなきゃ納得できない。
  高感度と言えばα7sというのも発表されたようである。画素数を1200万画素程度に落とした代わりに高感度の画質を飛躍的に高めたとかなんとか。あと4K動画も撮れるらしいが、その記録のためには外部機器が必要というなんだかよく分からない仕様。動画はオマケと思うことにして、高感度に強いカメラという位置づけとしてはどうだろう。高感度に強い代わりに画素数が1200万まで落ちているわけで、ちょっとこれはどうなんだろうねえ。そんなに高感度撮影ばかりするのであれば有力な選択肢になるけど、どうしても1200万画素で20万円以上するカメラには手を出しにくい。アダプター経由でαレンズが使えるとは言え、また新しいマウントだし。それに、よく撮れたと自分で思う写真は全紙クラスまでの引き延ばしを考えているので、画素数としては2400万画素ぐらいは欲しいと思っちゃうのだ(全紙に引き延ばしたら離れて見るから云々の理論は、それは他人が見るときの話である。自分の作品は、どんなサイズのプリントだろうと至近距離からも見る)。すでにα7Rを買っていて、二台持ちするつもりで買うのなら面白いのかもしれないけどねー。明るいときはα7Rで、暗いところでは割り切ってα7sで……うわぁ、何て贅沢な。そして羨ましい。
  
  持ち歩きを考えるとマイクロフォーサーズのE-M1やGH4が相変わらずの有力候補なんだけど、光学式ファインダーと大きいセンサーへの執着心は捨てられない。ソニーには期待できないので、いよいよD800あたりを買ってしまおうかと迷いつつ今一つ踏み切れない。結局あれなんだよね。「まだフィルム使ってるの?」と言われても、「OM-3Tiの代わりになるデジタルカメラがまだ登場していない」現状では完全デジタル化の方向へ舵は切れない。旅行に何キロもする重い撮影機材一式を持って行くのはしんどいからなあ。
  先日、母が藤の花を見に行きたいというのでバスツアーに付いて行った。久々に会心の一枚が撮れた。一旦2L判プリントしてみるが、これは半切ワイドか思い切って全紙に伸ばしてみたいと思っている。撮影機材はOM-3Tiに21mmF2。コシナの40mmとタムロンの90ミリマクロも持って行ったんだけど、総重量は多分2キログラムもない。その代わり、単焦点なのでレンズの付け替えがうっとおしい。レンズを付け外しする度にデジタルに替えてズームレンズで撮影したくなる気持ちも芽生える。でもまだ35ミリ判換算で21ミリをカバーする標準ズームレンズは存在しないので、21ミリ使ってる分には互角かな。マクロに関しても標準ズームではカバーしずらいし。
  というわけだから、またまた例によっていつもの結論。もうちょっとフィルムで粘ってみる。それとは別口でα77 IIは気になるんだけどね〜。

(2014.5-2 2014-34)


平成26年5月11日

観戦試合開幕4連勝!

  連敗していた阪神タイガースだが、今日アレに1対0の完封勝利を収めて連敗ストップ! 私の観戦試合も、これで今季4戦4勝! 観に行った試合でこんなに勝つのは本当に久しぶりで嬉しい!

……まあ正直なところ今年の優勝はもう諦めてるけどね(早)

一時期あれだけ好調だった打線は下降気味。西岡怪我して代わりの上本が大活躍! と思ってたらその上本が怪我して、代わりの1番バッターがイマイチ(特に上本と比べると)。去年と比べてイマイチだった先発投手陣も今一つ復調の兆しがあるよーなないよーな(岩田、榎田あたりはたまにいいピッチングをして去年と比べるとプラス要素だけれど、能見と藤浪が去年と比べると不安定。岩崎も最初良かったけど、最近ちょっと打たれだした。新人であることを考えるとここまではひとまず合格点なのだが……先発の頭数が足りてないからなあ)。
  上本離脱後は大和を二塁に入れることが多いようだが、大和は中堅手のままで二塁に関本を起用、一番鳥谷、二番大和にしてゴメスを関本とマートンで挟む……という用兵術は考えてないのだろうか? 「代打の神様」? 今の阪神に、切り札を温存して戦う余裕があるとは思えない。打線が右打者ばかりになることは問題かもしれないが……。

(2014.5-1 2014-33)


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