橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成25年4月下旬分

▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲

平成25年4月30日

月末はいつものように

  月末なので、今月買った漫画の感想。

【ワンパンマン】3巻(新刊):☆☆☆☆
  試験にギリギリ合格し、ヒーロー協会の一員となったサイタマ。以降、新登場の協会のヒーローに、ヒーローランキングがいちいち表示されて多少ウザい。今はまだいいのだが、今後これに振り回されるようになると面白くなくなる危険性も?
  そのA級33位とやらのそこそこ腕の立つヒーロー、バネヒゲさんの実力に非常に疑問を感じる。A級29位のゴールデンボール(なんつう名前だ……)が、やばい怪人と遭遇したときのために臨戦態勢でゴーストタウンに入っていったのに、一緒に居たバネヒゲは武器を用意せずに隣を歩いていた。ゴールデンボールが攻撃を仕掛けても見てるだけー。ゴールデンがやられてからようやく、手品?のようなパフォーマンスの後に武器のレイピアを手にする。お前何のために2人でゴーストタウンの調査に派遣されたの? 2人で敵に当たるためだろ? 何で相棒が倒されてから戦い始めるんだよ。こんなのがA級じゃヒーロー協会もアテにならないなあ。
  やや細かいポイント。サイタマがジェノスを邪魔者と思っている理由が、本音の形で明らかになった(?)。曰く「教えることがなくて師匠面するのは気が引ける」。サイタマ、意外と真面目な性格だ! とは言え、札束目の前にして態度が一変するあたりはさすがギャグ漫画の主人公だ(笑) というか、ジェノスお金持ちすぎます。

【もやしもん】12巻(新刊):☆☆☆☆
  西野円がいろいろすっ飛ばして沢木に迫ってうっひょーな展開。頑固というか、一本気というか、ある意味で漫画ならではのキャラクターだな(笑)
  なお、12巻の限定版は『もやしもん発酵食品+α全さくいん』という小冊子付き。これがまたなかなか読み応えあって、『もやしもん』ファンならお勧めの内容、っつーか私に言われる前に限定版買ってますよね(笑)
  次巻予告「日本酒完成編」。イラストは結城蛍――「という事は完成しないの?」とのコメントつき。知らない人には解説が必要だろう。『もやしもん』巻末の次巻予告はギャグページなのだ。「内容は予告無く変更されることがあります」という注釈があるのだが、今のところ変更されなかったことがない。いつも予告内容ははちゃめちゃで、慣れないうちは「えっ?」って思ってしまうようなことが描かれている。それがここに来て一転真面目な予告。今までの流れで行くと……「完成」ってことはその逆で「完成しない」わけだが……? 結城蛍も驚いているが、登場人物が予告ページの無意味さを理解しているあたりもギャグなのか。さて、初めて予告通りになるのか、それとも日本酒造りは失敗するのか。

【雨柳堂夢咄】14巻(新刊):☆☆☆☆
  いつも通り。特に書くことなく、安定したクオリティ。
  ナミガシラトウコ先生は貧血のようで。橘雪翼も貧血気味です。しゃがんだ後に急に立つとフラっと来ます。そうか、鉄分を補給したほうがいいのか。うーん、模型ではダメなのか。

【陸蒸気はじめました。】(新刊):☆☆☆☆
  日本における鉄道の始まりを、史実を元に描いたフィクション? 絵柄はデフォルメ強めの今風少女漫画系……ごめん自分でもあまり的確じゃない表現だと思ってる。壮大なストーリー漫画かと思っていたが、1ページ〜せいぜい数ページのショートストーリーをいくつも連ねた形。思っていたような漫画ではないものの、結構勉強になって面白かった。1067ミリに決定したのが大隈重信だったとかね!(*1) フィクションも多分に混じっているようなので、ちゃんとした知識はどこかできちんと調べなおしておいたほうがいいのかも。
  ブームに乗っかっただけの内容の浅い鉄道漫画がある中で、きちんと真面目に鉄道の歴史を追ったいい作品だ。まだまだ作者は描きたいことを残しているようなので、続編に期待したい。

*1 国鉄〜JRの線路幅が世界標準より狭いのは皆さんご存知の通り(*2)。標準軌の1435ミリで敷設するより有利な点もあったのだが……。後世、これの被害を一番受けているのがおそらく鉄道模型を趣味とする人たちである(笑)
*2 もちろんご存知ですよね!

【高校生ギャンブル血風録!! バクト】1巻(既刊):☆☆☆★
  『凍牌』作者の志名坂高次の『凍牌』よりは新しい作品。「バクト」というタイトルは「博徒」から来ていると思われ、主人公もそこからか「獏(バク)」という名前になっている。
  『凍牌』と同じく主人公は高校生だが、毛色は違う。まあ、同じじゃ別の漫画描いてる意味ないんだけど。主人公は結構武闘派で、ケンカシーンなんかも。イカサマが嫌い、という点で「氷のK」とは相容れなさそう。タイトルに麻雀を連想させるキーワードがないのだが、その通り?で麻雀以外の勝負も描かれている。とはいうものの、裏表紙に「タイマン麻雀編」と書かれている通り、麻雀勝負の長めのストーリーが始まった。麻雀から離れた博打漫画ってのも面白いと思うのだが、上手く描かないと人気獲るのが難しいのかなあ?

【ライジングサン】3巻(新刊):☆☆☆☆★
  2巻の予告は射撃訓練だったのだが、本題はそこから繋がる「部品を失くすこととはどういうことか」。新海教官のセリフ「失くしたカバーの代わりなどない!」が身に沁みる、心に沁みる! 普段私は、模型作っていて部品を床へ落としても「代わりがあるからまあいいや」って探さないことがある(おいおい)。もちろん代わりのない部品なくしたら必死で探すけど(笑) というわけで、何かもう、耳に痛いセリフでした。
  ところで、なくなった部品は「鉄線鋏カバー」というらしいのだが、漫画中の登場人物の説明によると「パッチに合わさず閉じると簡単に落ちる」品物。いやあの、そんな簡単に脱落するような構造で作らんといてくださいよ。戦場で部品を失くすことは、仲間や自分の命に関わるそうなのだが、戦場の緊迫した状況でも扱いやすい道具を作るべきだと思うんだけどなあ。例えばこれがプロ仕様のカメラでの話だったら、メーカーはカメラマンの意見を取り入れて部品が脱落しにくいように作り直していると思う。もっとも、カメラの道具と自衛隊の装備とではコストの制限に違いはあるんだろう。けど、緊迫度で考えると自衛隊の装備の方が金掛けて良さそう……いやでも国防費がアップするといろいろ問題だから、やっぱりコストも重要なのかなあ。

【天体戦士サンレッド】17巻(新刊):☆☆☆★
  歩く成人病、デビルねこ。これまで高血圧が一番プッシュされていたのだが、前の前の巻あたりからヒザに水が溜まっていることもアピール。17巻では「ヒザに水が溜まる」ことがどういうことなのか何度も説明しようとするのだが……その度軽く流されてしまう(笑) 頑張れねこくん!
  岩に刺さった剣。抜けば世界を征服できるという……よくあるパターンの伝説。その岩ごと保管していた(しかもそのまま忘れていた)フロシャイム。所属の怪人が挑戦することになったのだが、川崎支部の順番が回ってきて、いつものアジトに宅配便で送られてきた。このあたりが『サンレッド』のシュールな世界観。で、やっぱり抜けず、最後に頼るのはあの男、天体戦士サンレッドである。さすがヴァンプ将軍! 宿敵にして正義の味方に、抜けば世界征服ができる剣を託すというこの発想! 悲願の達成のためなら手段を選ばないという、さすがは悪の組織の将軍だ!(もちろん皮肉込みです(笑)) しかし、そのレッドでもてこずる伝説の剣。レッドは悔しかったのか?その割にはさらっとフォームチェンジする。
「ヒュペリオンフォォォォォーム!」
という具合に叫……んだりはせず、さりげなく、何気ない様子で。さあ伝説の剣は抜けるのか? それともレッドでもできないことがあるのか? ……と盛り上がったところでオチは、レッドが剣をうっかり折ってしまう。「抜けぬなら、折ってしまえ、伝説の剣」といったあたりか。正義の味方としてはまあまあ結果オーライ。今日も川崎市は平和でした。

【おうちがいちばん】7巻(新刊):☆☆☆☆
  四コマ漫画なので、感想というか、突っ込みたい部分だけ。
  課長に借りた傘を無くしてしまったつぐみさん。買って返すことにしたのだが、お店で値段の違う似たような2本で迷い「ここでケチったらバレるような気がする!」といって高いほうを買う。ん? 「バレる」? 無くしたことを正直に言って新しいのを渡すんじゃないのか? 新品を「返した」時点でバレるんじゃないの?

【番外編】
  少年ジャンプのサイトで、連載中の作品が試し読みできるという話を聞いていくつか摘んでみた。実は先月の出来事なんだけどね(笑) 今頃思い出して番外編として書いてみることにした。事の発端は友人からの指令、「『クロス・マネジ』面白いから読んでみろ」。で、捻くれた私がその指示をストレートに受け止めるはずがない。公式サイトの『クロス・マネジ』の周囲にあった漫画をまず読んでみた(笑) まず『クロス・マネジ』の上にあった『斉木楠雄のΨ難』。全く面白くなかった。編集者は何を考えてこれを連載させているのか私のセンスでは理解できない。今日公式サイトを見たら、まだ残ってるので……今も連載されているのかな? なぜこれが生き残るんだろう……。次、下にあった『新米婦警キルコさん』。ありがちな設定だが漫画への落とし込み方次第では大きく化けそうな一品。しかしイマイチかなー。世間では人気があるらしいので、ひょっとしたら2話目以降で良くなるのかも知れない。さらにその下にあった『恋するエジソン』。今書いた3つの中では比較的マシ。お馬鹿漫画だが、小学生ぐらいまでの子どもが好きそうなネタ。そして一番高得点だったのは目的の漫画、の左にあった『暗殺教室』。これは書店でも見かけて気になっていた作品。マッハ3で移動できる謎の宇宙人。大まかなストーリーの結末は見えているのだが、宇宙人の気の抜けたビジュアルとぶっ飛んだスペックが上手く話に活かせてそうなので、これは単行本買うかも。あ、絶賛したけど「これはない」というポイントを一つ。先生の呼び名が「殺せんせー」になるのだが……センス悪いぞ!(笑) 他、『トリコ』。何か人気があるみたいなんだけど、この作者のデビュー作?が連載されている当時にジャンプを読んでいて、嫌いだったので全く見向きもしていなかった。設定が派手でいかにも子ども向けな内容なのだが、冒険のワクワク感をシンプルに追求してそう。意外と面白そうだったのだが、私には一作目?の悪い印象が染み付いてるからなあ。そして最後に『クロス・マネジ』。

  ――…………んー。

絶賛している友人には悪いのだが、まあ可もなく不可もなく。というか、ジャンプでこれは流行らさそう。他の雑誌だったらまた違うかもしれないんだけどねー。

  今月は予定外の『バクト』に手を出してみた。平積みって大切だよね。ちなみにこれ、1巻は大阪で買ったのだが、近所の本屋には置いてなかった。2巻を続けて買おうとしたのだが買えなかったので、また来月まで持ち越し。他には『陸蒸気〜』もなくて、品揃えが微妙に悪いぞ近所の本屋!(同レーベルの他の作品は棚に発見できた)。
  来月は5冊を予定。『ムダヅモ無き改革』『遮那王 義経 源平の合戦』『はじめの一歩』『パタリロ!』。以上新刊の4冊に加えて、『バクト』の既刊である2巻。ひょっとすると『暗殺教室』にも手を出してみるかも???


平成25年4月29日

TM―19

  トミーテックから発売されている鉄道コレクションシリーズ、その第17弾が発売された。しばらくレギュラーシリーズの鉄道コレクションは購入を見送っていた私なのだが、久々に面白そうなので買ってみた。と言いつつ、一番注目していたのは同時に新発売となった動力ユニット。
  懲りずにグリーンマックスの京阪京津線の小型車両をまた作る計画を立てていた。今まではメーカー指定のトミックスの全く別の形式の動力を使っていたのだが、全く別形式ということで実は全然似ていない。以前は「走ればいいや」で気にしていなかったのだが、ここらでちょっと頑張って似せようという意思が生まれた。今一番手軽に手に入れられる小型の動力ユニットは鉄道コレクション用のもの。というわけで、京津線の車両長に合うものをキットの車体に当ててみたのだが……動力の方が幅が広い。キットの側板の板厚を、片側0.5ミリずつぐらい削ると一応入るのだが、あまりにも面倒。しかも今回の計画では、旧型となる260形の1〜4次車と、旧塗装となる京阪特急色、さらに部品調達するともう1両作れそうだったので、ポール集電の単行仕様も作ろうとしていた。動力ユニットを入れるべき車両が260形だけでも6両あって、板厚を0.5ミリ削る作業なんてやってられない。ということで放置していた。そんなある日、鉄道コレクションの17弾で京阪600形が作られることが発表され、ひょっとしたらこれの動力が使えるかもしれない、と期待していたのだ。
  結論から言うと、多分使える。少々気になることといえば、京阪600形、350形が鉄道コレクションで模型化された今……グリーンマックスの京阪500、600、260形を組み立てキットで作る意味があるのかどうか。鉄道コレクションのそれが完璧な出来具合かというとそうでもないのだが、グリーンマックスの古い設計のキットと比べるとよく出来ている部分の方が多い。キットが優れている点は、入手しやすいということぐらいか(鉄道コレクションの京阪は、箱を開けてみないと何が入っているか分からないブラインドパッケージだし、開封販売している店での京阪の値付けは結構高めである)。現時点で260形は出てないのだが、トミーテックが京津線に目を付けたということは模型化されるのは時間の問題という面もある。但し、1〜4次型のバリエーションが揃うのはかなり先の話になりそうだし、私の場合手に入れるより作ることに重きを置いてるから……。それでも、せめて窓ガラスだけでもなんとか出来たらいいのになあ。
  ちなみに、グリーンマックスのキットの伝統?で、どうやらサイズがやや大きいようである。鉄道コレクションと比べて車体長が1ミリ強、車体高さ2ミリ、幅1.5ミリ程度大きい。おそらく、トミックスのベルニナ号の動力を入れるために幅が広くなり、バランスを取るために車高が高くなり、車体長は……???


平成25年4月27日

六つでも凄い

  結城聡が十段戦で井山裕太を破り、これで井山は五冠に後退。囲碁界初の七大タイトル独占が遠のいた。今一つメディアへの露出は弱いような気がするのだが、先日達成した六冠制覇は井山裕太が初らしい。将棋で言えば羽生善治のようなものだが、羽生が有名になったのはやはりタイトル独占のお陰ではないかと思う。というわけで、井山裕太も七冠制覇すれば大ニュースになったんじゃないか……と思ってたのだが、とりあえずそれはまた来年まで持ち越し。
  囲碁のことは良く分からないのだが、その良く分からない囲碁が滅茶苦茶強い若き新星井山裕太。関西出身ということもあるので密かに応援していた。六冠達成の時に侃侃諤諤で何か書こうと思っていたのだが、書きそびれてそのままになった。まあいいや七冠制覇のときでいいだろう、って思ったのだけれど……減っちゃったね。せっかくなのでタイトル独占して囲碁界の羽生になって欲しかったんだけど、どうなんだろうね〜。現在の囲碁界で井山がどれほど突出した存在なのか分からないので、可能性がどれだけあるのかも良く分からない。多少飛び抜けていたとしても、他の棋士たちは七冠独占されると沽券に関わるから必死で引き摺り下ろしにかかるだろうし(某スポーツ界でも独走のアレの足を皆で引っ張らないとね。まさか今の時期から3位でいいやとか思ってるチームはないよね)。とは言え可能性がなくなったわけじゃないので、今ある五つを防衛しつつ、名人位を獲って、そして来年の今頃、リベンジマッチに勝利して七冠達成して欲しいものだ。

  関係ないけど、ボクシング。こちらも関西出身の長谷川穂積が世界前哨戦で圧勝したらしい。相手はタイの国内ランカーだとかで、格の違いを見せ付ける結果なのかな? 再び世界王者に返り咲いて欲しいものだ。


平成25年4月26日

ぬか

  FFタクティクスシリーズの最新作が発表された! これは買うぞ! ハードは何だ? PS3か? Vitaだったら本体ごと買うぞ! WiiUでもこの際だから行くぜ!

  ……ってテンション上がったのに、正答は「ソーシャルゲーム」だった……スクエニには失望した。もう何も期待しない。


平成25年4月25日

私が知る中では最も悲しいエンディングを迎えるRPG

  続編が届いたので、そのエンディングを見た。で、PC版はエンディング後のセーブポイントがなかったのだが……PSP版で追加されている、のかな? PS3版であるHD EDITIONには『星の在り処』が流れた後にセーブのダイアログが出てきた。
  というわけで、『SC』スタート! インストールにかかる時間が長い!(『FC』も長かった) 結局例の後輩はまだクリアしていないみたいだ! いろいろ計算外だがまあいいや! とりあえず今日はゲームに熱中してたから某在阪球団の勝ったとか負けたとかは知らん!


平成25年4月24日

只今私は人に見せられない格好をしています

  友人D(って書くの久々だな)の名言。「家でDDRやってると、だんだん人様に見せられない姿になって行く」――どういうことかというと、身体を動かしていると暑いから一枚一枚脱いで行くのである。ゲーセンでは脱ぐわけには行かないから(せいぜい上着まで)暑いの我慢してやるわけだが、家で(1人で)やってる分には気兼ねなしに裸に近付いて行けるのだ。
  昨日今日と外は雨(今は止んでるみたいだけど)。若干運動不足なので久々にDDRのマットを取り出してきて「Let's D D R !」。久々にやったら足がおっつかない(笑) 軽めの曲を選んだはずなのに途中からリズムが合わない(笑) 足元も矢印からずれてる(笑) というわけで、今日はこれくらいにしとったるわ!と9曲でリタイアしたのだが、既に下着姿(爆) 実は、家で運動していると夏場以外はあまり汗だくにならない。基本的に体力ないからね。そこまで運動し続けられないのですよ。DDRで汗だくになるということは……体脂肪率落としたい(*)のなら、DDRの割合を増やしたほうがいいのかもしれない。

* 橘雪翼の目標は、体脂肪率12%ぐらいで体重を65キログラム程度まで引き上げること。現状は61キロ弱で体脂肪率15〜16%。先日体重計ってみたところ、体重は減っていて体脂肪率はそのままだった――これって筋肉も減ったって事? 体重増えないのはこの際いいとして、減るときは体脂肪率も減って欲しいなあって思う。

  そろそろ冷えてきたので服を着よう。


平成25年4月23日

『Q』

  何か発売日より1日早いような気がするけど、もうこれは暗黙の了解だよな?
  というわけで観た。今頃気付いたんだけど、マリってひょっとして生まれ年で言えばシンジやアスカよりもかなり年上? レイに対しての「あんたのオリジナルはもっと可愛げがあったよ」というセリフ。映画館で見たときは『破』で「碇君がもうエヴァに乗らなくていいようにするの」と言ったレイのことを指しているのだと思っていた。しかし再度観て、考え直すとどうも違うような気がする。『Q』でレイがユイのクローン(劇中ではコピーって表現だっけ?)であることが明言された以上、レイのオリジナルとはユイのことに他ならない。『破』までのレイも、『Q』のレイのオリジナルではなくてユイのクローンなのだから。となると、マリはユイを知っていることになる。ユイはシンジが幼少の頃に消滅しているので、マリがユイを見たことがあってもおかしくはない。しかし、子どもの頃に会ったことのある親世代の人間に対して「可愛げがある」という表現を使うだろうか? 普通に考えると少なくともユイと同年代でなくてはいけない。でも、マリはどう見てもシンジと同年代。この矛盾を解く鍵が『Q』の中にある。「エヴァの呪縛」により見た目は歳を取らなくなってしまった、というようなことをアスカがシンジに言った。コレである。マリは14歳のときに「エヴァの呪縛」を受けてしまい、以来見た目は歳を取らなくなった。だから実際にはかなりの年齢で、何かの思惑があり、だから仮設四号機に搭乗して何かを企んでいた(『破』)。この仮説を通すためには、マリが14歳のときにエヴァに乗ることが必要になってくる。しかし、エヴァができたのはかなり後の出来事のはずだし、『破』でマリが「最初だから」と言っていたことにも矛盾する。というわけで、無理矢理仮説を通すためのさらなる仮設。「エヴァの呪縛」はエヴァに乗ることでもかかってしまうが、それ以外にも受けてしまう要因がある? エヴァの技術の基礎研究とか、そういう感じのところでいい。マリの「最初」も、「完成したエヴァ」は初めてということになって矛盾がない。無理やり仮説その2。マリが14歳の頃(即ちユイやゲンドウも同じぐらいのとき)に実はエヴァの試作型があり、マリはそれに搭乗。しかしその試作型は上手く動かなかったので、試作機は試作した事実ごと封印。ユイやゲンドウは子ども頃の出来事だったので知る由無し。マリの言う「最初」は、リョウジに対する嘘(大昔の試作型エヴァの存在を隠すため)。『破』で四号機を自爆させた後のセリフ、リョウジのセリフと対になるのセリフ「子どもの都合に大人を巻き込むのは」云々の、自らを子どもと表現しているのは……「エヴァの呪縛を受けた大人になれないパイロット」を揶揄している? うーん、やっぱりちょっと無理があるか?
  ただ、あらためてマリがただ者ではないことを確認できた。完結編で解き明かされるといいのだが、解き明かされないような予感もする。
  以前から(『破』のときから)カヲルのあるセリフが映画視聴者へのメッセージじゃないのか、という発言をしている。カヲルのシンジに対する「今度こそ君を幸せにしてみせる」は、視聴者に「今度はきちんとエヴァという物語を納得の行く形で終わらせるからね」という意味ではないのか。『Q』のシンジに対して謝るセリフは、視聴者への「今度もエヴァは何だか分からない終わり方をするよ」というメッセージではないのか。私が深読みしているだけの可能性もあるのだが。その深読みバージョン2。「エヴァの呪縛」の真実とは……我々視聴者のことなのかもしれない。それも、テレビ版を見て、以来「エヴァとは何だったのか?」を疑問に持ち続けている者たち。「エヴァ」に囚われ、十何年も「エヴァ」のことが頭から離れない。「エヴァの結末を理解できるように語れ」、おそらく監督の元に事あるたびにメッセージが届いたのだろう。しかし困った。「いや、実は思わせぶりなことを描き歩いただけだから、整合性のある説明なんてできないんだよ……」とか思ってるのかもしれない。本心では「もう大昔のアニメなんだからそろそろ忘れてくれよ!」とか思ってたりするのかも。 でもそうは言えない。言っちゃったら大暴動が起きそうだからね(笑) かといって黙ってるとストレスが溜まる。だからアスカのセリフと設定で本音を表現することにした。「エヴァエヴァっていつまで経ってもうるさいお前らは、エヴァの呪縛に囚われて子どものままの人間なんだよ!」って。でも我々は言い返す。『序』のシンジの言葉を使って。「僕には、何が大人か分かりません」

  ……だから、ちゃんとした結末作ってね。

* 言うまでもないけど、私の勝手な想像だよー


平成25年4月22日

ゲームの計画

  さて、いよいよ今週、PS3版『空の軌跡 SC』が発売されるわけだが……結局『テイルズオブエクシリア2』の2周目やってない(笑) プラチナトロフィーも何かどうでもよくなったし。割と飽き性なのです。実は、『エクシリア2』に飽きたと思ったとき、『SC』までの繋ぎとして放置してた『逆転検事2』をやろうかと思った。しかし、翌日にはそのことを忘れてしまい、そして次に思い出したときは20日を過ぎていた。多分今から急いで攻略しても『SC』の発売には間に合わない。光陰矢のごとしって言うけど、もっと根本的に何か欠けているような気がする。記憶力とか計画性とか。『逆転裁判5』の発売が予定されているらしくて、買うつもりにはしているのだが……それまでに『逆転検事2』を終わらせておきたいね(『逆転裁判5』も積みゲー化したりして)。


平成25年4月21日

予想は外れた

  というわけで、昨日予想した今日の阪神対ヤクルト戦のスコア、全然違ったね(笑) 阪神が勝ったことと増渕が失点したことぐらいしか当たってない。5点差でセーブが付かなくて久保も投げなかったし。まあ、本気で当たるとは思ってなかったが……当たったら凄いよな!?と期待はしていた(笑) 当たらなかったが、新井兄弟のバットにあたりが出て阪神が勝ったので良しとしよう。コンラッドは今日もまた三球三振だったが阪神が勝ったので良しとしよう……ホンマ一度二軍に落として調整させようぜ! 一応今でも期待しているから尚更のこと。
  ひょっとすると、自分が観に行かないと予想の効果がないのかもしれないので、またこの次の行く日の前日に予想してみよう(←こういうのを能天気という)。


▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲