橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成25年2月下旬分

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平成25年2月28日

評価甘め

  今月は全体的に評価が甘めかな。一時期は三ツ星〜三ツ星半に辛目の講評が基本だったが、今月は四ツ星頻出で好意的なコメントが多い。多分私の気分と深い相関関係があるのだろうけど……テンション低いときに発売された単行本の漫画家さんお気の毒様です(笑)

【ワンパンチマン】2巻(既刊):☆☆☆☆
  前巻からの続き。襲撃してきた「進化の家」へ反抗を掛けるサイタマとジェノス。辿り着いた2人だが、「進化の家」(の地上部分)を一撃で破壊してしまうジェノス。一応敵方はいろいろ罠を張っていたようで、サイタマも「相手もいろいろ準備してただろうに……」と残念そうに言う。確かにジェノスのやり方は効率が良いのだが、かつて漫画でこうした戦法を取ったヒーローは数少ない(はず)。まあもちろん、この漫画がギャグ漫画だからできることなのだが、『サンレッド』にも通じるこの手の「お約束」へのこの手の「突っ込み」は大好きだ。

【ライジングサン】2巻(新刊):☆☆☆☆
  関係ないけど自衛隊みたいな組織に入る夢を見ました。腕立て伏せとかはやらなかったけど。
  というわけで、いよいよ本当の訓練が始まる。1巻では優しそうな顔を見せていた教官、新海が鬼軍曹っぽく豹変する。その背後にある過去の体験と、「理不尽への耐性」を身に付けた証でもあるのか。綺麗事なんてそうそうない、そんな事実を突き付けられたかのような第二巻だった。

【遮那王 義経 源平の合戦】22巻(新刊):☆☆☆☆
  弁慶を海に落としたのは、景季登場シーンを引き立たせるためだったか。ならばよーし。というわけで、義経対平家第二ラウンド、屋島の戦いの始まり。宗盛が相変わらずの能無しっぷりを披露してくれるのだが、今巻では息子が出てきてそれがさらに際立つ。その後に出てくる教盛がしっかりした人物なので、余計にもう……ね。史実としてはどうなんだろう。後半、平家の腕の立つ武士が出てくるのだが……こいつのせいでグダグダな展開にならないことを祈る。というか、22巻は最初も最後も弁慶のシーンだよ(笑)

【Q.E.D.証明終了】44巻(新刊):☆☆☆☆
  僕らは何が楽しみで小説や漫画を読むのだろう? という問い掛けがあったとすると、即答するのは難しい。答えの一部分として「意外性のあるストーリー」があるかもしれない。そして、『Q.E.D.』と『C.M.B.』は常にそんな意外性に挑戦し続けている漫画かもしれない。
  44巻の後半の話は、最後に明かされる”仕掛け人”が小さな女の子。確かに母親が入れ込むほどの天才児なのだが、想がそう言わなければ到底そうとは思えない。本人が際立って何かしたシーンは直接描写がなく、全て想の説明の中での出来事。漫画だからいいけれど、現実的にはこれではちょっと納得できない(笑) あと、仕組んだのはいいとして、その費用がどこから出ていたのか大変疑問。いくら頭が良くてもこれだけはなあ……。

【C.M.B.森羅博物館の事件目録】22巻(新刊):☆☆☆☆
  謎解きの途中でアンモナイトについて語り出す森羅。立樹と鯨崎警部は慣れっこなので感心して聞き入るが、初対面?の警察官は当然のようにばっちり突っ込みを入れる(笑) そのアンモナイトの殻に例えられるトリックが22巻の一番いいとこじゃないかと。盗んだ貴重品を保管していた骨董屋の店主も頭がいいが、それを利用したアルバイト主婦もなかなか? ところで、この謎解き部分で……3つほど構図が全く同じコマがあったのだが……作者手を抜いたな?(笑) 一応セリフの吹き出しの入れ方を変えたり、トリミングしたりで一見してそうとはわからないようにしてあるが……たまたま発見したこの私の目は誤魔化せない(笑) って言ってたら、実は以前から何回かあったのに見落としてるだけかも(笑)

  ところで、『Q.E.D.』の巻数が『C.M.B.』のちょうど倍。といったあたりが両コミックスのカバーの折り返しの作者コメントで触れられている。私はこの日、『義経』も一緒に買ったので……『義経』+『C.M.B.』=『Q.E.D.』なんて考えながらレジに持って行った。今回に限らず、同時に買う何冊か(大抵3冊以上の時)が全部3の倍数だったりするとちょっと嬉しかったりする。

【閃光少女】2巻(新刊):☆☆☆☆★
  数ヶ月前に監視を強化したカメラ漫画。『彼女のカメラと〜』の2巻ほどではないけれど、『閃光少女』2巻も没入して一気に読んでしまった。多分、カメラの漫画だからって、撮影テクとかカメラの薀蓄に傾いてしまうとつまらなくなるのだろう。普通の人はともかく、私みたいにカメラ病にかかったことのある人なら既に知ってる事柄だらけになりそうだしね(笑) で、この漫画は……「写真を撮るときの気持ち」にスポットライトを当てているのかな。プロを目指して挫折した主人公と、純粋な気持ちで撮影を楽しむ高校生。この2つの側面から「写真って楽しい!」を漫画にしようとしている……ように思える。

  今月は、先月新たに買ってみた漫画の既刊である2巻を揃って購入。それ以外は特に見落としも何もなく順調(順調って何だ?)。評価は、冒頭で書いたとおり全体的に甘め。実は『ケンイチ』を削ったのだが……今読めば面白く感じるかもしれない!?

  3月は……『OL進化論』1冊のみ? さて、どうなることやら。気が向いたら2月に出た『ケンイチ』の最新刊買ってみるか。


平成25年2月27日

”ホームラン”談話〜ひと月4発の巻〜

  今月のバッティングセンター通いのお話。例によって地元2回、梅田1回の合計3回行ってきた。”ホームラン”は自身初のひと月4本。地元で2本ずつだ。やはりボードの位置が変わって当てやすくなった……ということにしておこう。2回目に行った時の1本目が、久々の左打席での1発。ボードの上端を掠るようにして越えていった。あまりにも微妙な当たりなので、ボードに当てたときに貰える賞品交換券は敢えて申請しなかったが……自分の中の記録には付けておく(笑) ちなみにその日の調子は……10段階で3か4ぐらい。何故かバットを振るのがちょっとだるくて、いつもより早めに切り上げて帰ってきた。やはり体調は整えて遊びに行かないとダメだよね。梅田では、またしても半年以上ご無沙汰なのだが、今回思ったのがホームランボードがやや小さいような気がする。もしくは設置位置がやや遠いのか。その代わり2枚設置されているから条件は似たようなもん? 打つ球数が絶対的に少ない、という理由が一番大きい気がする。


平成25年2月26日

1−0完封勝利

  阪神が強いのか日本代表が弱いのか。その前にも広島が「7−0」で勝ってたから……?


平成25年2月25日

Zeissの標準レンズ

  ソニーがαマウントレンズの新製品を発表した。以前から予告はされていたもので、私が注目していたのは、カール・ツァイスの銘が入った50mmF1.4。単焦点の標準レンズだ。で、ツァイス銘が入るから高くなるんだろうなーとは思っていたが、もはやαシステムを使っていて優越感に浸れるのなんてそれぐらいしかない。いや、別に浸る必要ないんだけどね。将来ニコンに移行する予定なので、基本的にもうこれ以上αへは投資しない方針なのだが、最後の記念にα-9と新レンズでフィルム余命期間を楽しむのも悪くないと考えていた。が、その思いは打ち砕かれた……値段が予想をはるかに上回る16万円台。ちょっとこれは手が出せませんですわ(汗) ちなみに想定は8〜9万円。国内メーカーの50mmF1.4ってそんなに高くないので、そこからいくらか上積みしてみたのだが……見通しが甘すぎですね(苦笑) 24-70mmF2.8がツァイス銘入りといえども他社の同スペックレンズと比べて特に高くもなかったので、50mmF1.4もそんな無茶苦茶な値段にはならんだろうという期待があったのだが……。値段高いってことはすっげー性能のレンズなのかなぁ。ライカも「アポズミクロン」という性能重視の標準レンズを発売予定なのだが、値段がぶっ飛んでいるのでどんな写りをするのか興味はある(でも到底手は出せない)。今度のαマウントのツァイス50mmもそういうレンズだと思うべきなのかもしれない。そう思うと、とてもお買い求め安い値段設定に見えるから不思議だ。何せライカのレンズはその4倍ぐらいするんですから!


平成25年2月22日

『テイルズ・オブ・エクシリア2』の攻略本のミス

  先日からプレイしていた『テイルズ・オブ・エクシリア2』、クリアしたので攻略本を買って来た。かなり分厚い……某Fから始まるあのRPGの攻略本を思わせる(しかしながら最近某Fは、シナリオ編と戦闘編で2冊に分けてるからなあ……)。で、パラパラめくっていて、物語の背景というか、世界観というか、そういうことを解説しているページに致命的な間違いを発見した。何もわざわざ数学の記号使って説明しなくても良かったのに、そうしたばっかりにこの私に突っ込まれることになるんだよ(笑)
  Aという、特別な能力を持つ集団がいたとする。そのAの中でも、さらに特別な能力を持ったXという集団があったとする。この関係を包含関係を示す数学記号を使って表現した場合、どうなるでしょうか。

 X⊂A

が正しい。図で表すと、Aの内部にXがある状態。何故か真逆の表現をしていたのが「パーフェクトガイド」とかいう攻略本。実に素晴らしいパーフェクトです。ごく素直に、

 骸殻能力者の中でも特別な存在が「クルスニクの鍵」なのです。

って書くだけでも充分分かりやすくて、書くほうも間違いがないのに。まあ多分、「⊆」(本では「⊂」ではなくこちらを使用、「クルスニクの鍵」が稀にしか誕生しないことに触れるぐらいなら「⊂」で良かったんじゃないか)のイメージが不等号「<」「≦」とダブって、「⊆の右にあるほうが偉い」とか思っちゃったんだろうなあ。包含関係の図にしても、「大きく囲ってた方がスゴく見える」とか思っちゃったんだろうなあ。まあ、実際のところ”大小”で言えばその通り。「A⊂B」であれば、Bの構成要素の方がAよりも多いことになる。しかし、世の中供給が増えれば価値が下がるのが一種の法則。「骸殻能力者」が全員「クルスニクの鍵」だったら苦労はないんだよねえ。原稿、書いた本人以外のチェックは入らなかったんだろうか? 「骸殻能力者⊆クルスニクの鍵」の記述はともかく、図の方は気付く人がいて欲しかったねえ。でもまあ、ゲームの攻略本だし、こんなものかな。


平成25年2月21日

注目の新製品

  ソニーがα58とかPS4を発表したらしいけど、目下の悩みはグリーンマックスの103系。前々から完全新規の現代水準の組み立てキットを発売する、って予告していたんだけど、ここでまさかの103系……やるのが遅い! 103系と一口に言ってもいろいろあるが、今度発売される予定のトミックス製品と被ってしまっている(一番好きなところなので嬉しいといえば嬉しいのだが)。1年早く予告・発売していればどっさり買ってしまっていて、トミックスの製品化発表で「あちゃーっ」ってなっていたのに(笑) でもまあ、トミックスのも細かいところでどうなるか分からないし、グリーンマックスのも細かいところで不明な部分もあるので、結局どっちに転ぶか分からない。結論として、103系大好き人間なんだったら両方買え、ということですな。

  あと、PS Vitaの値下げが発表された。WiFiモデルと3G/WiFiモデルの値段が一緒になっちゃったけど……WiFiモデルを買うメリットがないんじゃないの??? 一応13グラム軽いみたいだけど……。インターネット回線を使う予定がなくてもとりあえず3G/WiFiモデルを買っておいて、必要になったら使えば良し、必要にならなければその機能は封印しておけばいい。……と思うんだけど、これだと何か落とし穴でもあるんだろうか。


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