平成25年2月19日
テイルズ オブ エクシリア2 をクリアした まず分からないこと。最後、大精霊オリジンにお願いして全ての分史世界を消滅させてもらうが……ルドガーはエルを助けるために鎧殻の力をわざと使い、エルよりも先に「時歪の因子」化する。エンディングの様子だと、分史世界全消滅→ルドガー「時歪の因子」化なのだが、これって新たなる分史世界が生じるってことじゃないのか……? 1つぐらいなら残ってても大丈夫なんだろうか。あと、ラスボス撃破からエンディングに突入した後に選択肢がいくつか出てくる。ひょっとしてマルチエンディング? エルを見殺しにするエンディングもあるのだろうか? というか、クロノスとの契約の時点で「大精霊オリジンが何でも願いを一つ叶えてくれる」っていうボーナスがほぼ無意味になってるんじゃあ……。 という具合の釈然としない気持ちで、感想他を書いてみる。とりあえず、いつもの「☆」を使った10段階評価。
総合:☆☆☆☆★ ゲーム性:☆☆☆☆ キャラクター:☆☆☆ ストーリー:☆☆★ 音楽:☆☆★ グラフィック:☆☆☆★
項目も評価もテキトーに思いつくままです(爆) 総合評価と他の評価が噛み合ってないじゃないか!って突っ込めた人は鋭いと思います。ええ、全然噛み合ってません(爆) まず、ゲーム性について。フィールドにいる敵に接触するかイベントでしかるべき段階になると戦闘スタート。戦闘のやり方は、以前書いたとおりアクション。コマンド型RPGではないが、アクションRPGかというとそれも若干違うような……。アクション部分については格闘ゲームっぽい要素もあったりして、前に書いたとおり操作に慣れ、システムを理解するまでに若干時間がかかるかもしれない。というか、私はそうだった(笑) 基本の○ボタンを押して通常攻撃、×ボタンで技や術が出せる、というのはすぐに出来たんだけどね。結局一部については使いこなせないまま(というか使いこなす気がないまま)ゲームクリアまでごり押しで持っていってしまった。アクションが苦手でもそういう風にクリアできるような構成で作ってあるのかもしれない。戦闘中などに役に立つスキルがいろいろあって、習得してもセットしないと役に立たないが全部セットできるわけでもない……というあたりの選択は、『FF』シリーズのアビリティに似ていたりもする。魔法に相当する術、格闘ゲームの必殺技に相当?する技は、操作がオートのキャラクターは勝手に使ってくれるが、自分で操作するキャラクターについては設定画面でセットする必要がある。×ボタンを押すときに、左スティックをニュートラル、上、下、左右のどれかに入れることで4種類を使い分けることが出来る。4つだと流石に少ないが、途中でL1ボタン同時押しが加わって倍の8つになる。さらに後半気付いたのだが、右スティックで仲間キャラクターに術技の指示を出せるのだが、ここに自分の操作キャラの技を放り込むことが出来る。つまり、やろうと思えば操作キャラの術技を16種類、戦闘中に使い分けられるのだが……多分16種使うことはあるまい。多分8つあれば問題なく、特定の敵と戦うときだけ設定を変更すればいいんじゃないかと。右スティックの本来の使い方で一番の問題点は、仲間キャラクターは主人公以外に8人、戦闘に加わるのが3人なのでいろいろ入れ替えたりするわけだが、右スティックに設定された仲間キャラクターの術、技は、戦闘メンバーが入れ替わってもそのままである。つまり、右スティックを上に倒して回復魔法使わせようとしても、そもそも該当キャラクターが今戦闘に参加してないんだった!ということも良くある話だった。仲間キャラクターはストーリーを進めているとコロコロ変わるのだが、そのたび設定画面を開いて右スティックをいじるのは……かなり面倒。いちいち変更したところで、どの方向に誰の何を割り振ったかなんて覚えていられない。というわけで多分、特定の強い敵と戦うとき以外は使わない機能なんだろう。そもそもアクション中に右スティックって触りにくいし、あんまり使わなかった――特定の強敵との戦い以外では。逆に考えて、なかなか勝てない敵に出会ったときに活用するために作られた機能なのだろう。 戦闘自体は、コンボを繋げて大ダメージを与えて、条件を満たせば大技超必殺技的なものが出せてなかなかに爽快感あふれるアクションが楽しめる。かなり格闘ゲームを意識した作。難点は、コンボ成立の条件がやや分かり辛いこと。何より雑魚敵に決まるコンボがボス敵に決まらないのは困った。タダでさえ強くてHPも多いボスに、コンボでまとまったダメージを与えるのが難しいというのは……。まあ、ボスなんてたまにしか戦わないから許してやるか。 『テイルズ』シリーズがそうなのかもしれないが、キャラクターはかなり個性が際立ったというか、前面に押し出した構成になっている。街やフィールドを歩いていると、画面左端で何か喋り出したり、さらにセレクトボタンでキャラクター同士の掛け合いが見られることもある。前作をやってない私だが、前作キャラクターが繰り広げる愉快な会話は充分楽しめた。真面目で真摯なジュード、ややぶっきらぼうで食に目がない大精霊ミラ、ブライドが高くて子どもっぽいところもあるが何かと優しい?分史世界からやってきたミラ(途中で正史ミラと交代)、ジュードの幼馴染の元気娘レイア、元テロリストだが今は商人の兄貴分的なアルヴィン、不思議な喋って宙に浮くぬいぐるみと一緒の女の子エリーゼ、おちゃめな宰相ローエン、一見してクール系キャラながらいろいろと砕けたところの多い国王ガイアス、精霊でミラの姉のミュゼ。これだけなら☆5つ分の評価を与えてもいいのだが……肝心の主人公がいかん、主人公が。ルドガー・ウィル・クルスニク。開発スタッフが何を思ったのか、ルドガー君は所謂「アドル」状態。”喋らない”のだ。一応プレイヤーが選ぶ選択肢の多くがルドガーの発言という形を取っているのだが……他のキャラクターが声優によるヴォイス入りなのにルドガーのセリフには声が充てられていない。主人公はプレイヤーと一心同体、のつもりらしいのだが、感情移入できなくて親近感も思い入れも沸かない。戦闘終了後のリザルト画面で、様々な条件に応じてキャラクター同士の掛け合いが見られるのだが、ここでもルドガーはほとんど発声しない。「あぁ!」とか「うん!」とか「ええっ?」とか、そういうのだけ。一応ローエンとジュードがそこに突っ込み?を入れる場面もあるのだが……。戦闘中の技名とか掛け声とかはヴォイス入りなんだから、その他のシーンについても何か喋らせて欲しかった。まあそのおかげで、エンディングでルドガーが消滅する方向性で選択肢を選ぶのに躊躇なかったけどね! てなわけでキャラクター評価の「☆」が大幅に減っている。 ストーリーは……全体の流れをおおまかに書いておくと……。どこからかやってきた少女エル。兄ユリウスの勤める大手企業クランスピアへの就職を希望するも、試験に落ちた主人公ルドガー。2人が乗った列車がテロリストに占拠されてしまう。テロリスト制圧のために何とかしようと、ルドガーとジュードは先頭車に向かうが、そこにいたのはユリウス。その直後、不思議な現象に巻き込まれて……結局列車は暴走したまま終着駅にある施設を破壊。ルドガーとエルは大怪我を負うも、クランスピア社の医療エージェントの治療の甲斐あって?助かる。しかし、その治療費が法外で、ルドガーは仕方なく銀行に借金をし、その返済に追われることになる……。
――さくっと短く書こうとしたのに全然短くなんねえよ! 要約能力の低い男、橘雪翼
で、そのまま進めていると、クランスピア社の最高責任者にスカウトされて、「分史世界」の破壊を手伝わされる。分史世界ってのはパラレルワールドみたいなものなんだけど、簡単に言うと本来正史世界で使われるべきエネルギーが吸い取られているから?破壊しなきゃいけない。「分史世界」は「時歪の因子(タイムファクター)」によって作られており、それを破壊するにはクルスニク一族の力が必要などなど、それっぽい設定がいろいろと。最終盤になって、「時歪の因子」が出来る要因は、クルスニク一族がその能力を使い続けた慣れの果てであることが分かったり、大精霊オリジンとの取り決めがあったり、クルスニク一族の力が大精霊クロノスの与えたものだったりと、いろいろごちゃごちゃあって複雑でもう正確に理解するのが面倒(笑) んで、思ったこと。皆さんいろいろと秘密にしすぎ……。『エヴァQ』のときも同じことを言ったけど、ちゃんと事情を説明しろって。まあ、クランスピア社最高責任者ビズリーは説明するメリットがあんまりないけど、少なくともユリウスは弟にちゃんと話をすべきだった……かもしれない。まあ、ゲームにあんまりストーリー性は求めてないので、ここの低評価は総合評価にほとんど響いてない。 音楽。主題歌がちょっといいかも、って思ったぐらいで、後は心に響いた曲がない。フィールドの音楽で、『FFXII』を思い起こさせるようなものがあったが、印象に残ったのはそんぐらいかなー。 グラフィックは、変にリアルさなどを求めず、ゲームらしいものだったので好印象。但し、一部のイベントシーンと、それから歩いている途中に挟まるキャラクター同士の掛け合いに使われている絵がセル画調?なんだよね。私はあの風合いがどちらかというと嫌いなので、そこはマイナス要因だった。 その他……全体的にロード時間が短めでストレスが少なかったかな? 例えばフィールドやダンジョンは、3Dで立体的、遠景も描かれているし敵モンスターもうろついている。ロードに多少時間がかかってもおかしくなさそうなのだが、マップの切り替え時は2Dグラフィックのゲームと大差なかった。読み込みに時間がかかっていると思ったポイントは……そのマップに入ってからの初回戦闘時、街に入ったときの人物表示、歩いている途中で挟まるキャラクター同士の会話。いずれも読み込みが認識できるタイムラグはあるものの、充分許容範囲内だった。ゲームバランスについて一点気になったこと……私のプレイスタイルが悪かったのかもしれないのだが。スキルや術、技を覚えるための「アローサルオーブ」というシステムがあった。『FF』シリーズのアビリティに似たシステムで、戦闘終了後などにエレメンタルコアが入手できる。一定数溜めるとスキルや術、技を覚えていく……のだが、ただ漫然とエレメンタルコアを集めているだけでは何も覚えない。アローサルオーブは6つの属性のエネルギーを吸収していくのだが、手に入れたエレメンタルコアのエネルギーをアローサルオーブに吸収させるための「アブソーバー」が必要になる。初期に手に入る「アブソーバー」は、1つのエレメンタルコアからどれか1つの属性だけをアローサルオーブに吸収させていく。物語が進むにつれて、一度に2属性とか、初期のアブソーバーの倍の効率のものとか、いろいろ優秀なアブソーバーが手に入る。終盤は2属性を2倍の効率で、とか3属性、4属性とか。ところが……強力なアブソーバーが手に入る頃には、ほとんどのキャラクターのアローサルオーブがそれぞれ2〜3属性ずつカウンターストップしていて(実際にはカウントされ続けていたが、一定数を超えるとそれ以上溜めても何も習得できない)、せっかくの実力が充分には発揮できなかった。ラストボスを倒すと全属性2倍?3倍?のものが手に入るのだが、全キャラ全属性カウンターストップ状態では意味がないにも程がある。まあ、私がそれまでにエレメンタルコアを集めすぎたということなのだろうけど……。『FFXII』でも似たような体験をしたのだが、どうやら私はフィールドを自由に駆け回れるゲームをプレイしていると、ゲーム製作者の想定を超える回数の戦闘をこなしてしまうらしい??? といった具合に、ゲーム自体は面白くて、楽しくて、夢中になったので、細かいところでいろいろあるけれど全体としての評価は高得点というわけだ。最近のゲームのお約束のクリア後の隠しダンジョンとか、まだ見ていない各キャラクターのエピソードとか、やり残しているクエストとか、あと最後の選択肢を変えるとどうなるのか……?とかがあるので、もう少しプレイしてみる予定。その後、前作の『テイルズ オブ エクシリア』を買ってみようかなあ。4月25日に間に合うとよいのだが……2ヶ月あるから大丈夫か。
最後の突っ込み。借金、返済できてません。物語の最終盤で……ビズリーがルドガーに副社長のポストを与えるとともに、銀行に圧力をかけて返済の催促が来ないようにする。ルドガーの借金自体がビズリーの仕組んだものなので、目的の達成が間近になった時点でビズリーもルドガーを解放する意図があったのだろう。このゲームのラスボスはビズリーなのだが、善悪で言えばビズリーはあまり悪いキャラクターではない。目的のためには手段は選ばないけどね。で、ここんところが重要。あくまで、返済の催促が来ないだけ。借金自体は残っている。何だよそれ〜っ! 最初にルドガーから巻き上げたお金がどこへ行ったのか知らないけど、ビズリーがリドウに指示してやらせていたのであれば結局クランスピア社の懐に入った??? そうでなくてもビズリーの悪巧みなんだから、催促止めるだけじゃなくて代わりに払ってやれよ! ……まあ、これは序盤からずっとなのだが、何故か借金の返済を続けているとボーナスアイテムが貰える。キャラクターの外見を変えるだけのアイテムのこともあるが、各キャラクターがスキルを覚える特殊アイテムだったりすることもある。借金の返済ができなくなると、その時点でそれらのアイテムの残りを手に入れるチャンスを失うことになるので、それはそれで困る。いきなり借金チャラになったら「今まで必死に返してたのは何だったんだ!?」という怒りもこみ上げてくる。ゲーム的にはこれでいいんだけど……ストーリー面ではやっぱり何か腑に落ちない。あと6割ぐらい残ってるのだが……残りのプレイで完済できるといいなあ。
平成25年2月18日
失敗、とは 今ハマっているRPG、『テイルズ・オブ・エクシリア2』に「失敗」というキーワードが出てくるシーンがあった。私がそれを見た翌日ぐらいに発売された漫画『Q.E.D.』の最新刊にも「失敗」について人生哲学的なセリフがあった。立て続けに同じテーマに触れ、その両者の考え方が全く逆の視点?に立っていることが面白く、そして昔ある人に言われた言葉を思い出した。 『エクシリア2』の失敗についての話はこうだ。前作の主人公ジュード、そしてジュードをライバル視するイバル。イバルは生まれた村で過ごしていたのだが、おそらく前作で、与えられた役割をこなせず自らに「失敗」の烙印を押す。そして今作で大企業のエージェントとして就職?したが、主人公一行を止められず、ここでも「失敗」という表現の評価を自らに下す。そのイバルに対してジュードは、「失敗なんかじゃない」と言い放つ。失敗を失敗にしないためにも今できることを頑張るんだ!と。それはジュード自身の意思表示でもあるようだ。 『Q.E.D.』の最新刊では、「フェルマーの大定理」に挑み、”敗れた”人物が登場する。彼は彼の失敗をこう表現した。「失敗も私の人生なんだ」。 最後に、私がとある人に言われた言葉。私もまた、イバルのように?自分の一連の行動について「失敗」という表現を用いた。その人は、励ます意味でも「そんなの失敗のうちに入らないよ!」と言ってくれたのだが…… 傾向で言えば、『エクシリア2』と「ある人の言葉」の立ち位置は「失敗と思うなかれ」、『Q.E.D.』は「失敗を受け入れる」という形になるかな。私としては「とある人」の言葉を重視したいところだが、残念ながら『Q.E.D.』寄りの人生観を持っている。どういう括り方で物事を「失敗」と捉えるかにもよるが――「塞翁が馬」という故事にもある通り、大きく見れば一つ一つの出来事の成否は些細なことなのかもしれないが、一つ一つの出来事をそれぞれ評価していけば、そのうちのいくつかは「失敗」という言葉で表現されるものになるのではないだろうか。そりゃ確かに最後の最後まで失敗だったかどうか分からないかもしれないけれど、最後の最後まで失敗を失敗と認めないのも往生際が悪いじゃないか。いいことも悪いこともあるのが人生。「失敗」を否定することは悪いことから目を背けているようにも見える……と言うと言いすぎかな? いずれにせよ、過去は変えられない。起きた出来事は元には戻せない。「失敗」という烙印を押して過去に封じ込めてしまうのはいただけない。「失敗」入れの箱に仕舞って大切に保管するのがよろしかろう。
平成25年2月16日
カトー「氷河特急」 以前に何度か話した鉄道模型、カトーの「氷河特急」を買って来た。で、国内向けの製品だからハイパーD使えるんじゃないの?っていう話をしたんだけど、見事にダメでした。某ショップのブログに書いてあったことが正しくて、だったらメーカーもそういう大切なことはもっと大々的に書いておけよな……と今八つ当たりしている最中(笑) 何でもライトユニットのコンデンサーが良くないみたいで、もしハイパーDで運転するならコンデンサーを外すべしとも書いてあった。うーむ、他の海外型もライト用のコンデンサーがダメなのか? その割には、停止したときはモーターだけが止まってライトが点灯したままなのだが……。ちなみに、問題の基盤は同社のEF81用のものと寸法が同じらしく、EF81用にはコンデンサーが付いていないようだ(付いてたらハイパーDで運転できないってことになって大問題だからね)。加工を難しく感じる人はEF81用のライトユニットの分売品を買って交換すればいい、って説明書に書いてあったが……せめて国内向け出荷分だけでもコンデンサー抜きにできなかったのかなあ?
平成25年2月13日
ファルコム株 後輩が「日本ファルコムの株が上がってるみたいですよー」ってメールしてきた。別に株やってるわけじゃないし、ファルコムの熱心なファンというわけでもないからどうでもいいよ(笑)と返しておいた。そう、私は別に日本ファルコムの熱心なファンではない。『空の軌跡』が私の中でかなりの大ヒットだったので絶賛しているけれど、ファルコムの他のゲームはというと……。『Y's SEVEN』は面白かったけど、『空の軌跡』と比べるとちょっとねー。ま、順調に売り上げは伸びているらしいので世間の評判はいいのだろう。でも世間は世間。私の目には、最高傑作『空の軌跡』の評価が高すぎるせいか他が凡作に見えてしまう。それぐらい『空の軌跡』は私の中で伝説級のゲームなのだ。ライカにおけるM3みたいなもんだ(また一般に通用しない喩えを……)。 で、今日、株価と関係あるのかないのか私には良く分からないが「関係してるのかも」と思わせる発表が。『軌跡』シリーズのキャラクターを使ったソーシャルゲームを作る気らしい。あれが一番儲かるから企業としては手を出したくなるのかもしれないけれど……私にしてみればこれは”大暴落”。大体のゲームメーカーはソーシャルゲームを手掛けるようになっている?みたいなので、全体的に似たりよったりなんだけどね(苦笑) まあ、熱心なファンじゃないからどうでもいいですよー。ちゃんとPS3版の『SC』さえ発売してくれれば文句ないですよー。
平成25年2月11日
AR120系 ジュード「ルドガー聞いた!? 引退したAR120系が復活するらしいよ!」
……現在ハマっている『テイルズ オブ エクシリア2』の会話より。このゲーム、キャラクターのパーソナリティに凝っていて?たまに画面左下にキャラクター同士の会話や独り言などが流れる(しかもヴォイス入りで)。ルドガーというのはこのゲームの主人公。一方でジュードは前作『テイルズ オブ エクシリア』の主人公だったらしい。このあたりいろいろと思うところがあるのだが、また今度気が向いたときに。で、ゲームで最初に仲間になるのがジュード(戦闘に参加しないエルとルルは除外)。そしてそのジュードのこうしたセリフに……時刻表がどーのこーのとか、流線型のこの車体がいいねとか、確実に「そちらへの道」(鉄道だけに)に走っている兆しが見受けられた。ジュードのコメントによると、ルドガーの影響を受けてのことらしいが……ルドガーが鉄道趣味を持っているという描写は一切ない。一応ルドガーは就職試験に失敗して、駅の食堂のコックをすることになっていたのだが……あくまで駅の食堂であって、鉄道趣味は直接関係ないと思うぞ? そんなこんななのだが、今日見たジュードのこのセリフには(いい意味で)ぶったまげた。ちなみに、ゲーム中にほんの少しだけその姿を見せる列車のデザインは……ま、まあ、ファンタジー世界っぽくていいんじゃないかな? その造形は無駄が多いだろ!とは思うけど。『零の軌跡』の列車をさらにそっち方面にパワーアップさせた感じかな。もっとも、変にリアルに作られても困ると言えば困るけど。ただ、「AR120系」というその鉄道用語に凝ってる割には……という気はしないでもない。 『空の軌跡』のミニゲームにポーカーがあった。皆さんご存知、トランプゲームの知名度としては1、2位を争い、フィクションの世界では賭け事に使われることも多い(実世界では……?)。多分、コンピューターゲームのミニゲームの登場回数も多いんじゃないかと。麻雀よりもルールが簡単、短時間で済むなどなど……ミニゲームの素材として扱いやすいのだろう。こうしたミニゲームは、確率かルール部分でプレイヤーが勝てるようにしてあるものだが……その昔、『チョコボの不思議なダンジョン』のミニゲームのスロットはかなり渋い作りになっていた。攻略本の開発者コメントによると、かなり”リアル”な作りになっていて、なかなか大勝ちは難しいとか。私もある程度の時間を費やしたが、負けはしなかったものの、微々たる量しか勝てなかったと記憶している。ゲーム中、そのミニゲームの景品としてしか手に入らないアイテムがあるので、ある程度勝たせてくれないと困るのだが……。結局、メダルをスロットで増やすのではなく、ゲーム本編で稼いだお金を必要数のメダルに替え、そのまま景品を受け取る――という札束で人の頬をはたくようなマネをして決着を付けたのだが(っていうか、『チョコダン』のスロットの景品はそうやって手に入れるものだよね?)。一方で、『空の軌跡』のポーカーはルール面でプレイヤーにかなり有利になっていて、難易度としてはかなり低い。これで間違った自信をつけた人がラスベガスへ行って現実の厳しさを味わってないといいのだが……。っていうぐらい勝てる。さて、『エクシリア2』のポーカーは……ちょっと面倒だけど、割と勝てるような気がする。何せワンペアで引き分け、ツーペア以上でチップが儲かるシステムになっている。これは負けるほうがおかしい。実は”その続き”があって、ツーペア以上を出した時にダブルチャンスみたいなのに挑戦できる。ランダムに提示されたカードに対して、次のカードの数字がそれよりも大きいか小さいかを当てる、というポーカーとは何の関係もないゲーム(なお、数字以外のカードは「Joker>A>K>Q>J>10」として扱われる)。当たれば払い戻しが倍、外れれば勝ち分没収という一か八かのこれぞギャンブル……というのは嘘で、提示されたカードが例えば「3」であれば「上」の可能性が高く、「Q」だと「下」の確率が高い。「2」や「ジョーカー」が出ればかなりオイシイ(同じ数字だと無条件で外れたことにされるので、100%はない)。8が出るとかなり迷うが、トータルで見れば50%よりはいい確率で払い戻し額を2倍に出来る。やはりこれもプレイヤー有利なルールだろう。このセカンドチャンスには最大連続で8回挑戦できる。条件確率を知っていれば、勝つ限り挑戦を続けるのが正しい選択肢だと分かるはずだが、プレイヤーの見えないところで確率をいじられている可能性もあるので、2〜3回で撤退することにしている(弱気だなぁ(笑))。ところで、同じ数字(英字)のカード3枚を集めた役のことを普通我々は「スリーカード」と呼んでいると思うが……ゲームでは 「スリー・オブ・ア・カインド」 になっている。直訳すると「1種類の3枚」。「スリーカード」じゃ「3枚のカード」という意味にしかならず、何が3枚なのか分からんので(「カード」が単数形であることには目を瞑ろうね)、「スリー・オブ・ア・カインド」と呼ぶべきなのは分かる。でも日本じゃそれを「スリーカード」って呼ぶのが一般的なんだから気取るんじゃねえよゲーム開発者!(笑) で、これ、『空の軌跡』でも同じなんだな(私の記憶が正しければ、だが。あ、『SC』で出てくるので、PS3版で始めた人にとってはちょいとネタバレだね)。他の役は日本人にもお馴染みの呼び方なのだが、同じ数字が3〜5枚のは全て「○○・オブ・ア・カインド」(ちなみに、『エクシリア2』のはジョーカー入りなので”ファイブカード”もアリである)。私が知っている狭い範囲内での出来事だが、ポーカーをミニゲームに取り入れた2つのゲームで、2つともが「正しい」役名を採用している。これは偶然だろうか? それとも、わざわざミニゲームにポーカー入れようかという人は「本格派」が多いんだろうか?
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