橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成24年12月下旬分

▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲

平成24年12月31日

  大晦日なので今年一年を振り返ってみよう。世間一般の出来事は世間一般の各所でやっているので、もちろんここでは私の一年を振り返ってみるのだ。まず模型。まさかこんなことになるとは……。とりあえず模型制作が全然捗らなかった。1月は順調だったのに、山陽5000系でペースを落としてそのままリズムが取り戻せなかった。それから、行きつけの店へのヨーロッパからの荷物が届かなかった。今日責任者にはっぱかけておいた。次にバッティングセンター通い。年間2桁”ホームラン”をついに達成。あと、少し掴んだコツが定着してきたかもしれない。ただ、年の後半は風邪とかテンションだだ下がりの影響で、練習量が減ってしまったのはダメだったところ。趣味3本柱の最後の1本、写真は……まさかのα77が復活のきっかけに? 2011年はフィルムを一本も現像してなかったような気がするのだが、今年は……ちゃんと数えてないけど多分7本か8本ぐらい。徐々に復活させて行きたいところだ。フィルムにお金を使う分にはいいのだが、また新しいカメラやレンズが欲しくなってしまうあたりは大問題だなあ(笑)
  それ以外では……何と言ってもカードゲーム『ドミニオン』。ハマったなあ……後輩を巻き込んで(笑) 買った直後は一緒に遊んでくれる人の確保が最大の懸念だったのだが、全くの杞憂に終わって良かった。
  他、いろいろあったりいろいろなかったりで、結局大体のところはいつも通りの一年? ああ、そうか……侃侃諤諤の毎日更新はちょっと厳しくなってきたんだよね。ネタはともかくテンションの問題で。何だかんだで結構更新してたけど(自己満足)。そして来年も出来る限り更新するので、皆さんよろしく! では良いお年を!




  ……え? 阪神? そうそう、鉄道コレクションの阪神電車、毎年買ってたけど買ってそのままだったから、この機会に整備して走らせられるようにしたよ! なに? 「たいがーす」? そういやそんなのもあったかなあ……。っていうか「タイガース」は世間一般の話題だからここでは取り上げないよ!(←逃げ)

  あ、そういや『エヴァQ』の感想は年内にやろうと思ってたのに、すっかり忘れてしまっていたなあ。


平成24年12月30日

  昨日の話のとおり「今年読んだ漫画を振り返って」。まずは今年の年間ベスト5。ええ、大幅に書き直しましたとも。1位『るろうに剣心−特筆版−』。そして悩んで悩んで悩んだ末に1位タイ『彼女とカメラと彼女の季節』(2巻)。思い切って1位『彼女と〜』2位『るろ剣』も考えたのだが、やっぱり『るろ剣』は1位から外せない。かなり押され気味だが、同点1位ということに。続けて、3位。”当初の予定”より順位を一つ下げて『けいおん! HighSchool』。キャラクターとしては『College』組の方が好きなのだが、漫画としては『HighSchool』の方が好き。ベスト5と銘打ったくせに、4位以下は綺麗に決められなかった。3位からやや引き離されたどんぐりの背比べ状態ということで、『Q.E.D.』『サンレッド』『一歩』『凍牌』『バクマン。』あたりを挙げておく。『バクマン。』は連載完結が年の前半だったので印象弱まってる可能性があるが、そのぐらいで印象が弱まる漫画に上位進出の権利はない(酷い言い分)。この次ぐらいのランクに『頭文字D』『乙嫁語り』あたりが続く。この2冊はタイムリーにも来年早々に顔を出し、そしていずれも新刊が楽しみな展開。来年のトップ5に食い込むかも?(でもまた「年の始めに出たから」とか言ってそう。いい加減なランキングだなあ。でもま、1月に出たら年内にもう1冊ぐらい出るよね?)
  逆に残念だった漫画。『バーコードギアス 販売のルルーシュ』『るろうに剣心 公式コミックアンソロジー』『ファルコム学園』あたりは問題外として――これまた酷い発言だ(笑) いやしかし、元から何も期待せずに買った漫画には残念もなにもないよ(フォローになってない、むしろ余計酷い)。という意味で、期待してたのに残念だった漫画。まずは途中で”戦力外通告”となった『幽麗塔』『範馬刃牙』『ジョジョリオン』。『幽麗塔』は『医龍』の作者の漫画とあって期待していたのだが、地味すぎるに早くも飽きてしまった。『刃牙』は最初のシリーズを高校生の頃から読んでただけに、完結を目の前にして心を折られてしまって残念。同じ作者の別の作品の1巻を少し本屋で立ち読みしたのだが、「またこれか」とうんざりする語り方があって非常に幻滅した。『ジョジョリオン』は『ジョジョ』シリーズ最新作だが……『S.B.R.』の後半から話がだるくなってきて、新作でもその傾向は変わらず。それで「もういいや」ということになった。私は過去にいろいろなもののファンを辞めてきたが、今年は長年応援していた板垣恵介と荒木飛呂彦がそれに該当する。まあ仕方ないよね。他、一度やめたのに再開しようとして、結局復帰に失敗した『王様の仕立て屋2』。マンネリです。再開したものの失速感が拭い去れない『史上最強の弟子ケンイチ』。格闘漫画は格闘シーンが長くなるとつまらないものなのかもしれない。野球漫画でも同じだよね。『遮那王 義経 源平の合戦』は史実に沿ってストーリーを進めなくてはいけない都合か、前半のインパクトある展開は影を潜めて久しい。もうあの輝きはいらないから、とりあえずきっちり結末まで描く事を義務と思って頑張って欲しい。
  さて、いい方に戻って「印象に残ったシーン、セリフ」を思い付くままに羅列してみる。

まずは『るろうに剣心』の第零幕より、
「拙者の刀、一瞬一度だけ見せるでござる」
剣心らしいセリフ。そしてオリジナル版剣心が口にすることのなかったセリフであり、今の和月伸宏だからこそ綴ることのできた言葉であろう。

『はじめの一歩』101巻の千堂、ヴォルグ=ザンギエフに関して
「ワイらの親友」
たった6文字に千堂のカッコ良いところがにじみ出ている。

『C.M.B.森羅博物館の事件目録』21巻、マウとその手下
「仮にもC.M.B.の指輪の持ち主を怒らせるような真似は……」
「ケーキを持って謝りに行くわよ!」
「それがよろしいかと存じます」
森羅の扱いがいいのか悪いのか良く分からなくて、それでもケーキで済んでしまうあたりが森羅のいいところでもあり、可愛いところでもあるんじゃないかと。

『史上最強の弟子 ケンイチ』48巻のカーペンター
「ヒーローに憧れてこの道に入った!」
この後「あのせりふは何だったんだ!」と憤ることになるが、48巻時点では大好きだった。同じ巻の「ボカァ遠くに目を凝らしたりするのが苦手でねえ」のあたりのやり取りも大好きだった…………大好きだった。大好きだったのにぃぃぃ!!!!(まだ怒っている)

『凍牌』14巻、K復活のシーン
「人遣いが荒いですね」
『Q.E.D.』の主人公燈馬想を連想した、というだけだけど。

『はじめの一歩』100巻の鷹村の心の中のセリフ
「気付いてやれよ、アレはお前の真似だよ」
板垣学に感心する一歩に対して。鷹村の目には2人の”先輩と後輩”の絆の固さがどう映ったのだろうか?

『史上最強の弟子 ケンイチ』45巻、多重バックアップを取っていた新島、そして
「オレたちが命をかけて守った証拠品」
念には念を入れるのは基本。そして敵を欺くならまず味方から。新島は優秀だ。新島は優秀なんだけどなあ……。

『史上最強の弟子 ケンイチ』42巻、秋雨の
「この泰平は先人の涙と汗があってのもの。易々とは奪われはせん!」
この後のエロ拳法家の剣星の決めゼリフも、馬鹿馬鹿しくも決まっていた。『弟子ケン』いいシーンが多いんだけどなあ。この後の5インチフロッピーの秋雨先生のシーンも良かった。『弟子ケン』はいいシーンが多いんだけどなあ。

『もやしもん』11巻、ミス農大審査委員会の面々が3日間徹夜して考えた「ミス農大落とし」のルール冊子を破り捨てた宏岡亜矢はきっぱり
「ミス農大の対戦相手を選ぶルールでしょ?
  そんなのミス農大が決めるに決まっているのよ」
ミス農大審査委員会とやらの立場が全くなくて、暴論が正論にしか見えない。亜矢さんカッコ良すぎです。

『Q.E.D.証明終了』41巻最後のページ
水原家を訪れる燈馬想。あまりにも寂しそうなシーンで、直前の可奈嬢のテンションの高さがあるせいで余計にそれが強調されている。この後想は、可奈の顔を見て元気を取り戻すのだろうか?
それから、前半のヨーロッパでの一幕、ドイツの機関車の描き込みがリアルだったのを良く覚えている(笑)

『C.M.B.森羅博物館の事件目録』19巻
スイス連邦鉄道Re460の描き込みが(以下略)

『天体戦士サンレッド』14巻、落とし穴作戦再び
「ヒーローもののテレビ番組で、悪役があと一歩のところというところまでヒーローを追い詰めた作戦を二度と実行しないのは何故だろうな」
それは大人の都合ってやつですよ、ヴァンプ将軍。でもこの漫画でなきゃ突っ込めないのも事実。作者もいいところに目を付けました。

  適当にピックアップしていったらこんな感じになりました(笑) 面白かった漫画に印象のあるシーンがあるとは限らない、というのもまた不思議なものだ。逆もまた然りで、特に『弟子ケン』がなあ……。いいセリフ、シーン多いのに、トータルで見たらかなりズタボロ。来年買い続けるかどうか迷うなあ。
  という感じで、今年かった漫画は○○冊です……の○○のところに数字が入ればいいんだけど、面倒なので数えていません。カメラの台数と打った”ホームラン”の本数は数えていても、漫画の冊数と鉄道模型の両数は数えないのが橘雪翼流なのです(意味不明) ……漫画も鉄道模型もそろそろ棚のスペースが危険なので控えないといけないんだけど。といいながら、来年もまた多分50冊ぐらいは余裕で買っちゃうんだろうなあ。


平成24年12月29日

  今日から年末進行? というわけで、まだ29日だけど毎月末恒例のアレ。

【彼女とカメラと彼女の季節】1巻(既刊):☆☆☆★
  タイトルに「カメラ」と入っているので買ってみた。最近どうやらカメラがブームらしく、漫画にもカメラが話題のものが増えているような気がする。というわけで、カメラ漫画のマークを今後強めていくことにしよう。
  主人公は(それまでは)普通(だった)女子高生深山あかり。友だちグループの付き合いにいささか疲弊を感じつつも、それを打破しようとは思わない。そんな中、いつも一人でいる仙堂ユキが気になり、惹かれ、そしてそれは恋に変わる。その一方でユキの幼馴染、香川凛太郎は無邪気にあかりに好意を寄せてくる。複雑な三角関係の行方は?
  というわけで、カメラは重要だけどメインじゃない、そんな漫画。突っ込みを入れるとしたら、観客席から普通の望遠レンズでバッターをそこまで大写しできないぞ……ぐらいかな。甲子園じゃなく地方の市民休場クラスなら何とかなるのかもしれないが。まあ、物語のテーマはそこじゃないので大した問題じゃない。それでも1巻は割とカメラ漫画だったかも……1巻のラスト、そして2巻でその様相は大きく変わる(続く?)

【ムダヅモ無き改革】9巻(新刊):☆☆☆★
  一番の見せ場はタイゾーだろうなあ。裏切ると思わせておいて裏切らない。そのときのタイゾーによる「ニートとは」は名演説だった。
  ちなみに確率0.001%の事象は「ありえない」事ではない。まったくこれだから文系は。

【閃光少女】1巻(最近発売された?):☆☆☆
  というわけで今月買ったカメラの漫画その2。主人公は元?プロ?カメラマン。昔のクラスメート?に頼まれて、高校の写真部の顧問を引き受けることになった。なぜカメラマンを目指し、何が撮りたかったのかを見失った濱野保弘は、写真部の生徒たちが楽しそうに写真を撮るのを見て、少しずつカメラマンとしての自分を取り戻していく……というストーリーにするつもりなのかな?(おいおいあらすじじゃないのかよ) 『彼女とカメラと彼女の季節』よりは(現時点で)カメラや写真の撮り方に重きを置いた作品。テクニカルな話も出てきて、ひょっとしたらこの漫画がきっかけで「写真を撮ってみたい」と思う人が出てくる……かも?

【げんしけん 二代目の四】13巻(新刊):☆☆☆★
  波戸くんの過去が明らかになったり、斑目が修羅場?を迎えたり。ありがちだったりありがちじゃなかったりする青春の物語。

【彼女とカメラと彼女の季節】2巻(新刊):☆☆☆☆☆
  明日「この1年間の漫画を振り返って」という題目で更新するつもりで下書きしてたんだけど、そこに「唯一☆5つの『るろ剣』」と記していた。が、まさかまさかのダークホースというか、予定外と言うか、むしろその文章を生かすために他の漫画には☆5つの評価を与えないつもりだったのだが(笑) アクションやサスペンスやミステリーやホラーやファンタジーではない、そんな漫画にここまで惹き込まれたのは久々の体験。「面白い」と言う表現ではなく、「惹き込まれる」という表現で表したい。気が付いたらそれが最後のページだった。それぐらい一心不乱に読んでいて、そんな風に読んだ漫画はここしばらく記憶にない。読み返してみると特に印象的なシーンはないのだけれど、物語全体としての「読ませる力」は圧倒的だった。漫画というよりは文学作品に近い印象を受ける。絵はあまり私の好みではないのだが、だからこそ凄みを感じる一冊だった。
  物語としては、1巻で勃発(?)した三角関係が主軸となる。そろそろカメラはどうでもよくなり始めている(笑) でもまあ、よくよくタイトルを読んでみれば『彼女とカメラと彼女の季節』だから、カメラの扱いが軽めなのも当然だね。

  という感じで、予定の2冊から2.5倍の5冊へ。正直『彼女とカメラと彼女の季節』が2冊目でこんなに化けるとは月の初めに1巻読んだ時点では思わなかった。他のタイトルは全体的にまあまあ。可もなく不可もなく。これぐらいでいいんじゃないでしょうか。
  年が変わって来月は3冊プラスアルファ。『頭文字D』『乙嫁語り』『凍牌 〜人柱篇〜』。今日「カメラ」な漫画のマークを強めると言ったが、実はタイトルに「兎(うさぎ)」が付く漫画もマーク中(とはいえ、買う率は低め)。『兎の角』という漫画が出るらしいのだが、ウェブで調べて見たところ……うーん、微妙なトコかなあ。ウサギはあんまり関係なさそうだし。
  明日は「漫画1年を振り返って」の予定。そういや『ヱヴァQ』の感想文まだ載せてないなあ。ま、来年でいっか。


平成24年12月28日

  えーっ、松井秀喜現役引退かよ! 昨日の時点で「マツイさんちのヒデキくん、この頃ちょっと変よ」状態だったらしいから、そうかもなーとは思ってたけど、「実はこっそり日本の球団と交渉中でした」ってオチだろうなーって期待?してたのに。本人は「思うようなプレーが出来ないから」という理由で決断したらしいんだけど、それでもそのまますっぱりやめちゃうのはねえ。半分ファンサービスの意味で1年でも日本でやってみて、もしそれでダメならプロ野球ファンも納得できるだろう。多少ボロボロでも、もう一度日本でその姿を見せるべき……っていうぐらい松井秀喜は大きな存在だと思うんだ。阪神ファンでアンチあれな私ですら、元あの球団の顔的選手である松井秀喜のことをこんな風に思うんだから、プロ野球ファンの大半はこんな形での現役引退を望んでいないはずだ。潔いと言えばそうなるが、それでも引き際良すぎだぜ……。
  トレーニングだけでも続けて、せめてオールスターで特別出場とかしたらいいのにな、って思うのは私だけ? 公式戦や二軍戦では「チームに迷惑掛けるかも」ってなるけれど、オールスターならばそういうのは一切ないはずだ。この案がナイスだと思った人は是非広めて欲しい。


平成24年12月27日

  某ヨから始まる家電量販店に、カシオのEX-ZR1000を触りに行ってみた。お目当てはもちろん「全焦点マクロ」。しかし困ったことに操作方法が分からない(笑) 仕方がないので家に帰って、カシオのサイトで説明書を探してみた。最近はインターネットがあって便利だね。買う前にこういうのをチェックできるのは便利かもしれない。ちなみにオリンパスのE‐PM2も触ってみたが、大体の操作方法は勘で大体分かった。こういうあたりはミラーレスとはいえ一眼カメラだね。
  結論としてEX-ZR1000は購入候補から外すことになりそうだ。「全焦点マクロ」モード時は、ズームが広角側に固定されるらしいのだ。私が撮りたい写真は模型の写真だから、最低でも標準域、出来れば望遠側で「全焦点マクロ」したかった。なぜこんな仕様なのかは推測するしかないが、望遠側で全焦点マクロしようとすると撮影枚数が増え、合成回数も多くなって処理が複雑になるからかな? 将来的に各社のミラーレスカメラなどで搭載されるようになって欲しい機能だが、さてどうなることやら。EX-ZR1000は、動画に秒間1000コマモード(通常は秒間60とか30コマ)があったり面白そうなカメラではあるのだが……一番メインに考えていた全焦点マクロが使えないんじゃしょうがないよね。浮いた分はマイクロフォーサーズのマクロレンズか広角ズームの購入費用の足しにしよう。

  ここ数日サボっていたので、あの話もついでに今日の分の更新に入れてしまおう。マクロ繋がりでもあるしね。
  マイクロフォーサーズのカメラを買ったら、そのうちマクロレンズも揃えようと思っている。オリンパスのマイクロフォーサーズ用マクロレンズは、焦点距離が60ミリなので35ミリ判換算で言うと120ミリ、中望遠マクロになる。最大撮影倍率が、メーカーによると等倍。先日の話(しょっちゅう話題にしているが)に関係してくるが、レンズの最大撮影倍率というものは使うフィルムやイメージセンサーのサイズに関係のない値である。しかしながら、使うフィルムやイメージセンサーによっては「体感的に」(もしくは実用面で)異なってくる。レンズが作る撮影像が同じ大きさでも、フィルムやイメージセンサーのサイズが異なれば相対的に大きくなったり小さくなったりするからだ。もちろん、大サイズのフィルムやイメージセンサーでは小さく見えるし、逆に小さいフィルムやセンサーでは大きく写っているように感じる。
  さて、マイクロフォーサーズの場合、0.5倍で写した写真が35ミリ判感覚では1倍に相当する。即ち、最大撮影倍率が0.5倍の(マクロ)レンズは35ミリ判感覚で言えば等倍マクロということになる。最初、オリンパスのサイトではそれを加味して「等倍」と書いてあるんだろうなあ……と思ったのだが、注意書きに「35ミリ判換算2倍相当」とあった。つまりこれは、正真正銘本気の「等倍マクロ」なんだ。換算して等倍になるとかじゃなくて、レンズの真の実力が等倍マクロなんだ。何も普通のマクロレンズで2倍相当まで撮影できる必要性はないとは思うのだが、何故かそういう風になっている。冷静に考えれば、普通に売っているマクロレンズが等倍止まりである必要はない。フィルムの時代はそれで各社横並びだったのだが、そこから一歩踏み出していけないということはない。今はセンサーサイズもまちまちだし、マクロレンズの最大撮影倍率も各社で個性を出してもいい時代なのだろう。フィルム時代の等倍マクロは、APS-Cサイズのカメラに付けたら1.5倍相当のマクロになることだしね。
  E‐PM2のダブルズームキットに付いて来るレンズをそういう目で見ていなかったので、あらためてチェックしてみた。最大撮影倍率は、標準ズームが0.19倍、望遠ズームが0.16倍。後ろにきちんと「35ミリ判換算」の数値も出ている。そしてこれは結構優秀なんじゃないか? 35ミリ判フィルム時代の標準ズームレンズは0.2倍〜0.3倍あたりが相場だったと記憶しているので、0.3倍を充分に超えているのは”寄れる”レンズと評価していいだろう。ちなみに他社のレンズを見てみたところ……何とニコンのサイトには最短撮影距離は載っていても最大撮影倍率の記載がなかった。ニコンともあろうものが何たることだ! こんなことが許されるのだろうか! いや許されるはずがない!(典型的ななんとやら) だからといって何かするわけじゃないけれど……だったら黙っとけって話だね(笑) ソニーやキヤノンのAPS-Cサイズ専用レンズを見ると、結構いい数字が並んでいるものの……それがレンズの本来の力なのか、35ミリ判換算なのかはよく分からなかった。前者だとするとちょっと優秀すぎるような気もするのだが、APS-Cサイズ専用だとそれぐらいが常識なんだろうか? 焦点距離は「35ミリ判換算」とか注意書き付けてるくせに、最大撮影倍率についてはなーんも書いてないのは何か腑に落ちない。まあ、ニコンの一件を含めて「世間一般ではそれほど重要視されてない」ってことなのかねえ。今度ソニーストア行ったら係員に突っ込んで……いや、質問してみることにしてみよう。
  で、標準ズームで0.38倍(35ミリ判換算)まで寄れるのなら、マクロレンズあんまり必要ないんじゃないの?とか思ったり(笑) マイクロフォーサーズをメインシステムに据えるのであれば必要なレンズだけど、あくまでサブカメラの位置付けだからねえ。サブカメラのためにいっぱいレンズ持ち歩くのも本末転倒だから……まあ、OM‐Dシリーズを買ってから考えることにしようか。どうせいっぺんには買えないんだから。


平成24年12月25日

  テンション値平常時よりマイナス87%につき(以下略)


平成24年12月23日

  福留ちょっとナメすぎじゃない? というか、阪神ナメられすぎじゃない?(笑)
  阪神は3年6億円だったかを提示。福留の逆提示は3年契約で1年あたり3億円をベースとし、出来高最高1億円。ここからが話題の中心で、この出来高分を翌年の年棒に上積みするという斬新な内容。1年目はとりあえず3億円、そこに最高1億円の出来高が付く。この出来高が翌年の年棒に上乗せされるので、翌年の年棒が最高4億円になるというわけだ。もちろん最高4億円の2年目にも最高1億円の出来高が付くため、3年目の年棒は最高で5億円。3年間の年棒合計が最大12億円となり、さらに出来高が各年最高で1億円付くために、15億円が福留が最大で貰える金額ということになる。出来高を翌年の年棒に上乗せするという考え自体は面白いと思うのだが、問題はその数字がデカすぎること。一見して福留の自信が窺える内容なのだが、私はその逆、自信がないんじゃないか?と思っている。出来高と翌年の年棒の関係がユニークなのでそこに目を奪われがちだが、ベースとなる年棒が一年あたり3億円にきっちり値上げされている点が気になる。出来高云々は「自信あるよ」というはったりで、実は自信がなくて「どんな形でもいいから3年居座って、最低9億円は貰おう」という魂胆があるんじゃないかと勘繰ってしまう。自信があるなら、阪神が提示した3年6億円に出来高という形で2億でも3億でも上乗せさせればいい。結果が相応しければ年棒が4億5億になってもフロント、ファンともに文句を言わないはずだ……お金出すのは私じゃなくて球団だけどね(笑) 出来高3億円に相応しい成績ってどれぐらいだろう? 統一球であること、本拠地が甲子園であることを考慮して、打率3割3分、打点110、本塁打35本ぐらい? あとは隙のない走塁、守備で強肩を披露してくれれば。
  阪神で問題になっている人物といえば平野がいるが、福留の条件飲むぐらいなら平野と2年契約してあげたほうがよっぽどマシだと思うのは私だけだろうか。新聞報道で見る限りは単年1億7千万円をゴネた平野の方がよっぽど可愛く見える。


平成24年12月22日

  毎年ウチで開いている恒例行事の「年忘れ鉄道模型運転会」。さらにこれまた恒例なのだが、模型班は午後集合で、一足先に麻雀好きが集まって午前中は卓を囲む。今日がその日だったのだが……少しある可能性を恐れてないけど危惧していた。それは何かと言うと、麻雀は4人でやるものだが、今日集まる予定だったのは4人ちょうど。つまり1人でも遅れてくると……まあ3人でも麻雀できなくもないのだが、4人いないと「4人揃ってないしドミニオンでもやるか」という話になりかねないと。麻雀好きの4人(私含む)は困ったことにドミニオンにもハマっているのだ(笑) だから前日に3人にメールしようかと思っていた。「ここだけの話(*1)、誰か遅れてきて明日の麻雀がドミニオンになりそうだと思ってる(笑)」と。

*1 もちろん「ここだけの話」ではない

これは「遅れるんじゃないぞ」という注意喚起の意味を込めている。皆ドミニオンもやりたいから「俺のいないところでドミニオンやるんじゃねー!」と思うはず。そういうメールを送っておけば遅れないだろうと思ったのだ。ところが私は何故か自重した。
  そして、私の予想は見事的中した。但し、集合時間に2人が遅れることは考慮してなかった。2人では流石に麻雀は無理なので、じゃあドミニオンでも、という自然な流れに。
  年忘れだろうが春だろうが夏だろうが、模型運転会は最初の頃は普通に模型運転会だったのだが……徐々に、ほんと徐々に模型運転会以外の何かになりつつあった。麻雀面子の一部がそもそも模型を持ってないというのが内包されていた問題のような気もするのだが、そもそも参加者の絶対数が減っているのが一番の原因だったような気がする。一応模型は走らせるのだが他の遊びでも盛り上がる。盛り上がる以上問題はないのだが……やはり模型運転会という名目は守りたい。模型以外のその場の遊びに興味ないメンバーだっているし。というわけで半ば無理矢理新メンバーの勧誘に成功し、今日は久々にきちんとした模型運転会が開けたと思う(自己満足)。但し一部の人は横でドミニオン(笑)やってたし、さらにはモンハンまでやっていた(笑) とどめに、いつもなら解散となる夕食後に再び家に戻り、終電までまたドミニオン。しかもまた1人ドミニオンに堕ちてしまった……。もうこの流れには抗えないようである(笑)
  ちなみに、「この流れ」の一番の責任者は私です。なんつったってうちの家にドミニオンがあるのがいけない。最初ドミニオンというゲームを私に教えたのは、今日この場にいなかった後輩(私と誕生日が同じ)なのだが、もう2年ぐらい前の話だから時効だろうなあ。あるきっかけでそのゲームのことを思い出し、自分で買った時点での一番の問題点は遊び相手だったのに、まさか半年後にこんな風になってるとはね!(もう笑うしかない)



  あ、ムギ君(某後輩)、クリスマスプレゼントありがとう! 私は「鉄道模型運転会」の看板に恥じぬよう模型で遊んでたから、まだ貰った『暗黒時代』では一度も遊べてないんだけどね。


平成24年12月21日

  久々に『空の軌跡』やってたら、カーネリアン(*1)のことを忘れかけてて叫びそうになったり、PS3版で(PSP版で?)会話が追加されているような気はするものの、わざわざPC版を立ち上げてチェックするようなことはしていない橘雪翼です。エステルと同じく「霧降り峡谷」のことを「霜降り峡谷」だと思ってたよ……冗談じゃなく本気で。多分昨日まで「霜降り」と読み間違っていたことを考えると、あの会話はPC版にはなかったのだと思う。いくら私が馬鹿でも3回も見落とすはずがない。そして、同じ間違いをしていたプレイヤーが多かったんじゃないかな? それでスタッフがゲーム中のキャラクターに喋らせることを思いついたに違いない。「こういう思い違いはエステルにこそ相応しい!」ってね!
  続編にしてシリーズ最新作『閃の軌跡』が発表されたみたいだけど、現時点では……何か微妙。キャラクターデザインがますます流行を汲んだアニメ調になってるのが気に入らない。

*1 全部で十数冊あるゲーム中での大衆娯楽小説。ゲームの序盤からコツコツ1冊ずつ揃えて全巻手に入れると、終盤に主人公コンビのどちらかの最強武器が手に入る。手に入れるタイミングがシビアで、何度プレイしてもついつい忘れがち。なお、手に入れるのを忘れてやり直しが決定したとき、「かーねーりやーん!」と叫ぶことにしている(謎)


▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲