橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成24年10月下旬分

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平成24年10月31日

『カンナ 奥州の覇者』読了

  今日は月末なのでいつもの行きまーす。

【はじめの一歩】101巻(新刊):☆☆☆★
  前半はややグダグダな展開。結局青木村は引退しない。っていうか、鷹村が前巻の最後に言ってた、イガグリコンビにお灸を据えるボクサーは誰なんだろう?
  後半、ホワイトファングことヴォルグ・ザンギエフの世界挑戦編。相変わらず千堂がボケボケで、ヴォルグのことをさらっと「ワイらの親友」と言い切る。多分一歩に関しても、今はライバル視してるから自分でも気付いてないだけで、ヴォルグ同様「親友」なんだろうなあ。思い返せばあの沢村とも仲良くしてるし、千堂、いいやつだぜ。日本の各学校に千堂が1人ずついたら、いじめ問題の根絶には3日とかからないような気がする。

【Q.E.D.証明終了】43巻(新刊):☆☆☆★
  相変わらず予想だにできない結末を持って来てくれる。後半の『ジンジャーのセールストーク』は、ラストの種明かしのロジックがよく分からなかったが。ジンジャー氏は誰に雇われていたのだろうか? 宇宙開発のUF社? アフリカ鉱山の関係者? その両方のようにも思えるし、さらには他にも複数あったかもしれない記述まで。コンサルタントって同時に複数の場所から雇われることがあるのかねえ? あと、導入部に出てきた黒人さんと、ラストの黒人さんは同一人物? 話の流れからすると同じ人だと思うのだが、やや顔の表現が違うようにも見える。うーむ、誰か解説を望む。

【C.M.B.森羅博物館の事件目録】21巻(新刊):☆☆☆★
  マウの過去の秘密が少し明らかに? 両親から愛されてはいたようだけど、美術品がらみで騙される(過去を持つ?)両親に愛想を尽かしているようなシーンも。にしても手下が、「仮にもC.M.B.の指輪の持ち主を怒らせるような真似は……」とビビッて?いてマウも同調している一方、「ケーキを持って謝りに行くわよ!」「それがよろしいかと存じます」……友だち感覚? 一体森羅をどういう位置付けで見てるんだか(笑)
  ちなみにトランプマジックのネタはすぐわかった。一瞬「ええっ!?」って思ったけどね(笑) 分かれば簡単なので、実生活でも使えそう。多分「選んだカードは忘れないでね、しっかり覚えてね!」と強調し、選ばなかったカードへの注意を逸らすのがポイントだと思う。

【けいおん! highschool】(新刊):☆☆☆☆
  『けいおん!』の続編。先月の『college』が卒業したメンバーの大学での話だったが、こちらは在校生中野梓を中心とした高校軽音楽部のストーリー。結論から言うと、より『けいおん!』らしいのはこちら。面白いのもこっちだと思う。星4つ半付けても良かったのだが、単行本一冊に収めるためかやや急ぎすぎた展開がマイナスポイント。この一冊で、梓、憂、純の高校三年生の一年間が過ぎてしまい、漫画としても完結してしまった。新キャラもいい味出してるし、もうちょっと長く続けられなかったのかと非常に悔やまれるところ。既に一度完結させてしまった作品だし、作者のやる気が限界なのかなあ。またいつか、パラレルワールドということにでもして、時空系列が『サザエさん』化した『けいおん!』の新作を読んでみたい。

【天体戦士サンレッド】16巻(新刊):☆☆☆★
  悪の組織と正義のヒーローが同居する神奈川県川崎市は今日も平和です。あと、ウサコッツはいい子です。ヘルウルフも相変わらず可愛い。というかサンレッドモテモテだな(笑) 少し羨ましいぞ(笑)

  やっぱり『範馬刃牙』は買う気が起きず、結局予定通りの5冊。安定評価の「☆☆☆★」が多いのがポイント? 全く関係ないが、今月は珍しく漫画以外の本をたくさん買ったような気がする。アルカディア(雑誌)、『カンナ 奥州の覇者』(小説)、ヤジリン2(パズル本)、ヨーロッパ鉄道旅行 最新版(ムック、最新版とあるが2010〜2011年頃に発刊されたものではないかと)、同2012、同2013、ドミニオンへの招待2012(ムック)、ギルティギアの攻略本(ムック)……あんま教養豊かな本は混じってないけどね。全体的に単価が高くて、買った!という気にさせられているだけかも。ちなみにこれらの本を評価すると、

アルカディア:☆
カンナ 奥州の覇者:☆☆☆☆
ヤジリン2:☆☆☆☆
ヨーロッパ鉄道旅行最新版:☆☆☆☆
同2012:☆☆☆☆
同2013:☆☆☆☆
ドミニオンへの招待2012;☆☆☆☆
ギルティギア攻略本:☆☆☆★

ぐらいかな。都合によりヤジリンはまだ1問も解いてないけど(爆) 星5つじゃなくて4つなのは、このシリーズの前半部の初心者向けが私にとっては捨てページになるから。他は「買って良かった」と言う意味で星4つが多い。
  来月は3冊プラスアルファ。『遮那王義経 源平の合戦』『史上最強の弟子ケンイチ』『新世紀エヴァンゲリオン』がレギュラータイトルで、リストを見ていて気になった新規タイトルが『うさぎ探偵物語』『神様がくれた背番号』。前者は「うさぎ」に反応しただけ。調べてみると少女漫画で、絵柄は……探したけど良く分からない。あまり動物の兎には関係しそうにないのでパスの可能性大。後者は原作が小説? 野球の物語で、阪神タイガースが関係しているらしい。漫画版を描く人は確か実力派ではないかと思うので、買ってみる可能性はそこそこありそう。先月、発売日が上中下旬にバラけてくれたらいいのに、と書いたが、今月もプラスアルファを含めて月の後半に集中。前半に発売されるのはジャンプコミックスとチャンピオンコミックスが多く、現在そのどちらも買っているタイトルがないから仕方ないんだけどね。前半の寂しさは、まだ欧州鉄道関連の書籍で目を付けているのがあるので、それを購入して気を紛らわせることにしよう。


平成24年10月30日

  例の通販サイトの会員グレードの話に始まって、格闘ゲーム『GuiltyGear A CORE PLUS』(以下GGXXAC+)PS3版の話でも。
  GGXXAC+PS3版の発売(配信開始)日が11月1日に決まった。Xbox360版より一週間ほど遅れてなのは何故だろうか。そこはかとなく(ロボカイのセリフより引用)腹が立つが、まあちょうどその頃私は忙しかったので許しといてやろう(何様)。とりあえず今これを読んでいるあなたは、「会員グレードの話から始まるんじゃなかったのか!」と突っ込むべきである。さて、GGXXAC+PS3版はダウンロード販売となる(それでも会員グレードの話は後回しになる)。プレイステーションネットワーク(以下PSN)にクレジットカードの番号を入力するのは躊躇われたので(理由は分かるよね?)、プリペイド方式のチケットで入金した。つくづくもPS3本体を買ったときのオマケのカードに有効期限があったのが悔やまれる(当時話題にしたので覚えている人は以下略ね)。プリペイド方式だと1000円単位の入金になるので少しだけ余っているが、それだと足りないのでさらに入金する必要がある。また1000円分のチケットを買って来てコードを入力しよう……とも思ったのだが、この調子だと何だかんだでダウンロード販売のゲームを買いそう。だったらどーんと3000円券買った方が面倒が少なくない?
  ここでちょっとしたポイント。1000円単位で入金するためには、コンビニでコードを発行手続きを取る。プリペイドカード方式のものも売られているが、そちらは3000円からになる。3000円という単位の大きさから敬遠していたのだが、プリペイドカードであれば例の通販サイトに取り扱いがある。なので、3000円のプリペイドカードをそこで買えば会員グレードの維持の足しになるではないか!(とここで、ようやくその話が出てくる) が、しかし、ここで思わぬ刺客が現れた。
  とある私の後輩は、様々な情報を私に伝えてくれる。例えば先日、「ソニー製品を登録したらソニーポイントが500ポイント貰えるみたいですよー」というメールが届いた。でもなー、ソニーポイントなんて貰っても使い道ないぞ?とメールを返したら「PSNポイントに変換できますよー」

  ――それは先に言いたまえ

早速調べてみると、私の手持ちで該当しそうなのはα350、α77、Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM ウォークマンが2台(1台は次姉にプレゼントした分なので、厳密には手持ちではないが)。合計2500ポイント貰えるようなので、PSNポイント2500円分に化かせられる。このとき、何ポイント単位で変換可能なのかチェックしてなかったのだが、今日500ポイント単位であることが分かって結果オーライ。それだけあればGGXXAC+PS3版を買うのに充分すぎる。ん? PSNカードを例の通販サイトで買う必要がなくなって、会員グレード維持に黄信号が(笑)
  結局、『空の軌跡』のPS3版の予約も無事始まり、そしてα99と一緒に発売されたリモコンも買い、ついでにいくつか「そのうち買おう」と思っていたものも詰め込んだので、会員グレードは来月もキープ。しかし再来月はどうか分からなくて、さらにその次が大問題(笑) 先日後輩と遊んだ時、後輩が「欲しいパーツがあるけれど、それだけだと買い物額が少なくて送料無料にならいので勿体無い」と嘆いていたので、同じ額でも送料をサービスしてもらえる私が代わりに買うことにした(近々もう一度顔を合わせる機会がある)。やはり小額でも送料無料になる魅力は大きくて……かと言って、そのために余分な買い物するのは本末転倒なのはもちろんだ。さて、いつまで最高ランクでいられるかなあ。
  話は少し戻って、ソニー製品の登録の話。登録が少し厄介で、α77はUSBケーブルでパソコンに繋がないといけない仕様。α350とレンズは、パッケージに入っていた登録用紙が必要。ウォークマンは、これまたパソコンに接続した上で、さらにIEでなければ登録できないという仕様。何故こうも統一されていないのだ? 登録後速やかにキャンペーンのポイントが貰えて、PSNチケットへも即時発行された。あとはPSNにログインして入力するだけ……というところで手間がまた少々かかってしまった。パソコンで入力できたらいいのに、いくら探してもPSNのサイトにそれ用のページが見当たらなかった。仕方ないのでPS3を起動してPS3で入力することにした。何故PS3での操作を渋るのかと言うと、私はPS3で使えるキーボードを持っていないのだ。だから文字類を入力するときはPS3のコントローラーを使う必要があり、キーボードと比べると非常に面倒な作業になる。USBのキーボード、一つ買おうかな……。パソコンのは未だにPS/2接続のキーボードなんだよ。PS2じゃないよ。パソコンのPS/2ポートに何か突き刺さってるなんて今時珍しいと思う。なんてったって某ページによると「レガシーデバイス」呼ばわりされてるみたいだし(笑) まあでも、写真用フィルムだって今や「レガシーマテリアル」になりつつあるわけだし、私はそういう古いものが好きということなのかもしれない。家族の中で最後まで黒電話に固執してたし……。
  話がそれてしまったが、PS3でPSNにサインインしようとしたら……ファームウェアをアップデートしろと言われた。ここんところずっと繋いでなかったからなあ。というわけでアップデートして、サインインしたら、すぐにPNSチケットのコード入力するページを発見できた。どうしてパソコンからは出来ない仕様になってるのかなあ。まあともかく、準備は完了したので、あとはGGXXAC+PS3版の発売日を待つばかり。ちなみに情報をくれた後輩には、誕生日プレゼントに3000円のPSNカードをプレゼントした(私も誕生日プレゼントを貰ったので)。そのPSNカードは、某ヨから始まる家電量販店で余り気味のポイントを有効活用したもの。確認してないけど、PSNカードを買ってもおそらくポイントは付かないので、ポイントの使用先としては最も効率がいい。誕生日プレゼントのお返しを考えていた時に一石二鳥のアイテムとして思いついたのだ。先述の通りポイントの有効活用、そして「その3000円のうちの半分を使ってGGXXAC+PS3版を買い、俺と対戦しろ」ということである(笑)


平成24年10月29日

  ロモグラフィーというメーカーから蛇腹式でレンズ交換式の中判カメラが発売されるらしい。ロモグラフィーって”あの”ロモ?って思って調べると、あのロモで合ってるようなちょっと違うような。良く分からないので今日は保留(でも多分あのロモでいいと思う)。中判カメラにも一応デジタルがあるらしいが、今回の新製品はフィルムの中判カメラだ。このご時勢に何という無謀な、いや、むしろロモらしいというか。フィルム中判カメラといっても、様々なフォーマットがある。二眼レフだと6×6が多く(ハッセルもこれだっけ?)、少し横に長い6×7、4:3フォーマットの6×4.5(私の持っているペンタックスはこれだ)、6×9のもあるようだ。で、ロモの新製品は3つのフォーマットが選べる。6×6、6×9、そしてこれが特徴なのだが、6×12というパノラマサイズまで選べる。フィルムが120しか使えない?ようなので、6×12で撮っていたらフィルムが一瞬で終わるような気がする。中判は長らく触れてないのでよく覚えていないが、120フィルムは6×6で12枚ぐらい撮れるんだっけ? だとすれば、ロモのカメラでパノラマ撮影するとたったの6枚。220に対応させていても良かったような気がするのだが、中判はここのところで何か事情があったような記憶がかすかにあるので何とも言えない。確かペンタックス645のフィルムバックは120用と220用のがあったような……。もう一つの特徴は、最初に書いたレンズ交換式であること。これまた蛇腹カメラとしては珍しいと思う。そして、2本のレンズは本体とセットで発売されるようだ。別売りのレンズはない模様(ひょっとしたら今後発売される可能性もあるかもしれないが)。標準の90ミリと広角58ミリ。ただ、6×12で使うと90ミリでも広く感じるかもしれない。6×9フォーマットだと標準は105ミリぐらいだったかと……これまたあまり良く覚えてないので、もし気になる人はご自身で確認されることをオススメする。レンズシャッター式で、尚且つ遮光幕等は用意されていないみたいなので、フィルムを入れてしまうとレンズ交換が不可になってしまう。1コマ分犠牲にすればできないこともないだろうけど……。これはちょっと不便かもしれない。困ったことに私が読んだ記事には開放F値が書かれていないのだが、明るくてもF4程度だろうか。商品画像に目を凝らしてみたところ、F8かもしれない。まあ、蛇腹カメラだしこんなものかもしれない。
  さて、ここまで敢えて触れていない話がある。値段についてだ。はっきり言って、今時蛇腹式の中判カメラが10万20万円で新発売されたって、少なくとも私は無視するだけである。何故話題に出したかというと、興味がある――即ち欲しいということ。いくら私がフィルム派だからって何でもかんでもほいほい手を出すわけではない。特に値の張るものであれば、「そんなお金があれば○○を買う!」と一蹴だ。相変わらず勿体ぶるが、結論としては「安い」ということである。3モデルあってどう違うのか分からないのだが、値段も3種類。おそらく中身ではなく外装――ブラックペイントと革張り(合皮と本皮か?)でコストが違うのだろう。一番安いブラックペイントは25,200円。しかも事前予約すると3割引の太っ腹。おっと、よくよく考えてみると、蛇腹カメラの相場なんて知らなかったや(爆) この値段が蛇腹カメラとして安いのか高いのか……良く分からない。でも、ちょっと手を出して遊んでみるには悪くない価格帯だ。この前Nikon F3の中古を買うのを諦めたが、代わりにこっちを買ってもいいなあ?(それってF3を諦めた意味がないじゃん) ブローニーフィルムの運用をどうするのか、という問題はあるのだけれど、深いことは考えずに気軽に手を出すのがこういうカメラの場合”正解”のような気がする。


平成24年10月28日

  昨日の話。鉄研の後輩とゲーム大会。午前中麻雀、午後からドミニオン(説明は後述)、再び麻雀という流れ。午前中の麻雀は、ちょっとアウトロー感を出すために点棒ではなくておもちゃのお札を使用。この日のために用意した無意味感爆発の無駄グッズだ。そして午後からのドミニオンも、各ゲームの得点をポーカーなどで使われるチップで配る。もちろんこの日のために(略)。但し、ドミニオンの得点はせいぜい2桁中盤までなので、100倍したものを得点とした。で、ここからもう一回麻雀しよう、という話になったときに私の思いつきで、ドミニオンの得点(チップ)を引き継いで麻雀の持ち点にしようということにした。但し、一番多く稼いでいたメンバーですら跳満直撃で底を尽くので、適宜水増し。この時気付くべきであった。ドミニオン数ゲームで稼いだリードが麻雀一局で簡単に飛ぶ可能性があることを。まあ、全員条件は一緒なのだが、後半にやったゲームの得点の方が比重が高いのは問題だったと思う。まあそんなわけで、ドミニオンはビリケツだった私が、麻雀であっさり全部取り返してしまった(笑) というか、順位が綺麗に真逆になったような……。
  ゲームの最中、別の後輩から別件で連絡があり、そのメールでその後輩が大阪近辺で遊んでいることを知ったので、晩飯一緒にどう?と誘ってみた。そんな感じで晩御飯を一緒に食べて……盛り上がってしまい……またウチに戻ってだべっているうちに……何か徹夜で遊ぼうという流れになって……完徹は失敗したものの……朝起きてからまた遊んでいた、というわけでる。以前にも完徹に挑戦したことはあるのだが、大体全部失敗している。完徹の定義が良く分からないのだが、朝6〜7時ぐらいまで起きてたら成功? それとも、24時間以上不眠でいなきゃいけないの? 前者であれば2度……確かFFVIIIをやっていて一度、大学を辞めて田舎に帰る友人とカラオケで一度あるが、いずれも朝方から正午ぐらいまで睡眠をとっている。なお私は、睡眠不足にかなり弱い。

◇ ドミニオン とは
  侃侃諤諤初登場単語です(笑) 「ドミニオン」とは……カードゲームで、多分アメリカの会社が作ったのではないかと。トレーディングカードゲームに似ているのだが、最大の違いはトレーディングカードではないこと。トレーディングカードゲームといえば、私が以前はまっていて、最近も少し話題に出した「Magic:the Gathering」が代表格。各プレイヤーが各自でカードを買い集めてデッキと呼ばれる山札を作り、そのデッキを持ち寄って対戦するのがトレーディングカードゲームの基本である。ゲームで勝つには強いデッキを組む必要があり、強いデッキを組むためには多くの投資を必要とする。といったあたりは以前説明した通り。面白いのだが、最大の弱点は多額の投資を必要とすること。定期的に新しいセットが発売される(同時に古いものは売切れ次第絶版になる)ために、付いて行くためにはその投資が継続的に必要となることもまた問題だ。「ドミニオン」は、カードゲームであるということ、各々のカードがトレーディングカードゲーム風であることは同じなのだが、こうした投資には悩まされない。「マジック」のパックにはランダムにカードが封入されているが、「ドミニオン」はどのパッケージを買って来ても同じカードが入っている(もちろん不良品はこの限りではないが)。1つ買ってくれば、最大4人が遊ぶための必要なカードが全て揃い、たくさんパッケージを買ったからと言って強いデッキが作れるわけでもない。勝つためにはプレイヤースキルを上げることのみが要求される。個々のカードは「マジック」に似ているかもしれないが、商品形態という意味ではトランプやUNO、花札の方が近いかもしれない。説明が長くなったが、「ドミニオン」で遊ぶために必要なのは、「ドミニオン」のパッケージが1つと友だち(対戦相手)、以上だ。
  ドミニオンのゲームの進行の仕方を簡単に説明しよう。各プレイヤーはある同じ内容のカードを与えられ、各手番で「サプライ」という場にあるカードを「購入」して自分のデッキの中身を増やしていく。「サプライ」は各プレイヤーに平等に開かれた場で、お互いが何を買ったかを確認できるし、カードの枚数に制限があるので”売り切れ”も発生する。ドミニオンのカードの種類は大きく分けて3つ。アクションカード、財宝カード、勝利点カード。アクションカードは様々な効果を持つ、ドミニオンのカードの中でも一番トレーディングカードゲーム風のカードだ。アクションフェイズで使うことが出来て、そこに書かれている様々な効果を発揮する。財宝カードは、アクションフェイズに続く購入フェイズで使うお金のようなもの。財宝カードを使って他のカードを買い、デッキの中身を濃くしていって、最終的には最後に説明する勝利点カードを買い集めて勝利を目指す。勝利点カードは、ゲームが終わるまでは何の役にも立たない得点カードだ。拡張セットに入っているカードの中には、ゲーム中に効果を発揮するものがあるが、基本的にはゲームが終了してから意味を持つカードである。勝つために必要だが、ゲームの進行を有利にしてくれるわけではない――この勝利点カードのジレンマがドミニオンの魅力の一つかもしれない。
  カードの説明中にアクションフェイズ、購入フェイズが出てきたが、最後にクリンナップフェイズがある。クリンナップフェイズでは、アクションフェイズと購入フェイズで使ったカードと手札に残ったカードを”捨て札”にして、また山札から新しいカードを5枚引く。山札にカードが残っていなかったら? 「マジック」ではカードを引くべきときに山札が残っていなければ即ゲームに敗北となるが、ドミニオンではそんなことは起こらない。ドミニオンでは、カードを引くべきときに山札がなくなってしまったら、捨て札をシャッフルして新しい山札にする。「捨て札」とは言うものの、二度と使わないわけではない。各プレイヤーの捨て札は、また新たな山札を作るときのための大切な資源なのだ。そうやって自分のカードを循環させながら徐々にデッキを”強く”していき、最終的には得点の高い勝利点を”購入”していく。これが「ドミニオン」というゲームだ。「マジック」ではデッキを作った後にゲームがスタートするが、「ドミニオン」はデッキを作りながら勝負するゲームと言える。「マジック」でカードを集める過程を、「ドミニオン」ではゲーム内で仮想的に行うとも考えられる。デッキ構築の楽しみには欠けるかもしれないが、各プレイヤーが同じ条件でスタートするという点では遊びやすい。


平成24年10月28日

貫徹失敗

  徹夜することを「カンテツする」とか言ったりすることがあるのだが、漢字が分からない。変換してみると「貫徹」になったが「初志貫徹」の「貫徹」なので違うかなあ。ちなみに「徹夜」は一晩中眠らずに何かをすることだが、広い意味では途中仮眠を取ったり?朝方になって寝たり?した場合でも徹夜と言ったりする?ような?気がするんだがどうだろう。というわけで狭義の徹夜、徹夜を強調するときに「カンテツ」と言う言葉を私の周りでは使ったりするような……ああ、「完全徹夜」の略かもしれないなあ。
  昨日は後輩が遊びに来ていて、主にゲームをやっていたのだけれど、晩御飯食べに行った後にまた家に戻って来て、そのうち流れで徹夜で遊ぶことになったのだが、途中で限界が訪れて3時間少し眠ることに。そんなわけだから侃侃諤諤も更新しなかったというわけです。あー眠い……。


平成24年10月26日

橘雪翼がついにブチ切れました




白兎 「”何”に切れたのか最初に書かないのは雪翼クンの悪いところですね〜」


  今日の昼過ぎ、用事の最中にPHSが振動。誰からの連絡だろうか?と思って慌ててチェックするとウィルコムからの広告メール。ここにプッツン来て配信拒否の手続きを取った。そんなもん、もっと早くにやっておけよ、と言われるかもしれないがこれには理由がある。まず、面倒だった。次に、私のPHSの契約は極限まで絞ってあるので、メールは追加料金が発生しないが、ウェブブラウジングはモロにお金がかかる。というわけで配信拒否の手続きを取るためにネットに繋ぐと、わずかと言えどお金を取られるのではないか?という懸念があったのだ。多分配信拒否の手続きのための接続は料金が発生しないような気はするし、お金が掛かったとしてもせいぜい10円ぐらい? 普通に考えるとケチる額ではないが、こちらが頼んだわけでもない”迷惑な”メールに関することで1円でも支払うのが腹立たしかったのである。最後に、今の機種にした当初は月に1通ぐらいだったので、まあいいかと放置していたのだ。ところが最近、月に4〜5通ぐらい届くようになった気がする。今日のメールも一週間ぶり、とかいうものではなく、昨日か一昨日ぐらいに”来たばっかり”なのに”また”送り付けて来たわけである。用事の最中だったこともあり、プッツン堪忍袋の緒が切れてその場で配信停止手続き(多分メール以外でネットに繋いだのはこの機種では最初の出来事である)。
  しかし、前の ZERO3 [es] のときはこんなことがなかったような気がするんだけどなあ。まあ、 [es] は長いこと使ってたから使い始めのことなんか覚えていない。最初の最初に配信停止手続きをしたのかもしれない。 [es] 使ってた頃の契約プランは、ネット接続が完全定額だったからね、そういうのに全く抵抗がなかった。にしても機種変更したとは言え、こういったメールを送りつけてくるようになるとは……。やっぱアレだな。アレの傘下になってこういうところ面倒な会社になっちまったのかもしれない。やっぱりどこか別の会社の携帯電話に乗り換えるべきなのかなあ。


平成24年10月25日

  世間一般的によく聞く意見で、最近の若者は国内に籠って世界へ打って出ようという気概が感じられない、といったものがある。私自身飛行機が嫌いで海外に行けないので耳が痛いが(若いかどうか微妙な年齢になってきたけど)、英語しゃべれへんし好き嫌い激しくて国外では食事に困るし他云々だから仕方がない(のか?)。私のことはさておき、そんなこんななのに珍しく「アメリカへ行く!」っつってんのに「日本に居ろ!」と引き止める(足を引っ張る)業界があるのです。それはもちろんプロ野球の世界です。
  数年前にも菊池雄星だっけ?がメジャーへ挑戦しようとしていたのに、周囲が寄ってたかって引き止めにかかった。名目は何だったか忘れたけれど、本音のところは「高校野球で活躍したスターがアメリカへ行くようになると、日本に人気のある選手が残らない」といったあたりか。とどめは「日本球界の未来のためによくない」とか何とか。前者はともかくとして、日本での野球人気についてはそうかねえ? メジャーリーグで活躍する日本人が増えたら、それもプロ野球〜FA経由じゃなくて高校卒業後直にメジャーに行って(とさっきから書いているが、高卒は大抵マイナーで育成後にメジャーと言う流れになるようだ)球団の主力選手として活躍したら? 子どもたちの目からすれば、世界で一番レベルの高いリーグで日本人が活躍する野球というスポーツが輝かしく見えるはずだ。そうすれば野球をする子どもが増えて、レベルの向上に繋がるのではないか? 国内の野球事情? それはある程度仕方がない。メジャーリーグは大金を使って世界から優秀な選手をかき集めているのだから、市場原理を考えれば国内の殻に閉じこもっているプロ野球に勝ち目はない。そもそも、人気のある選手というのは元高校野球のスター選手とは限らない。プロ野球に入ってから活躍した選手がプロ野球でのスターであり人気選手になるのだ。多少アメリカに選手が行ったところで、国内では国内の盛り上がりを見せるんじゃあないだろうか?
  というあたりで、日本ハムが単独(強行)1位指名した大谷選手、1位指名を蹴ってメジャー球団と交渉し、アメリカに行ってもいいらしいが、やはりここは気持ちよく送り出すために指名する球団がなかったら良かったのに、と思っている。日本ハムは去年、菅なんとかって人を強行指名して云々の顛末があって私は絶賛したが、今年に関しては大ブーイングを送りたい。今年ももう一回菅野指名して当たりクジ引いたったら良かったのに。ともかく、大谷選手には初志貫徹で日ハムの説得を退けてもらいたいところだ。
  ところで、阪神は久々?にくじ引きに成功したらしい。大阪桐蔭の藤浪選手。活躍できるといいんだけど、何となく阪神に来た時点で貧乏くじを引かされたような……。と、ファンに本気で心配される球団が阪神タイガースです。いやホント、せっかくの金の卵、潰したらいろんな意味で勿体無いで……。


平成24年10月21日

  2日も遅れてしまったが、完成報告。
アルモデル On30 小型ボギー客車A完成

  先日カメラの設定いじくって遊んでいたら、元に戻せていなくて最初に撮った写真が変な感じに。設定変えて遊ぶのもほどほどにしないといけないな。

  明日から数日間更新が止まります。


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