橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成24年2月下旬分

▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲

平成24年2月29日

夢心地なウェンズディ

  本当は今日は画像で〜の予定だったんだけど、気分が乗らない?ので中止。ネタは何かというと、今日は4年に一度のうるう年(*1)だから、というわけで賞味期限が「2月29日」までの袋入りラーメン。狙って買ったわけじゃなくて、気付いたら今日までだったから記念撮影(ちなみに中身は既に食した後で、外装も既に廃棄した後)。これ、画像で侃侃諤諤のネタにしよう!と思っていた……少なくとも数日前までは。でも今日ふと思った。わざわざアップロードするほどのものか?と。てなわけで中止。
  鉄道ファンならば2月29日までの回数券、とかの方が話としては面白いのかもしれないが、何度も言っている通り私は「鉄ちゃん辞めました」なので(笑) ちなみに、2月29日は4年のうちに1日しかない日付だが(*2)、有効期限が2月29日までの回数券は4年のうち何日間か買える。確かJR西日本の回数券は3ヶ月だったと思うので、これを例にして説明しよう。1月1日に回数券を買うと、有効期限は4月1日まで……ではない。3月31日まで。1月1日を1日目として数えるので、有効期間が3ヶ月ならば有効期限は3月の末日となる。同様に2月1日に買うと、5月1日ではなくその前日の4月30日が有効期限となる。4月は31日がないので、”もう1日早い”30日までとなる。では、2月29日までの回数券はいつ買えばいいのか。うるう年の前年の11月30日に買うと、翌年(うるう年だ)の2月29日が有効期限になる。他にももう1日だけ、2月29日が「その日から数えて3ヵ月目の日付となる」日がある。お分かりだろうか? 答えは「うるう年の前年の12月1日」である。3ヵ月後の3月1日の前日が有効期限なので、2月の末日、うるう年なので2月29日が有効期限になるのだ。11月30日に買っても12月1日に買っても有効期限が同じ、何か変な気分になるのだが、ひと月の日数が月によって違うために起こる現象だ。さらに、もしも11月に31日があれば、11月31日に買っても2月29日が有効期限だ。2月30日がないので、”1日早い”2月29日が有効期限になるからだ。でも残念ながら11月は30日までなので、2月29日までの回数券は11月30日か12月1日の2日間だけ買えるということになる。もしも2ヶ月間有効なチケットであれば、うるう年前年の12月30日、同31日、うるう年の1月1日の3日間が2月29日までの切符を買うチャンスとなる。
  前年の11月の終わり頃までに気付いていれば、狙って30日か12月1日に回数券を買うのだが……ほら、その、ええと……そうそう、「翌年のことを言うと鬼が笑う」って言うだろう? 鬼といっても、ストリートファイターシリーズの豪鬼のこと(*3)でもスーパーストリートファイター4アーケードエディションの「狂オシキ鬼」(*4)のことでもないぞ?

*1 厳密には4年に一度ではないが
*2 厳密には4年のうちに1日しかないわけではないが
*3 「GOUKI」の発音が難しいらしく、海外版では「ONI」という名前になっている
*4 豪鬼が「殺意の波動」をこじらせて?しまった姿


平成24年2月28日

多様なチューズディ

  1日早いけど今月の漫画感想文。明日うっかり何か漫画買っちゃったらどうしよう(笑)

【範馬刃牙】33巻(新刊):☆☆
  以前から言っている傾向が一向に直らない。早く話を進めて欲しい。
  ところで、要約すると「人間は反応に0.5秒かかる」ということなのかな? 何かよく分からない薀蓄が書かれていた。薀蓄を垂れられること自体がこの漫画の今となってはうんざりなのだが、今回のは嘘っぽすぎてなお悪い。0.5秒って思っているほど短い時間じゃないんだぜ。日ごろ反射神経が鈍いと嘆いている私ならまだしも、格闘家が反応に0.5秒かかってたら一方的に殴られてズタボロになってしまう。

【遮那王 義経 源平の合戦】18巻(新刊):☆☆★
  やはり女装男子ワッシーはそうである必然性を感じさせない。もっと普通の二度と登場機会がない一般人の脇役を使って、一の谷周辺の地理を案内させてさっさと話を進めたって良かったじゃないか。そんなにページ数余ってるのか? 佐藤弟への作者からの悪意を感じる描写も気になる。

【Q.E.D.証明終了】41巻(新刊):☆☆☆
  まずは後半について。(詳細略)で水原可奈にギョーザ作ってと所望する燈馬想。前巻のボーリングの件といい、最近やけに挑戦的だな。何より水原可奈が料理上手だとは思えないぞ……。しかしおいしそうに作れててびっくり。しかも皮から手作りとは畏れ入ります。さて、急な用事が入ってアメリカへ飛んで一仕事し、とんぼ返りしてきた燈馬想(そこが物語の本題なのですが)。途中可奈は想に電話するも繋がらず(アメリカにいたので)、ちょっと怪訝そうな表情を見せて心配する。最後のページでチャイムが鳴り、「あ、来た来た」と楽しそうな可奈。それに対して玄関先で傘を閉じる想のシルエットは物寂しそう。直前に解決した出来事は楽しくないものだったんだけど、それにしても何かを暗喩するような最後のカットだった。この後可奈が心配して、「いえ、なんでもありません」と笑顔を見せる想――そんなシーンが続くのだろうか。
  さて前半の話。国際問題で助っ人に呼ばれた燈馬想。いくらなんでも無理があるだろ(笑) 『C.M.B.』と話がリンクしていて、裁判で争う相手方の助っ人は榊森羅。こちらは「C」「M」「B」の指輪を持つだけまだ納得できる。しかしながら想は、MIT出てるとは言えただの高校生。人脈があるのかもしれないけれど、他に適任がいないとなると世界は人材不足なのか? という野暮な突込みはさておき。 この話の一番のキーポイントはヒロインの水原可奈。街のオープンカフェでお茶を飲んでいる森羅一行を見掛けて「何も言わなくても分かります」と言った想に対し、「いとこ同士なんだからちゃんと言葉を交わして来い!」と気持ちいいぐらいの啖呵を切る。理論の想、情の可奈、『Q.E.D.』の見所?でもあります。
  そしてこの巻でテンションが上がったコマを。ページ数がよく分からない(数えるのが面倒)のだが、想と可奈がヨーロッパに飛行機で着いてから鉄道で移動するシーン。形式はよく分からないけど、どこか(動画サイト)で見た記憶のある機関車が(笑) きっとスタッフに鉄道ファンがいて、自分の趣味でリアルに描き込んだに違いない!(笑)

【C.M.B.森羅博物館の事件目録】19巻(新刊):☆☆☆
  珍しく?殺人事件が一件もない。この漫画の主人公、榊森羅の特徴と言えば「事件解決に報酬を要求する」こと。2つ目の話ではそれがなかったんだけど、作者も流石にいちいちそういうシーンを入れている余裕がないのか。あるいは、森羅にとってはトンボを捕まえてくれたお礼だったのか。いずれにせよ彼女は、トンボ一匹で森羅から勇気を受け取った。情けは人のためならず、だ。
  後半は、先述の通り『Q.E.D.』とリンクした国際裁判の話。たまたま『Q.E.D.』を先に読んだのだが、話の流れとしてはそれで良かったと思われる。雑誌掲載順も、『Q.E.D.』が単行本の前半、『C.M.B.』が後半であることを考えると『Q.E.D.』の方が先立ったのかもしれない。それはさておき。ここで判明した事実、榊森羅は頭脳戦では塔馬想には敵わないと思っていること。話の締めに「大統領を逮捕するより、想兄ちゃんと戦うほうが大変」と言うぐらい。一応燈馬想の方が年上でMITも出てるわけだけど、政治論なんかに関しては森羅のほうが長けているような気もする。この話で一番カッコいいシーンは、欧州刑事警察機構のビア・ブルスト刑事。多分登場は3回目? 榊森羅及び七瀬立樹の護衛を法務大臣に依頼されて条件を出す。「銃の携帯と攻撃者への無条件射殺許可を下さい」――危険人物相手なので「護衛対象が子どもでは上手く逃がす自信がない」というのがその理由。プロ意識と、何が何でも森羅たちを守ろうという気持ちがにじみ出ている。その後法廷で、想の弁論を聞いて「あいつ、頭いいぞ!」と驚き、間抜けな表情を晒すのはおちゃめさんということにしておこう(笑) 
  最後に、本巻で一番私がテンション上がったコマを。ページ数がよく分からない(数えるのが面倒)のだが、ドイツとスイスの国境の駅、コンスタンツのシーン。コマの右側に止まっている列車を牽いているのは……スイス連邦鉄道Re460!! きっとスタッフに鉄道ファンがいて、自分の趣味でリアルに描き込んだに違いない!(笑) ちなみに……スワミ元大統領が乗っていた列車は、このRe460牽く列車ではないと思われる。というのも、Re460はスイス国内専用の機関車で、少なくともドイツへの乗り入れは不可能だったはず。森羅はスワミがドイツからスイスへ出てくるのを待っていたので、スワミはそれまでドイツにいた(ドイツの列車に乗っていた)ことになる。国際列車が国境駅に到着した後、早くも機関車の交換作業が完了していた可能性はないではないが……まあ、誰も気にしていないポイントだろう(笑)

【アタゴオルは猫の森】18巻(新刊):☆☆★
  どうやら本気で『アタゴオル』シリーズは完結らしい。最終回であるにもかかわらず、最終回っぽい終わり方ではなかった。多分漫画が終わっても、アタゴオルの森はこの世界のどこかにあり、そしてヒデヨシは今日も皆を困らせながら生活しているんだ。そう思わせる最終回なのかもしれない。

【天体戦士サンレッド】14巻(新刊):☆☆☆
  落とし穴の回が良かった。ヴァンプ将軍がサンレッドに対して高らかにこう言う――「ヒーローもののテレビ番組で、悪役があと一歩のところというところまでヒーローを追い詰めた作戦を二度と実行しないのは何故だろうな」。成る程ね、あと少しで上手くいきかけたのなら、それを改良して再度実行に移せばヒーロー抹殺の夢が叶いそうなのにな。もちろんそれは、テレビ番組としての「都合」なんだろうけど、そんな都合を無視してしまえるのがこの作品のいいところだ(笑) というわけで、”前回”同様課程は省かれて落とし穴にハマっているレッド。今回のコンクリートは強度が100倍らしいです。落とし穴の周りに取り付けられたロケットで、宇宙へと打ち上げられるレッド。こんときのヴァンプ将軍のセリフもなかなかいい。「今日からこの地球には2つの太陽が輝くことになる。もっとも貴様が宇宙空間で生きていられればの話だがな!」――おーおー、実に堂に入った悪役のセリフだ(笑) しなしながら安全と信頼のフロシャイム製ロケット、途中で止まって落ちてくる。そして地面に激突して大爆発しても生きてるレッド強すぎ(笑) 範馬勇次郎とか風林寺隼人とか豪鬼と戦っても余裕で勝てそうな気がしてきた(笑) にしても、ロケットが無事宇宙まで飛んで行ったらレッドはどうするつもりだったんだろう? 過去にレッドマスクは有害物質をシャットアウトするとか何とかいう話があったが、流石に真空中はマズいだろ。作者としてもそこんところ如何ともしがたくて、それでロケットを故障させたのかもしれない?

〜久々の番外編〜
【花のズボラ飯】1巻?(既刊):☆☆☆
Q:何故「番外編扱いなのか?」
A:後輩に借りて読んだからです
ついでにいうと、既に返して手元にない状態で感想を書くので、的確な感想文じゃない可能性が高いです。
  主人公花は一人暮らし。独身じゃなく旦那様がいるようだけど、どうやら単身赴任中? 花はバイトしたりしながら日々暮らしているんだけど、タイトルにある通り基本的にズボラ。その中に見せる旺盛な食欲。毎食手抜きしている……割には何だかんだで随所に小まめさを見せ、食べ過ぎてしまってちょっと後悔。基本的にこの繰り返し。ともかくテンションが高く、楽しそうに暮らしている。それが印象的だった。

  今月はほぼ予定通りのラインナップ。後輩に借りた漫画だけが予定外だが、買ったわけじゃないので「予定通り」でいいだろう。新刊の見落としもなく、変な漫画に手を出して後悔することもなく、そして新たな発見をすることもなかった(笑) なお、『天体戦士サンレッド』は限定版もあったのだが、通常版を購入。限定版の付録は「アニマルソルジャー」のマスコット。少し待てばfigma準拠サイズの一般製品が出回るし、なにより漫画付録のマスコットは塗装がちょっとイマイチだったのが原因。figma準拠の製品も出来がいいのかどうか分からんがね。

  3月は5冊。『バクマン。』『凍牌〜人柱篇〜』『ののちゃん』『もやしもん』『高校球児 ザワさん』。ビッグニュース、初めて『ザワさん』の新刊を見落とさなかった(笑) というか、年末に8巻出たばっかりなのにもう9巻? 「完」マークはなかったけどひょっとして……? でも2年生になったばっかだからいきなり終わりはしないよなあ。『ののちゃん』は新聞四コマの単行本で、多分私が買ってる判と思うがちょっと自信がない。展開が楽しみなのは『バクマン。』と『凍牌』。『もやしもん』は今回も限定版があるらしい。初期設定、未発表イラストなどが収録された画集だとか。通常版とで表紙が違うのはいつもの通り。これは……限定版行っとくか?


平成24年2月27日

憂鬱なマンディ

  確か当初は去年11月の発売予定だったはずで、延期されていていつ発売されるか分からなかった鉄道模型車両「SBB Re460 ニューカラー」の発売予定日が3月1日に決定した模様。「当初は11月発売予定」というのも正確には知らない。私が気付いた時点での発売予定がその頃だっただけで、実はその時点で既に延期が続いていたのかもしれない。
  最近、国内メーカーが比較的予告通りに製品を発売するので忘れがちだったのだが、趣味の業界では発売延期は日常茶飯事である。まさか海外模型に手を出して思い出すとは(笑) 問題のRe460の模型は、製造は国内のカトーながら塗装がドイツのホビートレインであるためか、発売延期が重なった模様。前々から愚痴っているけれど、私が楽しみにしているスイス連邦鉄道のEW-IVというタイプの客車も、去年発売予定のカタログに出ていたはずなのにまだ生産されてない形式があるようだ。他、私が新たに欲しくなったモデルもどうやら発売が遅れてる様子(そのお陰で私の注文が間に合った可能性もあるが)。日本の鉄道のダイヤの正確さ(ホンモノの話ね)に海外の人が驚くことがあるそうだが、そのうち鉄道模型の発売時期も正確に守るようになって、海外の鉄道模型ファンを驚かせる日が……来るなんてことはまあないだろうな。
  ところで冒頭のRe460の模型。2種類発売予定で、何故かニューカラーだけ発売日が決定した。もう一つの「IC2000塗装」は「3月以降」という曖昧な表記のまま。「〜以降」という書き方は「いつになるのか分かりません」ということで、今後さらなる延期も見込まれる。確かに、発売が6月になっても「3月以降」という表現に間違いはない。塗るだけなんだから2種類まとめて片付けてしまえよ!と思う一方で、2台まとめて発売されるより、1台ずつの方が揃えていく方が楽しみがあるかもしれないとも思う。
  という感じで、2日前に言ってたことはどこへやら(笑)


平成24年2月26日

  数日前に、4人に1人の大学生が平均の意味を理解していない云々の記事が掲載されていた。学力低下がどうのこうのと書き綴られていたが、非常に理解に苦しむ点があった。過去の同様の調査との比較に全く触れられていない。「下がった」「低下」というのは、以前と比べての今回の状況である。前にも同じような調査をしていて、それと比べて成績が下がっていれば「学力が低下した」と言えるが、一つの調査結果だけを見るのであれば「上がった」とも「下がった」とも判断できない。今回の結果だけで「ゆとり教育や大学全入時代の到来で学力が下がったのではないか」なんてしたり顔で分析しているのであれば、そやつの頭の方が”大学生の学力低下”よりよっぽど心配だ。”大学生の論理力低下”を嘆く前に己の論理力を見直したほうがいい。
  複数の新聞とネットニュースを確認したけれど、どこにも「前回行われた調査」についての記述はない。よく読んでみたら「初の」って書いてあるじゃないか。そして、「学力低下」について言及していない記事もあった。多分日本数学会(というところが今回調査してみたらしい)が発表した事柄に記者が味付けしちゃったんだろうなあ。「平均」の問題ぐらいほぼ100%の大学生が正答して欲しいという願望は良く分かる。しかしながら、書いたものを掲載する前にその内容を吟味する、そういう冷静さが記者には備わっておいて欲しいなあ。ま、あれだ、大学生も子どもも大人も全員、賢くなる努力をして然るべきなんだろう。


平成24年2月25日

気分は「ただいま」?

  鉄道模型の新製品「101系中央線基本6両セット」が発売になり、予約していた行きつけの店で引き取ってきた。101系とは(中略)で、今回発売された模型はオレンジバーミリオンと呼ばれる色の中央線仕様だ。「レジェンドコレクション」というシリーズでも発売されていたが、そのとき10両フル編成セットだったものを6両、4両に分けての再発売。同時に新発売になった近鉄ビスタカーは、形式が10100系(101系の100倍の数字だ)で、こちらもやはり「レジェンドコレクション」の内容を2セットに分けての再発売。偶然なのか狙ったのか。日ごろから関西贔屓、アンチ関東を豪語している(してるか?)私が何故関西の近鉄を買わずに関東の中央線を買ったのか。簡単な理由で、近鉄ビスタカーは以前発売された「レジェンドコレクション」の6両セットを持っていて、買い足す必要もなかったから。101系は、先ほど(中略)したとおり関西でも走っていた(←おいおい、なんて説明だ)。製品名は「中央線」だが、基本セットの内容は片町線、桜島線で走っていた編成になるため、「関西の101系」として遊ぶために買ってきたというわけだ。さらに、ひと手間加えれば関西本線仕様にもなるので2セット購入(爆) 「レジェンド」のときは、今回の増結セットに相当する4両分がムダになるから買なかったんだよね。ついでに言うと、片町線での末期は7両編成化されていたらしいので、後日発売される分売パーツを利用して”増結”する予定。「レジェンド」は一部の修理用部品を除き分売パーツが発売されないので、セット売りのものは(基本的に)セットで買うしかない。しかしながら今回は通常製品なので、製品に使われている全部品が分売パーツとして発売される。割高になっちゃうけど、セット売り製品の好きな車両だけを手に入れることが出来るというわけだ。これも今回製品仕様が変わったお陰。考えてみれば「レジェンドコレクション」ってユーザーに優しくない販売形態だな……。
  先日からやたら欧州の鉄道にはまっていたせいか、久々に日本の鉄道(の模型)を見ると何だかほっとする。海外旅行から帰ってきたらこんな気分なのかな? ここで突っ込んでおくと、現在製作中の山陽5000系は日本の鉄道(の模型)だし、先月作った5両の車両も全部日本の鉄道(の模型)だ。さらには、今までに山ほど買ったり作ったりした日本の鉄道(の模型)が棚に並べてあるだろー!という話になってくる(以上セルフ突っ込み終了)。まあ、新製品を買うときは気分が違う、ということにしといてくれるとありがたい。別に海外型の鉄道模型を買い漁っていたわけじゃないんだけどね(でもカタログは毎日のように見ていた)。
  来週、「オリエントエクスプレス」の再生産品が出荷となるらしい。オリエントエクスプレスはヨーロッパの鉄道車両だが、かつて日本でも走ったことがある。その日本でも走った編成がカトーから模型化されていて、2年前だったかに新発売された。もしもそのとき買ってなくて、今回の再生産で買う予定にしていたら「もう一回旅に出ます」になるんだけど、幸か不幸か新発売のときに買っているので大丈夫(笑) 注文している欧州型模型は、もうしばらく海を越えてきそうにないらしいので、一旦腰を落ち着けて”日本で”のんびりすることにしよう。


平成24年2月24日

  昨日言ってた「注文したけどメーカー在庫切れだった」ってのを探しに外国型専門店へ。やっぱりあんまりなくて、とりあえず客車2種を確保。したのはいいのだけれど、その店、Nゲージは1両ずつしか入荷してないのかなあ? ショーケースには4種各1両ずつだけ箱ごと置いてあって、そして私が「これ!」って言うとそれを取り出してくれた。その1両だけで「完売御礼」の可能性が高そう。HOゲージがメインで、Nゲージはあんまり重視してないのかなあ。
  さて、そんなわけで買ってきたわけだが……実は初のフライシュマン製品。トリックスとアーノルドとリバロッシは前からあったのだが、フライシュマンは持ってなかったのだ(ちなみにホビートレインも去年のあれが初)。フライシュマン製品と言っても、今日買ってきたのは金型からフライシュマンが作ったわけではなく、かつてロコが作っていたものらしい。フライシュマンがロコ傘下に入り、それまで作っていたNゲージは全部フライシュマンブランドになったそうな。そんなわけで、元ロコ製品のオーストリア連邦鉄道の客車。総評は「イマイチ」。

(1)ボディ :イマイチ
ボディそのものはいいのかもしれないけれど、窓ガラスのはめ込みが甘く、ボディの肉厚が全然隠せてない。

(2)塗装:イマイチ
ヨーロッパ製品は塗装が綺麗、という話をよく聞くのだが、この製品に関してはあまり綺麗ではない。塗装の粗いところが散見され、標記類の文字もあまりくっきりしていない。

(3)走行性能:イマイチ
転がりが悪い。トリックスやカトーのSBBの客車と比べて、走行抵抗が2〜3倍ぐらいありそうな感じがする。

ロコも有名メーカーだし、いい製品作ってるというイメージがあったんだが……Nゲージには力が入ってなかったのか、と思わせる出来。欧州はHO、を感じさせてくれる。弱点のうち(1)と(2)は、少し離れて見ればそんなに気にならないので我慢するとして、(3)だけは手を入れて改善しておきたいところ。それより重要なポイントは、私が心から楽しみにしているEW-IVも元ロコ製品、という事実(だそうだ)。カタログ写真を見る限り、窓周りが今日買ったOBBの車両と同じ雰囲気。不安だ。とても不安だ。というか、金型は仕方なくても塗装印刷はしっかりやってくれよな……。
  ところで、カトーと比べるとトリックスもフライシュマンも車高が高い。何より、トリックスもフライシュマンも車輪の径が大きいような気がする。日本の車両を見慣れているとそ、こだけ見ても不恰好に映る。欧州の鉄道は日本より車輪径が大きいのかな? カトーは日本型用の車輪をそのまま使っているだけなのかもしれない。車高の違いが一番問題と思われるカプラー高さのズレは0.3ミリ前後。そのまま走らせても特に問題がなかったが、欧州組の車輪を日本製のものに交換し、気持ち下げれば一石二鳥でいいかもしれない。


平成24年2月23日

  今年に入ってから……というか今月に入ってからかな、行きつけの模型店で注文したドイツメーカーの製品がある。注文時から「在庫があるのかどうか良く分かりません」と言われてたんだけど楽観的だった私。しかしながら、5種類頼んだうちの4種類がアウトだったことが本日判明。ありゃまー……仕方ないか。去年から頼んでいた新製品もあって、こっちは一応注文通ってるはずで、製品としても発売になっているはずなんだけど入荷未定。うーむ。あまり調子良く手に入りすぎると次々どんどん新たに欲しい物が増えそうなので、適度に焦らされて手に入れる喜びを噛み締めて行った方が人生楽しいかもしれない。と、良いほうに考えておこう。


平成24年2月22日

  山陽5000系の模型製作状況。前にどこまで話したか忘れたが、とりあえず2月中の完成は諦めた。予想外に時間がかかりすぎる……。車体の内張りと外張りの張り合わせに何故か時間がかかり、そして前面窓ガラス素材の切り出しに時間がかかり、なかなかテンションが上がってこない。今日ようやく6両全車のハンダ付けが完了したが、各種修正が待っている。特に先頭車前面部分。側面との継ぎ目を消そうとハンダを盛ったはいいのだが、ヤスリ掛けしているときにうっかり雨樋を一部削ってしまった……。プラキットだと何とか修正しようと思えるところなのだが、金属だとちょっと難しいよなあ。削り落としてしまって、真鍮線貼り付けて、上からヤスリで削って断面を出すという手もなくもないが……。そもそも、前面のロストパーツと車体側との断面がきっちり合ってなかったのが原因か。出来た隙間を埋めようとしてハンダを多めに盛ったわけだから……。ちょいとこの辺り、綺麗に仕上げる自信がないがまあ仕方ない。できる範囲内で頑張ろう。
  前に言っていた「塗装中の車体を立てかけておくスタンド」は無事に延期中(どこが無事やねん)。多分塗装の直前にならないと作らない。実は製作中に、設計に問題があるんじゃないかと思い始めて、それで手が止まって車両製作に戻ったという訳の分からない展開だったりする(笑)
  ヨーロッパ形の鉄道模型は、あれからまた欲しい物が増えたりしている(笑) オーストリア連邦の客車の話まではしたんだっけ? 今度はそのオーストリアの機関車まで欲しい。しかもこの調子だと1台だけで済みそうにない。当初見送り予定というか完全に”ボールゾーン”だった「レイルジェット」までが、気が付くと”打てそうなゾーン”に入ってきてしまった。以前一時期欲しかったけど長らく忘れていたICE-Tも、スイスに乗り入れていると聞いて再熱。そろそろブレーキを掛けないと困ったことになりそう。事の発端のIC2000のNゲージ模型だが、去年発売されたものとは別のバージョンのが今年発売予定になっているそうな。子ども室付きの制御客車、食堂車(去年のはビッフェで、少し外観が違う)の2つがそれ。この2両買い足すついでに、中間一等車1両と中間二等車2〜3両を買い足せば、去年のと合わせて2編成作れる――という具合に、歯止めが利かなくて困っているのです(苦笑)


平成24年2月21日

  「波動方程式」というものがあると聞いたのだが、「真空波動方程式」とか「殺意の波動方程式」とかもあるんだろうか。


▲ 過去ログ一覧へ ▲ ▲TOPページへ▲