橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成24年2月中旬分

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平成24年2月20日

  久しぶりにプロ野球の話題。今年、阪神のユニフォームのデザインが変わる。「虎の牙をイメージした」という模様が肩から胸にかけてのあたりに入る。阪神ファンという贔屓目を差し引いても「カッコいい!」と思うのだが、皆さんの目にはどう映っているだろうか。去年までのユニフォームと比べて黄色の面積が格段に減ったのも、落ち着きというか風格が出たような気がする。加えて、藤川と鳥谷のユニフォームにだけ、左胸のところに「C」マークが入る。これは「キャプテン」の「C」で、それぞれ今季の投手キャプテン、野手キャプテンを担っているためである。今までそういう役割があったのかどうか詳しく知らないが、少なくともユニフォームに印が入るのは初めてなんじゃないかと。これも含めて今季の阪神のユニフォームはカッコいい。
  というわけで、新デザインのユニフォームデザインのTシャツが欲しい。ところが、公式ネット通販サイトで確認したところ、「レプリカユニフォームにはCマークは付きません」とのこと。なにー。Tシャツのところには説明がなかったのだが、Tシャツには付いているのだろうか? レプリカユニフォームですら付いてないんだから、Tシャツに付いているわけがないような気がする。一方で、レプリカユニフォームにCを付けるのはコストがかかるが、Tシャツならただのプリントなので簡単に出来そうな気も……。ところで、阪神百貨店に買いに行ったら、Tシャツの背番号入りが売ってなかったような。しっかりと探したわけじゃないので断定は出来ないが、ざっと売り場を見渡した限りでは発見できなかった。通販限定? とある理由で百貨店で買いたいのだが……。話戻してCマーク。これが今年のデザインの一つの魅力なので、是非鳥谷と藤川のにはプリントして欲しいところ。プリントがないのであれば、背番号ナシのを買おうかな。少し嫌らしい話をしておくと、Cマークありを数百円高めの値段設定で用意しておけば、欲しい人はちょっとぐらい高くても買うだろうから売り上げがアップしそうなのにね(笑) そういうところ商売上手で稼がないと。
  全く違う話。この時期、キャンプで選手の動向が派手に報道される。野手ならフリーバッティングで100球打って20本柵越えしたとか、そんな感じ。その中に「ランチ特打」というものがある。阪神のブラゼルや城島、金本、新鋭の中谷あたり?が「柵越え○○本」という感じでスポーツ紙面に大きく出ていた。さて、この「ランチ特打」ってどんな練習法? 「ランチは昼食だから、昼飯抜きで打ってるんじゃないの?」って言われそうだが、「ランチ」が昼食とは限らない。「lunch」なら確かに昼飯だが、「launch」という別の単語も”ランチ”である。他にも何か意味があるんじゃないの? ティーバッティングとかそんな感じで、そういう練習方法があるんじゃないの?

  ――昼飯時でした

何だかつまらない正解で、私としてはやや残念。昼ご飯をさっさとに済ませて打撃練習するのが「ランチ特打」。お疲れ様です。


平成24年2月19日

某カメラサイトのアンケート、「ボディカラーがブラック以外のカメラをどう思いますか?」に「好き」「嫌い」「気にしない」の3つの中から選ぶもの。私が持っているカメラは黒が圧倒的に多い。愛用のα-9は黒だし、OM-4Tiは両方黒。OM-3Tiはガンメタルっぽい色だが(チタンカラーを黒くするとこんな感じなのか?)。でも、α-7700iというカメラの白バージョン(確か宇宙に持ってくカメラに選ばれた記念か何かの限定モデル)も持っているし、今度コンパクトカメラを買うとしたら多分赤系が欲しくなるだろう。黒が基本だが、黒以外も時にはおしゃれでいいんじゃない? カメラの色は写真には基本的に影響しないけど、だからこそ自分の好きな色でいいじゃないか!
  で、アンケートに付帯したコメントが載っていたのだが……嫌い派の中には「マクロ撮影時に写りこむから」というのがあった。なるほど、接写時には、被写体がツヤありだとカメラ本体が写り込むのか。そこまでの接写したことがないから知らなかった。あと、ユニークかつ非常に納得が行って賛同できる意見が「黒以外のカメラを買うと嫁にバレるから」――なるほど(笑) 鉄道模型じゃこうは行きません(笑)
  と言いたいところだけど? 私はそうじゃないが、世の中蒸気機関車の熱心なファンも多い。蒸気機関車は軒並み黒(たまーに黒じゃないのもある)。色と”蒸気機関車”という形だけで認識している限り、C62やD51、C57といった形式の違いは分からない。つまり、一旦家の中に入れてしまえば堂々と飾っても家族にはまずバレない。台数をチェックされたり、ナンバープレートをじっくり見られるとアウトだが、それはカメラ趣味についても条件は同じ。蒸気機関車だけじゃちょっと物足りないだろうから、それに牽かせる車両も考えてみよう。幸い?なことに、蒸気機関車に似合う客車というのは茶色である。国鉄時代、蒸気機関車が現役でバリバリ走っていた頃の客車はぶどう色1号と呼ばれる濃い茶色。特急形であっても一般型であっても同じその色だ。そして色を見ている限りでは違いの分からない、たくさんの形式が存在する。よってこちらも、台数と形式番号さえ押さえられなければ堂々と買い足していける。
  とは言え、数が倍になったら流石にバレるよなあ? カメラは普通、同時に1台しか使わない――旅行に持って行くにしても2台ぐらいが限度で、同時にたくさん見せないから大丈夫。模型の場合、3日前まで機関車1両が客車5台牽いていたのが、ある日重連に客車12両になってたら……幾ら色が一緒でも気付くよなあ(笑) あ、でもそうか、一度フル編成を見せておき、日によって線路の上に載せる編成内容を変えればいいのか……。でもまあ、バレてないと思うほどには隠せてなかったりするんだよな。物体そのものじゃなくて、購入直後の高揚感と隠し事に神経質になった夫の挙動は、きっと敏感な奥さんの目に「何かある、きっとまたオモチャを増やしたに違いない!」と映っているに違いない。
  「そんな余計な心配をする前に考えるべきことがあるだろう!」と突っ込まれそうなお話でした(トホホホホ)。


平成24年2月18日

  昨日の補足。「1曲150円、第一弾8曲で1200円」が高いと言っているのは、私を良く知る人ならば「その10倍ぐらいを平気で模型に使ってるのに何を言う」と思うかもしれないので(笑) まあ言ってみれば重要度の違い? 模型に重きを置いてあるのと、模型が高いからその他の出費を削減したいとか(笑) あと、ダウンロードデーターはゲーム本体、追加コンテンツを問わず安くあるべきだという固定観念? パッケージ版とダウンロード版があるゲームの場合、ダウンロード版の方が安い場合がほとんどじゃないかと。理由は3つあって、在庫のリスクがない、パッケージングの材料コストがかからない、流通の間に入る人間の数が減る(はず?)。追加ダウンロードについてもそれは同じだろう。製作コストにしたって、ゲームのメインプログラムは既に出来上がっているんだから、追加で楽曲データー、あとはせいぜいグラフィックを付け足すだけ。「ゲーム本体価格÷本体に入ってる曲数」よりも値段が高くなるのは解せないのだが……。
  あれから少し調べると『シアトリズム〜』の本体に入っている曲数は65?(13×5) 70以上という話も。ボリューム感は悪くない。ゲーム本体はマリオ(マリオ3Dとかマリオカート7とか)系より高いのだが、任天堂ソフトが安めなだけで、サードパーティのソフトとしては6000円は決してオカシイわけではない。それより気になるのは、PVを見る限りゲーム曲にアレンジが入っていない??? RPGのFFXとかFFXIIとかで使われたBGMがそのままシアトリズムで使われているような気がする(流石にファミコン時代のは手直しされてるだろうけど)。シアトリズム用に何らかのアレンジが加わっているとまだ購入意欲が沸くのだが、各ナンバータイトルのサントラと(ほぼ)同じなのであればますます魅力が減ってしまう。シアトリズムで遊ぶより、サントラ聴きながら他の作業をやっていたほうが充実した時間を過ごせる気がする。昨日書いたように、DDRなら話が違うんだけどね〜。
  何だかんだいちゃもんつけてるけど、結局はPVでは面白さが伝わってこないという、そういう単純な理由があるのかもしれない。

  先日、『ストリートファイターIII 3rd Strike』のPS3版を購入したが、同じ格闘ゲームの旧作のPS3版の話題。『ギルティギア』シリーズの最終作、『GUILTY GEAR XX Accent Core Plus』(PS2版)のアーケード版への逆移植、そしてPS3版の発売が決定したらしい。と書いてあったんだけど、逆移植も何もGGXXACはPS2版で出たときに、バグが多かったりアーケード版を完全移植できなかったりで文句が噴出して、仕方ないからと完全版よろしく「Plus」と題したソフトが発売されたんじゃなかったっけ。私は勝手に「Plus」がアーケード版の完全移植の家庭版だと思っていたのだが……。まあ、アーケードで格闘ゲームはもうほとんどやらないと思うのでそこは問題じゃない。ついに待望のPS3版ギルティギアが発売されるというところにある。待望といっても、去年ストリートファイターIVのオンライン対戦をやり始め、しばらくしてから「ギルティギアもこんな感じで遊べたらなー」と思っただけであるが。あ、オンライン対戦ができるかどうかは明記されてなかったかもしれないけど、今時わざわざPS3版出してオンライン対戦ができないということもないでしょう。あと気になる点としては、PS2版で最後に出た「AC Plus」から調整が入るのかどうか。移植とか何とか言ってるからそのままだと思うのだが……そのままであって欲しい。というのも、「AC」は、私の使用キャラクターであるテスタメントが強化された嬉しいタイトルなのだ。それまでずっと弱いほうから何番目かのキャラクターだったから、再調整とか言われて再び弱くなったらちょっと泣ける。ああ、ええと、再調整となると多分弱くされるだろうから(笑) え? いや、多分それぐらい強かったと記憶してます。多分最強の次の次ぐらいには強かったはず……。でもこれ、スパ4の豪鬼と合わせて、私は強キャラばっかり使ってるという話になってきそうだなあ(笑) 弱い時代もずっとテスタメント使ってたんで、反射神経が鈍い私にしては頑張ったご褒美(?)ということにしといて下さい。


平成24年2月17日

  あの『ファイナルファンタジー』の音ゲー、『シアトリズムファイナルファンタジー』が発売されたらしい。体験版の前評判では「面白い」らしいが、最近私の中でのゲームのテンションは低めなので現時点では様子見。ここにさらにテンションの低さに追い討ちをかけるような話が。追加曲がダウンロードできるらしいのだが、有料。1曲150円(しばらくキャンペーンで100円に値下げされているらしいが)で、第一弾は8曲とのこと。はっきり言おう。

  ――高い

8曲全部買うと1200円(キャンペーン中なら800円、以下キャンペーン価格は考えないことにする)。ダウンロード追加曲は多分これで終わりではなく、第二弾、第三弾と続くだろう。仮に第一弾と同じで8曲ずつで各150円とすると、その度に1200円ずつ支払い、第三弾で終わったとしても3600円の”追加料金が発生”する。ゲーム本体が6000円ぐらいだから、追加でこれだけ払うとなると高く感じる。ゲーム本体に入っている曲数にもよるかもしれないが、本体の曲数が少なければ少ないで本体でぼったくられてる気分になるし、多ければ多いで追加ダウンロード曲がぼったくりに見えてしまう。ちなみに、比較対象として正しいのかどうか分からないが、DDRだと『SuperNOVA2』が70曲以上入っているようだ。ソフトの価格は、忘れたけれど多分6800円+消費税だったと思う。『シアトリズム』が仮に60曲だとすると、こういう計算をしてはいかんと思うが1曲あたり100円。ダウンロードコンテンツはキャンペーン価格じゃないと割高になる計算だ(あれ、さっきキャンペーン価格は考えないって言ってたよね?)。もしも本体に入っている曲数がそれより大幅に少ないとすると、ダウンロードコンテンツとのバランスは取れるが本体ボリュームに欠けるという話になる。さて、実際はどうなのやら……。「ダウンロードコンテンツに文句があるなら買わなきゃええやん」と言われそうだが、実際問題”現時点では”ゲーム本体もろとも買ってないわけで。でもFFミュージック好きだから『シアトリズム』を完全には無視できず葛藤してるわけだよ。第一弾のダウンロード曲一覧を見ても、なかなかツボを突いた選曲である。というか、それらはゲーム本体に入ってないのか……。「iTunesで音楽買ったら1曲そんなもんだよ」と言う人がいるかもしれないけど(*)、iTunesで買う音楽とゲーム内のデーターとは全く別次元の話である。実質の「追加料金」というのが気に食わないのである。中古対策他いろいろな理由はあるんだろうけど、つまらない商売を始めたものだ。これがコナミと提携した『DanceDanceRevolution FINAL FANTASY』だったら思わず買ってたんだろうけどなあ。追加曲1曲あたり150円も思わず支払ってそう。んー? 結局は難癖付けてるだけ?

* ちなみにiTunesで1曲いくらぐらいするのかは知らない。


平成24年2月16日

『QED 〜flumen〜九段坂の春』読了

  買って、すぐに読み始めたものの途中で放置していた小説『QED 〜flumen〜九段坂の春』を、今頃になって思い出したかのように再開してようやく読み終わった。本作は『QED』シリーズの番外編のようなもので、短編が4つ入っている。それぞれ春夏秋冬の題名が入り、そして『QED』の主要登場人物の桑原崇、棚旗奈々、小松崎(下の名前なんだっけ)に加えて、『毒草師』の主人公御名形史紋の過去の話が綴られる。




……
………
…………

ええと、正直に言います。読み始めてその後小一年ほど放置したので……何か書こうとしても何も思いつきません(爆) いや、内容は大体覚えてるんだけどね(汗) やっぱり買ったら、読み始めたら一気に読み切らんとなあ。短編でも過去の話であってもやはり『QED』は『QED』なので、歴史にからんだ話、それも「一般に知られている史実」ではなく「真実」に近いところへ踏み込もうとした話が出てくる。しかしこれ、読者は文字で読んでいるからまだいいとしても、現実にこの内容を淀みなく滔々と語る人がいたら普通の人は聞いてて困るだろうなあ。なるほど桑原崇や御名形史紋が変人扱いされるわけだ。実際いたら間違いなく変な人だぜ(笑) もっとも、ごく普通の人は小説の主人公にはなれないのだが。
  巻末の解説に「種明かし」が載っている。この4編の短編に込められた秘密の答えが明かされている、らしい。「らしい」と書いたのは「よく分からない」からである。どうやら『豊穣の海』という作品がからんでいるらしい。師曰く「ほとんどの読者の方は気付いていらっしゃいませんが」とのことなのだが、そもそも私は『豊穣の海』が誰の、いつ発表された、どういう作品なのか知らなかった。気付くも何もそれ以前の話。……ええと、必修単位なんですかね? だとしたら、私には『QED』を読む資格がないのかなあ(苦笑) まあ、その単位なしで今後も……あと数冊の『QED』読んじゃうけど。

  森博嗣の『数奇にして模型』を、これまた2年ぐらい放置していたのだが、今頃になって再開。たまに人に訊かれる。「話、忘れない?」 私はこれに堂々と答える――「覚えてますよー」




……
………
…………

ええと、正直に言います。流石に2年放置するとやや怪しいです。10ページぐらい読み進めてかなり思い出したけど。ところでこの本、非常に分厚い。以前「京極夏彦かっ! って思ったんだけど、本家はもっと凄かった」と言った記憶があるのだが、京極夏彦ほどではないにせよ分厚い。700ページもある。多くの文庫本は200〜300ページ程度というのが相場だと思うのだが、たっぷりそれの倍はある。ちなみに、これがS&Mシリーズの9冊目になるのだが、次のシリーズ最終作はさらに分厚いことを書店で確認している。分厚いと何が困るか。私は外出時に、電車などの移動時間を読書に充てることが多い。700ページの文庫本は、重くて鞄の中で場所を取って困る。よって持ち歩かない。でも家ではあまり読まない……以上、証明終了です(*)。

* な〜にが「証明終了」なんだか。ちなみに、桑原崇はあまり丁寧語で喋らない(棚旗奈々が後輩なので)。よって「証明終了です」じゃなくて「証明終了だ」というシーンのほうが多いはず(そもそも、特にこれが決め台詞というわけでもないような気がするし)。では何故「証明終了です」と書いたか。それは、同じ年のヒロインに対しても丁寧語の主人公、塔馬想の決め台詞だからです。


平成24年2月15日

  製作中の山陽5000系キットその後の様子。ボディは、屋根まで一体の内張りに、各種ディティールの表現された外張りを重ね、その後妻面を取り付けるという流れになる。内張りはあらかじめ曲げられており、ユーザーが屋根のラインを出す必要はない……と言いたいところだが、妻面を当ててみるとこれがあんまり合ってない。よって、妻面取り付けの前に適宜曲げ直しする必要があって、これが結構面倒な作業だったり……。キットは何であれそうなのだが、部品と部品が合えば楽勝だし、合わなければ大変。場合によっては地獄のような苦しみ?に耐えつつ何とか誤魔化して接合し、完成……に持ち込めればまだいいほうで、嫌になって投げ出すのが最悪のパターン(笑) Nではあんまり聞かないけど、HOだとどこそこの何のキットは合うとか、難しいとか、そういう話はあるらしい。やはり屋根のカーブは微妙でキットメーカーにも難しいようだ。先月作ったキットは、大きく分けると3種類。ワールド工芸のデキ3、クモヤ22に、キングスホビーのマイテ49。そういやワールド工芸のキットは何両か作っているが、合わなかったということはない。キングスホビーは屋根がプラ製のものがあって、今回のもそう。当然屋根のカーブで困ることはない。過去にいくつか屋根まで金属のを作っているが、キングズホビーのキットもきっちりカーブが出ていると思う。って、あんま苦労した記憶がないってことか。前に苦労したのは南海2300系……ってこれも阿波座キットか(爆) まあともかく、屋根カーブを6両分直してたらそれで1日終わってしまったりするわけで(苦笑) その後、妻面を取り付けていたら妻面が曲がってしまったりして、これまた時間を喰った。さらに最近寒いのでなかなかモチベーションが上がってこない。いつぞやの年もこの時期に寒い寒いを連発して模型作ってなかったなあ。だって寒いの苦手なんだもん(開き直り)。んー、こんなんで目標の今月中に完成するのかねえ。
  ところで、車両やパーツを塗装する時に、プラ棒を適当に切断したものを持ち手にして使っている。以前は割り箸がこれの役目を担当していたのだが、諸々の理由により現在はプラ棒がその役を担っている。塗装後、乾燥するまで立てておくのだが……今までどうやって立てていたのかというと、塗料ビンを3本固めて置き、その真ん中に出来る隙間の空間にプラ棒を差し込んでいた。……何ていうか、安定感ないこと極まりない立て方だ。そういうことしてるから倒れてせっかく塗装したのに塗膜が剥がれたりするんだ!(でも一応、そういう事故はほんのたまにしかない) というわけで、スタンドを用意することにした。実は某ホビーメーカーからそういう商品が出ているのだが……ダンボールを適当な幅に切って貼り重ねたような?そういう製品(ダンボールの断面には穴があるので、そこに棒を差し込んで立てるというコンセプト)。一瞬買いかけたのだが、これなら自作できると思い直した。それに、私が車両本体を塗装する時の持ち手は、一辺5ミリのプラ角棒。太すぎてダンボールの目には差し込めない。これに対応したツールは多分売ってないので、自分で作ることにした。自分のニーズはある程度自己解決しないとね。というわけで、塗装はまだまだ先の話なんだけど、そういうものを作っていた。つまり今日は、山陽5000系のキットには触れていなかったりするのである。こんなんで目標の今月中に完成するのかねえ。


平成24年2月14日

  鉄研の某後輩から
「先輩、サード対戦しましょうよ!」
と言われてから1ヶ月ほど。「サード」というのは、野球のポジションでも『空の軌跡 the 3rd』でもルパンでもない。『ストリートファイターIII 3rd Strike』のことである。ちなみに「3rd」で検索すると真っ先にモンハンが出てきた。同じカプコンだね。まあそれはともかく、『ストIII 3rd』。ストIIIシリーズは3作あって、一番最初に出たストIIIに『2nd Impact』、そして『3rd Strike』。今はストリートファイターシリーズのIV(4)シリーズが出ているのだが、3rdとIVの間にはかなりの期間が横たわっている。格闘ゲームはどっちかというとマイナーなジャンルだからね、多分あんまり儲けは良くなかったんだろう。で、一時は「ストリートファイターシリーズ最終作」とも言われた3rdは完成度が高く、発売後かなり経つ今でも一部のコアなファンには人気らしい。そんな流れでPS3版が発売された。PS2版と比べて大きく違うのは、ネット対戦機能だろうか。プレイ人口は流石に減っているだろうが、それでもネット対戦できれば対戦相手にはそう困らないだろう。
  ストIIIシリーズの特徴として何より、「ブロッキング」の存在がある。これは何かと言うと、相手の攻撃をかなり高いレベルで無効化してしまう防御手段だ。簡単に言うと、ブロッキングに成功すると一方的に先に動けて反撃が簡単に入ったり、必殺技の削りダメージがなかったり、空中ではブロッキングが唯一の防御手段になるなど、これだけで言えば格闘ゲーム史上最強のディフェンスシステムである。そしてこれだけ聞くと、「先に手を出したほうが負けじゃないか?」と思ってしまう。答えは……人間にゼロコンマゼロ5秒クラスの反射神経が備わっていて、かつ正確なコマンド入力ができればストIIIは「終わってる」ゲームである。いや、ゼロコンマゼロ5秒の反応速度と正確なコマンド入力があれば、昇竜拳に代表される無敵時間のある必殺技が存在する格闘ゲーム(つまり、現存するほとんどの格ゲー)は全部「終わってる」が。ブロッキングは強力無比なシステムではあるものの、それがゲームを崩壊させなかった理由は入力の難しさにある。ブロッキングの方法とは……相手の攻撃に合わせてレバー前、ないし下、である(攻撃によって前か下か違う)。2D格闘ゲームはほとんどの場合、レバーを後方に入れることで相手の攻撃をガードすることが出来る。そして人間には、目で確認してからゼロコンマ1秒以内にその対応をする、といった行動がほぼ不可能なために、相手の攻撃が来る可能性のある距離ではレバーをガード方向に入れっぱなしにするのが格闘ゲームの”常識”である。ブロッキングのためには、その逆を行かなければいけないわけだ。レバーは入れっぱなしではなく、相手の攻撃を受けるほんの少し前に”チョン”と一瞬だけ入れる感じ。受付誤差は(相手の攻撃の種類によるが)ゼロコンマ1秒未満。ほとんどの攻撃はボタンを押してから0.05〜0.2秒後に攻撃力を持つ。普通の人間の反射神経では「相手の攻撃を見てからブロッキング」は不可能なのだ(もちろん、同様の理由で「相手の攻撃を見てから昇竜拳」も不可能だ)。そんなシステム役に立つのか?というと、立つ(らしい)。相手が手を出してきそうなところで狙うのがブロッキング。例えば相手がジャンプしてきたとき。ジャンプは人間の反応速度で処理できるぐらいのゆっくりさなので、相手が跳んで攻撃を出すとなるとある程度タイミングが読める。そして反対に、ジャンプしてブロッキングというのもある。相手がこちらのジャンプに合わせて迎撃してくるとしたら、やはりそのタイミングも読みやすい。上級者になると、ジャンプして、お互い何もせず着地という展開が多くなるのだとか。「何もせず」というのは表面上の話で、実際は「ブロッキングを入力」している。攻撃してブロッキングされると大きな隙をさらすので、相手の攻撃を誘ってブロッキングしたほうが見返りが多いのだ。そこで上手い事読みを外したりしていろいろあったりするらしいのだが、私は残念ながらそこまで到達できなかったクチなので何とも言えない。他、ゲームをやりこんでいくと相手の攻撃を読んでブロッキングできるようになったりするらしい。特定の技をガードした後、させた後。連携とか反撃に転じようとした攻撃をブロッキングで取り、そこに大きなコンボを反撃として決めて大ダメージ……というのがストIIIシリーズの醍醐味だ。私は残念ながらそこまで(以下略)。あと、相手が削りダメージによるK.O.を狙ってスーパーアーツを出した際に、それを全部ブロッキングで受け止めて、そこから反撃のフルコンボを決めて大逆転勝ちとか……(何かの大会の決勝で実際にあった話で、伝説にもなっている)。ある種、プロ野球選手が150km/hで投じられたボールを打ち返して150メートル弾を放つような、そんな別世界で起きる出来事である。
  話が長くなった。その3rdで後輩に挑戦された。挑戦されるほど偉くないんだが。ところでこのストIII 3rdは、お店に行っても売ってない。売ってるとしたらPS2版かドリームキャスト版だろう。PS3版はお店にはないソフトなのだ。そう、ダウンロード販売という形態のソフトウェア。私はパッケージ版が好きなので、基本的にダウンロード版は買わないのだが……それしかないのなら仕方がない。というわけで、プレイステーションネットワークチケットというものを買って来て(*1)ダウンロード購入(*2)。久々にやる3rdは……何と言うか……勝手が分からない。ストIVシリーズがいかに入力が甘く、コンボが易しいか実感。慣れの問題もありそうだけどね。で、その後いよいよ後輩とネットワーク対戦。結果は……聞くな(苦笑) 2勝はした、と言っておこう。その3倍は負けたがな。って、「聞くな」って言った割に自分でバラしてるやん。ちなみにこちらはほとんどブロッキングできなかったのだが、後輩は要所要所でこちらの攻撃をブロッキングして反撃してきたような……。ちなみに初心者に陥りやすいミスは、ブロッキングしようとして攻撃をボコスカ喰らって負けるパターン。最初はブロッキングを狙わずに普通に戦うべし。ある程度上達するとブロッキングを狙うポイントも分かってくるし、ブロッキングを入れるタイミングも分かってくる。まあ、私はそこまで行く前に挫折してやめたんですがね。さーて、今度はどこまでやり込めるんだろうか。

*1 クレジットでも購入できるのだが、去年あんなことがあったばかりだからクレジット番号を入れる気にはなれなかった。あと、プレイステーションネットワークカード、というのもあるが、発売最低額が3000円。3rdは1500円で、他に買うものも特に見当たらないので1000円単位で買える「〜チケット」を2枚買ったわけだ。ところで、某通信販売ではこのPSNカードにプレミアが付いているんだけど、なんでだろう? ひょっとして今はPSNカード売ってないとか? でもPSNチケット買えばいいだけの話だから、売ってないからと言ってプレミアが付いたカードを買う理由が見当たらず、需要のないものをプレミア付きで売っている理由も良く分からない。
*2 ダウンロード時間中に、他のソフトを眺めていると『テトリス』の体験版があったのでダウンロードしてみた。遊んでもみたのだが……「テトリス如きにこのロード時間は何?」というローディングタイムがあった。そんなに長くはないのだが、そんなややこしいゲームじゃないはずなのに何を読み込んでいるのか不思議だ。なお、テトリスしたければDSのがあるのでわざわざPS3のを買う意味はあまりない……って思ったんだけど、これも世界中の人と通信対戦できたりするのかな?


平成24年2月13日

  先日のキャラクターフィギュアの話のその後。『空の軌跡』の主人公エステルの「ねんどろいど」試作品が公開されて、さらに見本市で他のキャラクターの製品化発表もある、というあの話。私の予想ではもう一人の主人公ヨシュアだった。まずは主役コンビから入って、その後人気度に応じて他のメインキャラクターも……という流れになるのが普通だと思うだろう? 他のキャラであるわけがない、と確信していたのに……発表されたのはファルコムヒロイン人気投票の2位レンだったらしい。んー、がっかりすぎる。『空の軌跡』シリーズで行くのかと思っていたのだが、ヒロイン人気投票順の「ねんどろいど」化なのか? あれの上位3人は「ねんどろいどぷち」で3体セットの発売が決まっている。それの発売前でもあるし、今回の「ねんどろいど」は別枠でのシリーズ展開だと思っていたのだが……。第3弾でヨシュアが来るのか、それとも人気投票3位のフィーナになるのか。前者ならまだギリギリ許せるが、後者だったりすると私としてはかなりのぬか喜びになってしまう。
  実を言うと、『空の軌跡』キャラのフィギュア化は諦めかけていた。ゲーム自体がやや過去のものになりつつあって、フィギュアブームもその後からやってきた。しかしながら、日本ファルコムも往生際が悪いというか(笑)この期に及んで漫画化とかアニメ化とかの展開を始めた。漫画もアニメもどうでもいいが、フィギュア展開のチャンスという考え方をすれば好意的に歓迎すべきか。だから「ねんどろいど」シリーズには期待している。第2弾のレンで終わってしまうことのないよう願っている。


平成24年2月12日

ちょっと壊れてます

  最近の日課の動画サイトによるヨーロッパの鉄道(主にスイス)のお勉強(?)。模型に関してはとりあえずひと段落して、あとはフライシュマンの新製品をのんびり待つだけ……と思ってたら、やっぱり欲しいものが増えてしまった(苦笑)
  書くの5回目ぐらいだけど、去年の11月にRMMのバックナンバー見てて「IC2000かっけー! 模えるー!」ってハマったわけ。でも実はその少し前に伏線みたいなのがあった。その前の年か前の前の年ぐらいに、カトーがRIC客車シリーズを発売した。RIC客車というのは、ヨーロッパの国際線で使えるように統一した規格で作られた車両……と聞いている。この説明だと、乗り入れている各国がRIC車両を持っていて不思議ではないのだが、私が知る限りはスイス、オーストリア、イタリアぐらいしかない。たまたま見かけないだけか、それとも本当にないのか。動画見ていると国籍不明のが若干混じってるので、それがフランスとかドイツのである可能性はなくはない。なくはないのだが、フランスやドイツから来る列車は電車化されてそうな雰囲気もある(かの有名なTGVとかICEとかね)。まあともかく、日本のメーカーでありながら少々外国型も作っているカトー、RIC客車を製品化したのだ(元々ホビートレインが持っていた金型を買い取ったとか何とかいう話も?)。昔からヨーロッパの車両にも多少興味があって、RIC客車の「カラフルな取り合わせが特徴」という売り文句にも負けて、ちょっとだけ買ってみた。客車何両かとRe6/6という機関車(今はRe620って呼ぶのかな?)と。本当はこの時点でRe460が欲しかったんだけど、赤一色のベーシックなやつが市場になかったので”妥協”したわけだ。カトーが発売したRIC客車は若干古いみたいなので、Re460よりはRe6/6の方がお似合いかもしれない。ま、スイス熱はそこから始まってしまっていたわけ。RIC客車は統一規格で作られているので、同じ形で国ごとに色が違う、そんな感じなのだろう。カトーが発売したのも、スイス連邦鉄道だけじゃなく色違いのオーストリア連邦鉄道のもあった。色で選んで国を気にしてなかったせいで、良く見ると「OBB」が混ざってるじゃないかって後から気付いた(笑) でもまあ、それがRIC客車の雰囲気?なので細かいことを気にしたら負けである。
  で、去年の終わり頃のIC2000に繋がって重症化したわけで。とりあえずそろそろ小康状態かなーと思ってた。ところがある点が気になってきた。どっちかというとRe6/6は貨物用の機関車で(客車ももちろん牽引できるが)、Re4/4II(今はRe420って呼ぶのかな?)が客車の先頭に立っている動画を良く見る。まあ、ここから先はお分かりですね?(笑) カトーの作ってるRe4/4は初代で古すぎるのだが、どうやらフライシュマンが目的のブツを去年作ったらしい……。ま、まだ間に合うかな?(ゴクリ) そんな調子でカタログを見ていたもんだから、「あれ? これって動画で見なかったっけ?」という車両がちらほら。カトーが作ったのよりも新しいRIC規格の客車なのかな? オーストリア連邦とイタリアの車両が……どうやらこちらもやはり去年に発売されたっぽい。い、急げばまだ間に合うかな?(ゴクリ) 外国形は日本型に比べてワンチャンスなので、決断するなら早いに越したことはない。さーてどうしよう。
  ところで、私はスイスとオーストリアがヨーロッパのどのへんにあるのかあまり良く知らなかった。イタリアは……あの足みたいに出っ張ってるところって分かるんだけどね。あとイギリスも分かる(分からなかったら重症だ)。世界地理? そんなの学校で習ったかなあ……。スイスはなんとなく内陸ぽいイメージがあるんだけど、オーストリアは完全に分からない。何せオーストラリアと一文字違いなせいで、オーストリアという国がヨーロッパにあることを高校生ぐらいになるまで知らなかったぐらいなのだ(ンなこと堂々と自慢げに宣言するな!!)。というわけで、この機会だからと思ってスイスとオーストリア、ついでにフランスやドイツの場所も確認してみた。こういうとき、思い立ったが吉日で様々な情報にアクセスできるインターネットは便利だ。全てが正しい情報とは限らないけれど、3つ見た全ての世界地図が悪意、もしくはジョークで作られた嘘の地図なんてことはないだろう。というわけで、インターネットで世界地図。ところで、スイスにはBLS鉄道という私鉄がある。BLSは「ベルン」「レッチュベルク」「シンプロン」の頭文字らしくて、そういう都市があるのかな……と思っていたら、レッチュベルクもシンプロンもトンネルの名前らしい。あと、恥ずかしながら……スイスの首都ってなんとなくジュネーブだと思ってた。ベルンなんだね。その割に初耳に近く感じたのは何故だろう。まああれだ、興味がなければそんなもんだ(そんなんで大丈夫か?)。そして趣味を媒体にしていろいろなものに興味が持てる、だから趣味ってのは大切なのだ。と強引に話をまとめて今日はこのあたりで。


平成24年2月11日

『カンナ 飛鳥の光臨』読了

  少し前に買って、しばらく放置されていた小説『カンナ 飛鳥の光臨』を読み終わった。『QED』シリーズの高田崇史の作品で、『QED』と同じく現代と過去のミステリーが交差する物語となっている。但し、『QED』よりも若干ファンタジーが入っていて、主人公やその周辺の人物は忍者の末裔だったりする。もちろん、殺人事件が起きて、密室っぽくて、そのトリックの種明かしが「忍術」でした、というのではない。その他は『QED』と大体同じで、現代で起きる殺人事件のミステリーの部分はあくまでおまけ。その背景にある一般の人が知らない歴史がメイン。やはり『QED』と同じく「学校の授業で習わない日本史」だ。
  ……っていうか、もうちょっとこういうこと教えてくれてたらさー、もうちょっと頑張って授業聞いたのにさー、何で黙ってるかねえ。ってそんなの分かりきった理由だけど。色んな意味で教育指導要領だね。”要らんこと”教えてたら上がうるさいし、そもそもそういう話ばかりしていると長くなっていつまでも経っても近代史に入れない。今学校で教えている日本史が本当に正しいのかどうか疑わしいとしても、いろいろある学説のどれが正しいのか、そもそもその中に正解があるのかどうか疑わしいし。結論としては「疑わしきは罰せずだ」

注:間違った諺を選択したようです。

でもまあ、せめて一言言ってくれよな……。「……という話だけど、本当のことは良く分かってません」ぐらいに。「他にも学説あるけれど、とりあえず今はこういう形で教えることになってる。興味のある人は自分で勝手に調べるように」って。まあ、学校でそんな教え方しちゃマズいかな?
  で、本題。今度のシリーズは、聖徳太子の話になりそう。『QED』と違って、どうやら『カンナ』シリーズはシリーズ全体で一つの題材を扱いそうな雰囲気。というのも、一冊終わったけど行方不明のまま出てこない人がいるし、主人公を殺そうとした組織の全容も全く不明。盗まれかけた重要文書(聖徳太子に関係するらしい)に関するあれこれもない。その重要文書を秘蔵していた神社の跡取りが主人公なので、他のところへ話を向けようとしても焦点がボケるだけなんだな。まあ、そういう感じの第一冊目。どうやらノベルズでは話の終盤のところまで出版されているらしいけど、文庫版はまだ一冊目。あと、あとがき情報によると『QED』も完結したらしいけど、文庫版は私が買ったけどまだ読んでない1冊を含めてあと何冊か。って、話題がずれてるね。結構面白そうなので、続きが楽しみだ、ということで。ほとんど感想になってないけど、冒頭に「感想文」とは書いてないからね(笑)


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