平成23年9月20日
先日のムーミンのお菓子のおまけ、さらに2個買ってみたのだが早速ダブった……。ダブらなかった方はムーミン屋敷。つまり、狙っていたスナフキンは未だ手に入らずということ。これ以上は泥沼なので諦めることにした。ところでこのビスケット、昔食べたのより味が落ちているような……。気のせいかもしれないが。
平成23年9月19日
まず訂正が一点。ソニーウォークマンの去年発売のモデル、Sシリーズは16GBまでと書いたが実は32GBモデルもあったようだ。スピーカーの付いている32GBモデルがないだけのよう。来月発売の新モデルもスピーカーが付いているのは16GBまでで、この辺りは何かソニーのこだわりなのかもしれない。
先日、格闘ゲーム『スパIV AE』のオンライン対戦で初の10連勝を達成したと書いた。その翌日の出来事なのだが、今度は初めてPP(プレイヤーポイント、チェスのレーティングシステムみたいなもの)が2000に到達した。多分2000というのは……初級者脱出ぐらいの強さ? まああんま自慢できる強さじゃないんだけど、今まで1000前後をウロウロしていた私にとってはかなり大きな出来事。ちなみにぴったり2000だったのも何か嬉しい。ところが、そこから2日がかりで7連敗を喫してしまい、いつもの数値に逆戻り(苦笑) PP3000ぐらいの人に当たって負けるのは仕方ないにしても、PP1200ぐらいの人にもやられちゃうってそれどういうことだよ。……つまりは偶然が生み出した数値ってことか。苦手キャラがいるのが問題でかいよなあ……。というか、PP1500ぐらいのときにPP3000以上のプレイヤーに当たるってどういうマッチングなんだ?(一応設定で、同じぐらいの強さのプレイヤーと当たるようにしている……はず) 私が思っている以上にPP2000〜3000の壁は厚くないのか。確かにたまにPP2500ぐらいの人に勝ったりもするんだけど、メインキャラクターじゃないという疑惑もあり(*1)。 あと、このPPというシステムも絶対的なプレイヤーの技量を示すものではない。理屈の上での話だが……初心者プレイヤーが増えた場合、初心者プレイヤーには勝てる初心者の域を一歩出たプレイヤーが初心者プレイヤーとの対戦で勝利してPPを上げ、そういうプレイヤーには勝てる私のような初心者よりは二歩ぐらい上手のプレイヤーがそういうプレイヤーのPPを奪ってPPを上げる。ということが起こった場合、私は全然強くなってないのにPPだけは上昇する(2000に到達する)という現象もありえるわけだ。実際問題、体感的な話ではあるが、平日と土日でプレイヤー層が若干違うような気がする。ライトプレイヤーが土日に暇してネット対戦するから土日はPPが上がりやすくて、平日は本気モードな人しかプレイしてないから手ごわい……はずなのだが、現実には平日にPP上げて土日で下がるパターンが多い。私の論理と噛み合わないのが癪だが、とにかく土日の方が対戦成績は悪い(笑) まあ何ていうか、あと10日もすればスパIVのPPなんて気にならなくなる予定なのであまり深く考えずにおこう!(*2)
*1 当然だが、各プレイヤーはキャラごとの習熟度が違い、使い慣れたキャラクターのほうがそうでないキャラクターよりも高いパフォーマンスを発揮する……はずである。そして、私もそうだが、たまには気分を変えたりとか、苦手キャラ攻略のためとか、単純にいろいろなキャラを触ってみたいとか、そういう理由でメイン以外のキャラクターで対戦に臨んだりもする。 *2 10日後に何があるのか、もういちいち書かなくても分かってくれますよね?
平成23年9月18日
劣等生橘雪翼 先日書いたとおり、部屋の整理をしていた。すると奥から高校3年生のときの1学期中間試験の成績表が出てきた。
白兎 「ぎゃははははは」 雪翼 「こら人の成績表見て笑うなわははははは」
と、思わず笑っちゃうぐらいの成績だった。英語が49点とかどうやって大学入試受かったんだよ(*)。
* 無論、英語は捨てて他の科目で点数稼ぎました。
さらには数学が45点とか
白兎 「どどど、どうやって受かったの? まさか裏口!?」 雪翼 「アホか! 他の科目で稼いだに決まってる!」 白兎 「英語と数学の他に何があるんだ!」 雪翼 「物理化学だ!!!」 白兎 「キミは数学科に行ってたんじゃないのか!」
その通り。遠い昔の話だが、橘雪翼は大学の数学科に籍を置いていた。決して優秀とはいえませんでしたが……。真面目な話をしておくと、英語捨てたのは割と実話だけど数学は捨てずにちゃんと勝負しましたよ。もっとも、数学よりは物理化学の方が得意だったかも。
白兎 「……いいのかな?」 雪翼 「……いいんじゃない?」
さらに忘れちゃいかんのが、にも拘わらず中学高校で数学教えてたんだよねー。
白兎 「おっ……おい、いいのか?」 雪翼 「ま〜いいんじゃない〜? もう過去の話だし」
あと、長いこと探してたスーパーファミコン版の『プリンスオブペルシャ』と、あまり探してなかったゲームボーイ版の『プリンスオブペルシャ』も出てきた。まあ、忙しいからあんまりできないんだけど(**)。
** ゲームの時間は『タクティクスオウガ 運命の輪』と『スーパーストリートファイターIV ARCADE EDITION』で忙しいのだ!
平成23年9月17日
購入を検討しているソニーのウォークマン、今朝の新聞の記事を見てあることに気付いた。新機種が出ることが確実となった今、敢えて叩き売りで安くなった旧モデルを狙うという手はないのか……?と。次の製品の売りの一つはワイヤレス化(ブルートゥース)。他はデザインが若干違うのとかZシリーズが加わるとかぐらいか? 前に書いたようにZシリーズは私には魅力ないので関係がなく、ワイヤレス化も家でスピーカーに繋いで聞くので意味がない(家のスピーカーがBT対応だったら違うんだろうけど、そんな最先端な機器はウチの家にはありません)。あとはバッテリーの持ちの良さぐらいなのだが、どうやらあまり変わらないらしい。そもそも家で(以下略)。 思い立ったらすぐ実行する、こともあるのが橘雪翼。いつもの通販サイトを見たら……思惑通り安くなっているのだが、新モデルを横目に敢えて古いのを買うほどは安くなっていなかった。新モデルが発売された後ならもう少し安くなってないだろうか? もう一つ問題があった。私が狙っているSシリーズの旧モデルには、容量が大きくても16GBまでのものしかないらしい。今度出る分は32GBがあるのにね。iTunesで読み込んだファイルがそのまま使えるのかよく分からないままで、ソニーのソフトウェアで変換し直さなきゃいけないのかとか、そうしたファイルの方が圧縮率が低くて容量が増えてしまうかもしれないとかそういうことがまだ分かってない。現状iTuensでのファイルは14GBに到達していない。もしiTunesのファイルがそのままウォークマンで使えるのであれば、16BGで一応は足りる計算だ。余裕はあまりないが、今後そんなハイペースではCD買わないだろうことを考えると16GBモデルでもいい。実に判断に迷うところだ。但し、容量16GBのモデルに16GB分の音楽ファイルが入るかと言うとそれは期待しないほうがいいだろう。何らかのシステムファイルやらで多少は削られるのがこの世界の常識(なのか?)。まあでも、それで1GBも減らないだろうから……。 というわけで、「新/旧」「(新なら)16GB/32GB」「白/黒」、悩みの種は尽きない。というわけで前回と同じ終わり方をしておく。「来月の画像で侃侃諤諤をお楽しみに……?」 ちなみに、冒頭の今朝の新聞とは日経新聞の土曜日版で、家電製品の価格動向がちょこっとだけ載っている。まあ何ていうか、そんな簡単に劇的に安くなるわけないんだけどね。
平成23年9月16日
前に記したことのある某通販サイトのCD新譜お知らせサービス。登録しているアンジェラ・アキと手嶌葵の新譜案内が時を前後して送られてきた。速報はいいのだが、どちらも通販ページでは「タイトル未定」「収録内容未定」になってる。それなのに値段は決定しているという不思議(笑) もちろん後日ページが更新されてタイトルも内容も明らかになるのだが。 全然関係ないけど、いや、関係ないことはないかな……まあいいや。アンジェラ・アキが第一子の妊娠を発表したらしい。おめでとうございます。で、それはいいんだが、そのニュースでアンジェラ・アキの年齢を初めて知った。何となくだが私より2〜3歳は若いと思っていたので、私より2つ年上なのは意外だった。ついでなので手嶌葵の年齢も調べてみた。私より8つ若いらしく、まあまあ思ったとおり。いや、だから何だというわけじゃないのだが、それだけアンジェラ・アキの年齢が意外だったのだ。
平成23年9月15日
FFXのHD版が発表されたとか、FFXIII-2がどうのこうのとか、PS Vitaでイースの新作が出るとか、カプコン×鉄拳にあのネコのキャラクターが登場するとか、ゲーム業界がちょっと賑わっている関係で私も気になる話がちらほら。なんだけど、その前にあと2週間先にあれの発売がある。そしてその前に……せめて今作ってる途中の模型ぐらいは完成させておかないと。なのだが、部屋の整理を始めたらドツボにはまったような? 大きなゴミ袋で一袋分をゴミとして処理したんだけど、一向にモノが減ってないような気がするのは何故だろう。「何故だろう」という疑問形にしたけど理由は明白。そもそものモノの量が多すぎるから。
――んーとねー ――えーっとねー
キットを作るとかなり高い割合で1つ以上の余剰パーツが発生する。それは予備部品だったり選択部品だったりオマケ部品だったり。今作っている旧型国電のキットの場合、キットのパーツじゃなく別売りの部品を使うからっていう理由でも余る。そういうのをね、捨てていければ溜まらないんだけど「ひょっとしたら後日何かで使えるかも」って思って置いておくからねー。昔読んだミニ四駆の漫画が悪影響を及ぼしている(*)。よく、「そうやって置いてても結局使わずにゴミになる」と言われるが……私の経験では1度か2度、役に立ったことがあるんだよねえ。その1つ2つのために100も200も(下手すりゃ1000ぐらい?)部品を溜め込んでしまう……。いけませんなあ。 さっきゴミ袋一袋分と書いたが、実はその中身は……ほとんどが鉄道模型とは関係ないもののような気がする。昔溜め込んだ何かしらのコレクションの残骸とか、元々ゴミに近かったものとかそういう感じの。鉄道模型のジャンクパーツも整理したんだけど、とどのつまりは3つの箱に分散していたのを大きな箱1つに集結させただけのような……。旧作の近鉄電車のキット組み立てたのとか、既に半分棺桶に足突っ込んだような状態なんだから捨てちまえばいいのに、近い将来実験のための素体に使えるかもと思うと手が止まってしまう。205系の失敗車体はあっさりポイできたんだけど。んー、こういうことを繰り返しているうちに段々と潔くなっていけるのかなあ。
* 主旨は「後で役に立つかもしれないんだから、余った部品はきちんと置いておきなさい」というもの。
平成23年9月14日
今朝の新聞で知ったのだが、昨日王位を奪還した羽生善治のタイトル保持が通算80期となり、大山康晴に並んで歴代一位になったらしい。将棋界には現在、7つのタイトルがある。名人、竜王、王将、王位、棋王、棋聖、王座の7つだ。羽生はこれら7つ全てを独占したこともある(確か七冠独占は初の出来事で、今まで一度しかない)。各タイトルは、通算何期か保持すれば「永世」の称号も付き、調べてみると羽生は初の永世六冠だとか。何というか、凄まじいまでの強さを誇っている。全盛期は過ぎているだろうけど、まだ40歳。これから何度も防衛したり奪取したりしてタイトル保持回数は増えていくだろう。そしてこれまた今朝の新聞に書いてあって知ったのだが、タイトル保持回数の第三位は64で中原誠、いきなり10以上も少なくなってしまう。さらにその次が谷川浩司の27でかなりの開きがある。プロ棋士というと常人とは桁外れの思考力でもって手を読んでいくイメージがあるのだが、その異能集団の中にあって羽生の存在は頭1つ2つ抜きん出ている感じがする。いやもう、何ていっていいのか分からないぐらいだ。
話がガラっと変わって……待望のソニーウォークマンの新機種が発表されたようだ。今回の目玉は最上位モデルにZシリーズが追加されたことらしい。スマートフォンで使われるアンドロイドが搭載されたウォークマンらしいが……あまり興味なくて詳しく見てないのだが、まさかネット接続できるのか……? 何かアプリの追加ができるらしく、スマートフォン持ってないけどアプリで遊びたい、というときはコレを買えばいいのかもしれない。私は全く興味ないが。 というわけで、去年狙っていたSシリーズの後継機種が相変わらずの狙いとなる。前に話した某通販サイトを見ているのだが……値段が現行モデルの店頭価格と変わらないのは気のせいか。というか、去年ワンランク安い値付けになっていたあれが幻だったのか。多少ポイントが多く付くようだし、最初に買ったiPodが使い物にならなくなって長く経つのでそろそろケチ臭いことを言ってる場合でもない。というわけでスピーカー付きモデルにするのか、それから容量を8GBにするのか16GBにするのかで迷っている。携帯音楽プレーヤーなのに基本的に家でスピーカーに繋いで使うという独特の使い方をしている私だが、そういう意味では別にスピーカー付きモデルにする必要性はあまり高くない。何せ家のあちこちに小さいけどスピーカーを用意してあるので(*)、わざわざスピーカー付きモデルを選ぶ必要性は……? とは言うものの、メーカー純正スピーカーになるわけだから親和性は高そうなので少し迷っている。容量は去年からずっと悩みの種だった。現在iTunesに登録されている音楽ファイルの容量は13GB少し。8GBモデルだと全部入らないのだが、全部入れる必要性があるのかどうかはよく分からない。もっとも、取捨選択することを考えたら16GBモデルを買っておいて全部ブチ込んだほうが話は早い。容量が倍になったからと言って値段が倍になるわけじゃないし、安物買いの銭失いという事態を避けたかったら素直に多いのを買うべきである。ところで、iTunesの圧縮方式でそのままウォークマンに音楽ファイルを転送できるのかな? これができなくてまたCDから読み直し、になると大変なのだが、同時にウォークマンの圧縮形式の圧縮率が低くて、同じだけの音楽ファイルを用意すると容量が多くなるとかになると……一番多い32GBモデルを買っておくべきじゃない?(この場合、スピーカー付属モデルがないのでさっきの悩からは自動的に……強制的に解放される) あと、最後に色の問題がある。現行モデルと新しいモデルでカラーバリエーションに大きな差はない模様。つまり、去年「イマイチだな〜」と思ったラインナップから選ばないといけないわけである。赤があったら、DS、PSP、PHSに続いてまたまた赤いのを買うところなのだが、残念ながらピンク色しかない。というわけで却下。好きな色は青なので青系統行ってもいいのだが、あまり好きな色調の青ではない(去年もこんなこと書いてた気がする)。消去法で行くと、白か黒が残る。黒はプレイステーションの色で、白はWiiの色だ。さて、どっちを選ぼう? 今のところ白が優勢。最終的にどっちを買うかは……来月の画像で侃侃諤諤をお楽しみに……?
* 模型の作業部屋に義兄に作ってもらった小さくないスピーカーが、台所に小型のアクティブスピーカーが、風呂に組み込みのスピーカーが、少し前までパソコンでネットしながら音楽聞くためのスピーカーが(パソコンで再生すると処理能力を取られるので別に再生していた、古いiPodが壊れるまでは)、寝室にちっちゃいパッシブスピーカーがある。このうちパソコンの脇に置いてあったものは、パソコン用のスピーカーが不調になったのでコンバートされている。パソコン脇と寝室に関しては、スピーカー同梱版を買えば代替もしくは性能の向上が図れるのだが……。
平成23年9月13日
先日からネット観戦していた将棋の王位戦だが、最終第七局の決着が今日ついた。七局ということで共に3勝3敗だったのだが、挑戦者の羽生善治二冠が勝利して王位を奪還。応援している側が勝ったので嬉しい。最近応援している人やチームがなかなか勝たないからねえ(苦笑)
平成23年9月12日
先日、買い逃したと泣いていた103系のNゲージキットなのだが……後輩からの情報によると、予約してなかった場合買うのがかなり厳しかったらしい。購入者が多かったのではなく、生産数からしてそもそも少なかったとか。いつも後からゆっくり買えることが多かったので完全に油断していたということか。そして今後、ショップ限定のアイテムの発売が予告されたら、予約しておかないとまた手に入らない可能性があるということか。確かに数年前のものが未だに在庫品として残っていて、店としてはあまり嬉しくないのだろう。あれはオイラも買わなかったからなあ……(購入の検討はしていた、というか今も残っているのでたまに候補として上がったりする)。 で、数日前に買い逃したパーツについても話をしてみる。大昔にカトーから発売されたとある車両が、今年に入って細部をリニューアルしての再発売となった。前の製品との違いは主に2箇所。動力ユニットが最新のものになったということと、それから連結面付近により実車に近くなるよう部品が増えたことである。動力の更新も考えたのだが、前の状態で充分良く走るので見送ることに。一方で後者の部品は、前の製品に取り付けてディティールアップできるようにと分売パーツセットが用意された。こちらもあまり興味がなかったのだが、いざ店で見ると買ってみたくなるこの不思議(笑) このとき、在庫が大量にあった。私はこの車輌セットを2組持っているので、パーツも2組買って然るべきなのだが……とりあえず1つ買って帰ることにした。家で取り付けてみて、気に入ったらもう一度買いに来よう。そう思ったのだ。たかが600円いくらかのパーツだから素直に2つ買っておけば良かったのに……。次に買いに行ったら売り切れていた、わけではない。多分次とその次ぐらいまでは在庫が残っていたはずである。問題は、私が家に帰ってそのパーツを取り付ける試行を行わなかったことにある。模型屋でそのパーツを見るたびに、「ああそういやまだ取り付けてないな……帰ったら作業しよう」と思ったのだが実行が伴わなかった。そうしていつの間にか1ヶ月か2ヶ月ほど経ってしまい、ようやく部品を取り付けてみて「よし! もう1組買って来るぞ!」と思ったときには既に時遅しだったというわけである。結論から言うとアホである。危機管理能力が足りないといわれても仕方がない。今日できることを明日に回すからこんなことになるのである。見たときに買え、という鉄則を守らないからこんなことになる。橘雪翼の人生を象徴する出来事だ。 しばらくの間猛省して、見たときに多めにパーツを買うようになるのだが、無駄な在庫が増えて管理に頭を悩ます頃に……また同じ失敗をするのである。昔から言うではないか、歴史は繰り返される、と。人間は同じ過ちを二度以上繰り返す生き物なのだよ(何を偉そうに)。
平成23年9月11日
PS3でネットワークに繋ぎ、友だちをフレンド登録すると……相手の持っているゲーム(全部ではないだろうが)がわかる。これってちょっとした個人情報流出じゃなかろうか、と思ったり。いくら友だちとは言え、持ってるゲームが逐一ばれるのはあまり楽しいことじゃない。 というわけなのだが、某後輩のゲームリストを(もちろん勝手に)眺めていた。するとその中に、『マジック・ザ・ギャザリング』の文字があった。ほほう、PS3でこれのゲームが発売されていたのか、と初めて知る。確か過去に別のハードで発売されていて、但し「マジック」の名前と世界観を使っただけの別物だったと記憶している。後輩にちょっくら話を聞いてみると、後輩が持っているPS3のゲームは「マジック」本来のカードゲームらしい。久々に話するから忘れてる、もしくは知らない人がいるかもしれないので多少解説。 『Magic:the gathering』というのはトレーディングカードゲームで、同ジャンルの国内製品では『遊戯王』とか『ポケモンカード』とかがある。多分「マジック」が元祖じゃないかと。プレイヤーは発売されているカードの中から、任意のカードを選択して自分のデッキを作り、対戦相手と勝負する。『遊戯王』や『ポケモンカード』でも同じだと思うが、毎年何回か新しいカードセットが発売されて、公式大会などでは古いカードから順次使えなくなっていく。「マジック」の場合、基本セットという過去のカードが再録されたセットが1つ、他に新機軸が採用されたカードセットが3つ、これが1年間の発売スケジュールとなっている。毎年毎年カードが変わるので、最先端に付いていこうとすると当然ながらそれなりの投資が必要になる。というわけで私はやめました。この前酷評したSNSゲームにお金使うのと大差ないと、今では反省しています。 但し、「マジック」がコンピューターゲームとして一定価格で楽しめるのならこれは話が別。「マジック」自体は面白くていいゲームなのだ。というわけでPS3版があるなら俄然興味が沸いてくる。だがしかし、後輩の話をよく聞くと……PS3「マジック」はデッキが固定されているらしい。デッキ構築も「マジック」の楽しみのうちなのだが、それができないのだ。というわけで早速つまんない判定が下る。今年になってそこんところが改良された新バージョンも発売されたようなのだが、久々に「マジック」の公式サイトで見てみると……デッキ構築ができるようになったといっても限定的。最初に1つデッキを渡されて、それで勝っていくとそのうちカードが少しずつ解放されていく。デッキに入っているカードと交換してデッキのチューンは出来るのだが、せいぜい全体の1/4程度の模様。ゲーム自体にはデッキが10種類ほど用意されているみたいなのだが、それぞれを手に入れてカードの入れ替えをする、ということもできないらしい。というわけで、「前作のユーザーの不満を解消しました」らしいが、多少緩和されたかなという程度。「マジック」本来の楽しみが味わえるとは到底思えない。 結局のところ「マジック」作ってるメーカーの姿勢は、「マジック」で楽しみたかったらカード買ってね、ということなのだろう。下手に「マジック」を満喫できるソフトウェアを発売したら、ユーザー数は増えるかもしれないがトータルの売り上げが減ると計算しているのだろう。そしてそれはある種正しい判断のような気もする。私にとってはつまんない判断ではあるが。
|