橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成23年3月中旬分

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平成23年3月20日

  友人に誘われたのでオープン戦を観てきた。

  ――今日の阪神は札幌ドームで日ハム戦

というわけで阪神ではなくオリックス対広島(京セラドーム大阪)。どっちが勝っても誰が打たれても誰が3三振しても全く動揺することなくまったり観戦。気のせいかファールボールから観客を保護するためのネットの高さが低いような気がして、あれはひょっとしたら……イベントのときには不必要なので野球のときだけいちいち張り直してるのかな? なお、途中で「節電してます」みたいな案内放送が流れたんだけど、関西で節電する意味は関東への配慮としては全く意味がないはずなんだがな……。というか「空調は温度を低めにしております」と言ってたような気がするんだが、「多少暑いからそれなら切ってくれ!」と思ったり(笑)
  試合展開は……んー、あんまり真剣に観てなかった。とりあえずT―岡田がごつい体していて、そして何故かお尻を振り振り打席で構えている、「ありゃなんだ」という話で盛り上がっていた(笑) 噂のノーステップ打法というのが生で見られたのはいいが、そのT―岡田はノーヒット。7回にオリックスの後藤が3ランホームランを打ったが、いかに広島外野陣といえど京セラドームでのスーパーキャッチは不可能だった――そりゃそうだね。
  それで思い出したので、以前ふと思って暖めていたネタを書いてみる。話が長くなります(笑) 去年のペナントレースの話題の一つに、広島外野陣があった。まずは赤松、その次に天谷だったかな。フェンスによじ登って大飛球をキャッチ、翌日の新聞の見出しは「ホームランボールをキャッチ」だ。が、これ、実は大間違いである。ホームランボールをキャッチできるのは観客か飲食物の売り子、もしくは球場の外をたまたま歩いていた人だけである。外野手がキャッチしたらそれはただの外野フライである。あ、話長くないわ、これで完了してるな(笑) いやもちろん、「ただの外野フライ」は言い過ぎかもしれない。でも記録上は「外野フライ」であり、某サイトの詳細情報みたいに「外野手フェンスよじ登って捕球」なんて注釈は付かない。え? 何? 「外野手が捕ってなかったらホームラン」だって? いやいや、考えてみようよ、外野への飛球を外野手が捕らなかったらそれは全て「ヒット」になるわけで、一方で捕ればどんなにいい打球でもそれは「アウト」になるんだよ。いい当たりのセンターフライ、泳いだスイングのポテンヒット。打者がどのようにバットでボールを捕らえたかが問題になるんじゃない。野手が捕れるか捕れないかがヒットかアウトを分けるのだ。ただ単に、鋭い当たりの方がヒットになる可能性が高そうだから皆そういう打球を目指して練習し、試合で実践しようとするんだ。話戻して――外野手がいなければオーバーフェンスする打球だったかもしれない。でもフェンスの低い球場である場合それは十分条件ではない。フェンスの高さ以上に外野手のグラブが届き、そしてその範囲内にしか打てなかった以上捕られてアウトにされても文句は言えない――いや、別に文句言ってるわけじゃないか。ええとだからつまり、あれは赤松や天谷が捕った以上ホームランではなく外野フライなのだ。
  いやでも、打った人はショックだっただろうねえ。外野にいい角度で上がって打球の行方を目で追いながら1塁ベースへ走って行く。白球が弧を描いてスタンドへ向かって飛んで行き、「よっしゃホームランや!」と思ったら横から視界に赤いユニフォームの男が入ってくる。で、結局打球はグラブの中へ。ああ、なるほど、広島のユニフォームが赤いから余計に「スパイダーマン」なのか。確か2回ともピッチャーは同じ人が投げてたらしいんだけど、「あちゃー、打たれてもたー」と思って落胆してると味方がそれをアウトにしてくれるんだもんね。ファンも大喜びだけどピッチャーも大喜び。結果だけじゃなく内容も見る監督首脳陣の評価はともかく、記録上失点も被本塁打数も増えないんだから……って結局この表現は、「ホームランをキャッチした」って言ってるのと同じだね(笑) いや、ホームランはキャッチできないけど、フェンスを越えそうな打球を捕ってしまった2人のあのプレイは素晴らしい! ってことで(笑)


平成23年3月19日

  こんな時なのに(?)友人と飲みに行ってました。まあ私が飲むのはノンアルコール飲料なのですが。


平成23年3月18日

橘雪翼的地震警戒

  再び地震関連の話。やっぱやばい雰囲気が。最近、野良猫の姿を見ていない。あんなにうちの家の庭で我が物顔で闊歩していたのに……。13日に「猫が日向ぼっこしていた」と書いたけど、実はあの日以来一匹も見かけない。あれを書いた13日から見てないので、今日で実に6日目である。地震の翌日にその姿を見かけたことで安堵したので、だからこそその後も猫がいるかどうか非常に気にしていた。猫がいたらきっと安全だ、と。だから言える、「見ていない」。鳥は相変わらず飛んでいる。スズメもカラスも、ハトはあんまり見ないような気がするけどその他の種類の小鳥も多い。しかし彼らは究極的には、地震が起きてから飛び立っても逃げられる。飛べない猫の方が危険を察知したら真っ先に逃げるはずだ。とはいっても、夜中に地震があると暗いところで目が利かない鳥にとっては致命的になる可能性がある。さすがに勘が鋭い野生動物であっても昼間に揺れるのか夜になるのかまでは分からないはずだ。鳥が飛んでいるということは……まだ安心してもいいのかもしれない。
  それでもやっぱり不安は不安だ。一方で私がたまたま猫を見ていないだけという考え方もできる。ので母親に話したら……「そういえば見ていない」とのこと。こりゃいよいよもって猫は避難したと考えていいかもしれない。先週の宮城沖の地震でも、その1週間ほど前にイルカが打ち上げられるという出来事があったらしい。昔から動物の異常な行動は地震を察知してのことではないか、という話がある。もしも猫が危険を感知していなくなったのだとしたら……そしてその次に鳥もいなくなってしまったら……。明日以降、鳥の様子を注意深く見ておいて損はなさそうだ。


平成23年3月17日

  そんなわけで、いつまでもビビってたってしょうがないので、一日でも早い復興と原発がこれ以上酷くならず収束すること、それから関西での地震に心構えをしつつそろそろ平常モードに戻ります。

  といいつつも、何書いたらいいのか分からないテンションであることには変わりない。ああ、地震が起きる前に気が付いた話でも。バットが折れた事件ですっかり忘れていたんだけど、今年「ホームラン」を15本打つんだって言ってたんだけどまだ1本。2ヶ月半で1本ということは年間に直すと何本だろうねえ。怖くて計算できないや。調子自体は至って普通で、相変わらず開眼したと思ったら次行った時には忘れてるというサイクルを繰り返している。ホームランプレートの近くへ飛ぶこともあるんだけど、絶対数が減ってるかな……? よく「残念な当たりがたまたまプレートに当たった」と書いているが、残念な当たりが減っているせいかもしれない??? 最近右打席ではきっちり右に引っ張れるように意識しているので、そもそも左方向へ飛ぶ打球の方が増えているような気もする。
  さて私のド素人野球はおいといてプロ野球。阪神はオープン戦まあまあ好調。まあまあという表現にしたのは、投手陣がぶっちぎりでいい一方で打線が湿っているから。まあ例年オープン戦の阪神打線はこんなものかもしれないけど。それより投手陣がここまで仕上がっているのが素晴らしい。怪我で去年いなかった岩田や、怪我で長期離脱していた能見や、今年加わった榎田が……って全員左腕だな……。右でも久保絶好調、久保田復活? ここに小林が加わった。他、列挙しだすとほぼ全員になりそうな好調ぶりで、むしろシーズン入ってから全員調子落としそうで怖い。
  なんてことを地震前はウキウキしながら思っていたのに、現在は……ああ、また話題が地震関連に戻っとる。結局プロ野球の開幕は、セ・リーグが予定通り、パ・リーグが4月中旬まで遅らせるということで決着が付いた。でも私は、セも同じように遅らせたほうが良かったんじゃないかと。上手く表現できないのだが、今日の新聞に載っていた金本の「まだ勇気を与えるとか、そういう段階じゃない。もっと被災者の皆さんの生活が落ち着いてからやるべきだ」みたいな言葉に頷くばかり。プロ野球が始まったら楽しみは増えるけど、やっぱこういう状況下では素直に楽しめないよ。


平成23年3月16日

  そろそろ「地震にビビりまくってる橘雪翼」を書いてても飽きられるだろうから、通常モードに戻ろうと思

  ――っていたのだが

昨晩また揺れた。11日のときと似たような揺れ方だった。細かい振動ではなくて、「ゆらっ、ゆらっ」という緩やかな揺れ方。気のせいかもしれない、いやむしろ気のせいの方が……と思いつつ地震情報をみるとやっぱりである。尼崎は震度2だったらしいが、そんなに揺れたようには思わない。少し前に震度1と発表された時、あの地震の方がよっぽど揺れたし怖かった。それはともかく、宮城沖、長野、ときて次は静岡。多分プレートの境で地震が起きてるんだな……。昨日に引き続き素人考えだけど、どう見たって最初の地震が他のプレートに力を及ぼして連鎖反応を起こしている。どのプレートがどうなって静岡の地震になったのか分からないけど、西日本の下にあるプレートに近い場所であることは間違いないだろう。となると次は、危険性が指摘されている東海、東南海、南海地震のあたりでという可能性が否定できない……んじゃないだろうか。くどいがあくまで素人考えだ。しかも、今地震にビビり入ってる素人の考えである。昨晩そんなわけでちょっと寝付けなかった。朝刊によると、「想定されている東海地震とはメカニズムが異なり」云々「影響はない」云々(正しくは各種ニュースを見て下さいませ)。

  ――そんなの信じられるか!

いや、正確には信じていいのかもしれない。問題はその、「想定」にないことが起きることなのだ。福島原発も全てが想定内であれば今頃安全に止まっているはず。「想定」外のことが起きたらもう誰も安全は保障できない。また大地震が起きたらきっとこう言うのだろう、「今度の大地震は我々の想定外の形で〜」と。
  しかし誰だよまったく! こんなところにこんな形で日本列島作ったのは!


平成23年3月15日

素人考え

  原子力発電というのは確か、核反応で熱を起こし、水を温めて蒸気でタービンを回して発電するというシステムだったはず。そして今何故危険な状態かというと、核反応を起こすための放射性物質が充分に冷却できず非常に高温になっているため。充分に冷却できない原因は、現在は頑張って水を注入している最中のようだが、津波発生直後からはポンプを動かすための電源が壊れたせいだと聞いている。
  さて……水を注入してもすぐに蒸発して水位が上がらないのであれば、じゃあその熱を利用して発電して、その電力でポンプを動かして冷却水を注入していれば良かったんじゃないかな……と。そのうち温度が下がって発電に必要な熱量が得られなくなるだろうけど、それは核燃料が冷却されたということなので問題ない。地震発生直後に発電自体は止めたらしいんだけど、止めたといっても核反応がすぐ停止するわけでもなく(だから今非常に危険な状態なんだけど)、じゃあタービンを回し続けるあるいは再起動することはできなかったのかな? 原子炉自体は大地震に耐えられてもタービンがそうじゃなかったとか? できても破損のリスクがあるのでやらなかったとか? でも原子力発電で一番危険なのは燃料。その燃料がまずい状況になってるんだから例えタービンが壊れようが何しようがやってみる価値はあったんじゃないかと。
  やらなかったのはやっぱりできなかったんだろうなあ。ということでそういうのに詳しい元京都の友人に聞いてみたら、タービンもそうだしその他の発電に必要な機械も動かなくなっている可能性が高いだろうとのこと。できるならやってるはず、だとか。うん、まあ、やっぱりそうだよな……。


平成23年3月14日

  チェーンメールが出回っているらしい。が、俺のところには一通も来ない。友だちが少ないからなー、じゃなくて、知り合いのモラリティと情報処理能力の高さに乾杯! ちなみに災害時であるなしに関わりなくチェーンメールはいかんです。そんなの情報教育の基礎中の基礎です。っていうか最初そういうことを習った。ツイッターにも「拡散希望」(広めてください、という意味)という文化?があるらしいけど、結局これってチェーンメールと大差ないよね。悪意のあるなしに関係なく、個人が発信する情報というものは真偽が不確かになることがある。やはり情報はきちんとしたところで入手すべきだね。ということで皆さんも、あまり侃侃諤諤の内容を鵜呑みにしないようにお願いします。

  最後は普段なら「(笑)」と入れるところなんだけど、今はそういうムードじゃない気がするので自粛。


平成23年3月13日

  節電に協力したいところだが、残念ながら西日本と東日本で周波数が違うためにあまり意味がないらしい……?
  一つ前の侃侃諤諤は、昨晩日付が変わってまもなく書いたものなのだがその旨を記載するのを忘れていた。ところで、昨日も今日も昼間は小鳥がさえずっていた。庭を歩いていると猫が日向ぼっこをしていた。何が言いたいのかというと……大地震の前には動物が異常行動を取るとか。ということは、彼らがのんびりしているので関西は大丈夫……? 但し東海地震にせよ南海地震にせよ、想定される震源地から関西までは少々離れている。野生動物の勘というものがどの程度の範囲で働くのか分からないので、あまりアテにするのも良くないかもしれない。それと昨晩書いた小規模な地震だが、考えてみれば小さな地震というのは結構頻繁に起きている。以前にもちょくちょく地震情報はチェックしていたのだが、マグネチュード4〜5ぐらいで震度が2〜3程度のものならばそんなに珍しくもない。昨晩起きた三重県沖のもそうした日常の地震かもしれない。となると、あまり過度に神経質になってビビりながら生活を送らなくてもいいのかもしれない。もちろん備えは必要だけどね。
  被災者の皆さんも大変だが、原発も大変。某地方新聞の社説か何かで補助電源が動かなかったことに言及し、「想定外の津波ばかりを原因とせず」云々――書いてあるところを失くしてしまった上にかなりうろ覚えだが――そんなことを偉そうな口調で書いてあったように思うんけど、今はまだそんなことを言う段階じゃないだろう。今はまだ最悪の事態を避けるために何かできる、何かをすべき時間が残されている。しかし一方で、責任問題や原因の究明の話をしている猶予はないと考えるべきだ。事態が収拾してから様々なことを議論する必要はあるだろうけど、それを今文章にするのは焦りすぎではないだろうか。何かずれてるというか、ひょっとしたら対岸の火事とでも思ってるんじゃないかと腹立たしい。


平成23年3月13日

ビビりすぎかもしれないけど

  Yahoo!地震情報によると、12日の22時過ぎに三重県南東沖で地震があったらしい。震源地の関係であまり揺れた場所はないようだが、あると言われている東海大地震の震源地に比較的近いのではないかと。もはや日本全国どこで大地震があってもおかしくない。
  というわけで今泣きべそかきながら非常持ち出し袋を構成中。昨日の晩に「関西に近いところで、例えどんな小さな地震であっても揺れたら次があると思うことにする」って誓ったんだ。よくナントカの法則で「備えたときに限って何もない」って言うけれど(例:傘を持って出たら降ると言われていた雨が降らない)、備えて揺れないのなら安い買い物だ。というか怖くて今日寝れないかもしれない……。


平成23年3月12日

  地震、津波と来て今度は原子炉……怖い、怖すぎる。


平成23年3月11日

  何か頭がフラっとするなあ、と思ったんだよ。椅子に座ってたんだけど左右に揺れて重心が定まらない感じ。やばいなあ、風邪かなあ、なんて思ってた。その20分後ぐらいに姉が来て、「大変よ! 宮城で大地震よ!」……というわけである。ネットで確認すると、こちらでも若干揺れた模様。それはともかく、向こうでは既に余震も複数回あり津波警報も出されていた。さらに後で確認すると、津波の規模もかなり大きなもので被害も相当大きいとか……。テレビないので文字情報と断片的な画像しか見ていないのだが、それだけでも背筋が凍る思いだ。

  もう何書いていいか分からなくなって来たから今日はこの辺で。ああ、ええと、夕食後にここ最近のいつものように暢気にスパ4の対戦しててごめんなさい。心から反省してます。


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