平成22年10月20日
世間でちょっぴり有名?な書籍『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』、これ、何となくだけど普通のビジネス書籍だと思ってた。確かどこかの本屋でもそういう棚に置いてあったような気がするし……。ところがその実態はライトノベルだという。確かに表紙はそれっぽいのだが……。というわけで真偽を確かめるべく本屋へ! というほど私には行動力がないので、本屋で思い出したら確認しようと思ってた。そして先日話題に出したJR大阪駅構内の本屋で突如思い出し、店内を一周して探し回った。そんなに広い店舗ではないのですぐ見つかった。やはりビジネス書籍コーナーである。その棚にあって異彩を放つ表紙……念のため手に取ってぱらぱらめくってみる――ラノベっぽい。店員が分かっていて意図的にそこに置いたのか、分かっていなくて本の題名だけ見てそこに置いたのか。 というのが昨日までの話。今日念のためネットで書評を探してみると……一見ラノベだけどかなりの本格派とのこと。ドラッカーという人の『マネジメント』という有名な本があるらしいのだが、それを的確に解釈しているという。それだったらラノベ風味を付けずに普通の本として執筆しろよな……と思うのだが、時代が時代だけに"萌え"要素があった方が売れると著者は考えたのだろうか。にしても、その『マネジメント』という本を的確に解釈できる人間がライトノベル風味の小説を書くというのがまた何というか。乗せられてるような気がしないではないが、ちょっと読んでみたくなってしまった。
平成22年10月19日
2003年に阪神を18年ぶりの優勝に導いた星野SDが退団。どうやら来季は楽天で監督をすることになりそうである。正直寂しい気持ちもあるが、本人がやりたいのだからそうするのがいいのだろう。球団も「巨人の監督に就任か?」と騒がれたときは引き留めたようだが、今回はそうするに充分な理由が用意できなかったみたいである。楽天と阪神とでいろいろと条件が違うだろうから、阪神の時のように上手く行くかどうかは分からない。でも楽天が強くなったらそれは面白そうだ。何せ楽天はパ・リーグ。何がどうなっても"対岸の火事"である……って言ってて思い出した。たったの4試合とは言え交流戦があるじゃないか。なるべくなら中日や巨人にはしっかり勝って、阪神には白星をプレゼントして欲しいなあ、とか(笑) さてさて、その楽天はエース岩隈がポスティングシステムを使ってメジャーに挑戦するらしい。同様に日本ハムのダルビッシュも一時期ポスティングでのメジャー挑戦という報道がなされていた。が、本人のブログでそれが否定されたらしい。いつだったかは「メジャーに興味ありません」みたいなことを言っていたので、ポスティング報道が流れたときは「ダルビッシュよ、お前もか」という気分もあった。が、いなくなればたとえ4試合とは言え交流戦で阪神が(以下略)
白兎 「キミの頭にはそれしかないんか!」 雪翼 「だって阪神不甲斐ないからダルビッシュ打てないんだもん」
正確には数年前、初回に4点奪ったことがありますが(その後完封されて、結局逆転負けした)。
にしても、阪神は今年もダメだったねえ。仮に優勝してもクライマックスシリーズで敗退しそうだよこの球団。何が悪いんだろう。
平成22年10月18日
JR大阪駅中央口から階段を降りて左手にある本屋、何故か『凍牌』が全巻揃っている。本屋としては規模が大きくなく、雑誌やビジネス書籍、文庫本なども置いてるために漫画のために割かれたスペースは決して広くない。故に、ほとんどのタイトルに関して近刊の最新刊のみを置くというスタイルを取っている。これは別にそこの本屋特有の事情ではなく、駅構内にある本屋の多くでそういう方針なのではないだろうか。もちろん、一部の売れる漫画については全巻揃えてある。例えば『けいおん!』あたりだと、全巻揃えても4冊という手頃さ(?)もあってしっかり並んでいる。某ジャンプの有名漫画に関しても、最初の数冊と新刊数冊を並べ、間に「間の巻も揃ってます」というような札を入れていたり(大阪駅構内の本屋がどうだったかは忘れたが)。で、その中で異彩を放っている、と私が思うのが『凍牌』なのである。自慢じゃないがこの漫画、特に人気があるわけではない。一部の層にはそれなりの支持を受けているだろうが、知名度という意味ではかなり低いだろう。アニメ化されていればまだしも、それもない。漫画を発行しているのも大手の集英社や講談社、小学館といったところではなく、(漫画界での)4番手以降の秋田書店である。漫画の内容としても一般受けしない。まず、麻雀である。少なくとも日本では、麻雀といえば賭博を連想されてしまい、なおかつ漫画などのフィクションになると裏世界の勝負事になる。一部そういうイメージを拭い去った漫画もあるが(某ジュンイチローさんのとか某萌え系のとか)、残念ながら『凍牌』はモロに裏稼業のお話である。辛うじて絵柄が劇画調ではなく、かといって萌えに走ったものでもないので、普通の人が手にとってうっかり衝動買いしてしまわない可能性はないではないが。というわけで、『凍牌』が何故そこで全巻揃って売られているのかとても不思議。店長もしくは店員の趣味丸出しとしか考えられない。店の売り上げを考えたら、例え10冊分(最新刊は置くとして残り9冊分か)とは言え別の本を置いたほうがプラスになると思うのだが……それとも何か、ひょっとして『凍牌』は密かにそんなに売れているのだろうか。 話が少し変わるが……チェックを入れて新刊が出るたびに購入している漫画が十数タイトルある(数えてないけど20タイトル以上かも)。買い続けていたけど、つまらなくなって来たから買うのをやめる、ということもしばしばある。これは昔も今も変わっていない。時折"復活"して続きを買ったりするのだが、これは希なケースである。最近では『MAJOR』があったり、最終巻のみ『犬夜叉』は買ったが、一度やめたものはなかなか"復活"しない。そして……実は『凍牌』は一度は"やめた"漫画だったりする。厳密には"やめた"というよりは、1冊買ってみてイマイチだったので続きは買わなかった、と表現すべきか。読んでみてあまり面白くなかったからといって、すぐには捨てたり古本屋に持って行ったりはしない。たま〜に後輩になすりつけたりすることもないではないが、レアなケースである。そして『凍牌』も本棚で長期間眠っていた。ところがある日、何とはなしに読み返してみると……続きが気になってしまった。1巻から"エグい"内容なので、初見と2回目以降で印象が異なっていたせいかもしれない。ともかく、一度は読むのをやめたのに今は堂々の"レギュラー"の『凍牌』。だから余計に、駅構内の本屋に全巻揃っているのを見ると気になるのかもしれない。 ところでその本屋なのだが、文庫本コーナーにポータブルDVDプレーヤーを設置して、小説原作のドラマもしくは映画のプロモーションムービーを流している。もちろん「話題作の原作はこちら、是非買って行ってね」という販売促進のためであろう。『インシテミル』も映画の広告を流していたかもしれない。で、本屋といえばある程度静かな空間が望ましいのではないだろうか。もちろん駅構内にある本屋なので、どう頑張ったところで周囲の喧騒からは逃れられない。が、それと本屋が自分で大きな音を出すのとでは大きな違いがある。まあ、普段はそんなに気にしないのだが、ある期間だけは話が別だった。そのタイトルは今でも覚えている。『告白』だ。プロモーションムービーに突然「ドンッ!」という感じの大きな音が出るところがあって、ちょっとびっくりしてしまう。そのせいで私の中では『告白』の印象が良くない。映画も原作も何も悪いことはしてないのにね、本屋のせいで……。あともう一つ、それはレジの裏側のモニターで流していた何かなのだが、それも変なキャラクター?がごちゃごちゃうるさく喋っていて煩わしかった。長居してじっくり本を探すような店ではないから、それでも構わないといえば構わないんだけどね……。
平成22年10月17日
皆様こんばんは。ページ上部に書いてあるので既にお気付きかと思いますが、"ツイッター"なるものを始めてみました。気になる方は時々でいいので思い出して見てあげてください。
少し前にネットで見た記事なんだけど、最近また別のところであちこちクリックしたら再会したのでちょっくらネタとして使わせてもらおう。記事の内容としては、とあるサイトが実施した女性向けのアンケートに関するもの。「ゲーム内の彼女に勝つ自信はありますか?」という質問だったらしい。ここで言う「ゲーム内の彼女」とは、つまり男性がゲームに出てくる女性に惚れてしまったという、そういうことである。その記事には「ゲーム内」とあったが、ゲームに限らず漫画やアニメ、最近は「鉄道むすめ」なるものも発売されてるからそういうのも含めてのことであろう。で、このアンケートに「はい」と答えたのが全体の(たった)47%だったらしい。ここから話がさらに深入り?する。このアンケート結果を見たインターネット趣味の男性が猛反発したらしい。曰く「二次元(*1)に勝てるわけがないだろう」だとか。そして「二次元に勝てると思ってる女がそんなにたくさんいるのか!」だそうで。これはもう……世も末だよね。これら一連の出来事に対しての私の突っ込みは3つ。まず一つ目。括弧書きで記したけど、47%という割合は低いような気がする。アンケートの回答の選択肢がいくつあってそれがどういうものか分からないので断言はできないが、実に半数以上の人が「自信がある」とは思っていないわけだ。もうちょっと自信持っていいんじゃないでしょうか。それとも二次元の女性に彼氏を奪われた経験をお持ちの方がそんなに多いということなのだろうか……。2点目。アンケート結果に怒った一部の男性陣。そこで怒るのはかなり筋違いではなかろうか。私が読んだ記事を解釈するに、その人たちは現実世界に恋人を作ることを諦めた印象を受ける。だとすれば、その諦めた対象がどう思おうがほおっておけばいいのにわざわざ反応するあたりが……。それとも何か、彼らにしてみれば(二次元の)彼女が馬鹿にされたとでも感じるのだろうか? 最後に。女性陣はもう、そっちの方に行っちゃった人は見捨てたらいいんじゃないだろうか。勝つ、勝てない以前にわざわざ戦う必要がない。そうした方が全体的にいろいろと建設的な気がするのですが。まあ男女間の感情もいろいろだから、"二次元世界に行ってしまった"彼氏を取り戻したいと思う乙女心があるのかもしれないけど。 しかしこれ、私は直接彼らに会って話をしたわけではないから判断できないのだが、どこまで本気なんだろう。残念なことに鉄道ファンのうちの少なくない割合の人間が"二次元派"なようで、鉄研の先輩で何人か、後輩にも何人かそういう人がいる。ただ、鉄研の先輩後輩の場合は自分の趣味をある程度(自虐的な)冗談として使っている。だから私が今日話題に取り上げている"彼ら"とはかなり雰囲気が違うように思う。それはたまたま先輩後輩にはそこまで重度の人がいないせいなのか、もしくは"彼ら"も本気ではそう思っていないけど「インターネット上だから」ということで大袈裟な書き方をしているだけなのか。真実が知りたいような、知らなくていいような……。
*1 鉄研の後輩なんかと話していると通じるようだけど、侃侃諤諤読者の皆様にはどうか分からないので注記しておきます。ゲームやアニメ、漫画というのは二次元平面上に表現されたもので、だから現実世界の女性と区別を付けるために「二次元(の女の子)」と表現するようだ。「アニメの女の子」と言わないのは、アニメだけではなくゲームや漫画いろいろとあるからなのだろう。それから最近のその手の人たちは、「アニメの女の子」のうち特にお気に入りのキャラクターに対し「俺の嫁」という感じで、普通は現実の女性に関してのみ使う語句を使ったりするらしいので、その影響もあるのかもしれない。
平成22年10月16日
阪神タイガースに何かしらイカす突っ込みを入れたいところだが、いい案が浮かばない。まだ敗退したとは決まってないので、明日以降にあらためて考えることにしよう。
平成22年10月15日
とりあえず『零の軌跡』クリア。というわけで……早速2周目入ります。
白兎 「いっぺんその頭ドヤさんといかんなぁ」 雪翼 「白兎が怖い……」
とりあえずクリアしたので、ネットでの情報収集解禁。2周目はパーフェクト(に近い)クリアを目指します。もちろん、これ以降は模型製作に重点を置きます。流石にそこまでゲームに没頭はしませんよ(どうだか)。
てなわけで、禁断の2日連続ゲームトーク。いろいろと書きたいことがあるのだが、書いてるうちにいろいろ書き漏らしてしまいそうだ(笑) まずはラスボス〜エンディングのお話。ラスボス戦は前後編。厳密にはさらに1戦あるのだが、負けようのないイベントバトル。最近はラスボス戦が連戦になるRPGが多い(ような気がする)ので初プレイ時が特に憂鬱なので、2戦ぐらいで終わってくれると実にありがたい。私のRPG歴でラスボス戦が多段階になった初めてのものがFFV。エクスデス倒したと思ったらパワーアップして復活したという、あの衝撃は忘れられない。まあ、若干の手ごたえのなさを感じたような気はするが。FFVIIIがエグくて、4段階?あるんだったかな。しかも途中で全体5桁ダメージを喰らって呆然とした記憶も。しかし振り返ってみると、ボス戦が1回戦だったのはGBのサガとかアークザラッド、FFのIVまで。もうラスボス戦が多段階なのが半分以上になってるんだな……。ラスボス戦が長いと何が嫌って、途中でゲームオーバーになるとやり直しになること。当然と言えば当然なんだが、"負けたくない"という気持ちが強くなりすぎて精神的に堪える。倒したと思って安堵してからまだ戦うので、そういう意味でも辛い。FFのXまでは相手のHPが見えなかったから「いつになったら倒せるんだろう?」というのもあったし。今回の[零]では、最初から物資投入を前提に作戦を立てていたので、今どれだけ注ぎ込んでいいのか?ということを迷いながら戦うのも辛いものがあったしね。結果的に2戦だけだったから、もっと注ぎ込んでも良かった。2周目は楽できそう。2戦目終了後からエンディングの流れは……"銀"登場と読んでいたけれど外した。主人公一行がピンチになるのは当たっていたが、そこで登場したのはレンの方。オーバーマペット(巨大機械人形)《パテル=マテル》の攻撃により暴走したラスボスを沈静化させ、イベントバトルで止めを刺すという流れ。その後エステル&ヨシュアの説得により、レンは彼らと共にリベールへ帰ることに。あ、そうそう、ラストバトルに2人を入れることは可能でした。物語は一応一段落したけれど続きそうな感じで、続編では今度こそエステル&ヨシュアの出番はなさそうである。エンディングは割とあっさりしていて、まあ平和に終わったかな? [空]FCのような衝撃で続きが気になるようなものではなかった。ただ、謎のまま終わった部分もあり、気にするのであれば気になるが、続編までまた1〜2年は空きそうなので気にするのはやめておく(笑) さて、今まで書いてなかった部分を一気に……。[空]のときからあったお料理システム。普通の回復薬以外に回復料理というものがあって、食材とレシピを手に入れて料理することで手に入れることが出来る。普通の回復薬とは違って、HP回復以外に状態異常を回復したり、一部のステータスを上昇させたり、CPを回復したりといろいろ高性能。食材を手に入れたりする手間が必要な分普通の回復薬にないメリットがあるわけだ。[空]では料理すると必ず目的のものが手に入ったのだが、[零]ではまずそこにメスが入った。料理すると4通りの結果が待っていて、レシピ通りに出来る「成功」、レシピ通りではない「大成功」「予想外」「失敗」。このうち「大成功」はレシピ通りのものより高性能な料理になる。「予想外」は効能の方向性が全く違ったものになったり、一部性能が下がっただけのものもあった。最後の「失敗」は「失敗」でしかない。HPやCPを1回復するだけのしょぼいアイテムになってしまう。他、一応改造時に使える「Uマテリアル」になることもあるようだが。料理する時にメインキャラクター4人のうちから1人を選択するのだが、それぞれ得意料理と不得意料理が設定されている。私が手にしたレシピはロイドが全部「普通」だった……ひょっとして主人公は全部「普通」なのかも? 料理人を指定する時のキャラクターの顔グラフィックが得意、普通、不得意でそれぞれ違ったり、その際に発するボイスが違ったり、さらに料理成功時や不成功時などでいちいち違うことを喋ったりするのが凝ってる部分である。それから、キャラクターが料理をするアニメーション(デフォルメキャラによる簡易的なもの)も流れる。ちなみに私は[空]のPC版しか持ってないのだが、PSP版ではエステルが料理するアニメーションが用意されているらしい。[零]でエステル&ヨシュアが仲間になったとき、彼らに料理させようとしたのだが……選択できなかった。残念。[空]SCのときにあった"攻撃料理"は、[零]では一部の「予想外」料理が担当。生成物の説明分に「かつてパスタだったもの」というような文言があって笑ってしまった。しかしこれ、仮にも料理したものを敵に投げつけるなんて……。 音楽は結構良かった。[空]の通常戦闘音楽は共通して戦闘音楽っぽくなかったのだが、[零]ではそれっぽくなっている。『Y's VS 空の軌跡』のロイドステージでも流れていたもので、ちょっと通常戦闘音楽に使うには勿体無いかも? 主題歌も割とカッコいいのだが、歌詞が微妙。[零]は「壁を乗り越える」のがテーマのはずなのに、主題歌で「壁にぶち当たったら別の道を行けばいいさ」みたいなこと言ってどうするんだよ(笑) "一聴"して聴き惚れた曲は特にないのだが……まあこんなもんかな。 ラストダンジョンに入るときにエステルとヨシュアが仲間になるのだが、レベル38。あれえ? [空]のthe 3rdでレベル138ぐらいにはなってたはずなんだけど?(笑) まあもちろん、レベル138で2人が参戦してたらゲームバランスの大崩壊が始まってただろうからいいんだけど(笑) で、ゲームを始めた直後、ロイドの夢?で遺跡っぽいところの探索を始めるシーンが出てくる。どちらかというとFFXのような演出である。その"遺跡っぽいところ"がラストダンジョンと分かるのは、実際にゲームをそこまで進めたとき。ゲームのオープニングでは当然?エステル&ヨシュアは同行しておらず、そして支援課一行のレベルは全員40になっていた。オープニングでは特に戦闘も発生しないのでレベルが100だろうが1だろうが関係ないのだが、本編では同行する2人に合わせてレベル38でも良かったような? あと、そのときロイドは列車に乗っていた。[零]のPVでも列車の走るシーンがあり、本編でも列車に乗って移動するシーンを楽しみにしていたのだが……結局ミッションで一度乗るだけ。列車はどうやらクロスベルと近隣諸国を繋ぐ交通手段のようで、クロスベルからはそのミッションを除いて一歩も外に出ない。次回作以降で何かあるのか、それともないのか。[空]SCのPSP版はマップが広くてディスク1枚に収まらず、途中で入れ替えという面倒な作業が発生していたらしいが、[零]でも次回作でヘタに外国まで活躍の場を広げられてしまうと、ディスク交換が発生しそうな容量になるかもしれないなあ……。まあ彼らは「クロスベル警察」だからそれはないかな。 サブミッションで写真撮影を頼まれるものがあった。エリィが昔写真を趣味にしていたという設定で、このミッション中は特定ポイントでエリィがカメラを構えてくれる。さて……ゲームの序盤から感じていた。こういう風景の写真撮りたいなあ、と(笑) グラフィック自体はFFXIIIと比べるべくもないものなのだが、雰囲気自体は良くて綺麗な景色を想像させてくれる。そこをキャラクターたちが通過する時は、その景色を見せるカメラワークになったりする。『Y's SEVEN』でもそういう場所があって、もちろんそのときも撮影したいなあって思ってた。というわけで、そういう思いを具現化?するミッション。但しポイントはあらかじめ用意されているものなので、私の感性とは若干違ったり……何でココで撮らないんだよ!とか(笑) あと、走行中の列車を撮る場面もある。ミッションクリア時に、エリィが"撮影した"写真がグラフィックとして表示されるのだが、違うんだよ! 列車はそうやって撮るんじゃないんだよ!! と心の中で叫んでおりました(笑)
……さて、"遊び"すぎた。いい加減明日からは本気で模型製作せんといかんなあ……。こりゃまた月末に完成しない予感がするぜ(汗)
平成22年10月14日
ええと、他の方にも心配かけてるといけないのでもう少し詳しく書いておきます。耳鳴りは、それに付随してめまいとか頭痛は発生してません。あと、酷くなる様子もなく、かなりゆるやかではありますがマシになりつつあります。あの日からしばらくはずっと気にしていたけれども、今では気にしない時間がかなり長くなってるので、ほっときゃ治るんじゃないかと……。 なお、右手は冷えたのが原因で痛みが出ているのかも……? 昨日風呂に入ると治まって、寝るまでにもう一度ぶりかえしたけれども今朝起きるとまた治っていた。急に気温が下がったせい? こちらもしばらくは様子見。なるべく冷やさないようにします。ともかく心配かけてすんませんでした。
ところで、模型製作が……模型製作が進まない。犯人は分かっている。そう、お前だ、ロイド・バニングス!――『零の軌跡』が全ての原因である。何ていうか、先が気になる。こんなに先が気になる物語は『インシテミル』以来だ……ってほんの少し前のことだね。何ていうか、この感覚は残念ながらFFXIIIにはなかった。だからFFXIIIのときはそこまで模型製作に悪影響を及ぼさなかったのだが……今回は被害甚大って感じだ(笑) ちなみにFFXIIもストーリーの先が気になるということはなかったのだが、FFXIIはFFXIIで楽しかったのでかなり時間を取られてしまった。FFXIIはストーリーそっちのけであっちこっち走り回るのに夢中になってたからなあ。とまあ言うわけで……ストーリーへの引き込まれ度だけで言ってしまうと、[零]や[空]は完全にFFの近作を上回っている、というのが私評。ま、ゲームはストーリーだけで決まるもんじゃないんだけどね。 そしてあれから……"銀"が仲間にならない、と言った直後にメンバー入りした。お前らどれだけ侃侃諤諤の裏をかいたら気が済むんだよ(笑) "銀"の正体は、劇団アルカンシェルの新人リーシャ。プレイヤーとしてはいつそれがロイドたちにばれるのかな……と思ってわくわくしているのだが、現状は秘密が保たれたまま展開。その後パーティから離脱するのだが、その後の話の流れから言って正体がばれる余地がなさそう。ラストダンジョン突入時に同行していないので、下手するとこの先一切出てこなくても物語としては問題ない。まあでも神出鬼没の"銀"だから、ラスボスを倒してなんやかんやしてる最中に颯爽と現れて、ピンチの主人公たちを助けて、その時にはずみで仮面が外れて「あっ………………」なんてことはありそうだな。うん、日本ファルコムならやりそうだ。日本ファルコムでなくても王道の展開だ。レンのこともあるし、ラスボスとの折衝以外にももう少し何らかの動きがありそうだ。ところでバトルメンバーのうち、最後の敵に止めを刺したキャラクターが勝利メッセージを喋る。当然"銀"にも用意されていて、「さあ、先を急ぐぞ」とか「ふん、手ごたえのない連中だ」とか"らしい"ことを口にする。のだが……あるとき「気を引き締めなくっちゃ」というリーシャの"顔"を見せるセリフを。このセリフはやや小さな声で、自分に言い聞かせるように、ロイドたちには聞こえないように、といった雰囲気だった。極め付けがこちら、「大丈夫、バレてないよね」――ロイドが"銀"に協力を呼びかけたとき、他の支援課のメンバーも驚いていたが当の"銀"の頭上にも「!」マークが。"銀"――リーシャとしては一瞬、まさか自分の正体を見破られたのではないかと思っても仕方のない場面である。「ククク まさか取り締まりの対象であるこの私に協力を頼むとはな」といつもの口調で言い放つ"銀"だが、内心はどうだったか。正体がばれるシーンがあるのであれば、この時の心中も語って欲しいものだ。 そしてその後、さらに急展開があってラストダンジョンへ突入する。ここでぬわんとエステル&ヨシュアがまさかのパーティメンバー入り。ちょっとファンサービスしすぎだろ日本ファルコム。これでこのままラストボスまで行くのか、それともその直前で2人が離脱するのか、それは分からないが、このままでラストボス戦へ突入できるとしたらそれはちょっと違うような気もする。[空]ファンはそれが許されるなら2人ともバトルメンバーに入れちゃうだろうが、あくまで[零]の主人公はロイドであり、そしてその他の3人である。ここでその2人が割って入る余地を残すのであれば、それは日本ファルコムの、[零]の主人公他4人に対する愛が欠けているような気がする。2人をラスボス戦メンバーに入れられるとしても、それは2周目以降の"ボーナス"扱いにしておくのがベターな選択というものだろう。まあ私は、許されるのであればどっちか1人入れてラスボス戦を戦いますが(←言ってることとやることが違うやん)。本当にラスボス戦に2人を加えられるのかどうか現時点では不明だけどね。一つ文句を言わせてもらうと、ダメージを食らったときのヨシュアのボイスが何か情けない……。 ラストダンジョンの宝箱から、セピスが大量に出てきた。あまつさえ大金が。ちょっと待て、ここでセピスやミラが増えて何か嬉しい事があるのか? 2周目で引き継ぐための宝箱か? この先店なんてないだろうし引き返すことも叶わないはずだ。と思ったら地下に人がおった(笑) 黒幕の実験材料にされて捉えられていた人々なのだが、その中に技術屋と貿易商がいた。というわけでセピスやミラの使い道があるわけだが……クォーツの合成やスロットの開封が出来るのはいい。機械があればそれが出来るからだ(もっとも導力(電気みたいなもん)はどこから引いてるんだ……?)。しかし、各種薬や食材が無制限に買えるのはどういうことだ! いくらなんでも貿易商の服に四次元ポケットが装着されてるってことはないよなあ?(笑) これがご都合主義というやつか。まあ正直なところ、食材が買えると料理が出来るのでかなり助かるが。レシピが6割程度しか埋まってないのが悔やまれる。[空]ではそれが顕著だったのだが、おそらく回復料理を上手く揃えておくとラスボスの抹殺が非常に楽になる。CP回復料理がね、強いよ。CPが100以上あるということは、格ゲーで言えばいつでもどこでもいきなり超必ぶっ放せるってことだから(厳密には一部の状態異常の際にはできないが)。誰か1人を攻撃係に指名すれば、あとは残る3人で攻撃係のCP維持と回復を担当すればいいんだから、超楽チン。幸いにしてCPを補充できる回復料理のレシピは入手できているから、多分これで行けるはず。ラスボス戦はFFXIIIショックがあるのでどうしても慎重になってしまうが、[空]は中途半端な準備で問題なく倒せたし、[零]も多分大丈夫なのだろう。FFXIIIみたいにボス戦で全滅ゲームオーバーしてないからね。そういう意味ではFFXIIIの方がゲームらしいゲームバランスってことか……な? と言うわけで模型製作が進まんのだが、この際割り切ることにした。終わらないうちは先が気になって模型製作も進まないから、とりあえず『零の軌跡』をクリアする。然る後に腰を落ち着けて模型を作ればいい。だから『零の軌跡』を先に進めるのは、間接的に模型が完成に近付いているということなのだ!
平成22年10月13日
続・右手が痛い話。最初に痛み出したのは、バッティングセンターに行った翌々日ぐらいで、筋肉痛の延長だと思っていたのだが……全く治らないところを見るとどうにもそれだけではないようである。厳密に言うと痛いのは右手の中指。さらに昨日ぐらいから薬指まで痛くなって来た。こうなってくると理由が全くもって不明なのだが、知らず知らずのうちに指を酷使しているのかもしれない。こうやってキーボードで文字を打つのは快復を遅くしている可能性もある。実は侃侃諤諤更新してる場合じゃない? ちなみに、右耳もまだ耳鳴りが止まらない。若干気にならなくなってきている感じもあるけど、それは慣れてきただけで快復してるわけじゃないかもしれない。あーあ、何か満身創痍だなあ。
平成22年10月12日
『零の軌跡』はやっぱり『英雄伝説』の"VII"なのか? 『零の軌跡』は最終章に突入。思ったより短かったような、3章あたりが長かったような。ディスク1枚ということで『空の軌跡 SC』よりは短いという予想はあったけどね(持ってないけどPSP版の[空]SCはディスク2枚組み)。で、気になる武具が出てきた。足に装備するもので、それぞれ男性専用、女性専用になる。 ――クラウドナイン ――セブンスヘブン 「あー、ここでその名前が出てくるか」と最初は素直に受け入れていたのだが、すぐに気付いた。「いやいや、これスクエアエニックスのゲームじゃない。日本ファルコムだってば」――そう、クラウドといえばFFVIIの主人公だし、セブンスヘブンと言えばFFVIIのヒロインティファが働いていた店の名前だし。気になって調べてみると、一応「クラウドナイン」という単語も「セブンスヘブン」という単語もそれぞれFFとは関係なく独立した意味を持つ。が、スタッフがFFVIIを意識せずにそれらの名前を持ってきたとは思えない。ゲーム中それら2つの装備は対になる関係にあるが、FFVIIを除いては両者が対になるような関係は見当たらない。「クラウドナイン」は英語で「意気揚々」、「セブンスヘブン」はユダヤ教などにおける天国の最高位、もしくはカクテルの名称(おそらく宗教用語が元と思われる)。他、楽曲名に使っているグループもあるようだが、同じグループで両者を使っているものはどうやらなさそう。「クラウドナイン」が男性専用装備で「セブンスヘブン」が女性専用装備であることからも、FFVIIを参考にした命名と考えるのが自然だろう。 ここでふと思った。『零の軌跡』は元々、『英雄伝説VII』として開発されていた、はず。少なくとも「英雄伝説VII 製作中」という正式発表があった。ところが蓋を開けてみると、サブタイトルに『零の軌跡』が付いた時には『英雄伝説』から「VII」というナンバリングが外れていた。これはどうしたことだろうか、と疑問に思ったが特にそれに関する情報は入って来ない。深く考えるのはやめにしてゲームを楽しんでいたのだが……やっぱりこれ、スタッフの中では「VII」なんじゃないだろうか。だからFF"VII"から名前を取ってきた装備品を登場させた――やっぱり深読みかな。 4章に入って気付いたのだが、今作ではどうやら料理は食べるだけではレシピを覚えないようである。[空]では戦闘中であれ何であれ、知らないレシピの料理を食べると何故かレシピを覚えることができたのだ。心の中で「こいつらマオ並の舌を持ってる!!」(*1)と驚愕していたものだが(笑) やはりそれは不自然、ということになったのだろうか……? 道理で料理人や町の人に話しかけるとガンガンレシピが手に入ると思った。というか、それにしては空欄が多すぎる……しまった、少なからず取り逃しているってことか。 [空]のFCでは『カーネリアン』という本を全種類集めることが最強武器入手の必要条件であった。SCでは『賭博師ジャック』。もちろん[零]にもそういう書物が登場する。『闇医者グレン』。店で買えるタイミングも多くて、6冊目までは揃えていたのだが……あるとき、店で9巻と11巻を売っているのを見つけて「ガーン」。かなり取り逃してしまった。このシリーズ、入手できる時期と場所がかなりシビアで厭らしい。[空]の場合、物語中で「急げ!」というようなタイミングで、目的地の逆の方向にいる人物のところまで行って話しかけないと手に入らない、といったような仕様になっている。ストーリーの先が気になればなるほど取り逃す確率がアップする。正直なところ、自力で全部集めようと思うのはかなり時間がかかって私のようなノーマルゲーマーにはかなり厳しい。極端な話、ストーリーが一つ進むたびにその時点で行ける場所全てに行き、話せる人物全員に話しかけてみないといけないわけだ。な? 普通はやってられんだろ? もうこれは2周目以降に攻略本か攻略サイトみながら揃えるしかない。あ、料理レシピも。 最終章まで来たが、銀(イン)が仲間になる気配が全くない。もう少しコンタクトがあって、《黒月》との折衝があって、という流れを予測していたのだが全くない。ここに来て一つの可能性に気付いた。「レーヴェか……っ!!」 レーヴェと言うのは[空]のSCやthe 3rdで出てくるヨシュアの兄貴分。剣帝の異名を持つ凄腕で、超男前。ホストでもやらせれば年間で億ぐらい稼げそうな人物。事実女性プレイヤーの心を鷲掴みとか。キャラの立ち位置から考えてどこかで仲間になると心待ちにしていたのだが……結局SCでもthe 3rdでもその機会は訪れず。『Y's VS 空の軌跡』でようやくプレイヤーキャラクターとして登場した。で、敵の中でも超重要ポジションにいるのでボイス付きであった。冷静に考えると執行者は全員ボイス付きだったなあ……ラスボスも。つまり、「ボイス付き≠仲間になる」である。リーシャがボイス付きだが敵としては登場しそうにない、リーシャが"銀"だった、"銀"も何となく仲間になりそう、という3つの要素で勝手に決め付けていたフシがある。予想が外れて残念だ。まあ、まだ外れたと決め付けるのも早いのだが。そして、今のところメインの4人以外はパーティメンバーに入っても一時的。メインの4人固定の時間が圧倒的に長い。これから先誰かが一時的に加入するとしても、やっぱり最後は4人で戦うことになるんだろうなあ。
*1 [空]に出てくるマオばあさんのことではなくて、漫画『中華一番!』の主人公。料理を食べるだけで使われている材料を分析できるとても感度のいい舌を持っている。
お知らせ:昨日の侃侃諤諤で酷い勘違いがあったため、少し訂正を入れさせていただきました。該当部分には横線が引っ張ってあります。米澤穂信氏を他の作家と勘違いしていたようです……。
平成22年10月11日
しばらく前に米澤穂信の『インシテミル』を読んでみた。今週末に映画公開が始まるらしいので、ひょっとしたら何かのメディアでご存知な方もいるかもしれない。どんな物語かを簡単に説明しておくと、高額な報酬でとある「社会実験」に12人の人たちが集められる。その金額は時給11万2000円――求人誌には「1120百円」とあったため、ある者は求人誌の誤植だと思って応募した。「時給1120円」でも充分なバイトになるからだ。また別の者は本当に金に困っていて応募した。主人公結城理久彦は、その異常さに警戒しながらも流れに逆らえずに参加してしまった。バイト期間は7日間。薄明かりの灯る地下空間に閉じ込められた彼らは、それぞれ別の種類の"武器"を1つづつ与えられる。殺人は強制ではない。しかし実行した場合、その報酬額は大きく跳ね上がる。日本国の法律に定める殺人の罪を背負う必要もない。リスクはそれが露見した場合に、"監獄"送りとなり隔離されるだけ。一人の参加者が言った。「このまま7日間過ごしただけでも莫大な金を手にすることになる。何も主催者の意向に沿う理由がない。みんなそうだろう?」 誰もが頷いた。はずだったが、3日目に1人が死体となって発見される。その日から張り詰めた空気が支配した――とまあ、こんな感じかな。ちなみに映画は公式サイトによると人数が10人に減っている。プロモーションムービーを見る限り小説版とは展開が違うようだ。そりゃ、こういうミステリーは原作そのままだと原作読んだ人にはつまらないからね。途中が違うだけで結末は一緒かもしれないが。 物語の展開はスリリングで、文章も米澤穂信らしく読みやすい。ついうっかり時間を忘れて先へ先へと読み進めて、危うく連続記録(後日話す予定?)を途切れさせてしまうところだった。設定で甘いところとか見受けられるのだが、全て実験後のとある参加者の「イマイチだったね」という酷評により、責任を物語中の主催者に転嫁している(笑) あとは……終盤出てくる「クローズドサークル」という単語が若干マニアックかな? もちろん知らなくても何の問題もなく読めるのだが(もちろん私も知らなかった)。米澤穂信は今までミステリーは書いてなかったはずなのだが、元から好きなのか、あるいは『インシテミル』のために研究したのか。ともかく、映画はどうか知らないが小説はお勧めである。結局『アリエッティ』は観に行ってないので、代わりに(!?)『インシテミル』は行ってみようかなあ。
注記:最後の方で酷い勘違いがあったため、横線を引っ張って訂正させて頂きました(同年10月12日)
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