橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成22年9月上旬分

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平成22年9月10日

  ――4979797
昨日の試合、阪神対中日戦にまつわる数字なのだが、何のことかすぐ分かった人はかなり鋭いと思われる。答えは平野の守備位置番号である。4はセカンド、9がライト、7がレフトである。何でこんなことになったかというと……延長戦でブラゼルが暴言退場となり、野手が足りなくなった阪神は投手・西村を外野手として起用。その時に出場できる投手の中では西村が一番うまい、ということではあったが、それでも慣れぬ外野守備をさせるリスクを減らすため、真弓監督は相手打者の右左に応じて平野と守備位置を交代させた。てなわけで、セカンドで先発し、途中から外野に回った平野の守備位置があっちゃ行きこっちゃ行きなのである。もちろん西村も、ライトレフトライトレフトライト、なのだが、内野手として先発した平野よりは数字が少ない。
  さて、そんな試合だったが、ラジオでは気になることが語られていた。実況者が紹介した(確か)阪神の某コーチと阪神の某OBの中日に対する印象なのだが、要点をまとめると次のよう。
「中日はエラーの数が阪神や巨人より多いのだが、チーム防御率はダントツにいい。これはいかに投手力があるかを示している」
  ――もしもし?
そんなこと知らなくてもコーチはできるしプレーもできることは分かる。が、しかし、間違っているということは指摘しておこう。チーム防御率の算出方法は、チーム自責点を総投球回数(多分守備イニング数に等しい)で割り9をかける。投手の個人成績をチームに置き換えたものと考えればいいだろう。投手の場合は、個人の自責点を投球回数で割り9をかける。ここでポイントとなるのがチーム自責点。そのシーズンに投球した投手の自責点を全て足し合わせたものがチーム自責点となる。ということは、だ。投手の自責点にならない失点はチーム自責点にもならない。自責点にならない失点とは、例えばエラーで出塁したランナーがホームに還った場合、その1点はどの投手の自責点にもならない。他にもパターンはあるがここでは割愛。そしてそういう失点をここでは非自責点と呼ぶことにしよう。で、何が言いたいのかというと、エラーで失点が増えても投手の個人成績の防御率の数字には影響しない。と同時に、チーム防御率にも影響しないのだ。だからチーム防御率とエラーの数とは直接の因果関係がない。これがもし、エラーが多いのにチームの失点が少ない、という話であれば多少変わってくるかもしれないが。
  で、少し気になった私はあることを調べてみた。某詳しくプロ野球の情報を載せているサイトで、中日と阪神のチームの失点と自責点を調べてみた。と言っても、実は失点は順位表を見れば書いてあるのだが、自責点の記述がない。「防御率に試合数をかければいいだけの話だろ?」と思ったあなたは少しだけ浅はかかもしれない。例えば延長戦を戦えば1試合で9イニングより長い投球回になってしまう。あるいは、アウェイの試合で9回表の段階で負けていれば9回裏がない。そうなると1試合で8イニングしか投球回がないことになる。その他、雨天コールドが混じるともっと少なくなる可能性もあるし、サヨナラ負けに際しては「3分の1」というような端数だって出てくる。だから単純には計算できないのだ。で、どうやったのかというと……選手一覧の投手のところをクリックして、地道に各選手の自責点を加算した。我ながらこういう作業を苦にしないよなあ。そういう手間暇もっと他のところで使えって……(ぐちぐち) ええと何だったかな。あ、それで、もしかするとシーズン中に他チームへ移籍してしまった選手がいるかもしれない。そのサイトがどういう編集方針を採っているのか知らないので何とも言えないが、他チームへ行った選手は名鑑から外れるだろう。もしくはやってきた選手の成績の一部は、他チームで残した成績が混じっているかもしれない。ということで……失点と自責点、両方を足し算してみて、失点に食い違いがないことを確認した。可能性としては……トレード時点で失点が同じだけど自責点の違う選手がやってきた、という事象も有り得るわけだが、多分1軍で投げる選手のそんなトレードなかったよね? ね? なかったってことにしておこう(今季は楽天から某Gに朝井って選手が来たぐらいか……?)。さて、その結果が次のようになった。
  中日 失点475 自責点427 非自責点48
  阪神 失点571 自責点516 非自責点55
なお、このデーターを算出した時点で中日の方が7試合多く試合をこなしている。「非自責点は中日の方が少ない。なんだ、やっぱり中日投手陣は素晴らしく優秀じゃないか」と言われそうだが……ここで一つ私の見解に耳を傾けて欲しい。今年、中日の方が阪神より守りが安定しているのは紛れもない事実だが……そうすると例えば、ノーアウトで先頭打者がエラーで出塁した。このランナーが還ってくる可能性考えると、中日が守っている方が阪神が守っているよりも低いだろう。投手(厳密には投手を含めた守備力、だが)がいいのだから、どういう形であれ出塁したランナーが還ってくる確率は低めになると考えてよい。つまり、非自責点が少ないのは元々投手陣がいいからであって、エラーが多い分まで投手が頑張っているとは即断できないのえはないか。と、言いたいのである。そこで次の計算に移る。何かと言うと、非自責点の失点に対する割合である。この割合が、エラーが多いにも拘わらず少なければ、冒頭のように「投手陣が野手の分まで頑張ってる」と言っていいだろう(もっとも、エラーが野手のものとは限らないわけだが)。
  中日 48÷475=0.101……
  阪神 55÷571=0.0963……
というか、計算する前の数字を一見しただけで分かるのだが、中日は1割を越え阪神は1割を切っている。阪神の方が非自責点の割合が少ない。ここまで来て今更こう言うのも申し訳ないのだが、実はエラーの数が分からない。ラジオではいくつと言っていたのだがウェブサイトでは確認できなかった。さっきの個人成績表から計算しようと思ったのだが……投手の失策という欄が何故かないんだよね。ひょっとしたらスポーツ紙にはチーム失策数が載ってるかもしれないけれど、残念ながらスポーツ紙買ってないので……。というわけで、ラジオで言っていた「中日の方がエラー数が多い」という曖昧な情報でのみこの計算結果を判定する。そして、わずかながら中日の方が非自責点の割合が大きい。この数値が阪神のものよりも小さければ、今度こそ「中日投手陣はバックのエラーにもめげずに抑えてる!」と言えたのだが……(繰り返しになるが、エラーは野手だけがするものではないけれど)。非自責点の占める割合の差は微妙なところだが、エラーの数もそんな大きな差じゃなかったはず。中日は試合数を7つ多くこなしているしね。そう考えれば中日投手陣は、エラーでランナーが出ても、投手が打たれてランナーが出ても、同じように後続を抑えたり打たれたりしていると考えるのが妥当なところではないだろうか。もちろん、優れた防御率の数字を見て分かるとおり今年の(も)中日の投手陣はセ・リーグ一優秀なのだが。

  困ったことにこれ書いてる時点で阪神劣勢、中日優勢。嗚呼、ついに首位陥落か。ところで新聞ではマジックマジックと騒がれているが……何故阪神がマジック点灯条件を満たしやすいかというと、残り試合数が某Gや中日と比べて多いから。自力優勝の可能性を論じる時、「残り試合全てを勝つ」ものとして考える。もちろん首位争いをするチームだから強いわけだけど、残り試合の多い分が7つともなると全部勝つのは可能性が低くなってしまう。極端な話、阪神以外の全チームが直接対決以外の全試合を先に終了させてから阪神との試合をするようにしてしまうと、多分だけど阪神にマジックいくらが点灯するはず。阪神は1試合もしてなくても、だ。何故ならば阪神は144試合も残り試合があり、自力優勝を考える際、該当チームとの直接対決以外の全試合(この場合120試合)に勝つ可能性を考慮に入れるからだ。この件は詳しく検証してないので断言はできないけど、どこかのチームがぶっちぎりでもない多分マジックが点灯する。そして、だからと言って優勝に近いかどうかは完全な別問題となる。それは極端にしても、今の阪神は残り試合が7つ多いせいでマジックが点灯しやすい状況にある。それは決して中日や某Gをリードしているとは言いがたい。そんな状態で点灯するマジックとは、点灯したはいいけれど負けたらすぐ消えてしまう頼りないものである。今の阪神は「もうすぐでマジックが点灯する首位チーム」というより、「2位とのゲーム差が0.5しかない首位チーム」とした方が現状とイメージのギャップが少ないはずだ。そして今にも順位がひっくり返りそう……。


平成22年9月9日

  昨日の分、「休むとか言って結局書いてるやん!」と突っ込んでくれた方はありがとうございます。橘雪翼も草葉の陰で喜んでいると思います。

  ――by白兎

雪翼 「こらっ、勝手に殺すな!」
白兎 「あれっ、復活した。そこで横たわっていたからてっきり」
雪翼 「貴様はベッドで寝ている人間を死人扱いするのか!」
白兎 「いや〜、さっき死にそうになってたからね。わはははは」

  休むと言って休めないのがワーカホリックとかいうやつらしい。私の場合は侃侃諤諤ホリック? アホな単語作ってないで今日の分でも考えるとするか。

  ところで今日は、例のアノ人の誕生日です。阪神タイガース暗黒時代を作り上げたと言われるアノ人。暗くて汚い堀の中に投げ入れられたこの恨み、はらさでおくべきかー!と呪いを送り続けたとされるアノ人。そう、ケンタッキーフライドチキンの創設者、カーネル・サンダースおじさんの誕生日なのです。いや、先日行ったら袋の中にチラシが入っててね。オリジナルチキンとクリスピー各3個のセットで990円。ちなみにその日買ったのはオリジナルチキン6個とクリスピー5個で、2000円少々。誕生日キャンペーンはその日既に始まっていたのだが……そのパックを2つにしておけば、クリスピーが1個余分についてくる上に安かった! 一応店員さんは、単品で買うより安くなる組み合わせにはしてくれたんだけどね。クリスピーが1つ増えて「5個」という注文にそぐわなくなることで気付かなかったのか、誕生日パックのことは教えてくれなかった。んー、知らなかった私の負けということにしておこうか。


平成22年9月8日

  いかんなぁ。休みグセが付きそうだ……。というわけで今日も休みです。

  近鉄の赤(マルーン)、やっぱり車両によって微妙に差ができてしまった……。このキット、厄介なことにプラスティックの成型色が乳白色なんだよね。多分小田急アイボリー(白部分の代用色)を塗ってから赤を塗ることを想定してるんだと思う。ところが乳白色のプラスティックは透けやすい透けやすい。それで余計に隠ぺい力の弱い塗料を塗った時にムラが出やすいのかもしれない。と、責任を転嫁してみた(*1)。面倒でも濃いグレーで下塗りして、白塗ってからマルーン吹くべきだったかなあ。ところで、白部分の小田急アイボリーも疑問。実車は会社(近畿日本鉄道ね)によると「シルキーホワイト」という色らしい。夜間に見ると、若干汚れたようなグレーっぽい感じもある。ところが小田急アイボリーは、どっちかというと黄色系なんだよね。ここでも頑張って調色して、ごくごく薄いグレーを作ってみればよかったのかもしれないけど……面倒(笑) これが4両6両程度ならばやってたのかもしれないけど、とりあえず14両、さらに追加で6両の計20両分の塗料が必要。必要量を読み誤るととんでもないことになる。ので、安定志向として小田急アイボリーで妥協したのですよ。そこまでめちゃめちゃおかしくもないので、これでいいことにする。
  で、プラスティックが透ける感じがして、塗った色まで透けてしまう感じがするわけだが……仮組みしてみるとそれが若干収まった。屋根を載せるだけで上からの光がかなりシャットアウトできる。ガラスパーツつけて床板はめてみると全体的に落ち着いた感じに。うん、多分きっとおそらく大丈夫!だといいなあ(かなり弱気)。にしても、近鉄は先頭車のマスキングが大変だ……。先頭車が少なければまだ良いんだけど、とりあえずの14両のうちの実に10両が先頭車なんだよな(苦笑) 近畿日本鉄道は先頭車だけの10両編成とか走らせたりしちゃうから、それが再現したくてね……ついやっちまったよ。当初の予定では2両編成(両側向いた先頭車の2両ね)を3つ作って、完成品の他系列2編成と合わせて10両編成にするつもりだった(*2)んだけど、何がどうしてそうなったか分からんが1編成2両増えちゃったんだよね。あー、我ながら無計画だよなあ。

*1 転嫁と言っても再婚するわけではありません。
*2 もちろん実車でも、異系列混ぜて編成されたりする。


平成22年9月7日

  ちょっくら更新を休むぜ!と言った途端に何だかんだでネタが沸いてくる(笑)

  ――って笑ってられたら良かったんだが

今日こそ何にも浮かばんのでお休みします。まあ、阪神が予想に反して勝ったわけだし、何か書こうと思えば書けないこともないんだけどね。


平成22年9月6日

  今日は某球団Gの自力優勝消滅についてお話します。実は報道を読んで気付いたり。よく私は自力でいろいろ気付いてあれこれ書いとりますが、今回の某球団Gの自力優勝消滅は完全に他力で気付きました(謎) ええと、あらかじめ注意しておくと阪神ファンはあまり喜べません。
  現在、セ・リーグの首位にいるのはあろうことか我らが先発投手陣に(ここ数年慢性的に)不安を抱える阪神タイガース。そこから0.5ゲーム差で宿敵というか天敵中日ドラゴンズが、さらにそこから2.5ゲーム差で例の某球団Gがいるわけだ。消化試合数は首位チームから順に119、126、122。首位阪神と某球団Gの直接対決は5試合残されている(ちなみに全部甲子園)。そのゲーム差は3。悪夢の5戦全敗をやってしまうとひっくり返る。しかーし、阪神の方が3試合多く残しているので、某球団Gよりも勝ち星をたくさん稼ぐチャンスがある。直接対決以外の試合で1.5ゲーム分のチャンスがあるのだ。てなわけで、直接対決で全滅すると2ゲームビハインドになるけど、それ以外の試合で全部勝てば某球団Gが全部勝っても1.5ゲーム分差が縮まって――あれ? あと0.5ゲーム足りないじゃないの。
  ――そうなのです
さっき阪神ファンはあまり喜んでる場合じゃないと書いたのはそこにある。実は某球団Gは自力で阪神の成績を上回れるチャンスを残している。じゃあ何故自力優勝の可能性がないのか。そう、それは阪神にとっても某球団Gにとっても天敵中日ドラゴンズがいるからなのである。多分やつらには阪神も某球団Gもカモネギにしか見えないに違いない。そんな「上位チームとホームゲームにやたら強い」中日だが、実は某球団Gにとって幸いなのは、今季の対中日戦が全て終わっているということなのである。某球団Gも悪夢で終わったらしいが、阪神も悪夢で終わる可能性があるので想像するだけでも恐ろしい。っていうかナゴヤドームに何か仕込んであるとしか思えないぜ(中日はナゴヤドームで鬼神の如く強いのだが、アウェイでは相当弱いらしい)。なお、阪神は残り6試合、スカイマーク2、甲子園1、ナゴヤドーム3となっている。現在3つ負け越しているので……せめてその数字の維持ぐらいはして欲しいなあ。さて、某球団Gと中日との直接対決が全て終わってしまっているということは、某球団Gはもう今季は中日を負かすことができない。現在2.5ゲーム差を付けられていて、そして残り試合が4試合多い。仮に某球団Gが全部勝てたとしても(そのとき阪神は……いや、何も言うまい)、中日が全部勝ってしまうと(それには阪神を含むわけで……ああ恐ろしい)ゲーム差は0.5までしか縮まらない。というわけで、某球団Gは自力で中日の成績を上回れない。そんなチームが1つでもある以上、自力優勝の可能性も消滅していると言うことである。
  もう一つ分かっていることは、現時点で一番優勝に近いのは中日ということである。ゲーム差で0.5負けている上に残り試合数が7つも少ないが、中日には阪神を叩く機会が6つも残っている。あな恐ろしや恐ろしや。もうこうなりゃヤケだから、プライドをかなぐり捨ててヤクルトを応援しよう(中日は何故かヤクルトに負け越している)。


平成22年9月5日

  近鉄マルーンが難しい……というか、自分で調色した塗料の扱いが難しいと言うべきか。グリーンマックスの近鉄マルーンは暗すぎることで有名(かな?)。その色を基にして発売した塗装済みキットはユーザーから辛辣な評価を受け、後になって「色味を改善した」ものが発売された。けど、今も塗料として売られている近鉄マルーンは多分そのまま。で、私は今回未塗装キットを作っている(*1)。そういうわけで近鉄マルーンで悩んでいたのだが、Mr.カラーの「マルーン」という色がずばりそのまま使えそうな気配。だったのだが、念のためのテスト塗装してみるとこれが厄介。塗れば塗るほど濃く出る色で、全20両の色調を揃えられる自信がとてもじゃないけどない。というわけで仕方なく調色開始。またこの展開かよ……(うんざり)。以前先輩に聞いた方法で、近鉄マルーンと同じくGMの京急バーミリオンを1:1で混ぜてみた。悪くはないのだが、もう少し鮮やかさが欲しかったのでガイアノーツのブライトレッドを足してみた。比率は1:1:1ぐらいになるように。それを採用して塗り始めた(*2)のだが……これがこれでまた難しい。塗れば塗るほど濃く出る感じ。結局のところ、隠ぺい力の弱い塗料はどれだけ重ね塗りするかで色が変わってくるんだよな。下地に普通の赤を塗るとか、そういうことをしておくべきだったか……。今更悔いても仕方がないので、なるべく全体が揃うように重ね塗り。調色した塗料をほとんど全部使ってしまった。20両のうちの6両が別系統となるため、とりあえず最初の14両を塗ったのだが……別枠の6両のためにまた調色しなければならない。というか、次は下地に赤か何かを塗ってからにしよう。あーくそっ、面倒だあ!

*1 前にも書いたかもしれないが、現在売られている塗装済みキットは最新塗装。その一つ前の塗装が一番好きな私は、未塗装版を自分で塗って組み立てることを選択したのです。なお、その塗装違いがどこにあるのかというと、裾に赤(マルーン)帯が入っているかどうかと妻面の色。妻面はともかく、裾の赤帯のあるなしはかなり重要なポイントだと思う。即ち、原稿塗装にはどうにも馴染めないわけでして……。
*2 明るい色から塗る、という原則に従うと白→赤(マルーン)の順に塗装すべき。しかし、マスキングの手間を考えると赤→白の方が楽だったりする。雨どい部のマルーンがある旧型車はかなり悩ましい選択になるのだが、今作っているVVVF車にはそれがない。おまけに旧塗装車は妻面が白なので、例の拘りを発揮することも含めると完全に赤先の方がマスキングが楽。以上、マスキングだけ考えたら赤→白が正解。おまけに白の発色をカバーする技もある。白から先に塗装する理由がどこにも見当たらない。だから赤から先に塗っているのだよ。
  ――Q.E.D.【証明終了】
ってカッコつけるほどのことか!(セルフ突っ込み)


平成22年9月4日

  UMAの悪夢を見せられたというのに、同じ作者の別の漫画で読んでないものを探しに本屋で。しかし売ってない。件の『ワルタハンガ』すら置いてないところが多い(同作者で同じブランドの単行本なので、あるとしたら『ワルタハンガ』の隣に並んでいるはず)。しゃあないので通販に頼るか……とチェックしていたら、「この漫画を買った人はこんな漫画にも注目しています」コーナーに『けいおん!』の4巻が! いつの間に出たんだぁー!と叫びながら(*1)クリックすると、どうやら予約商品であるらしい。一安心……したのはいいものの、予約受付中ということは近日発売ということだな? いつも漫画の最新刊のチェックをしているサイトで確認すると……今月27日発売のようだ。ええ、チェック漏れでした。何ていうか、毎月1つはチェックミスしている……それってチェックする意味があるのか。ってこれ前にも言ったなあ。多分秋田書店と講談社と集英社と小学館と竹書房と白泉社のところしか見てないんだぜ(*2)。

*1 嘘です、叫んでいません。
*2 『けいおん!』は芳文社。今のところ同社の漫画で新刊が出るたびに購入するタイトルは他にない。竹書房は『ぼのぼの』があるので毎月しっかりチェックするが、大抵徒労に終わる。白泉社は『パタリロ!』があるので毎月しっかりチェックするが(以下略)。先月の『ザワさん』は小学館であるにもかかわらず見えていなかった。先々月発売された『玄人のひとりごと』は小学館であるにもかかわら(以下略)。


平成22年9月3日

  夢ン中に『ワルタハンガ』のUMA(*1)が出てきた……目が覚めて怖くてしばらく眠れんかった。

*1 今調べてみると、「ユーマ」と読むらしい。ずっと「ゆー・えむ・えー」って読んでたよ(笑) 簡単に言うとツチノコとかネッシーとかウモッカ(*2)みたいなもの。鳳凰とか龍とかとは違う。漫画『ワルタハンガ』に出てくるそれは、人を襲って捕食する。
*2 注釈の中に注釈が必要な語句を入れるなよ俺(笑) 『怪魚ウモッカ格闘記』という本でその存在を知ったのだが、この本の展開は読者を実にナメている。著者の実体験談だから仕方ないかもしれないが、インドにウモッカを探しに行ったもののインドに入国すらできずに帰ってきたというオチ(笑) UMAは今も"増え"続けていて、そして本気でそれを探している人たちもいるということ――らしい。

  実はここしばらく(ひと月ぐらい)(侃侃諤諤を書く上での)調子が悪い。というわけで何度目かの活動縮小宣言です。いつもいつもこれする割には何だかんだで更新が続くんだけど……。更新しないときでも「今日はお休みです」ぐらいの一言は入れるようにします。尤も、阪神ネタと鉄道模型ネタとを交互にひたすら繰り返すのであれば普通に更新続けられそうだけど……そういうのをあんまりやってしまうと芸がないので自粛しているのです。


平成22年9月2日

  最近に刊行された(と思われる)「ザ・ベストNゲージ 旧型国電」という雑誌を買ってみた。もちろん最近Nゲージで旧国を製作することが多いから、であるからだが、この本は残念ながら(?)飯田線が大半を占めている。(鉄道趣味界の)世間的にはやっぱり「旧国といえば飯田線」のようだ。参考までに、阪和線3ページ、片町線、大糸線それぞれページなし、新潟色は4ページプラスα、京阪神の流電他5ページプラスα。飯田線ははっきり数えてないけど50ページぐらい。差は歴然。何せ飯田線は最後まで残った全車両(53両らしい)を模型で作るという企画があったらしい(記事はレイルマガジンやRMMに掲載されたものが大半を占めている)。実は、将来的に飯田線の旧国を作るときの資料になるなあ、と思って買ったのだが、ここまで優遇されていると逆に作る気が失せてしまうな(笑) あと、城東線(現大阪環状線の東側)についての記述が何かあるかと期待していたのだが、そこが全く何もなかったのは期待はずれ。
  さて、掲載されている作品を見て私がどう思ったか……。「俺も作品応募したら雑誌に載せてもらえそう」……とか(笑) まあ半分本気だが半分は冗談。Nゲージで雑誌誌面を飾る作品というのはかなりの割合で手すりを別パーツ化している。私は強度面で(あと面倒なので)それをやっていないのだが、ひょっとしたらそこが一番見劣りするかもしれない。いや、全体的に手抜きなんだけど(笑) となると一番メジャーな飯田線で勝負するのはやめて、作る人の少ない線区の車両に行くのが得策である(笑) そう考えるまでもなく、今までに作った旧国は新潟色を除いてマイナーな部類に入るようだが。そもそも投稿しようとか考えてるわけじゃないし、誰かに見せて自慢したい気持ちがあるわけでもない(とかいいつつ侃侃諤諤には嬉しそうに載せているが)。だから他人が作った、それが上手い、とかいうのはあんまり関係ないんだけどね。それに飯田線に行く前に、まだまだ先に計画したものがてんこ盛りだから(笑) これぞ「鬼が笑う」ってやつだ。来年どころか再来年ぐらいになりそうだし。再来年のことを言うと鬼さんは笑うんでしょうか?
  大きな収穫としては、流電の登場時の作品が載っていてかなり参考にできそう。モチベーションも上がったので………………再来年ぐらいに手を付けられると良いなあ(笑) 旧国に関しては、よっぽどのことがない限り去年の暮れに計画したもの(と作りかけの)が最優先。それ以外のは作りたくなっても後回し! 何だか整備新幹線法っぽい(笑) そして"山形新幹線"や"秋田新幹線"のように、「これは旧国じゃなくて省電なんだ!」って言って先に流電作ってたりして(笑)


平成22年9月1日

  先日某ゲームショップにて『零の軌跡』のプロモーションムービーを見たのだが(ネットでも見れるのだが、敢えて見てなかった)、気になることがあって今さっきネットからダウンロードして再生。微妙なところグラフィックがしょぼい? 何と比べてかというと、PC版『空の軌跡』。そういやどこかでPSP版『空の軌跡』の画面を見たときも、グラフィックが微妙なところかなぁと感じた記憶が。但し、これはPSPに対する先入観かもしれない。ということで、PSPの画面解像度を調べてみた……480×272かな? そしてPC版『空の軌跡』はというと、最低でも640×480。初回と2回目のプレイ時はこれでやっていたのだが、3回目の現在はPCスペックが上がったため、1152×864でプレイ(SC。FCはFCの最高解像度1024×768)。最高が1600×1200なのだが、流石に処理落ちする(苦笑) というわけで、気のせいではないようだ。PSP版はPC版に比べて解像度が低い。まあ『零の軌跡』はPSP版しか(今のところは)発売予定がないのでPSP版買うしかないんだが。PC版とまでは言わなくても、解像度をアップしたPS2版とか出してくれないかなー。まあもちろん、一番いいのはPS3でフルHD仕様なのだが……。
  PS3でRPGでフルHDで思い出したのだが、かなり以前に買ってはみたものの放り投げてしまったゲームソフト『アガレスト戦記』。私は放棄したものの巷では人気がある?のか続編が出るらしい。で、ゲーム情報サイトで見てみると、どんどんギャルゲー臭が濃くなっているような印象。やはりターゲット層はそういう方面だったのか。もうね、何と言うかね、キャラクターの会話部分もフルボイスなんだけど、女性キャラクターのしゃべりを聞いていると「イラっ」とする。甲高い声で媚びた喋り方なんだよ。それを聞いたとき、ああこれは俺がやるようなゲームじゃないんだろうな、と感じた。最終的にはゲームの中身の部分がイマイチなのでプレイを中断したのだが。なお、『空の軌跡』はフルボイスではない。FCはノーボイスで、SCになって戦闘関係のみ喋るようになった。この戦闘ボイスに関しては、ごくごく一部のキャラクターを除き私の嫌いな喋り方はしない。ごくごく一部のキャラクターがムカつくんだけどね。で、『Y's VS 空の軌跡』になって、イベント部分を含めた全セリフがにキャラクターボイスが入るようになった。で、やっぱりごくごく一部のキャラクターにイライラさせられる。まあ、ストーリーモードは内容がどのキャラの場合でも大差ないので、×ボタンを押してほぼ全てスキップしたけど。『空の軌跡』本編の時から感じていたんだけど、多分ファルコムスタッフが「このキャラは可愛いんだよ!可愛いんだよ!可愛いんだよ!」と強調したいんだろうなあ。ゲーム本編が充分面白いんだし、何もキャラクターの可愛さで売るようなことしなくてもいいのに。あんまりそういう方向性に走られてしまうと、私としては手を出し辛くなるし。


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