橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

2020年6月分

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2020年6月30日

気軽に

  結局あれから画像で侃侃諤諤の更新しなかったが、ふと思ったのが「気合い入れて写真撮ろうとするからいけないんじゃないか?」 ということで、いつもの三脚にα77立てるスタイルを見直して、GX7 MarkIIで気軽な気分で手持ち撮影してみた……けど、撮ってそこで終了。ああもうコンチキショウ! 来月になったら本気出す!!
  というわけで、とりあえず今月分のは今月中に更新してしまおう。

【まちカドまぞく】3巻(新刊):☆☆☆☆
  2巻後半ではちょっとシリアスに振り過ぎてて心配したが、3巻ではギャグと程よくミックスされて実に程よい。実のところミカンがイマイチなキャラクターだなあーと感じていたのだが、その辺りもばっちり軌道修正?話に馴染んできて?程よい感じだ。物語の核心との関係度も、おとーさん(ヨシュア)がみかん箱に封印されてたという2巻の話で気付いておくべきだった。

>天使桃と鬼桃
  つまり小さい頃の桃はエミリアたんで今の桃はラムっちということですね(違う)

>サクラメントキャノン
  確かにこれはワクワクする名前だ!

>ヨシュア家に伝わる武器の名前が分からない
  この後パソコンの話でアプリケーションって出て来たので思ったんだけど、「アプリケーションの杖」あたりではないだろうか。

>桃「夜はワイファイ切っとこう」
  うんそれがいいね! ネットしてるとついつい夜更かししちゃうから二人のためにワイファイは切っておこう! ずっと「つぶやいたー」してるシャミ子とミカンが悪いんだよ!

>おかーさん「次したらネットオークションで売り飛ばしますからね」
  お母さんすげえ! 今までネット環境なかったはずなのにネットオークションの存在を知っているとは!

>桃「(リリスの依り代の)残機」
  綾○レイを連想した。リリスって名前がエヴァを想起させるし。

>桜「君の脳を借りてしゃべっているから複雑な説明ができない」
  遠回しに「シャミ子はおばか」って言ってる?(笑) 好意的に解釈すると、普通の人間に2人分の思考を並行して走らせることは不可能だから、シャミ子でなくとも不可能だった? 『超頭脳シルバーウルフ』の主人公ならあるいは……。

>桜のコアはシャミ子の中に埋め込んだ
  この後桜のコアが闇落ちしたことをきっかけにシャミ子は魔族の力に目覚め、周囲の生命体からエネルギーを吸い取る「いるだけで死を巻き散らす最悪の存在」となる。街と桜とシャミ子を助けるために桃は、アルティメットマッスルフォームとなり、究極奥義「フレッシュピーチハートストームΩ」を会得して最後の闘いに挑むのであった……とかいう展開になったら意味不明すぎる(笑) ちなみに「シャミ子の命を支えるためにコアを埋め込んだ」から『武装錬金』を連想したので、この展開の前半部は『武装錬金』のそれとなっております(笑)

  3巻の終盤は物語完結にありそうなの流れ。連載を追うもしくは単行本を発売と同時に買って読んでいたら「え? もう終わるの??」って焦っていたことであろう。ひょっとすると、作者は「人気がなくて打ち切りになってもいいようにここで話の区切りをつけておこう」とか考えたのかも。むしろ4巻以降何をやったらいいのか分からないぐらい……あ、ごめん、おとーさんのことを忘れていました(爆) でもこれをやったあとにおとーさんというのもちょっとインパクトに欠けるよなあ(ごめんなさい)。というわけで、逆の意味でも続きがとても楽しみ……あと1ヶ月(これ書いてるのは6月始まってすぐ)我慢できるかな??
  表紙がいろいろと盛りだくさん。新キャラの白いキツネ耳ちゃん、浴衣姿のシャミ子と一緒にいる桃が不機嫌そう……といったあたりを念頭に読み始めた。読み終えた後にもう一度見ると、左隅にいた後姿の黒髪ロングのお姉さま(千代田桜)に気付いていなかった……! 桃が不機嫌そうだったのは、シャミ子の体を借りたリリスの態度がでかかった(平常運転)からだね。

【SPY×FAMILY】3巻(既刊):☆☆☆☆
  ほほー、そう来るか。まとめてみると
・ロイド→ユーリの裏の顔のみ知っている
・アーニャ→全員の裏の顔を知っている
・ヨル→自分だけ秘密があると思っている
・ユーリ→自分だけ秘密があると思っている
アーニャがユーリと直接接触しなかったのは、ユーリのことを知らないという状況を作るためかと思ったのだが、ロイド経由で秘密警察であることを知ってしまった。但し顔は知らないわけで、この状況が後々の展開への布石となるのだろうか?(ただ、テレパシーが文字情報だけじゃなくて画像映像も読み取れるのであれば、顔もこの時点でアーニャに知れてしまっているが)
  既に4巻の表紙で姿を知っていたのだが、新たなる“家族”として犬が加わる模様。この犬にももちろん秘密あり――現時点で明確には出てきていないが、おそらくはアーニャと同系統の“能力持ち”、その力は「未来予知」? 犬が未来予知できても役に立たなさそうに見えるが、幸いアーニャがいる。犬の見た未来をアーニャがテレパシーで読むという形になるのか?

  ここで一つ余談。いつも書いているが、感想文は読んだ順番に載せている。つまり真っ先に『まちカドまぞく』と『SPY×FAMILY』の順に読んだのだが、既刊の場合は続きが気になる早く読みたい順番だったりもする。今月も何も考えずそうして、『SPY×FAMILY』を読み終わった後に気付いた。これ失敗だ……月の初めにいきなりこの2つを消化したら、残りの4週間をどうやって過ごせばいいんだ!! しかも新刊で6月一番楽しみなやつ(『ファブル』)もトップバッターの5日発売なんだぞ!
  そんなわけで、この後の既刊は予定の順序を少し崩して、3番目に期待している漫画が少し後になっている。

【ザ・ファブル】22巻(新刊;完結):☆☆☆★
  概ね予想した方向で話が進んだ。アキラ、圧倒的すぎだよ。最終話でボスがアキラを始末云々の話もあったけど、これってボスはこのアキラよりも強いってことか? それはさておき、“指令に反し”山岡の命を取らなかったアキラ。代わり?に海老原がとどめを刺すことですっきり決着。そしてもう一つ気になる二郎は、ここで時間(ページ数)をかけてもしょうがないということなのだろう、途中を一切省略していきなり所在を発見するシーンから。そして鈴木が再登場……ばいばいしたシーンで「また登場しそう」って書いたのにすっかり完全に忘れてたよ! というか、髪型変えたせいで最初コイツが鈴木だと分からなかった。ともかく、いい味出してたキャラなので、最後にもう一度出てきて良かったよ。
  物語の途中で、ボスの意図が自身の口から語られていたが、嘘偽りなく本心だったよう。山岡を殺さなかったアキラに合格を出し、そして“最後の指令”が下る。以下諸々、読者の期待を裏切らない形で結末へ。あ、但し、ミサキとアキラの仲をどうするのかについては、予想だにしなかったミラクルを持ってきた。ユーカリの驚いた顔と「行動が読めねえ、そうくるか」のセリフは読者心理の代弁。
  そういうわけで、第一部完結。しばしば「第一部完」のまま続きが発表されない作品もあるが、本作に関しては具体的なスケジュールがあるらしい? 第一部の完成度が高いので第二部でどうなるか、期待と同時に不安もあるのだが、まあとにかく楽しみにしていよう。

【ざ・ふぁぶる】(新刊):☆☆
  『ザ・ファブル』の各登場人物たちの日常を綴るスピンオフ。四の五の言わずに買いました。そして買うときに戦慄したのが「(1)」の文字……1冊だけかと思っていたんだけど、続刊する予定なのか!(後述も参照) そして読み進めて途中で戦慄した。『ざ・ふぁぶる』半分もないやんけ。後半は作者の過去作品『なにわ友あれ』関連。試し読みでしか読んだことがなかったんだけど、何も知らなければ同じ作者とは思えないぐらい絵が変化……というか進化している。しげの秀一も古い作品見てビビったけどね。
  で、まあ、残念ながら……本編が面白いだけに期待しすぎた部分もあるのだけれど、かなり微妙。本編とは違うテイストで描かれているのだが、同じで良かったんじゃないかと。これで続きが出てもなあ……というところで気付いたのだが、「(1)」はヨドバシ電子版の独自の表記で、表紙には数字が書かれてない。やっぱりこの1冊のみ、なのかな? まあとにかく、本編の第二部に期待しよう。

【山田くんと7人の魔女】21巻(既刊):☆☆★
【山田くんと7人の魔女】22巻(既刊):☆☆★
  話ややこしいんだが、なぜ魔女は2組いるんだ……? 28巻で終わるって知らなければ、3組目が登場するんじゃないかって疑って読むところだよ。3年生が卒業すると、その分の魔女が減るわけだけど、“補充”は新学期が始まるまで行われないというのも謎システム。まあ作者はそこんところは拘って設定してないんだろうけど。むしろ学年ごとに7人、合計3組21人魔女がいた方がすっきりしてたんじゃないかと思ったり。
  おまけコーナーで、レオナがカレーの隠し味にコウモリの羽を入れたことがあるという過去が判明したが……もちろんこの漫画が発売された時期には全くそういう話はなかったわけだが、姉ちゃんそれかなりヤバいやつだよー!

【ブルーロック】5巻(既刊):☆☆☆
  お? ちょっとだけ予想当たったぞ?(嬉しい) 選手を発奮させるために敢えてランキングを下位にしていた……という発想は当たっていたが、それをまさかブルーロックの全員にそうしていたとは。5つの棟に分けていた設定を上手く活かしているなあ。
  さて、戻って裏切り者の久遠くん。このまま傍観してるだけってことはないだろうとは思っていたが、さりとて今更チームの一員としてフィールドを駆けるなんてこともできない。どんな形で話に入ってくるのかな……と思っていたら、ラフプレイで相手の得点チャンスを潰す。もちろん一発レッドカード退場なんだけど、“元からいないメンバー”なのでチーム的には問題なし。あまりサッカーに詳しくないからよく分からないけど、なかなかいい落としどころだったのではないかと。

【I'ts My Life】9巻(既刊):☆☆★
  とりあえず、地上戦がメイン。多分今までの登場人物のうち、船に乗り込まないメンバーの最後の晴れの舞台。一応見せ場のはずなんだけど締まらないシーンが多いのはこの漫画でよくあること。もちろん緊張感がないのはアストラと船に乗り込んだ一行も同様。割と本気でシリアスな決着の付き方がしないような気がしてきた。
  と思ってたら最後の最後で大ピンチに。いいところで「次巻へ続く」だなあ。

【アクタージュ】3巻(既刊):☆☆
  よし、とりあえず気になるところは完了したので、これで打ち止め!

【極主夫道】1巻(既刊):☆☆★
  その道の人が足を洗って主夫に……というお話。どう見ても○○○にしか見えない「龍(タツ;本名かどうかは不明)」が、きちんと真面目に主夫をやってて尚且つスキルが高い、という漫画にありがちな設定のシュール系コメディ。作者の画力が高めで、迫力があり緊迫感のあるシーンの次に「ああやっぱりそっちなのね」というお約束のオチが付いて、安心して楽しめる。
  おまけのガチャガチャの話。構成上仕方ないとはいえ、割り込んじゃだめですよ……っていうか龍の前に割り込むとかかなり度胸が据わっている云々の前に周りが見えてなさすぎなのか……? まあそこはさておき。ガチャガチャを20回以上回して(セリフ上は「10回」だが、地面に転がっているのは軽く20以上ある)、全部同じの、しかも“ハズレ”が出てくるっておかしくない? いくら“ランダム”とはいえ、アナログのガチャガチャでこれは文句言っても許されると思う。というか、もっと早く気付こうよ。ガチャガチャはベンダー覗けば何がどの程度入ってるかある程度は見えるんだし。

【Q.E.D.iff −証明終了−】16巻(新刊):☆☆
  トリックへの疑問を口にするのは毎度のことなので省略……するつもりだったんだけど、『C.M.B.』でも同じことがいいたいので敢えて明文化。死体を時計塔の錘(時計の動力になっている)の影になるように隠した、ということだが、そうすると錘のロープにかかる質量は死体プラス本来の錘の分ということになる。そうなると引き上げることが難しくなるのでは……? 隠した当初は錘に使っていたガラクタの量を少なくしておき、死体の水分が抜けて白骨化するに従い錘の量を増やしていった……という解釈ができなくもないが。にしても、大昔の殺人トリックを知るために、切羽詰まった人間にテナントとして貸し出し、殺人事件を起こしてもらう……という発想も発想だが、実際それで殺しをする人の多さにびっくりだ。流石この手の物語の舞台は治安が悪いぜ!

【C.M.B.森羅博物館の事件目録】44巻(新刊):☆☆
  いよいよ完結! 「C」「M」「B」の指輪の行方は? と思って読んでたら、まだ最終45巻が残ってるみたい。
  仮面をつけた男の殺人のところだが……この人、死体を背負った状態で森羅君を追いかけて路地裏に追い詰めたんだよな? 死体って重いらしいよ(もちろん伝聞としてしか知らないわけだが、普通に考えて人一人分の重さがあるわけで、死んだからって軽くなるわけじゃない)。そんなもん担いでよく森羅に追い付けたな。いくら森羅が運動得意じゃないとは言え、そんなに鈍そうには思えないんだが。となるとこの犯人、とんでもない膂力の持ち主ということになるのだが、その辺の作中での説明はなし。
  というわけで今回の結論。作者に「『金田一少年の事件簿』を読んでない疑惑」発生!(詳しく覚えてないが、『金田一』のトリックの中に体重が関係するものがある……確か自分より重い死体をロープで引き上げるために、とっさにそこにあった置物か何かを抱えて……だったと思う。あれは男性だけど細身で軽かったか何かだから高遠初登場の話だっけ? とすれば魔列車殺人事件か何かか?)。
  さて、どーでもいー突っ込みはこの辺にして、ここから本番。ラストの指輪を投げ捨てるシーンについて。まず、海に物を捨ててはいけません(笑) しかも森羅博物館館長ともあろうものが。次に。「CMBの指輪のせいで争いが起きる」ということで、その要因である指輪自体を人の手の届かないところへ「封印」したわけだが、冷静に考えて何の解決にもなっていない。というのも、ファンタジーの世界じゃあるまいし、指輪に何か特別な力が宿っているわけではない(よく知らないけど、それこそ『指輪物語』ならば指輪そのものに神秘の力が備わってそう)。指輪は「有資格者」であることの「象徴」に過ぎず、森羅がそれを廃棄したところで「じゃあ新しい指輪(ないしはそれに代わるもの)を用意しましょうか」で解決してしまう。そもそも44巻冒頭で、大英博物館の理事の人が「条件が呑めない場合、榊森羅の指輪の力を失効させます」と言っている。理事会の権限でどうにでもなるのが「指輪の能力」なのだ。しかしそうやって考えていくと、そもそも論で理事側も四の五の言わずに強権発動すれば話は早かったはず。指輪が今どこにあるかは問題にせず、「森羅が指輪を3つとも持っているのは良くないので、権限は実質1つ分とし、新たに2人の所有者(有資格者)をこちらで選びますよ」で良かったのだ。まあもちろん、伝統とか体面というものを重視したからなんだろうけど、それを重視するなら森羅やその義父3人に強要するのもおかしいし(森羅側の主張と一致する)。しかも、結果論だけど、「指輪」という形に拘るあまり次の指輪所有者候補という貴重な人材を何人失ったのやら。
  次こそ最終巻らしい。すっきりした幕引きを期待しよう。

  ところで、ラスト付近のシーンでもう一つ突っ込みたいのがこちら。
>森羅「降りるって」
>樹「どうやって?」
普段なら樹が森羅抱えて飛び降りるクセに(笑)

【青の島とねこ一匹】3巻(新刊):☆☆★
  は?(怒り) 最後の展開は完全に完結の流れ。早くも終わっちゃうのか……と寂しく思いながら読んでたのに、全然そんなことなかった。確認のためにあとがきも3回ぐらいしっかり読んで、ちゃんと続くことを確認。紛らわしいんだよ!!! にしても、急性虫垂炎って入院期間そんなに長くなるものかな?
  オブラートに包まず草太の傷心に容赦ない一言を放つ青。その後青の母親が登場するが、彼女もまた言葉をオブラートに包まない……これは血ってやつだな。って思って読んでたら再び青母にからかわれて草太も同じことを思う(笑)

>眠れなかった青
  その割に朝起きて草太に、なんでそんなところで寝ているのか、と聞いている。まあ寝たふりをしていたから草太が夜中にどこへ行ったかなんか知る由もないのかもしれないが……。

【薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜】8巻(新刊):☆☆★
  玉葉の懐妊を軸に物語が進みそうな雰囲気へ。怪しいのは何といっても新登場のキャラクター。猫猫と趣味が近いというのは、薬と毒が表裏一体であるが故に暗躍もできるということではないだろうか。何せこのタイミングでの新キャラというのは、定番で行けば最初からこの人が犯人ですよって言っているようなものだ(笑)

【BUNGO―ブンゴ―】23巻(新刊):☆☆☆
  正直試合のところがあまり面白くなかったので、そろそろ見限ってもいいかな……と思ってたんだけど、試合終わって再び面白くなってきた。『もののがたり』といい、多分私が捻くれてるんだろうな。
  文吾に負けて球場の出たとこすぐで、まるで酔い潰れたオッサンみたいに横たわる河村。何をしたら中学生がこうなるんだ。スポドリ飲みすぎたか? スポドリで酔い潰れるってシャロちゃんみたいで何だか可愛く見えてくるじゃねえか(笑)
  その河村に声をかける文吾も大人物というか、むしろ天然なのかな? 試合は試合。試合が終わったら同年代で同じ志を持つ友人に近い知り合いということなのだろう。文吾らしくていいね!

【バンビ〜ノ!】3巻(既刊):☆☆☆★
  前半は伴の地元、福岡でのお話。大学を辞めて(休学)、本格的に料理人の道へ進むことを決意する――にあたってのあれこれいろいろと。後半、いよいよ東京に戻ってきて、なのだが、ここからが凄い。構成が上手い? 前半とのメリハリ? あっという間に読み終わってしまったが、中身が薄いというのではなく、むしろ濃密な時間だった。4巻の表紙は給仕姿だけど、さて調理場に“戻れる”のはいつの頃になるのやら(くどいようだが、5巻まで買ってあるし、買ってなくても表紙だけは販売ページで目に入る)。
  料理人になりたいのに、まずホール係をやれと言われて腐る伴。これ、漫画だからこうして面白いわけだけど、現実問題としては“どちらが悪い”んだろう。本採用の前にきちんと説明しとけよ、と思わなくもない。何故最初にホール係をやらせるのか、その辺の対話があっても良かったのでは。今調理場にいる全員が例外なくやってきたことだ、と言われるだけでも随分気持ちの持ちようは変わってきそうだし。一方で、伴の方も言われた仕事をきっちりこなすことが自分の希望の場所へ早く行ける近道であることに気付けないのか。料理人たるもの、客の様子を見ることもまた重要であることぐらい分かってそうなのに。まあ、漫画だから以下略。
  最後の方の、「怒られてすっきりしたいだけ」というのは他の漫画でも読んだことのある定番(?)。何かやらかした時って、責められない方がキツいのか……? あんまりそうも思えないんだけどなあ。

【デキる猫は今日も憂鬱】3巻(既刊):☆☆☆
  ん〜? 何かつい最近読んだ話だなあ……と思ってたらマガポケ掲載分を追い越して、新しいところへ突入! これは嬉しい誤算! 単行本買って良かった!
  31話目が異様にページ数少ない。これってどこで連載されてるんだろう? ウェブ連載ではないと思うんだけど(だって3巻でマガポケ掲載分越えちゃったからね)、紙媒体の何らかの雑誌だったとすると……“原稿落とした”系? 30話のラストと話が繋がってんじゃないかと一瞬思ってしまう1コマ目もどうかと。

【ブサメンガチファイター】5巻(新刊):☆☆★
    キャラクターの過去が明らかになり、誠司が目標を立て、そしてオルドヌング・スピアのカリナが接触してくる……という流れ。途中で出て来た元上司といい、元の世界で関連していた人物が絡んでくるということは、カリナも元の世界で何かあったという設定なのだろうか? でも4巻のあの面々はまた違うようだし、そこのところは適当なのかなあ。にしても不思議なのが、“この世界”の世界観がよく分からない。この手のものはオンラインRPGっぽいよくあるファンタジー世界であることが多いはずなのに、4巻のカジノといい5巻の包丁工場といい、現実世界の風味が強すぎる……この辺りはあまり深く突っ込まないほうがいいのだろうか。
  「オルドヌング」って聞き慣れないので調べてみた。ドイツ語! どうやらこの場合「秩序」という意味合いになりそう……ふーん。秩序のない連中っぽいので、皮肉なネーミングなわけね。

【ライジングサンR】5巻(新刊):☆☆★
  無印『ライジングサン』の最後の方も同じことが言えるのだけれど、作者からの一つのメッセージなのかもしれない。体を鍛えまくっている自衛隊員と言えど、生身の人間であることは越えられない、変えられない。お腹も空くし不眠不休で動ける時間には限りがある。暗闇は怖いし、不慮の自体には戸惑うことだってある。これはきっと他国の軍隊と言えども同じことなんだろうなあ。そう考えると……まあいろいろあるけどチープな文章になりそうだったので省略。
  漫画の展開としては、無印『ライジングサン』の最後の方で言ってたようなのはなくて、純粋に読み応えあり。次への期待も高まる。

―――――――――
  『極主夫道』は30%還元の延長戦時に候補に入ったものの、諸々考えて保留にしていた。私の中での保留というのもあったが、ヨドバシのカートの中の「あとで買う」に入れていたのが効いて今回の購入に繋がった。ある日、「あとで買う」欄を見ていると、その『極道主夫』に「お取り扱いできません」的な表示が出ていた。電子書籍なので在庫が切れることはない。取り扱い中止とはどういう事情? そう思って販売ページを見たら半額になっていたのだ。電子書籍の特価は、価格変更ではなく別バージョンの追加という形になるらしい。そんなわけで、半額ならば買っておこう、となったわけ。
  『ライジングサンR』はなんと電子版と紙書籍版が同日発売。ほらな、こういうことするやろ? せっかく「電子版は紙版より遅い」って覚えてたのに(笑) 油断してたら次はまた電子版が遅くなるパターンかもしれない……とも思ったのだが、今後も同日発売になりそうな気がする。というのも、4巻までと比べて5巻の体裁が“きっちり”していたからだ。具体的には、4巻までにはなかったカバーや本体表紙などが収録されている。おそらく、出版社が電子版にも力を入れる方針になったのだろう。だとすれば、今後も電子版は紙版と同日発売が維持されるんじゃないかと。

  7月の購入予定新刊は『Dr.STONE』『僕のヒーローアカデミア』『マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合』『あおざくら 防衛大学校物語』『グラゼニ〜パ・リーグ編〜』『グラゼニ 〜夏之介の青春〜』『凍牌〜ミナゴロシ篇〜』『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』『王室教師ハイネ』の9冊前後。『Dr.STONE』は先日の“3ヶ月連続刊行”があったせいか、随分と久しぶりに感じる。『あおざくら』は偽予告では16巻が発売される予定だった7月に17巻が――あまり書きすぎるとアレなので真面目な話をしておきますが、ただの誤植だと思ってますよ(笑) 『グラゼニ』はスピンオフが始まるようで、とりあえず1冊目は買ってみる。高校生時代の話だが……高校生だと「グラゼニ」にならなくない?(笑) それとも「プロに入っていくら稼ぐ」とかの話? そんな高校球児嫌だな(笑) でも夏之介っぽくはある(笑) そしてここに書いてないが、『ここ先』の新刊も出て……「2−8」ぐらいで買わない。気が変わる可能性は残ってるけど。一方でここに出した『凍牌』は今のところ「6−4」ぐらいで買う予定にしている。微妙なところだけど、主人公が打ってるところで切るのはね。
  既刊は『山田くん』2冊に『It's My Life』、今回から『ブルーロック』を2冊に強化して、そして最新刊に追い付く『SPY×FAMILY』、今一番期待度の高い『まちカドまぞく』、そして最後に追加された『バンビ〜ノ!』の合計8冊。多分最初に『まちカドまぞく』を読むのは固定として、他のは順番入れ替えようかな……。

(2020-38 06-05)


2020年6月24日

嗚呼オリンパス……

  オリンパスがデジカメを含む映像事業を売却するそうな。私は今、オリンパスのカメラはほとんど使ってないが(レンズはパナソニックのGX7 MarkIIに付けて使っている)、フィルム時代は大変お世話になった。OM-3TiとOM-4Tiはもっと早く買っておけばと思ったカメラで、本体2台と単焦点3〜4本を持って旅行に出るのがお決まりのスタイルだった。とはいえ、思い返せば私はあまり上客ではなかった。フィルムの時代、オリンパスの収益に貢献したと言えるのはOM-4Ti1台と(最初の1台は中古で、2台目が新品)レンズが1、2本。新品で買ったレンズは他にもあるけど、OMシリーズ撤退が決まった後に買ったものだからね。デジタルになっても、フォーサーズは「ファインダーが小さいから嫌だ!」と言って買わず、マイクロフォーサーズもE-PM2を一台買ったのみ。もうちょい画質が良ければサブで使う小型軽量機として他にも何か買ってた可能性は高いんだけどな……等倍鑑賞するからいけないんだけど。なんだかんだ言いつつE-M1(今ならMarkII)買おうかなとかちょくちょくチェックはしていた。けど、E-M1 MarkIIも結構高いし、PROレンズ付けるとそれなりの重量になる。だったらα7 III使えばエエやんということになり、ではE-M5シリーズやE-M10シリーズは?となるとスペックを見てやっぱりE-M1が欲しくなるという堂々巡り。結局のところ、まとまった金額をマイクロフォーサーズに使う気になれなくて、つまりそれはいいお客じゃなかったってこと。ごめんね!!!
  買い取るのは「日本産業パートナーズ」というところらしい。どの程度デジタルカメラ事業を本気でやるつもりかは良く分からない。うーん、期待していいのだろうか。でももしも、オリンパスのロゴが入ってない新機種が私の好みだったりすると皮肉な話だしなあ。まあとりあえずあれだ、写真趣味者としてはこうだ。さようならオリンパス!

(2020-37 06-04)


2020年6月23日

歌(更新)をわすれた橘雪翼

  『歌をわすれたカナリヤ』は何かすれば思い出すそうですが、橘雪翼の場合はどうしたらいいんでしょう? 棄てるか埋めるか鞭打ちのどれかが効果覿面そうで嫌だ。
  というわけで、更新ネタがないわけではないのだけれど更新を忘れてしまった橘雪翼。最近の更新しようと思っているネタを列挙すると……
1.『まちカドまぞく』のグッズ買いました。
  いづも先生これで許して下さい。ちなみにこれ「その1」と「その2」があったんだけど、今からやるとすれば2つまとめてだろうなあ……。
2.80系完成の裏に隠れていない真実
  気付いた人がいるかもしれないけど、写真の奥に黒い兎が写っていました。そうです、「あんこ」です。『ご注文はうさぎすか?』の「あんこ」です。ねんどろいど「千夜」に付属の「あんこ」です。まあそういうことです。
3.ねんどろいどネタはまだある
  ねんどろいど「L2.0」も買ったんだけど、実はまだ開封していない……。さらには、初代Lももげてしまった首を復活させてあるんだけどな……。

  あと、『ごちうさ』のペーパーキットは完成間近の状態で絶賛放置中。なんでこうもやる気が長続きしないかなあ……。
  どうしてこうも更新しなくなってしまったかというと、今月について言えばスマホゲームの『Alto's Odyssey』にハマってしまって、侃侃諤諤の文章を書く時間がそちらに取られてしまったというのがある。上記のネタは全部画像で〜なので、写真撮るところからやんなきゃなんないのも向かい風。
  明日はジャッキーの誕生日だけど、例によって今年も何もしなかった。覚えてただけ若干マシか……いや、覚えていたのに何もしてないのはより悪いんじゃないか。そういやね、ハコルームっていうプラモみたいなのが数年前に発売されたけど、それもちゅーとはんぱに組み立てて放置してるなあ……。ジャッキーごめんね!

*1 言うまでもないが、『くまのがっこう』のジャッキーである。
*2 ちなみに『歌をわすれたカナリア』を知ったのは最近で、漫画『C.M.B.』を読んでのことである。

(2020-36 06-03)


2020年6月9日

  前回更新時に同時に作業するのを忘れていました。5月の感想文のところで、伊藤いづも先生のお名前を間違えておりましたので修正致しました。
  いづも先生ごめんなさい。グッヅ買うので許してください。


がんばれ渡辺くん

  最年少記録でタイトル挑戦する藤井聡太七段。対する相手は棋聖・渡辺明。世間は藤井七段の最年少タイトル奪取に期待しているようだが、私としては複雑な気持ちだ。私も藤井七段を応援したい部分がある。しかしながら相手が“あの”渡辺棋聖とあっては話が別だ。“あの”というのはもちろん、漫画『将棋の渡辺くん』のことだ。漫画だが、主人公は渡辺明ご本人。漫画にするにあたって一部“デフォルメ”されているようだが、あれだけコミカルな素顔を知ってしまってはファンになるしかない。『渡辺くん』愛読者である私は、やはり渡辺棋聖を応援すべきであろう。藤井七段ももっと他のタイトルに挑戦してくれてたら良かったのにね。例えば棋王とか王将とかさ!

* 棋王も王将も現在渡辺先生が保持しておられます

なーんだ3つも持ってるなら1つぐらい落としてもいいじゃん……なんてのは口が裂けても言えねえな(だから書いてみた)。まあともかく、今回は渡辺くんを応援するぞ!……って思っていたら第一局は黒星。これってあれか? 私のいつもの厄病神モードが発動してる……???

(2020-35 06-02)


2020年6月7日

シバンムシ

  漫画『Q.E.D.証明終了』のかなり最初の方、多分2巻か3巻ぐらいに「六部の宝」という話があった。その最終盤の燈馬君の解説によると、シバンムシという虫が倉庫の書物を食べる音がコツコツと響き、昔の人は魑魅魍魎(六部の鬼だっけな?)の足音と勘違いして伝承が出来上がった、とか何とか。
  突然それを思い出したのは、夜、庭でバットを振っていてのこと。庭木の方から何とも言えない奇妙な音が聞えてくる。『Q.E.D.』を読んでいなければ多分それが虫の音だとは思わなかっただろう。忍び寄って音の発生源に当たりを付け、懐中電灯で照らしてみた。枝に大き目の穴が開いていて、そこから黒い虫(カミキリ虫??)がぬっと顔を出した。どうやら音の発生源はコイツのようだ。
  後からネットで検索してみると、シバンムシはかなり小さな虫のようで、それより大きな虫がより大きな音を立てても不思議ではない。夜の静けさと相まって、素振りの最中にでも聞えてくるわけだ。話を戻して「シバンムシ」、自分とは縁のない虫だと『Q.E.D.』を読んだ時は思っていた。ところが今回検索していて、見覚えのある虫が出て来た。たまに家で床を這っている小さな虫と一緒のような気がする。よく分からないけど、どうせろくでもないやつだろうと思ってその都度潰していたのだが、まさか漫画で読んだあの虫だったとは。ちなみに漫画中では、スケールを合わせると小さくなりすぎるせいか大きめに描かれていた。漫画と現実のそれが同じだと気付ける要素はない(言い訳)。さらに言うと、家の中で何かの足音のような音を聞いたことはない。放置していても大きな害はないようだが、益虫とは言い難いし、数が増えて本やを始めとする紙類を食い破られても困る。今後も見つけ次第退治していくつもりだが、一度ぐらいは捕まえて、燈馬君がやってたみたいに容器に餌(紙)と一緒に入れてどんな音を立てるのか聞いてみてもいいかもしれない。

(2020-34 06-01)


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