橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

2020年4月分

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2020年4月30日

プログラムする上での都合か?

  最近久しぶりに、詰め将棋アプリで詰め将棋を解いている。随分ご無沙汰だったのでかなり勘が鈍っていたが、少し取り戻してきた……かな? で、ずっと前から感じていたことなのだが、“きちんとした詰め将棋や詰碁のアプリがない”。詰め将棋や詰碁というのは、簡単に言えば双方の最善手を探す問題である。詰め将棋なら、攻め方の手はもちろん玉方の手も答えることが求められる。ところがアプリはどうだろう。攻め方(詰碁なら黒石)の手を指すと、玉方の手は向こうが自動で指してくれる。問題自体はきちんと「詰め将棋」になっているので問題ないが、解答に関しては「そうじゃないよ」と言いたい。
  では、いつもの月末のやつです。

【Dr.STONE】15巻(新刊):☆☆☆
  展開が早いのはいいんだけど、ちょっとごちゃごちゃしている感じがあって少し残念。
  氷月復活、というか開放? 正直なところ存在をちょっと忘れていました(笑) やっぱり連れて来た以上は活躍シーンあるよね。氷月が味方になるか敵になるか、のところで、無事こちら側に付いてくれたのはいいのだけれど……その根拠というか氷月の心境というかの描写がすこーし甘いような気がしないでもない。まあそれはともかく、身体能力そのものではモズに負けていても、管槍を持った瞬間に逆転するという演出はなかなか。
  石化武器メデューサ。その操作方法は音声認識だった。最近広告でよく見るスマートスピーカーか?(笑) 発動までの時間や、効果範囲が細かく指定できる優れものなのだが、しかし気になるのはその動力。最後は島全体を石化光線で包もうとするが、そのエネルギーがこの小さな物体のどこに詰まっているのか。音波のようなものであれば、範囲を絞ることはできずどこまでも波が拡散していくが、効果範囲でしっかり境界が出来ていたあたりを見るとそういう類のものではない? 遮蔽物を貫通しているのも一つのポイント。それに見逃せないのが、クロムの発言。石化する直前に見たという「石化する範囲は等速で広がって行った」が何かを意味しているのかも?
  もしもであるが、動力無尽蔵(何メートルでも何キロメートルでも何万キロメートルでも指定でき、きちんとその範囲になるよう動作する)なのであれば……1巻で地球全体を覆った石化光線もこの小さな機械の仕業なのか? だとすれば一体誰がそれを操作したのか。無論地上にいれば石化してしまう。自殺行為なら話は別だが、自分だけ逃れようとするならば宇宙空間へ離脱するしかないわけで、そうすると真犯人は……??? 一方で謎なのは、石化光線の本番が来る前に石化していた燕。これが何だったのか。おそらくは実験だろうけど、なぜ燕? ひょっとすると「石化させる対象」までも選べるのだろうか。その結果を見届けてから人類を石化させようとしたのであれば、あの短時間に宇宙ロケットに乗って飛び立つのは無理があるので、それはそれで推理が行き詰ってしまう。まあともかく、「結末が気になる」ということで締めておこう。

【ドラゴンボール超】12(新刊):☆☆★
  はいはい先生しつもーん! 悟空はどうして瞬間移動使って地球に帰らなかったんですかー?
  これは致命的なミスのような気がする。何せベジータがヤードラット星で修行中なのだ。瞬間移動の話も出てきているのだ。『ドラゴンボール』が大好きな読者は1万人中1万人が「あれっ? 悟空一瞬で帰れるだろ?」と思ったに違いない。悟空もあんだけ普段から多用しておきながらこの肝心な時に忘れるなんて不自然にも程がある。「精神と時の部屋にいたから気が探れない」? 外に出て探ればいいし、外に出られないのならそもそも宇宙船に乗ったところでどこへも行けない。展開上悟空が戻ったら一瞬でピンチ脱出で話が盛り上がらないからというのは分かる。しかし最低限「瞬間移動が使えない理由」と「瞬間移動を使おうとして失敗する悟空の描写」を入れるべきだったのではないか。「ま、宇宙船はほっといて瞬間移動で戻ればいっか(おでこに指を宛てるポーズ)……だめだ、ここからじゃみんなの気が探れねぇ!」みたいなのを。それがないということは作者が忘れてただけのような気がするが、ベジータで瞬間移動の話をしておきながら忘れるってことは、連載スケジュールがカツカツで余裕がなかったのか?
  というわけで、ベジータナッパが地球襲来したとき同様、悟空不在の地球でみんなが敵を迎え撃つというシチュエーションに。ワンパターンだな(笑) まあどうしても地球のメンツが活躍するシーンが描きたかったってことで許しといてやろう(上から目線)。久しぶりに餃子とかヤムチャとか見れたし。あと、能力をコピーして戦う相手がモロの特性を使うときに、17号と18号が登場するというのも懐かしい設定を活かしてる。にしてもパワーバランス的にはどうなるんかね。人造人間編でセルが完全体になったときに、「悟飯>セル≧悟空>>ベジータ>>その他(戦力外)」みたいな感じになっていて、その後のブウ編でも合体やらなにやら駆使していたけど、“戦力外”メンバーに関しての底上げパワーアップはなかったはず。一方で悟空ベジータは『超』に入っても日々鍛えているわけで、そんな状態でみんなは現在の戦いに付いて来れるのか?という疑問。まあ、モロ以外はなんとでもなるってことなのかな?
  おまけのフリーザについて突っ込み。確か最終形態だとパワーの消費が激しすぎるから変身してパワーを抑えていたはずなのに、最終形態でビジネスしてるのは何故?(笑)

【山田くんと7人の魔女】15巻(既刊):☆☆★
【山田くんと7人の魔女】16巻(既刊):☆☆★
  黒崎、魔女になる。男なのに。魔「女」とは一体?(笑) 「魔女」が出てくるゲームや漫画、小説はいままでたくさん見て読んで遊んできたが、流石に男の魔女は初めてだなあ。まあ確かに、問題児が魔女になるとかいう設定があったから、女子生徒限定で魔女の能力を得るってのも不平等で、男子がそうなってもおかしくないけど……名称がね(笑)
  そんなわけで新たなる7人の魔女が出現する。その“7人目”、新キャラの詫摩類(この人も男子生徒だ)。山田に情報の交換を持ちかける。「俺の能力について君が知っていることを全て教えて欲しい」と。ところが、山田の伝えた情報が不十分として山田が知りたかった情報は何一つ教えてくれない。これって山田でなくても怒るわな。知ってること全部喋ったのに、「それじゃ足りない」ってそんなの知るかよー! 俺、コイツ嫌い!
  山田の記憶が一部怪しい……と言うのが、この後の17巻18巻の伏線になっている? そして潮暗躍でいろいろときな臭い雰囲気に。というわけで「GW篇」へ続く。

【すべての人類を破壊する。それらは再生できない。】3巻(既刊):☆☆★
  今頃気付いたが、社長のベースになったのは実在のN村さん……? 確か土地破壊とスパイクと≪ドルイドの誓い≫のデッキを使ってトーナメントに出てうんたらかんたらって自伝記に書いてたような……また本を探しておこう。N村さんの方が帽子のセンスは良かったと思うけどね!
  2巻のラストでいきなり未来へ時間が飛んだような描写があったが、3巻の話のメインは「今」の話。但し、やはり何かを匂わせるような描写も。≪マジック≫と青春の物語は平穏には終わらないのか……?
  加納と沢渡の恋愛様相は、沢渡には八雲、加納には来島というライバルが現れる。この辺りは割と王道展開? 実のところ恋愛要素満載の漫画はあまり読んだことがないから分からないけど、例えば『めぞん一刻』は五代くん管理人さん両サイドにちょっかいかけるキャラが出てきた記憶があるし、『らんま』も……って作者同じ漫画はいくつ挙げてもあんまり参考にならんか。最近読んだ中では『ダイの大冒険』のポップ&マァムが近い感じかな。『めぞん』も『ダイの大冒険』も古い漫画だから最近のは?と見てみたが……ライトノベルである『Re:ゼロ』も含め、最近の漫画は主人公(男)がモテまくるというのがテンプレートのような気がしてきた。そういう意味では本作はちょっと古めのスタイルなのかも(悪く言ってるわけではない)。
  50ページ、沢渡が開いた英語の教科書にニューヨーク近代美術館の記述が……やはりこの漫画は≪マジック≫を知っているとニヤリとできる。しかし3巻ラストではデッキの名前が「ターボ・ジーニアス」になっていて……確かにその名前も聞いたことがあるけど、この時点ではまだ「MoMa」とは呼ばれてなかったのかな? その辺は記憶が曖昧だ……ま、私はトーナメント志向のプレイヤーじゃなかったからね。
  八雲と加納の再会……「顔認識能力0.1」ってこれむっちゃ分かる(笑) 人の顔なかなか覚えられない。そしてやっぱり八雲は女の子で合っていた。さて、加納が八雲がそうと認識する日はいつ来るのだろうか(笑) さて。八雲が加納に認識されてないって分かったときに嘘をつくが、いや、リュックに名札書いてあったとしても「か、加納くん!?」みたいな反応するわけないじゃん。そこのあたりで気付け! 鈍いよ加納くん!(笑) そしてアナグラムで偽名を作り出す八雲……かなり強引なネーミングだが、とっさに思い付くのは相当頭の回転が速い。と思わせといて、この年代の少年少女は自分の名前のアナグラム考えて遊んでいてもおかしくないかな。私も経験ありますよ
  「片翼の天使」は『FINAL FANTASY VII』のラストバトルに流れるBGMのタイトル。私はずっと「へんよくのてんし」と読んでいたが、「かたよくのてんし」が正しいらしい。知らんかった……俺もまだまだだな。

【あおざくら 防衛大学校物語】16巻(新刊):☆☆☆☆★
  坂木、事故に巻き込まれそうになった女の子を助けて大怪我、というショッキングな展開。それでも坂木は坂木らしさを失わず、逆に見舞いに来た近藤に檄を飛ばす。自分の夢が潰えても自分の出来ることをやろうとする、強いなこの人……と思ったけど、夜の病室、一人になったところでは悔しさがにじみ溢れる描写が……やっぱそうだよねえ。そんなに簡単に割り切れんわ。でもその姿を誰にも、特に妹や自分が目をかけた後輩には見せないところが坂木らしい。こういうところが『あおざくら』が魅力的な漫画である理由だろう。
  漫画なので割愛されているところを無粋にも突っ込んでみると……これ、倒れてきたクレーンの工事会社を訴えたら相当分捕れるよね。坂木がその場におらんかったら子どもが一人死んでたかもしれんわけだし、坂木は一生ものの傷を目に負ったわけだし。一生遊んで暮らす……は流石に無理でも、自衛官の道を進まずゆるーくサラリーマンやってれば楽勝で人生全うできそう。まあ、そんなことしたら全国一千万人の坂木ファンが作者に呪いの手紙を送りつけることになるだろうから絶対に描けないだろうけどね(笑)
  卒業式。某医科大学の漫画じゃないから主人公じゃなく主人公の先輩たちの卒業式だよ!! 坂木は車椅子で出席。山並が坂木の車椅子を押すが(近藤は儀仗隊なので卒業式では裏方を務めないといけない)、式のラストのシーンで突然山並が「肩が痛くなった」と言い出して近藤に代わって欲しいという……うん、なるほどね、よくあるやつだ(笑)
  坂木父が初登場。16巻唯一の不満が、坂木父のシーンが少なめなこと。どういう人物で怪我した坂木にどういう風に声を掛けるのかとか、いろいろ期待したのに割とあっさりと流されてしまった。でもまあ、あまりく描写が多くてもくどいだけかな。またいずれの機会を楽しみにしておこう。
  2年生になる前のちょっとした箸休め。近藤が松井さんに買ってあげたバッグの値段がちょー気になる(笑) 「こんなに高いもの」ってセリフがね(いや、貴女が買わせたんでしょうに(笑))。最低でも5万円……妥当なところで10万円台。流石に20万円は行かないよな? 普通に大学生としてはかなりの買い物であり、しかもそれがあの近藤学生の財布から出たものと考えると(笑) 頑張ったな近藤!

【TSUYOSHI 誰にも勝てない、アイツには】3巻(既刊):☆☆☆
【TSUYOSHI 誰にも勝てない、アイツには】4巻(既刊):☆☆☆
  4巻で唐突に中国編が終わって、そして新キャラ登場のロシア編?へ。ナターシャを最初に見たときに感じた。この子どこかで見たことがある……『TSUYOSHI』って漫画の1巻で出てきた中国人の女の子のロシア人バージョンだ!(笑) という読みがまあどうせ外れるんだろうと思ったらそのまんますぎた。もうちょっと捻ってくれよな(と、せっかく予想が当たったのに苦情を言うのだった(笑))
  話を戻して中国編のラスト。ツヨシが中国側の最後の李書文の再来とか言う人と戦う……ところに愛之助が横槍を入れる。不意討ちという形で。これはなかなか好みの展開。ツヨシがそれをどう思ったのか掴みかねる描写だったが、まあ少なくとも中国側に対してはかなり怒っていた? 最終的にブチ切れツヨシがジーフェイを圧倒して中国編が終わるわけだが、この漫画の路線は今後もこういう形になるのかな? 似た漫画で言えば『ワンパンマン』のサイタマ。圧倒的一強であり、彼が戦い出せば決着が付く。そこに至るまでをどう魅せるか。4巻で始まったロシア編も、まずはロシア勢対中国勢になっていたし。そこに愛之助と照がどう絡んでいくのか……。
  にしても、中国編のラストでチョロかったツヨシ。ロシア編でまんまとナターシャに騙されてる照。日本男子たちが海外の女の子の手のひらで踊らされてるのも既定路線になりそうで、なんだかちょっと複雑な気分。これに引っ掛からなさそうなのが今のところ愛之助だけ(というか、他に登場人物がいない)。頼んだぞ、最後の砦!

【I'ts My Life】6巻(既刊):☆☆★
  ジョニーの行は予想通りの展開。アストラとカイアスの昔の友だち、って時点で「ああそういうことなんだろうな」と。この漫画で旧知とヤバいことになるなんて考えられない! ある意味ド安定で安心して読める漫画だ。
  全体的にいつも通りで、あとがきによると作者の趣味全開だそう。ということは作者、格ゲーも嗜んでいる……?(アストラが竜人相手に決めた6HIT即死コンボ) カイアス対ノアのところでは、むしろダメージが大きいのがアストラというギャグ漫画街道まっしぐら。
  そしていつもの通り、何やら陰で不穏な空気が漂っている。6巻で物語は折り返しに入った。これまたあとがきによると、次巻からノアの秘密?が明らかになっていくようで楽しみである。一方でここまでな能天気な展開も捨てがたく、割合的にはせめて「1:2」ぐらいは堅持して欲しいかな?


【異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術】10巻:☆☆☆(既刊)
【異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術】11巻:☆☆☆(新刊)
  “さらなる強敵”が2人も出てくる。さぁてディアブロさんどないしまっかー、と読んでたら、さらに圧倒的なのがいてこれはなかなか厳しい展開になりそう。力量的には「聖騎士長バドゥタ≦領主ラムニテス<<魔族の大将軍バナクネス」と言った雰囲気?(バドゥタとラムテニスの力関係は良く分からないけど、バドゥタのやり口と、漫画の展開上後でやり合う相手の方が強いのではないかと。もっともバナクネスの登場により、ディアブロとラムニテスが直接対決はないのかもしれない) バドゥタをギリギリで退けた現状のディアブロでは、ラムテニスはともかくバナクネス相手には勝ち目なし? そもそも論で覚醒したクレブスクルムにも勝てそうになかったわけで、割と本気で今後パワーバランスをどうしていくのかは気になるところ。
  ようやくディアブロ謹製ダンジョンへ突入。もっとも私の予想してた、装備強化ではなくてルマキーナにかけられた告死病の呪いを解除するため。その過程でアイテムをゲット!する展開は有り得そうだが(直接その描写がなくても、バナクネスとの戦闘中に「あの時にこのアイテムを回収しといて良かった!」という拓真くんの心の声はありそう)。

【グラゼニ〜パ・リーグ編〜】8巻(新刊):☆☆★
  新型コロナウィルスのせいで現実世界のプロ野球は現在開幕の見通しが立っていない。そんな野球のない寂しさを、いくらかではあるが漫画の中でのペナントレースが癒してくれてる……?
  夏之介の最多勝の鍵を握る中継ぎ若手投手の調子を取り戻す、がテーマの『パ・リーグ編』第8巻。なんか普通に野球漫画していて、「グラゼニ」ってなんだっけ?って気がしないでもないが、これ多分9巻で夏之介が則川と最多勝を分け合って、さあ年俸がどうなるか、とか、キーとなった若手投手の本木くんの給料が、って話になるんだよね? もっともその前に、プレーオフ云々の話があるのかな。場合によっちゃ日本一になって夏之介そのまま引退とかも? もちろん完結でなく、次は『コーチ編』が始まり、そしてシリーズ完結編はまさかの『監督編』とか……???

【けなげなですげ】1巻(新刊):☆☆
  意味がよく分からないタイトルだが、「健気な」「デスゲーム(略してデスゲ)」である。主人公の女の子が、好きになった同級生男子の好みを知るため、本人を拉致してデスゲームの形で聞き出そうとするお話。即ちデスゲームと謡ってはいるものの全然デスゲームではない(笑) 橘雪翼絶賛だった『言ったよきいちゃん!』作者の最新作である。
  というわけで超期待して買ったのだが、普通未満。コニシリュウイチのあのカオスなギャグを読みたかったのに、その片鱗が窺えるだけで絶対的に物足りない。そう、片鱗は窺える……片鱗は。前半単調だったのだが後半に入りパターンを変えてきて、そこは編集が仕事をしたのかな?とも思う。もう一捻りというか本領発揮して欲しいところ。掲載誌がヤングアニマル?だからまだ続いているけれど、四大少年誌だったら多分あっさり打ち切られているぞ! というわけで、2巻に再度期待をかける。

  例の30%還元キャンペーンで買ったもののうち、去年の末に予定に入ってたのに買い忘れた『異世界魔王』のみをこっちに持って来て、残りは「読漫画感想文GW篇」に回す予定。ちなみにキャンペーンは19日時点で始まっていた。去年はもっと月末ギリギリだったような……? 緊急事態宣言発令で家にいるだろうからってことで去年より早めてくれたのか? だったらナイスヨドバシ! あと、5月以降の新刊チェックしていて急に出てきたのが『TSUYOSHI』の5巻。こんなの3月の段階(及び4月の中頃まで)なかったよな? どうして発売直前になって検索結果に出てくるのかな? と疑問形にはしているものの、理由らしきものは判明している。前に『狐のお嫁ちゃん』で言ったのと同じ原理で、電子版は直前にならないと販売ページが作成されない。『TSUYOSHI』は先日紙書籍化が始まったものの、元々は電子版のみだったらしい。紙書籍の発刊ペースを速くして電子版に追い付く日が来るのかもしれないけれど、現状は電子版が先行するので、最新刊発売も今の私の新刊チェック方法では直前まで分からない。そんなわけで、チェック漏れはしょうがないと割り切るつもり。早く読めるという意味では、電子版が後回しの『ライジングサンR』よりはいい。というわけで、『TSUYOSHI』最新刊は買ったんだけど、今から読むので感想文は「GW篇」にて。
  5月の新刊は、『MF GHOST』『るろうに剣心─明治剣客浪漫譚・北海道編─』『もののがたり』『ぐらんぶる』『リボーンの棋士』の5冊。新刊の記載順序は発売日順である。いつも月の最初の方で発売されるジャンプコミックスだが、今回は新型コロナウィルスの影響で発売が遅れるらしい。そんなわけで『るろ剣北海道編』が『MF GHOST』の後になった。「GW篇」で登場予定のご新規さんの最新刊も5月に出るのだが、同じく13日に延期。延期前の1日発売だったら、ヨドバシのキャンペーンに間に合ったのににににに!(『るろ剣』は紙版を買っているのでヨドバシのキャンペーンには関係がない)
  既刊については「GW篇」にて。

(2020-27 04-06)


2020年4月27日

正解は「[8] 猫が持って行った」か?

  何の話かというと、去年の7月4日付の侃侃諤諤でお話しした、カラスの死骸がなくなった一件。事の顛末を簡単に書いておくと、玄関先でカラスが死んでいるのを発見したが、翌朝その死骸がなくなっていた、という出来事である。
  今年に入って二度あったことなのだが、野良猫がカラスの死骸を食べているところに出くわした。初めて見たときはちょっとぎょっとしたが、猫も聞くところによると狩りをする生き物らしいので、これもまたあるべき姿なのだろう。で、思い出したのが去年の出来事というわけ。あの時のカラスは自然死?したものと思われるのだが、夜の間に猫がやってきて、獲物が労せず手に入ったと喜んで自分の縄張りに持って帰っていった――十分に考えられる話じゃないだろうか。去年私が挙げた選択肢はふざけて考えたもの多数で、実のところ真相は闇の中と思っていた。近所に野良猫なんて掃いて捨てるほどいるわけで、当時その線を考えなかったのは我ながら不思議と言えば不思議。猫が運ぶのに重さが障害にならないかと思わなくもないが、鳥は空を飛ぶ生き物なので見た目以上に軽いのかもしれない(羽のせいで膨らんで見える?)。野良の猫は逞しく生きて行かなければいけないから、食糧である鳥の一匹や二匹、がっちり咥えて移動させるぐらいのことが出来なくてはいけないだろう。「その場で喰った」と考えないのは、その場に羽の一枚も落ちていなかったから。正確には一枚ぐらいはあったかもしれないけど、その場で食べたのならその気配を感じさせるぐらいにはたくさん落ちそうな気がする。そして何より、骨の一本も残さず平らげるなんてちょっと考えにくいよなあ? 鳥にだって太くて頑丈な骨の一本や二本あるよなあ?
  そんなわけで新たなる選択肢、

[8] 猫が持って行った

が最有力候補に浮上。しかし考えてみると、こうやって野良猫がカラスを狩るなりして食べてるとすると、人目の付かない所にはカラスの骨がかなりの量転がってるってことにならないかなあ? 数日後だったか翌週だったかに、目撃箇所を通りがかった時にちらっと見てみたけど、痕跡らしきものは残ってなかった。まさかとは思うけど骨ごと食べたのか? やや陰にはなっているものの人目に付かない場所ではないので、猫が「ここは安全じゃない」と判断してさらに他の場所に運んだか。うーん、謎は解けたようでイマイチ解け切っていない。

(2020-27 04-06)


2020年4月26日

ギャンブラーは不確定要素がお好み?

  花札の「花合わせ」は小さいころから知っていたが、「こいこい」のルールを知ったのはブラウザで遊ぶフラッシュゲームでのこと。今はアプリゲームで遊んだりもしているのだが、ある時あることに気付いた。麻雀との共通項目に。
  知らない人向けに、花札の基本的な遊び方を説明しよう。プレイヤーに何枚かの札を配り、場にも何枚かの札を表向きに出す。残りの札は裏向けで山札にする。順番が来たプレイヤーは、手札から1枚の札を場に出し、その後山札を1枚めくって場に置く。手札から出した時も山札をめくった時も、場の札と同じ「月」の札があればその2枚を組にして「取る」ことが出来る。「花合わせ」は全プレイヤーが手札がなくまるまでこれを繰り返し、取った札の点と札の組み合わせによる役による点の合計で勝敗を決める。札の合計点は264点で、3人で遊ぶと1人あたりの平均点が「88点」であることから「八八」と呼ばれたりもするらしい。札は一つの月につき4枚あり、十二ヶ月分で48枚。3人で遊ぶときは7枚ずつ札を配り、場に6枚出す。山札は21枚で、3人に7回ずつ順番が回ってくるので、全員の手札がなくなるとちょうど山札も尽きる。
  「こいこい」は2人対戦プレーだ。札の取り方は「花合わせ」と全く同じ。但し、札の点数は分類上のものだけになり、得点には関係なくなる。「こいこい」は得点を稼ぐのではなく役を作るのが目的となる。役が出来たプレイヤーは「続行(こいこい)」か終了かを選択できる。続行する場合に「こいこい」と宣言するので、それがそのままゲーム名になっているようだ。続行した場合、次に相手が役を作って終了されてしまうと、自分が作った役は完全無効になる。この「こいこい」ルールで配られる手札は8枚ずつ。場にも8枚の札が置かれる。手札を出すと同時に山札もめくるので、「こいこい」1回のゲームで使われる札の枚数は
 8×2×2+8=40
である。先ほども書いたように、花札の札の総数は48枚だから、お互い役ができずにもしくは続行を選んで両者の手札がなくなった場合でも、8枚は山札に残ったままになる。この8枚の中に役を作るキーとなる札が入っていた場合、どちらのプレイヤーもその役を作ることが出来ず、勝負はちょっとしょぼいものになってしまう。
  この残った8枚が麻雀の「王牌」に似てないだろうか。麻雀も1局で全ての牌を使うわけではない。必ず14枚の「残す」牌がある。1種類につき同じ牌が4枚あるので花札とはちょっと状況が違うものの、“最後の1枚”に望みを託していて、それが「王牌」の中に眠っていた、なんてこともよくある話である。「こいこい」も麻雀も賭けの印象が強いゲームである。こうした「プレイヤーの手の届かない札、牌がランダムにある」という不確定性がギャンブラーに好まれるのだろうか。私は全部めくっちゃう方が好きなんだけどね。私にはギャンブラーの血は流れていないのかな?

  花札の札を見渡していて、面白いなと思うことがある。まず、48枚の札を整理してみる。光が20点札、種が10点札、短冊が5点札、カスが1点札である。

〔1月〕松―光、種、カス2枚
〔2月〕梅―種、短冊、カス2枚
〔3月〕桜―光、種、カス2枚
〔4月〕藤―種、短冊、カス2枚
〔5月〕菖蒲―種、短冊、カス2枚
〔6月〕牡丹―種、短冊、カス2枚
〔7月〕萩―種、短冊、カス2枚
〔8月〕すすき―光、短冊、カス2枚
〔9月〕菊―種、短冊、カス2枚
〔10月〕紅葉―種、短冊、カス2枚
〔11月〕柳―光、種、短冊、カス
〔10月〕桐―光、カス3枚

基本は「種」「短冊」が各1枚で「カス」が2枚という構成。「光」が入る5つの月ではこれが崩れ、2つが「種」の“代わり”(松、桜)、1つが「短冊」の代わり(すすき)、1つが「カス」の代わり(柳)に入る。桐だけはイレギュラーで「光」「カス3枚」という構成になっている。「カス」は10月まで2枚、11月1枚12月3枚で計24枚。最後の方で増減があるものの平均すると月2枚になる。種は9枚、短冊は10枚と、得点の大きい札の方が枚数が少なくなる。
  麻雀に比べると圧倒的に少ない花札の役。光にからむものが4種あり、「三光」「四光」「雨四光」「五光」。「三光」は光のうち「柳」を除く4種の中から3枚を集めたもので、「四光」は柳以外の4種。「雨四光」は「三光」に柳を加えたもの。「雨四光」は「四光」より得点が低く、「三光」に入れられないなど「柳」は何故か「格下」扱いを受けている(小野道風さんかわいそう)。「五光」はもちろん5枚集めた役。お次は種に絡む「猪鹿蝶」。花札用語ではこれが一番有名かもしれない。「牡丹(蝶)」「萩(猪)」「紅葉(鹿)」の種3枚を集めた役だ。短冊は「赤短」「青短」の2種類。前者は短冊のうち、「松」「梅」「桜」を集めたもの、後者は「牡丹」「菊」「紅葉」の3枚。後者は青いのですぐ分かるが、赤短は赤い短冊のうち文字が書いてある3枚となる。ただの赤い短冊は役の赤短には関係がない。この他、種類を問わず種や短冊を5枚、カスは10枚集めても役と認められる(こいこいルールの場合。八八の時は枚数が異なったような)。この5枚10枚は、それぞれの規定枚数を集めるとそれ以降は1枚増えるたびに役扱いされる。
  花札の役の重要なポイントは、「三光」を除き札の代替が利かない所にある。「猪鹿蝶」「赤短」「青短」いずれも、きっちりと決められた3枚を集めないと役として認められない。1枚でも相手に取られた時点で狙えない役になり、もちろん山札の最後の8枚にあっても成立させることが出来ない。麻雀のように同じ牌が4枚あったり、両面待ちのどちらが来てもあがれる、というのに比べると厳しいと言える。
  さて、「光」と「猪鹿蝶」「赤短」「青短」に関係する札は合計で14枚である。しかし、それが満遍なく散らばっているかというとそうでもない。

〔1月〕松 ― 光、赤短
〔2月〕梅 ― 赤短
〔3月〕桜 ― 光、赤短
〔4月〕藤 ナシ
〔5月〕菖蒲 ナシ
〔6月〕牡丹 ― 猪鹿蝶、青短
〔7月〕萩 ― 猪鹿蝶
〔8月〕すすき ― 光
〔9月〕菊 ― 青短
〔10月〕紅葉 ― 猪鹿蝶、青短
〔11月〕柳 ― 光
〔10月〕桐 ― 光

2つの役が絡む月が4つある一方で、どの役にも関係しない月が2つある。「赤短」3枚のうちの2枚と同月に光があり、「青短」3枚のうちの2枚と同月に「猪鹿蝶」がある、というのも何だか偏りを感じさせる。鳥が描かれた札も何枚かあるので、鳥がらみの役を作っておいても良かったんじゃないかと感じたりも。全部で5枚あるが、飛んでいるのは藤とすすきと柳の3枚。この3枚で「三飛鳥」……ダメ? これを加えたとしても菖蒲は蚊帳の外のまま。“勝負”事なのにね。
  ローカルルールで、「花見酒」「月見酒」という役もある。菊の種札には盃が描かれており、これと桜の光で花見酒、すすきの光(月の絵)で月見酒、というわけだ。私が遊んでいるアプリでは、この2つの役はたった2枚の組み合わせなのに「三光」と同じ得点。明らかにバランスが取れていない。その両方に絡む菊の種札は“最強カード”と言える。そもそも論で、花札の既存役は光なら光同士、種なら種同士の組み合わせで構成されている。その観点から言っても「花見酒」「月見酒」は光と種が混じるので美しくない。とは言え、役の種類が少ない花札にあって、ちょっとでも役を増やそうという試みは悪くないとも言える。

  去年、模型運転会を開いた時のこと。いつもより参加できる人数が少なかった上に、1人体調を崩してしまって過去最少人数?の3人(私含む)だった。後輩2人は持ってきた模型を早々に走らせ尽くしたので、途中から「ドミニオンの会」になった。ドミニオンを少しした後、いつもと違うゲームということで、我が家にあったダイヤモンドゲーム、ラミィキューブ、そして麻雀で遊んだ。いずれも2人は初プレイだったこともあり、私の全戦全勝(大人気ない)。ここで余談。ダイヤモンドゲームはその昔我が家の定番ゲームだったが、私が強くなりすぎて常勝無敗になったため、誰も遊んでくれなくなってしまった。何事もほどほどにしよう。話を戻して、今から考えるとその日、後輩たちと花札もすればよかった。とは言うものの、ダイヤモンドゲームとラミィキューブと麻雀はすぐ出せる場所にあったが、花札は見当たらなかった。家のどこかにはあるはずなので、次に見つけたら取り出しやすい場所に移動させておこう。

(2020-26 04-05)


2020年4月22日

月カメ休刊

  ありゃぁ、『月刊カメラマン』が今月発売分を持って休刊になってしまうらしい。毎年恒例の企画「間違いだらけのカメラ選び」が大好きだったんだけど、去年のが最後になるのか……残念で仕方がない。そうとは知らずに地元の本屋でちらっと立ち読みしたのだが、やっぱり記念の意味も込めて買っておこうかな。ただ、今回特集がちょっとアレなので通販で頼むことにしよう(アレが何かは気にしないよーに)。
  そう言えば地元の本屋の雑誌コーナー、最近カメラ雑誌が少ないような気がする。ひょっとして他にも何誌か廃刊になってる……?と調べてみたが、一応アサヒカメラ、日本カメラ、CAPA、デジタルカメラマガジンあたりは最新5月号が出版されている模様。本屋が独自に売れないから仕入れてないか、仕入れる部数を絞っているのか(私が見に行った時点で固定客がお買い上げて売り切れ)。
  話がずれるが、先日初めてカメラ雑誌の電子書籍版を買ってみた。デジタルカメラマガジンで紙版を買ったら電子版無料というのはあったが、純粋に電子版を買ったのは初めてのこと。そしてデジタルカメラマガジンの電子版でなんとなくは分かっていたが……やはり読みにくい。ソフトウェアの問題と、あとは画面解像度もあるのだろう。こうした雑誌類はまだまだ紙がいいなあ。メインPCで使ってるモニターを4K解像度のものに取り換えればあるいはなのかもしれないが、現状電子版の雑誌を大量に買う見通しもないのでそのために買い替えるのは気が進まない。Surface Pro 6 は解像度の点では合格なのだが、雑誌を読むには画面が小さく(片ページならいけるが、見開き表示させたい)、メインPCと比べると動作が鈍いのが弱点。もっと電子書籍に特化したデバイス(某Aのやつとかね)なら快適なのかもしれないけれど、何せ漫画以外の電子書籍を以下略というわけで、この辺りの電子化はもうちょい先のことになりそうだ。

(2020-25 04-04)


2020年4月12日

エイプリルフールネタをきっかけに復活したトミックスの500系初回ロット

  大学生の頃に、大学祭でひたすら走らせまくった500系(トミックス製)は、私の所有する鉄道模型の中でも一番走行距離が長いんじゃないかと思う。大学生だったのはもう20年近く前の話だが、家で模型をゴリゴリ走らせないので、20年間がいかに長くともこれを越えた車両はないはず。クリーニングカー牽引機だけは割といい勝負するかもしれないが。そんなわけで、私の大好きな500系だが、動力の調子はいいとは言えない。走行性能自体はそんなに低下しているようには思わないが、ギヤユニットのあたりからジージーガリガリ異音がする。もちろん幾度となくメンテナンスしてグリスアップもしっかりしたのだが、どこかが摩耗してメンテで何とかなる範囲を超えているのだろうと思っていた。早めに補修部品を買って直しておけば良かったのだが、気が付くと製品のリニューアル(改良)に伴い旧製品の交換部品がなくなってしまっていた。諦めていたのだが、少し前にエイプリルフールネタ(ボツにした)がきっかけで箱から出したので、もう一度メンテしてみることにした。やったことのない新しいアプローチをしてみたものの直らずがっくり来たのだが、ふと思いついて最後の悪あがきのつもりでカトーのユニクリーンオイルを挿してみた。すると直った。潤滑剤は、グリスではダメでオイルにすべきだったらしい。あまりにもあっさりすぎて、今までの労苦は何だったんだろうと思わず人生を考え直してしまった(笑) 冗談はともかく、復活したので久々に16両フル編成にして走行させる。やっぱり500系はいいねえ。
  ボツになったエイプリルフールネタがなんだったのかと言うと、タイトルは「Z6.5」。ニコンのミラーレス一眼カメラ「Z6」か「Z7」かと思わせといてZゲージ鉄道模型でした、というもの。元々去年やるつもりだったんだけど、去年は「EOS RP」のインパクトが強すぎた(個人の感想)。Zゲージに手を出したのかというと、厳密にはそうとは言えないかもしれない。持っているのは「Zショーティー」という走らないモデルだからだ。日本型Zゲージメーカーとして現在唯一?残っているロクハンが、一昨年ぐらいに新展開し始めたショーティーモデル。NゲージにおけるBトレインショーティーに近いものがあり、そのままでは走らないが、別売りされている動力ユニットなどを使えばZゲージの線路上を走らせられるようになる。とりあえず面白そうなので車両だけ手に入れてみたのだが、動力ユニットや線路などは買っていない。走らせるならNゲージがあるから、という理由もあるが、結局のところこのZショーティーに大きな魅力を感じなかったからかもしれない。とかいいつつ、先日500系が出たのでついつい買い足してしまった。去年だったらエイプリルフールネタに使うのはE5系にだったが、1年遅れたおかげで大好きな500系になった……という意味ではテンションが上がるところなのだが、自分で面白いと思う書き出しが4月1日時点で思いつかなかったので挫折。「Zに手出しました」というタイトルで、本文は「え? 『Z6とZ7どっち?』って? やだなあ、Zと言えば6.5に決まってるじゃないですか〜」ぐらいで良かったのかな。今年は新型コロナの騒ぎもあり、3月の30日頃までエイプリルフールのことをコロっと忘れていたのでしょうがない。エイプリルフールは不発だったが、Nゲージの500系が“復活”したので私としては大満足だ。
  悪い癖で、車両を走らせていると室内灯を組み込んでみたくなる。私の手持ちの車両で室内灯が入っているのはごく一部。メーカーが最初から組み込んで売っていたものが多数で、オプションを取り付けたのは、281系(カトー)、トワイライトエクスプレス(トミックス)、広電ハノーバー(大きいほう)だけ。つまり「組み込みたいなあ」と思っても実際に作業することはほとんどない。それにはきちんとした理由がある。面倒だからだ。


組み込むのが面倒なんじゃなくて、メンテナンスが面倒になるから。ノーマル状態だと両端先頭車2両と動力車さえきちんとしておけば気持ちよく走らせられる。中間車も確かに場合によっては調子が悪くなることもあるかもしれないが、ほぼそんなことは起きない。ところが室内灯を入れると、メンテナンスフリーだった中間車のコンディションも保つ必要が出てくる。4両編成ぐらいだったらプラス1両なのでまだいいのだが、6、7両編成あたりからはっきりと面倒さが増してくる。それから室内灯は、効果が大きい分ちらつき始めると目立つ代物でもある。ヘッドライトテールライトは多少ちらついてもあまり気にならない(我慢できる)が、室内灯はちょっとちらつくだけでも気になる。しかもそれが編成の全車両に及ぶわけだから余計に始末が悪い。
  でも500系は特別だから入れてもいいなあ……と思ったがやはりダメなことに気付いた。旧製品だから室内灯を組み込むと走行抵抗が大きくなる。やるなら最近発売された最新製品を買ってきてそちらに入れるべき。新集電システムだから走行抵抗の増加は気にしなくていいし、通電カプラーだから多少の線路や車輪の汚れでもちらつきに繋がらないはず。けど、この案は却下だ。元々メンテをやり直したのは、最新製品を買い足す誘惑に打ち勝つためでもあったのに、買ってしまうと元の木阿弥になってしまう(笑)
  もう一つ。気になったポイント。新幹線は高架区間で走らせたい。ところが高架線には壁があるので、車両の足回りが見えにくい。鉄橋や交換線部分(複々線っぽくなっている)では見えるが、それはごくごく一部区間。他の車両だとあまり気にならないのだが、500系はシャコタンのスポーツカーみたいなもので、足回りまで見えていた方がカッコいいむしろ足回りが見えないとカッコ悪い。というわけで、コントローラーを置いてある“運転席”付近に限定してレールを交換しようかと考え始めた。今使っているのは「複線レール」で、線路(道床)と壁が一体のもの。これをワイドレールに交換し、別付けの壁を低い柵タイプにすれば(柵は本来地上線用?)足回りまできっちり見えることになる。壁が低くなるので脱線時に転落するリスクがあるが、今までの経験上脱線はしても横転するほどの“大事故”はそうそう起きない。交換するのは直線部だし、線路に“置き石”しなければきっと大丈夫だろう。
  結局何かしらの出費に繋がりそうな雰囲気なのだが、16両丸ごと買い足すのに比べれば線路の一部区間の交換は軽い出費なので良しとしよう(笑)

(2020-24 04-03)


2020年4月9日

薬局にて

  先月終わりに近くなった頃に、ドラッグストアへ日常使う消耗品を買いに行った。私は2〜3ヶ月に一度こうして足を運ぶのだが、例の新型コロナウィルスの騒ぎが酷くなってからは初めてドラッグストアへと踏み入れた。ニュースで見聞きしていた通り、トイレットペーパーの棚が空。見るのと聞くのとでは大違い、実際にこんな事態になってるのを見て「ホンマか、ウケる〜」みたいなノリで心の中で笑っていたのだが、笑っていられたのはそこまでだった。普段使っている泡タイプのせっけんの詰め替えパックがない。たくさんある銘柄のそこだけが売り切れてて「?」だったのだが、すぐにその理由が分かった。殺菌消毒タイプだったからだ。お前ら普段使ってないクセにこんな時だけ買いにきおって!とむっとしたのだが、冷静に考えるとこんな時だからみんな買うのだろう。今は非常時だから、非常時に応じた物品が必要なのは当然。むしろ非常時でも普段と同じ生活をしている方(私)がおかしい? 同様に除菌スプレーも在庫なし。こちらは最初からないと思っていたのであっさり諦められた。両方まだもう少し家に残ってるけど、減ってきているからストックが欲しかったんだよね。また後日買いに行こうとは思ってるんだけど、あんまり頻繁に出歩くのも良くないしなあ。
  ちなみに、トイレットペーパーは普段から近所のスーパーで安い日にこまめに補充してストックしているので、1〜2ヶ月供給がなくても困らない。ティッシュペーパーも同じく。除菌スプレーは……普段掃除とかに使ってるけど、除菌スプレーである必要は特にないかな。せっけんは普段は固形石鹸使って、殺菌消毒タイプは外出先から帰った時用に温存しますかね。にしても、どうしてこんなことになったんだか。現時点で感染してない(と思われる)だけマシか……。

(2020-23 04-02)


2020年4月8日

  最近「侃侃額額を更新するリズム」を完全に忘れてしまっている。下書きを作成しても完成稿まで持って行かずに放置してしまう。ほぼ完成はさせても、「アップロードする前にもう一度読んでからにしよう……その前に風呂に入るか」となってそのまま忘れて寝てしまう。大抵ベッドの中で思い出して「あっ……まあいいや」となる。少し前だと、入浴後に夜食食べながらサブマシンで侃侃諤諤関連をやったりもしていたのだが、最近は漫画読んだり感想文書いたりで普段の侃侃諤諤のことはすっかり忘れてる……。
  というわけでまあ、昨日アップするつもりだったやつを1日遅れで。

非常事態につき

  月に2度ほど通ってるバッティングセンターからお知らせが来た。例の緊急事態宣言発令に伴い、約1ヶ月間休業するようだ。私は3月もいつものように、空いている時間帯を狙って2回遊びに行ったのだけれど、学校が休みなせいもあってか学生のお客さんが多め。普段の生活において感染リスクがかなり低めな私が、もし新型コロナウィルスに罹るとすればバッティングセンターをおいて他にないのではないか。ということで、元から4月は様子見するつもりだったのだが、お店自体がお休みに。もちろんだけど、これは妥当な判断だと思う。強行営業してクラスター発生でもしようものなら営業停止なんてことにもなりかねない(?)。騒ぎが落ち着いて、すっきりした気持ちで遊びに行ける日を楽しみにしていよう。

(2020-22 04-01)


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