2020年3月31日
PLUM201系 どうやら予約が始まったらしいPLUMの201系プラモデル。「京阪神緩行線」仕様の他に、中央線使用のサハ201も新製品に加わる。そのポスター(の画像)を見て「?」。「通風器が撤去されたボディ」とあって、一瞬それはJR西日本のやつじゃないかと思ったのだが、どうもサハの側面にルーバーが付いてないことを指して言ってるんじゃないかと思われる。私の記憶では、少なくとも量産車のサハ201には元から付いてなかったはずなのだが、覚え間違いなのかな。あと、側面のルーバーのことを「通風器」と表現してるのも初めて聞いたような。いや、まあ、細かいことは気にせんでおこう。近々予約入れて、発売を楽しみにしよう! てなわけで、いつもの月末のやつを。
【マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合】3巻(既刊):☆☆☆ 3月のトップバッターはコチラ。ウェブ連載の最新話を読んで、前の話を振り返りたくて数話戻ったら、さらに戻りたくなって「だったら3月になったし3巻読んじゃえば?」ということになった(笑) 迷宮に入ったところ、多数の敵に囲まれて連戦に次ぐ連戦を強いられるシュバルツ。しかし疲れもなく眠気もなく、気が付けば18時間もの間戦い続け、しかも傷を負ったがすぐに回復していく様を見る。自分の体が「ゲームの体」になっていると結論付けてショックを受けるシュバルツだが、「この世界で生きていくために利用しよう」と半ば無理やりに自分を納得させるのだが……これ、自分が同じ立場になったらどう感じるかは分からないけど、普通に考えて「やっほーすげぇ! 便利じゃん!」って能天気にはしゃいでしまいそう。まあシュバルツは、一歩先の「じゃあ元の世界の自分の体はどうなっているんだ?」まで考えてショックを受けているのだが。 3巻で面白いところは、アシェリーと食事することになって云々のマルタさんの気遣い。シュバルツにいいお店がないか尋ねられたマルタは、自分の行きつけの超高級店をそうとは言わずにお勧めする。知らずにアシェリーを連れて行き、要予約の店なのに予約してないよやっちまったよーと頭を抱えるシュバルツだが、しっかり予約済み。マルタさんのサプライズ? にしてもどうして今日のこの時間であると分かったのか。大商会の会長ということでかなり横車を押したんじゃないかと思われる……早くて今日遅くとも数日内にこういう感じの人が来るので、特等席に案内してあげてください……みたいなふんわりした予約を入れたんじゃないかと。シュバルツに言わなかったのは、「女性とのお食事ですかな」と聞き返した時のマルタの表情から推察するに、ちょっとした悪戯である。 マイラル村へ戻ったシュバルツ。ギルドの人と握手をするが、ちょっちょっちょっと待て。握手って左手でしていいの??? それともあれか? ガンマンは利き手を保護するために利き手はなるべく使わないようにするあれか? それを異世界の人が受け入れてくれるのか? 真面目に謎。作者のミスか、それとも何かの伏線なのか。ちなみにシュバルツ君は大多数派の右利きのはず(ペンで地図を描くシーンでは右手でペンを持っていた)。 クラン山茶花のミーチェが、シュバルツのことを知って驚く。「これはお守りが大変そうにゃ!」――確かにお守りが大変な要素があるのだが、それはまた4巻で。にしても、Dランクであることに魔抜けであることに驚き、最後に血統スキルに興味津々……いろいろと忙しい子ですな(笑) 先述の通り、ウェブ連載を読んでいるので単行本に新鮮味がないといえばない。ウェブ連載を敢えて読まないという手もあるが(『将棋の渡辺くん』はマガポケでは見ないようにしている)、単行本の発刊ペースは早くないので悩みどころだ。
【ライジングサンR】4巻(新刊):☆☆☆ 前半と後半でガラっと変わる展開。前半の記者のインタビューがあることで、後半がより引き立つのかもしれない。 これまでのはほんの“小手調べ”。いよいよ3日3晩に渡る「レンジャー試験が始まる」。出だしは、試験の進行も漫画のストーリーとしても上々の滑り出し。もちろん試験をすんなりクリアするようでは漫画として成り立たないので、これからイッキたちに色々な壁が立ち塞がるわけだが、漫画としてみたときにどうなるか。前作は最終試験のところでだるいと感じてしまった私。今回も同じようだとちょっとキツいので、期待半分懸念半分といったところで続きを待とう。
【Dr.STONE reboot:白夜】(新刊):☆☆☆★ 完全に主人公は「REI37」じゃねーか! 冒頭で百夜が作ったロボットのモックアップが出てくる。「REI 01」ってエ○ァンゲリオンかよ!と心の中で突っ込んだ……後半はもろに「レイゲリオン」とかいう単語が出てくる。「REI 01」は髪の長い女性の姿だから綾波レイがモチーフではないのかもしれないが、以前ネットで見たどこかで誰かの描いた「レイとアスカの髪型を交換してみた」というファンアートのレイに近い印象。そしてモックアップのロボットっぽい部分は、同作者の『ORIGIN』っぽい。こういうの描かせたら天才的。で、次に出てくる実動機?「REI 23」のさらに後継の「REI 37」が主役になるとは、まさかこの段階では考えもしなかった。 前半部で百夜以下6人が全員ISSから地上へと降り立つ。そこからの地上の話だと思っていたら、取り残された「REI 37」がいかにしてISSを維持していくかとゆーAIの物語になる。こりゃまさかのびっくりだった。足りないものはISSに残っていたものを作って作り、それでも足りなくなったら彗星まで取りに行き、最後は地球に衝突しそうな隕石の軌道をずらすべく、多くの資源を投入して水素爆弾400発を作成。ここにきて全てを使い果たし、REIとISSは宇宙の塵へと化……しなかった。「REI 37」が最期に遺したのは3Dプリンターとそれを動かすプログラム。150年かかってISSとレイ本体を“再生”作し、レイは「38」じゃなく初代「01」の姿で復活。AIと3Dプリンターが万能すぎる(笑) そして「REI 37」を作った百夜がちょっと天才すぎる。 ところでこのストーリー、「if」じゃなくてちゃんと本編に繋がってる……んだよな? 今本編で千空たちは宝島であれこれ戦ってるけど、そのはるか上空でISSとレイは地球を見守って、百夜を待ち続けてるんだよな? この後、レイと千空の“再会”シーンが見たい。千空は次に宇宙へ行く! そんな展開を待ち望むぞ! 「3Dプリンターで3Dプリンターを作る」というと何だかギャグみたいな話だが、以前にもギャグ?漫画で登場済みのネタ(『決してマネをしないでください』)。そちらでは、単純に2台に増やして作業効率を挙げる(というか複数チームで使う)だったが、今回は「一回り小さいのを作ってより小型精密な部品を作る」と捻りが入っている。ところで、各種出力するときにサポート材をどうやって処理したのかがちょっと気になるというか突っ込みポイント? 完成した新・ISSが、ここでも『新世紀エヴァンゲリオン』を連想させるデザイン。エヴァではなく、人類と敵対する側の第10使徒「サハクィエル」。空から落下して自爆攻撃仕掛けてくるアイツね(ナンバーと名称はTVアニメ版より。漫画版と新劇場版にはおそらく名称の設定がない)。 最初の方に戻って、つい最近見た物体が出てくる……そう、先日作ったプラモに入ってたソユーズ船。ロケットに力入れた一方船はテキトーに処理したから、「うん、これは恥ずかしいから侃侃諤諤に載っけるのはやめておこう!」ってなったわけ。言い訳すると、色の分かる詳細な写真がほとんど発見できず、かっこよく仕上げようと思っても資料不足の前には何もできなかったんだね。そして漫画は……当然モノクロ!(笑) 一瞬「これは!?」と思ってしまったけど、結局何の役にも立たなかった!(笑) 最後に。「REI 37」の優秀さを見ていると、ISSを維持するんじゃなくて地上に降りて来てた方が人類は救われてたような(笑)
【僕のヒーローアカデミア】26巻(新刊):☆☆★ こうしてみると、多人数でごちゃごちゃ戦ってるシーンが私にとってはイマイチなのかもしれない。今回は学園での訓練場面が少なく、エンデヴァーのところは良かったし、黒霧や潜入ホークスの場面は普通に続きが楽しみな物語だった。 「わたがし機だ」は割と好き(オールマイト渾身のギャグ、「わたしが来た」にかけてある)。こういうところを見ると作者と波長が合うんだがな。
【ザ・ファブル】21巻(新刊):☆☆☆★ ちょっと意外な展開? アザミとユーカリの2人がこっち側に来たと思ったらやっぱり山岡側に付いちゃう。とはいえ、全面対決というよりあくまでアキラ対山岡と2人。山岡によると、アキラの力を10とすると、山岡とアザミは8、ユーカリが5。アザミが提案する。3人足せば21、3人で戦えばアキラに勝てる! 一方でアキラは海老原に「18秒で終わる」と“宣言”。予告によると次が最終巻。対決が終わった後の処理他の諸々を考えると、この対決にページ数は割かれていない? と考えると、アキラがあっさり山岡沈めてしまうのかもしれない。山岡の最期の言葉は「10なんてもんじゃなかった……30……いや50か……」ぐらいかな? 『ファブル』らしいな、と思わされるのが対決直前のシーン。2人は同じ場にいるが、山岡は死を覚悟して?ユーカリにのんびりと?自分の髪を整えさせる。その間の緊迫しているようでピリピリとはしていない、どちら共に「これが日常」と思わせる空気と会話。山岡の質問へのアキラの返答が好きだ。「明日、来週のことを考えるようになった、そしたら友達ができた」――それはこの漫画に登場した主要登場人物たち。例えひと時でも親しく言葉を交わした全員が、あの貝沼ですらアキラにとっては友達なのだろう。多分アキラの人生初の友達になるのだろう。
【けいおん!shuffle】1巻(既刊;2月発売):☆☆ かつて大ヒットした『けいおん!』の続編。『college』や『highschool』と違い、主人公を完全刷新して初代『けいおん!』と同じ時期の別の高校での物語を描く。 最近漫画は電子書籍を買うことが増えてきた、というか完全に電子書籍がメインになってしまったが、『けいおん!』ブランドということで紙版を購入(四コマは紙書籍の方が読みやすいというのもある)。しかしながら評価の星を見て頂くと分かる通り、ざっくり言って期待外れ。キャラクターがちと弱い気がするかな。あと、“真面目に”軽音しすぎかな。前の放課後ティータイムしてるユルいのが好きだった。
【東洋妖人伝 用神坊】5巻(既刊):☆☆★ 【東洋妖人伝 用神坊】7巻(既刊):☆☆★ 【東洋妖人伝 用神坊】8巻;完結(既刊):☆☆★ 他の買い物のついでに購入した古本で、在庫のなかった6巻が空いてしまった(1〜4巻は発売当時に新本を購入)。1997〜1999年頃の作品、実に今から20年前ということになる。当時週刊少年チャンピオンを購読しており、連載で読んで気に入って単行本を買ったのだが、4巻でやめてしまった。最近になって改めて読むと面白かったので、5巻以降も買おうとしたのだが、絶版の上電子化もされていない。古本に頼るしかないのだが、ア○ゾンだと本体価格は安くとも送料が1冊ごとにかかって高いので、なかなかいいチャンスがなかったのだ。 国籍不明(中国人?)の呪術師?「用神」を主人公とする涙あり笑いありで、皮肉色の強いコメディー作品。用神はお金にがめついところもあるけど、腕は確か。善人ではないが悪人でもなく、自分の仕事に自信とプライドがあり、そして顧客に対する責任が垣間見えるシーンもある(仕事柄「因果応報」をよく知っており、中途半端なことをすると自分の身に返ってくることを身に染みて知っている)。おっちょこちょいなところもあり、総じて憎めないキャラクターだ。 そんなわけで期待しながら3冊読んだのだが……うーん、微妙? 1〜4巻も再読したのだが、4巻までと5巻以降で話の出来に差を感じる。4巻までに収録されている話も出来不出来のばらつきを感じるが、4巻の最後の方から総じてクオリティが下がっているような気が。途中で単行本を買うのを辞めた当時の私の感性の正しさに唸るしかない(自画自賛)。一応、5巻、7巻、8巻のそれぞれに面白い話は1話ずつぐらいはあったが、ダメな話はネタ切れ感満載である。ちなみに評価は、「面白かった話」を重視して付けてある。純粋に平均すると星半個分は減るかな。 この作者の作品は、チャンピオンに掲載された3作いずれも読んだことがある。いずれも長続きはせずに終わり、単行本の総冊数も14と寂しい数字に(つまり、『用神坊』が一番長続き)。画風や話の作り方はチャンピオンに合っていたと思うのだが、いかんせん娯楽漫画として一番の基本である話の面白さに欠けていた気がする。画力は高いので、いい原作者にでも巡り合えていれば今でも連載漫画描いてたんじゃないかなあ。残念である。
【異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術】8巻(既刊):☆☆ 【異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術】9巻(既刊):☆☆★ クルムの顛末はちょっと話のまとめ方が荒いというか強引さが見え隠れするような気がする。覚醒したクルムを元に戻したのがシェラ&レムというのはいいとして、その後だ。冒険者協会会長のシルヴィを納得させるシーン。一度は戦いになりそうな気配になったが、ディアブロは「これはマズイ」と思い直し、「ここはゲームの世界じゃないんだから二者択一じゃない、他に手段があるはず」となるのだが……これ、挑発しといて結局交渉に持ち込むってダサい。ここは例によってシェラ&レムが止めに入る形で良かったんじゃないの? さらにその後の宿屋にて。アリシアがシェラを“人質”に取り、クルムにエデルガルドの治療を申し出る……と、ここまではいい。本来敵であるエデルガルドを治す理由はないはずなのだが、ディアブロの大甘裁定によりクルムは魔王の力でエデルガルドの傷を癒す。ここのところ、ディアブロの内心はともかくいつもの「魔王ロープレ」が欲しかったなあ。登場人物が「なるほど、流石は魔王ディアブロは言うことが違うね!」みたいになる何らかの口実が。そして最後はアリシアの処遇。クルム覚醒だけでなくレムの命も危険に晒したわけだし、普通の感覚で言えば議論の余地なく“有罪”。アリシアはアリシアなりに理由があって人を憎んでいる……ということは分かったが、その説明シーンが短すぎというか端折りすぎで、そんなんで納得するって皆ちょっとチョロすぎない? アリシアを諭すディアブロも狼狽えすぎで、これまた内心はともかく外面では魔王ロープレして欲しかった。 9巻より大主神官ルマキーナが登場し新展開へ。ルマキーナに仕える女騎士?がいきなり敵にやられちゃってあんれま。後で「瀕死だけどまだギリギリ生きてました」的展開を期待してるんだけど、現時点で消息不明というかほぼ望み薄。そしてディアブロ一行はルマキーナをジルコンタワーという場所へ送り届けることになったが、その近くにディアブロがゲーム内で作成したダンジョンがあるとのこと。冒険者が「新しいダンジョンが発見された」と言っているのは、おそらくディアブロが転生してきたことによりこちらでもダンジョンが生成されたのだろう。というわけでこの後、ディアブロは自分のダンジョンを自分で攻略して、各種レアアイテムをゲットする……現状のディアブロを考えるとそんな展開になるのかなと。というのも、直前で覚醒クレブスクルムとやりあったがかなりの苦戦。まともに戦うと勝ち目はかなり薄そう。そしてシルヴィ相手にも厳しそうな雰囲気だった。両者ともに敵対しているわけではないが、ここに来て無敵の強さが影を潜めてしまった。ちなみにディアブロは、異世界に来てからちょっとでもレベルアップ(成長)したような描写がない。ゲームのような本人のステータスアップが望めないとなれば、装備で強化するしかない(以上私の勝手な分析と推察)。そこでゲーム内で集めておいた数々のレアアイテムの在処が……という話になれば、その回収が今後登場するであろうさらなる強敵の対抗策になりそうだな、と思ったわけです。 ちなみにルマキーナが面白いことを言っていた。「神様の魂はそんなにも清いのに」――文脈から言ってこの「神様」は、どこかにいるはずだけど実際には見たことのない「信仰の対象」ではなく、今現実に目の前にいるディアブロを指しているはず。つまりは「ディアブロの魂は清い」と同義の発言になる。ルマキーナの大主神官としての能力は確かなようで、嘘やはったりそして勘違いの類でもなさそう。つまり、「ディアブロの魂は清い」という新たな事実が読者に示されたということで、これはこの後の物語に大きな影響を及ぼしそうである。
【ご注文はうさぎですか?】8巻(既刊):☆☆☆ 表紙にあんこいるぅぅぅぅ……ううんんんんん? み……耳が、耳が違う。猫耳だ。あんこじゃないのか……? ということでうさぎが出てこないのに『ごちうさ』とはこれ如何に(そんなこと言うのオメーだけだ)。一応ワイルドギース(ぬいぐるみ)とティッピー(ぬいぐるみ)は出てくるけど。 今回うさぎ成分少なめなので、感想も少なめで。チノちゃんにハイパーウルトラテラシンパシーを感じたシーンが。電車の中で出会った人にレストランをお勧めされて行ってみるとうさぎ料理のお店だった……うさぎを! うさちゃんを食べる場所なんてぇぇぇ!!!!! というわけで8巻も普通に面白かった。9巻は……旅の続きになるのか、それともいきなり新学年へと話が飛ぶのか、どっちだろう?
【転生したら剣でした】6巻(既刊):☆☆★ 正真正銘ここから先は読んだことのない新展開。ひょっとすると、デンシバーズで5巻までの内容が掲載された時点では、まだ6巻が発売されてなかったのかもしれない。 目的地へ向かう途中で寄り道。浮遊大陸へ行ってみよう的なところから新キャラのネクロマンサー・ジャンが登場してうんたらかんたら。ちょっといろいろ気になるのであげつらってみる。まず、浮遊大陸初回特攻時に、浮遊大陸を守護する?スケルトンと戦闘になる。普通に倒そうとするが……いや、未知の場所に好奇心でノコノコ行って、迎撃されたからって応戦するって野蛮人かよ。相手からすれば侵入者は排除するのが当然だし、こちらサイドから言っても誰が住んでるか分からない場所に土足で乗り込むようなことするのは失礼だろ。次に、ジャンに剣の素性が看破されてしまうが、ここのところの「鑑定遮断」がどーたらこーたら「魂魄眼」がどーたらこーたらがややうざい。展開上ジャンが剣と直接会話しなきゃ物語の展開がひたすらまどろっこしくなるのは分かる気がするが、そこでスキル関係の設定でうんにゃこんにゃするのは私の好みには合わない。最後に、順番は前後するがここが一番腹立つのでラストに持ってきた。ジャンの小屋に落ちたフランたち。ある程度不可抗力とは言え悪いのは主人公側。なのに出て来たスケルトン(ジャンの手下)を問答無用で抹殺(アンデッドなので抹殺という単語は不適格だろうけど)しようとするし、ジャンに謝罪するタイミングもかなり遅くて不誠実に感じる。確かに相手がスケルトンにネクロマンサーと来れば話が通じるかどうか怪しいと思っちゃうのも確かなんだけど、知性ある人生送ってるならこっちに責任あるときはとりあえず謝ろうぜ。で、さらに追加(まだあんのか)、ジャンは薬草畑の代償として浮遊大陸攻略を手伝えと提案してくるが……「我とて冒険者、同業者にタダ働きはさせんよ」といって報酬の支払いも条件に提示してくる。あれ? 薬草畑ダメにされた分の償いなんだからそこは無報酬でいいんでないか? ここんところの感覚がよく分からない……。 という感じで、展開に疑問を感じる部分や話が寄り道してる印象も強いが、まあとりあえずもうちょっとは読んでみる(3月に発売された最新刊は4月の例のあのタイミングで買うことになろうかと)。地味なところでジャンのハイテンション系の性格付けは割と好きな部類に入る(最近読んだ漫画で例示すると、『亜人語』の相馬先生っぽいかな)。
【ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。】2巻(既刊):☆☆★ うーん、悪くはないがやや微妙。というのもストーリーに目新しさというか、どこかにありそうな話というか、何かもう一ひねり欲しかったというか。「ロック=大賢者ラック」が多少バレすぎなのがせっかくの設定を活かせてない気がする。かといって、ゴランの娘に変な誤解を受けたまま延々とその話を引っ張られるのも微妙すぎるし、これは難しいところだな。 とりあえず3巻は買ってみるが、そこで進退決定になるかも。
【BUNGO―ブンゴ―】22巻(新刊):☆☆★ 割とサクサク話が進んで私好みではある。のだけれど、7回(最終回)に下位打線から始まって3点取れるなら最初からそれをやっておけよ、と、いつぞやの阪神タイガースへ向けた辛辣なコメントをコピペしておく(笑) 対河村。いとも簡単に文吾のストレートに合わせた河村だが(合わせただけなのでファール)、決着が……どうして文吾までジャイロ投げられるんだよ! この世界どうなってるの! 本人たちがジャイロって言ってるだけで実はジャイロじゃない、という説は却下。だって河村が空振り三振してるんだもの。その他の部分は熱くてなかなかいいのだが、投げてる球だけが漫画という前提があっても許容し難いレベルに到達していて、ちょっと冷めてしまう。
【凍牌〜ミナゴロシ篇〜】7巻(新刊):☆★ 率直に言ってつまらない。何て表現すればいいのだろう、メリハリに欠けるのだろうか。もうちょっと山場を作って盛り上げる展開が欲しい。部分部分を見ればそういうシーンがないではないが、麻雀やってる面子というよりは外野が騒いでるだけのような気がする。 シリーズ全体で言えば長く続いていて、Kの行き着く所は気になるが、真面目に新刊に付き合う必要はないような気もしてきた。とりあえず7巻はちょっとした動きがありそうなので買ってみるつもりだが……。
【山田くんと7人の魔女】13巻(既刊):☆☆★ 【山田くんと7人の魔女】14巻(既刊):☆☆★ 13巻はちょっと謎な流れ。魔女が倍の14人に増えている? そして14巻は以前私が「まさかこうなるんじゃないだろうね」と書いた山田と白石さんの2人の関係を描くストーリーになりつつある。さてこの後残り半分をどう続けていくのでしょう。 実際のところ、山田と白石さんのコメディーチックな物語は悪くない。但し、残り14巻これが続いたら許さんぞ、と。魔女の謎が全然解明されていないので、まあちょっとした箸休めなんだろうなあきっと。
【I'ts My Life】5巻(既刊):☆☆★ あとがきで作者開き直る、謎が小出しでごめんなさい、って(笑) あと、略称はやはり「IML」が“正式”? でも俺は「イツマイ」で通すぞー! エリーゼとカイアスがくっつきそうな展開。にしても、自己評価の低いカイアスくん。どうにも日本の若者を思わせるが、ファンタジー設定の中世ヨーロッパ風のこの世界でそれは割と致命的なのでは。まあカイアスの場合、騎士団に入ったのは自分の意思というよりアストラを追ってだから……? 温泉回ではついにアストラが兜を脱ぐ……のだが、タオルを巻いていて顔は見えない。ガード固いな。普通ガード固いってのは女の子のキャラに使いそうな表現だが。それはさておき、兜キャラというと某ゼロから始める転生モノの某アルデバランさんも兜外さないなあ。 さらに追加でノアによく似た人物が登場。これは実のところ予想されていた展開でほら世界にはそっくりさんが3人いるって話があるじゃないですか(それはドッペルゲンガー)。冗談はさておき、ここでもまた気になる発言があって、とにかくノアがただ者ではないことが分かっ……ってそんなんとうの前から知っとるわ! これ、最後の方の10巻か11巻まで謎は一切解けないまま話が進んでいくのかな? あと6冊、長いなあ。
【宗桂 〜飛翔の譜〜】3巻(新刊;完結):☆☆★ あらら、終わっちゃった。想定されたエンドなのか、それとも人気の都合で実質打ち切りなのか(一応話は綺麗にまとまっている)。電子版を買っているので気付きにくいが、ページ数が多い……実のところ、買うときに値段が高くて気付いた。打ち切りに近いが、話だけは綺麗にまとめたい……それに必要な分を描いて、最終3巻に詰め込んだ……ということかな? 最終巻は完結へ向けて一直線といった感じ。将棋を指すシーンよりもチャンバラと政治的?取引が目立ったような気がして、そこがちょっと残念。将棋指さんかったらただの時代物やん。
ある意味“見落とし”の『けいおん!Shuffle』だが、まあ1冊買って納得したというか、多分続きは買わない。侃侃諤諤に感想文を書くようになってからは初の古本となった『用神坊』は、期待した割には……という結果に。それでもあと1冊だから、残る6巻も探すことにする。感想文は全体的に前半長いのに後半手抜きだが、じっくり書いてる時間がなかった、ということで。 4月の新刊は2、3月の反動を覚悟していたが、全くそんなこともなく通常運転モード。『Dr.STONE』『ドラゴンボール超』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』『あおざくら 防衛大学校物語』『グラゼニ〜パ・リーグ編〜』『けなげなですげ』の6冊(※)の予定。『Dr.STONE』はスピンオフと合わせて3ヶ月連続刊行。『異世界魔王』は既刊があと1冊未購入があるけど、毎月2冊ずつ読んできたことだし新刊も買っちゃう(※)。『あおざくら』は単行本の偽予告にまんまとしてやられた。5ヶ月後の7月が待ち遠しいなあと思ったら、それより早く出るんじゃないですか!!! 最後の『けなげなですげ』は、私が以前絶賛してしたギャグ四コマ『言ったよきいちゃん!』の作者の新作。新しいの描いてるのは知ってたけど、コミックスについては逐一チェックしていなかったので、今回発売を知ったのは偶然だ。 既刊。まず購入済み分は『山田くん』と『TSUYOSHI』が2冊ずつと『イツマイ』、『全人類破壊』の合計6冊。これで昨年末に買った分を全て消化することになる。そして先述の通り、年末漏れてしまった『異世界魔王』の10巻を新刊と一緒に買う予定。今までケースを踏襲すると、最新刊の発売に合わせて買うところなのだが、月末からポイントアップキャンペーンが始まるんじゃないかと期待してそこまで待機する。あとは、同じく月末まで待って3月に出た3冊、『ここ先』『転剣』『全人類破壊』の最新刊も。キャンペーンがなかった場合はどうしましょうかね。この他、キャンペーンが前提だが、『山田くん』『イツマイ』の続きを買い足し、結局買ってない『TSUYOSHI』の1巻を3、4巻次第で補完する。他にも新規で検討している作品が現時点で4つほど。 余談で去年末のお話。1〜3月に読んだ既刊漫画はポイントアップキャンペーンの“最終日”に買った。購入手続きが完了してから気付いたのだが、ドットコムのトップページにキャンペーンバナーが出ていなかった。ちょっと気になってキャンペーン詳細ページで確認したところ、期間は「12月31日まで」となっている一方「キャンペーンは終了しました」とも出ていた。「12月31日まで」ということは、普通に考えて12月31日に買った分も対象となるはずだが、「終了しました」と言われると……。どっちがなのか分からずちょっと悶々としていたのだが、後日還元されたポイントを見ると12月31日に買った分も含まれていた。心臓に悪いぜヨドバシクレカ!
〜番外編〜 【タヌキとキツネ 小さなともだち】 オコジョが可愛い。 『タヌキとキツネ』は6巻以降単行本が出ていないが、代わり?に刊行されたのがこちら。「絵本」の『タヌキとキツネ』である。絵本という触れ込みなので子ども向けなのだが、そもそもの『タヌキとキツネ』は特に小難しい話があるわけでなく、シリーズの一冊として世界観やイメージを損なうことなく溶け込んでいる。絵本であるせいかお値段がちょっと高めなんですがね……ついでにと一緒に買った『Re;ゼロ』の文庫本2冊とほぼ同額。まあともかく、可愛いオコジョに癒されて満足。滝に転落するピンチから救い出し、オコジョに頬ずりするタヌキも可愛かった。ま、そんなわけで、オコジョのぬいぐるみも発売されてほしいところ。その前にオオカミとウサギが先かな。 (2020-21 03-07)
2020年3月28日
新製品をご注文ですか? PLUMが新製品の「甘兎庵&シャロの家」を発売するという情報が飛び込んできた。メーカーブログを見ると半月前に情報が出てたみたいだが、チェックしていなかった。もちろん買う予定にしている。作品中で並んでるわけではないが、ラビットハウスと並べてみたい! 思えば半年前、ラビットハウスを組み立てた時、付属のイラストシートになぜ3人しか印刷されてないのか不思議だった。チノ、ココア、リゼの3人。「んー? 『ごちうさ』って5人組の女の子の話じゃなかったのかー?」と思っていたあの日が今となっては懐かしい。今回は千夜&シャロのイラストシートが付属するんだろうか? もちろんあんこも一緒だよね??? PLUMといえば0.0125スケールの201系のプラモデルがある。まだメーカーサイトにも各種販売店にもページがないが、先月発売された鉄道模型雑誌に載っていたJR西日本仕様を買うつもりにしている。初回製品は朱色成型の中央線仕様で、これを青く塗り替えて作ることも考えた。しかしながら公式ブログか何かで見たのによると、パンタグラフがPS24であることに加え、パンタ鍵外し線が中央線仕様になっているらしい。製作スタッフの力の入れようが窺える一方で、「じゃあ色だけ青くしてもダメだな」としばらく様子見することにした。そしたら無事バリエーションモデルが出るということになったわけだ。ついでに「サハもあれば」という思いも汲んでくれたのだが、冷静に考えるとサハ201買ったらフル編成にしなければいけない。無理やり5両編成で済ませる手はなくはないが、それはちょっとねえ? 大きいほうの103系も7両フル編成で持っていたら201も揃える考えもあったのだが、天賞堂の103系はサハがレアものだったこともあり基本の4両セットしか持っていない。そもそも論で、PLUMの201系はそのまま作って走行化はしないつもりだから、フル編成にする意義が薄かったり。 甘兎庵が5月、201系(青)は7月の発売予定となっている。ペーパーキットはそんなに遅れなさそうだし、201系も新規部品はあるけど基本的に既存製品のバリエーション。夏が終わる頃には両方発売されて私の手元にあることだろう。問題はやはり、私の模型制作スピードですな(苦笑) その頃に何を作っていて、この2つに着手するのがいつになることやら……。 ペーパーキットは次に「ベーカリー保登」が発売予定らしい。この流れで「フルール・ド・ラパン」かと思ったが、変化球にちょっと空振りしてしまった。次の次ということで期待しよう。ただ、「フルール・ド・ラパン」は建物自体が大きいからちょっと難しいのかな。去年の同時期に作った「カルチェラタン」よりも大きくなりそうだからね。 (2020-20 03-06)
2020年3月26日
仮想特定検診受診に向けて 新型コロナウィルスの関係で、今年の特定検診は4月には行かないつもり。例年ならそろそろ案内が来てる頃なのにまだ届いてないので、向こうも様子見で実施を遅らせているのだろう。というわけなのだけれど、3月1日からプチ食事制限をしていた。始めた当初は「月末ぐらいには平和になってるかも」という期待があったし、なかなか体脂肪率が下がらないので一度絞ってみようという考えもあった。あと、本当に減量できるか自信がなかったので、“本番”に向けての予行演習の意味合いも? ともかく、本気の減量ではなくあくまで「プチ」制限で、いつもの夜食からご飯類、麺類を除いただけというもの。プロテインと果物と、あとたまにお菓子類はOK。夜食食べてもなかなか増えないので、一部をやめたら簡単に減るだろう……という計算は見事なまでの皮算用。現実は20日間ちょっとで1キロ減ったか減らないかぐらい。摂取カロリーに応じて消費するエネルギーを体が自動調節してるとしか思えない。便利なのか不便なのか、どっちなのだろう。 で、数日前、侃侃額額を更新した後、お腹が空きすぎてとうとう久々にカップラーメンを食した。どちらにせよ一週間に一度ぐらいのペースで解禁日を作ろうとは思っていたから、これはこれで問題なし。例の騒動も収まらないから特定検診にも行く見通しが立たず、そろそろ通常運転に戻してもいいかとも思ってたし。とりあえず、予定していた解禁日を作らずに3週間過ごせたのは上々の結果。思うように減らなかったのは問題だが、実のところ果物をちょっと食べると逆に食欲が刺激されて困ったので、“本番”の際にはプロテインだけにすればいいのかな? 流石にそれで減らなければ打てる手はない。 ところで、以前何かで読んだのによると、体脂肪率は12%ぐらいを維持すると風邪をひきにくくなるらしい(多分男性の場合の数値)。今回のはまた違うタイプのウィルスのようだが、ひょっとしてひょっとすると、今体を絞って体脂肪率10%未満を目指すのは愚策なのかも? ただ、ちょっと調べた限りでは、“科学的根拠”はありそうなものの私の経験とは噛み合わない。1つは「脂肪の膜が薄くなって体温が維持しにくくなる(体が冷えて風邪をひきやすくなる)」で、もう1つは「筋トレで分泌されるホルモンが免疫力を低下させる」というもの。これが正しければ、「特定健診初受診時ショック」による減量と運動習慣の強化で私はめちゃくちゃ頻繁に風邪をひいてなければいけない。ところが逆に、風邪をひきにくくなったのだ。「ちょっと喉が痛くなる」「ちょっと咳が出る」「ちょっと鼻水が止まらない」ぐらいの風邪はあれど、熱が出たり頭痛がして寝込む回数がそれまでと比べて明らかに減った……というかほぼ0になった。体温関しては、以前は手先足先が冷えやすかったのが今はあまり気にならない。私は勝手に「筋肉が増えて発熱量が上がり、平熱が高くなって寒さに強くなった」と思っている。ホルモン云々に関してはまったく不明。無理やりこじつけるとすれば、「運動をして体が適度に疲れるので、寝付きが良くなって睡眠の質が向上し、却って疲れが溜まりにくく免疫力が向上した」とかかな? 今年も特定健診に行けるよう、この騒動が早く収まって欲しいものだ(前回と同じ締め)。 (2020-19 03-05)
2020年3月23日
コロナウィルスのせいで更新を自粛中です(嘘) 「プロ野球開幕!」という妄想ネタを考えていたのだが(実際はご存知の通り延期)、よくよく考えたら当面の間練習試合が組まれることもあって、あまり面白くないので廃案に。 4月10日と言われていた延期日程も24日以降に再検討されているとかで、いつになれば始まるかは全く不透明。練習試合の途中経過及び結果をネットでチェックしていて思うのが、やっぱり順位が付かないと面白くない。そんなわけだから、公式戦が早く始まって欲しい――プロ野球云々というより、コロナウィルス騒ぎが鎮静化するという意味で。 (2020-18 03-04)
2020年3月16日
D810に始まるデジカメあれこれ 先日、私のD810が4周年を迎えた。買う前は色々とプレッシャーもあったが、気が付けばどうということなく5年目に突入し、まだまだコイツと一緒に戦える(いつどこで何と戦うんだ)。むしろα99IIの方が全然使ってなくてアレーコンナハズジャナカッタノニナー(遠い目)。ちなみに4年間で撮った枚数は……「普通D810買ったらこれぐらいは撮るよね」っていうレベルは軽く下回っていると思われるので秘密にさせてくれ。
とは言え、フィルム代に換算すると元は充分撮れている。 とは言え、フィルムだったら同じ数だけシャッター切ってない
……フィルム代うんぬんより純粋な「D810満足度」で話をすると、もうこれは充分元は取った!と断言できる。 毎年この時期は家の梅の花が咲いて(うちのは咲くのが遅いので3月上旬から中旬にかけて)、メジロが飛んで来るのでたくさん写真を撮る。今年は暖冬のせいか開花が1週間以上早く、そして今はもうほとんど散ってしまった。メジロ撮影は数年ぶりに快調で、かなりの枚数の写真が出来た。今年は去年覚えた“テクニック”が大活躍。テクというほどのものでもなく、「1.2倍クロップしても2400万画素残るやん」という事実に気付いただけである。D810にはDXクロップ(撮像範囲をAPS-C相当にする)よりも“緩い”1.2倍のクロップ機能が付いている。200-500mm F5.6を目一杯伸ばしてもメジロが大きく写せるわけではなく、おそらくプリント時にはトリミングするだろう……となれば、最初からクロップした方がデーター量が小さくなるし、連写コマ数もアップする。DXだとちょっとやりすぎなので、2400万画素以上残る1.2倍クロップがちょうどいいところなのである。ちなみに、連写コマ数がアップするのは実際に1.2倍して連写して初めて知った。使うまではDXにしないと増えないと思っていた。たった1コマの違いだが、実際使ってみると音の違いではっきりと分かった。 そうやって連写してると、意外にバッファ詰まりが早く来る。この辺はひょっとしたらソニー機の方が強いかもしれない(手持ちの中ではの話。D5は画素数やカードの読み込みがあってかなり撮れそうだし、D850はバッファが強化されてそう)。私は今、CFとSDカードをデュアルスロットでバックアップ同時書き込みに設定している。どちらもサンディスクのExtreme Proだが、CFの方が速い。CFのみで記録すればバッファ詰まりも多少は解消されるわけだが、バックアップの魅力も捨てがたい。データー壊れたことはないんだけどね……この辺はいつも悩んで結論が出ないまま設定を変えずにそのまま来ている。CFとSDのダブルスロットのメリットは、パソコンへのデーター転送時。両方を一度に挿してしまえる!というささやかなもの。データーのコピー自体はCFから行い(CFの方が読み出しも速く、ボトルネックはパソコンとのインターフェースではなくカードの方にあると思われる)、パソコンに転送した後バックアップを取り、無事コピーが完了したことを確認出来たらCF、SD両方のカードからデーターを消去してカメラに再び挿して作業完了。これがSDダブルスロットのソニー機(くどいようだけど、手持ちの中での話ね)だと、SDカードを挿してチェックして抜いての手間が一回分余分にかかるというわけである。たったそれだけの手間が省けるという、ホントにささやかなメリット(笑) 手持ちのソニー機は両方ともスロット1のみUHS-II対応だが、UHS-IIカードを買わないのはどうせスロット2のUHS-Iに足を引っ張られるから。バックアップ記録する意味がそんなにあるのか?と言われると困ったところだが、何かあってからじゃ遅いわけだしね。あと、UHS-IIじゃないとだめなほど連写する機会がほとんどない。200-600mm買ってメジロを撮るのにα7 IIIを使うようになったら考えよう。その頃に両スロットUHS-II対応のα7 IV(仮)が出ていそうだが……買い替えるかどうかは、あと何年D810を使い、α7 IIIをどれだけ使い倒しているか。現状のD810の寿命を考えるとα7 IVに移行してる可能性もあるが、D810を使いつつα7 IIIを使うプランもあるので何とも言えない。ちなみに読み出し速度に関して言えば、サンディスクのExtreme Proは最新のモデルでSDXCカードの規格値を越えるらしい。但し専用リーダーが必要とかで、まだ買っていないのでその効果の恩恵に与ったことはない(カードだけ持ってる……安かったので予備確保がてら、将来リーダーも買うつもりで買った)。 バックアップを取っていてD810での悩み事。それは、RAW現像すると「nksc」ファイルが自動的に作成され、その分バックアップとデーター量、ファイル数、フォルダ数がズレること。バックアップをミスしているのかnkscファイルのせいなのか見た目分からない……ことはない。nkscファイルはデーター量が少ないので、下の方の桁しかズレない。とは言え、そうだと決めつけるのも危険なので、1バイトでもズレていたらミスがないか細かくチェックしている。RAW現像するたびにnkscファイルを別のところに保存し直してもいいのだが、それすらも面倒がって忘れがちなのである。 パソコンでの処理関係で最近困ったこと。GX7 MarkIIのRAWファイルがパソコンと相性悪いらしく、RAWファイルの入ったフォルダーを開いているだけでエクスプローラーがCPUを使いまくる。最初それに気付かなくてそのままエクスプローラーが固まってしまい、最終的に落ちてしまうところまで行った。前はこんなことなかったと思うんだけどなあ?(ウィンドウズ10のどこかの更新のタイミングか?) パソコンでの処理関係でもう一つが、USB3.0がイマイチ調子よくないこと(今は「USB3.1Gen1」って名前だっけ?)。メインPCにもHDDを2台積んでいるが、外付けHDDへの多重バックアップも欠かせず、このときにUSB3.0を使って接続する。ところが接続が頻繁に切れるようで、フォルダーを開いたウィンドウがしょっちゅう消える。一応データー転送時は大丈夫なのだが、各種作業(フォルダの新設、右クリックでプロパティを開くときなど)にブチブチ切れて、いちいち開き直すのが面倒である。USB2.0だと安定するが、転送速度が遅いので論外。後からつけたフロントベイの端子は最悪で、転送中にも切れることがあるので、マザーボード直結の方を使っているが、五十歩百歩。でも百歩より五十歩の方がマシなのである。この辺は、もしもパソコン自体を新しくしたら解決する問題かもしれない。 D810買ってから4年経ったが、実は最後にレンズを買ってから1年経過した。1年間物欲と戦って耐えて来た……我ながらちょっと偉いと思う(あっそーよかったねー)。但しマウントアダプターは一個買ったのでそんなに褒められたものかどうかは分からない。そして未使用の55mmと67mmの保護フィルターをどう見たものか(笑) あるからってそれを着けるためのレンズを買うのは本末転倒な一方、「保護フィルターを先に買ったらレンズ買う計画が中止になる」とかいう謎のフラグが立つのも何だかなあ。うちの保護フィルターは保護対象がレンズじゃなくて財布かい! (2020-17 03-03)
2020年3月10日
短編2巻とEx3巻 『Re:ゼロ』本編以外を2冊消化。短編集はそういうものだが、Exの方も比較的平和な展開(最後がちょっと殺伐としている)。さくさく読みやすい代わりに先があまり気にならず、一度読むのがストップすると止まったままになりやすい(笑) 短編集の1話目はグサッと来る内容。音痴代表として言っとくわ。そんなに簡単に治ったら苦労はしねえよ! って、漫画(じゃなくて小説)に文句言ってもしゃーないか。一番面白かったのは、発魔期を迎えた云々のパックのセリフ。「あれこれもうちょっといけるかないけるいけるみんな案外ちょろいや!」のところが爆笑モノ。流石は偉大なる大精霊パック様とは思えない軽い発言。全く関係ないが、近所のスーパーに「使い切り小容量パック」の野菜が売ってるのを見るたびに、条件反射で「大精霊パック」って心の中で思っちゃう。閑話休題。その雪まつりの回では、巻頭カラーページで皆が集まっている場面が描かれているが、「スバワール像」(ラムレム合作で理想の男性雪像を作ったらロズワールとスバルが混じりました)を見てムカついているロズワールが面白い。ロズワールなら笑って流しそうなところ、こういうところで怒ることもあるんだー、って意外な一面を見せてもらった。さてさて、本編と合わせて短編集も読むべきところ、“時期”がズレてしまっていていつ頃の話か分かり辛いのだが、レムがピンピンしてるあたりでなんとなくなんとかなる。短編集でレムが出なくなったら「あっ……」という気持ちになるのかも。特に4章と5章の間は皮肉にも短編が山ほど作れそう。何せ間に1年あるんだからね。にしてもこうして短編でレムが“動いて”いるのを見ると、本編でもスバルくんのレムが復活するのが待たれるね。 Exの3巻は、これで一先ずヴィルヘルム編完結なのかな? テレシアの父親と“敵対”するが、態度は硬いと見えてその実クルシュの父親同様「情けない系」。結局蓋を開けてみると、前半は割と平和なお話。ちょっと戦うけどこれぐらいよゆーよゆー。最後は5章で出て来た八つ腕のクルガン(こっちが初出)と激しいバトル(押され気味)になる。読んでいての印象だけど、パワーと手数が多いだけなのでラインハルトなら割と一蹴できそうな相手にも思える。一応剣聖テレシアに勝った剣鬼ヴィルヘルムなので、楽勝とまでは行かなくても辛勝というか相手側からの手打ちで終了するのは……? 相手との噛み合わせのせいもあるだろうけど、同じ「剣聖」でも強さに差があるのか。確かにラインハルトは作者が強く設定しすぎな気がしないではないが。そして気になるのが、ストライドとの決着がきっちりついてないような気がする。これで終わりだと中途半端な気がするが、次は、Ex4巻はユリウスの話っぽいから、時間の経過を考えると登場のチャンスはあまりなさそう? どうするのかねえ。 本編22巻が去年の12月に出てるもんだとばっかり思っていた。3の倍数月に必ず発売されてる印象が……調べてみると、結構抜けたりすることもあるようだ。代わりに短編集やらExやらが出て結果的に3ヶ月おきにではあるのだけど。そんなわけで、12月はEx4巻のみの発売。本編の次回発売は再来週ぐらいになるようだ。つまり私が追い付く日がいよいよ近付いて……まだ短編集が2冊手元にあるからもうちょい先だね。前より近付いていることには間違いないけど、22巻を発売と同時に読み始めるのは無理っぽい。6月に満を持して23巻が読めるといいな(発売されるかどうか分からないけど)。 (2020-16 03-02)
2020年3月4日
80系一体型キットを組んでいて…… あまり凝り過ぎてもよくないな、と感じ始めた。手を抜きすぎると後から作り直したくなって二度手間なので、力の抜き具合が非常に難しいところであるが。新たに気になったポイントとして戸袋窓がある。グリーンマックスのキットは一次車更新後をプロトタイプとしており、木枠からHゴム支持に変更された状態になっている。この窓の、縦横比がちょっとおかしい。実車写真を見ると縦横「1:1」か、やや縦長に見えるのだが、GMキットは横長。気付いた当初は修正するつもりでいたのだが、1両あたり4箇所、6両編成で24箇所となるのでなかなか面倒。関西急電色なら文句言いながらやってたと思うのだが、今回は湘南色で作るので「見なかったこと」にしようかと。一方でドア窓の表現は気に喰わないので修正した。この線引きは一体どこにあるのか。 以前湘南色のを作った時は、特に線区は気にせず作っていたが、今回は関西で快速として走っていた編成の再現が目標。とは言っても特別なことはあまりせず、「とりあえず一度、一体型の80系を組んでみる」の方が大きなテーマ。とかいいつつ面倒な例のアレに手を出しているのだが、ヘッドライトのパーツがどうなるか分からないので中止する可能性を残している。前面ガラスは当初、カトーの低運転台クハ153からもぎ取る予定だったが、構想外になったGMの155系キットがあったのを思い出してそちらに変更。ただ、155系の窓ガラスがGMらしい意味不明な構成で、やはりGMは油断できないと再認識。クハ86の車体に当ててみると、やや寸法が合わない。実車写真を見た感じ、Rの付いた部分がクハ86015ではいくらか小ぶりになっているようだ。頑張るならここで既存パーツを諦め、アクリル削り出しで自作するところ。しかしながら今回はそこまで頑張るつもりはないので、寸法を誤魔化して155系用で済ませる予定。一方で別の箇所は再現に手間を惜しまなかったし、ホント自分でも線をどこで引いているのか良く分からない。 今回はとりあえずで6両作るのだが、後日もう少し足して長編成も楽しみたいと思っている。サロ85も組み込みたいのだが、300番代で済むなら楽なのに残念ながら快速には入らなかったようだ(新製配置された3両は急行用で、早々に放出)。どうやって作るか悩みどころなのだが、新潟サハ75の側板自作が上手く行けば大体同じ手法が通じるはず。新潟旧国作ってからの話だから、次の次以降だね。 そして問題は100番代。一次車の窓配置の変更で作ることを考えていたのだが、一体型キットベースでは作業がかなり面倒そう。ここで板キットの出番と言いたいところだが、板キットベースで劇的に楽になるわけでもない。そんなときに思い出したのがクハ85 100。これをクハ86と切り継いだり、ニコイチしたりするのが現状では一番楽な100番代制作方法? 大量に必要なので、値上げ前にもっと買っておけば良かった(何両かはある)。きちんと作るのは関西急電色だけにして、湘南色は一体キットの窓サッシを銀色に塗っただけの「なんちゃって100番代」でもいいかな。ところでキットを眺めていて思ったのだが、クハ86一次車の前面がコレに付いてるのも酷い話。台紙の説明によると「3枚窓クハ86も制作出来ます」らしいが、前面3枚窓で側面100番代は、一次車キットの2枚窓クハ86を越えるおかしな一品だ。 クハ86015は、途中で制作に詰まったら封印し、別の箱からクハ86をもう一両抜き取ってくる予定。一体型キットの何がダメって、3枚窓(一次車として正しい姿)と2枚窓(厳密に言うと妻面が異なる)が1両ずつというところ。3枚窓は実車が20両しかいなかった少数グループで、2枚窓車との比率が強制的に「1:1」になるのはいただけない。塗装済みキットは2種類発売されてるのに。去年の再生産で多めに買ったのは2枚窓クハを確保する意味合いもあり、視点を変えると3枚窓クハは最初から一部を死蔵するつもりだ。一昔前なら「パンタ乗っけて好きな色に塗って遊ぶ」って言ってたと思うが、今はそんな余裕ない。そういうわけで、どうせ余らすものだから失敗しても素材的にはノーダメージ、と気安く加工し始めたということだ。 まあそれでも4箱買い足したのはやりすぎだったかな(反省の色なし)。数年前の再生産時にも一応買っておいたので合計6箱。板キットもあるしどんだけ作る予定なんだよ俺は(苦笑) これも頻繁に再生産しないGMが悪い。で、前に300番代のキットを見たとき、車体断面が一次車キットとやや異なっているような気がした(実車はほぼ同じはず)。混成した時の編成美を保つために(一次車と300番代が混ざっているのを編成美と考えるかどうかは別の話)、300番代を組む時に一部一次車のパーツを使う必要があるかもしれない、と思ったのも多めに買った理由の一部である。ところが、今回再検証してみたところ特に問題なし。あるとすれば妻面の幌枠が両者でかなり違うことで、前回勘違いしたのもこれが理由かも。ちなみに300番代の方が実車に近く見える。品番を見ると300番代の方が先に出たはずだが、後発の一次車の方が形態悪くなるってどういうことですかGMさん。まあGMだからそんなに不思議な事でもないですけどね。で、幌枠をきっちり修正するとなるとこれまた大事で、どうせ大部分を削って上からカトーの幌枠を付けるわけだから、多分そんなに目立たないだろうということで気にしないことにする。 こんな風に、考えるのだけは快調なんだけどねえ。今月は少々イベントがあるので、多分完成までは漕ぎ着けないと思う。4月に完成させて、次は新潟旧国に戻るというのが現在の計画。その後80系に戻るかというとあまりその気はなくて、クモニ83とクモユ141のパート2が最有力。あと、ミスが原因で凍結中の錦川鉄道NT3000もそろそろ何とかしたい(Nじゃなくて0.0125)。年内にどれだけできるかねえ(まだ3月始まったばかりの今言うセリフか?)。 (2020-15 03-01)
|