橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成20年3月下旬分

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平成20年3月31日

計算外

  鉄道模型トーク。先日、カトーから223系2000番台の模型が発売された(もちろんNゲージの話である)。223系というのは、関空快速や新快速、瀬戸大橋線のマリンライナー等で使われている形式である。0番台と2500番台が関空快速用で、1000番台と2000番台が新快速用。マリンライナーが5000番台だ。他にも、少し特殊な6000番台も登場している。新快速用の1000番台は、阪神大震災の少し後に登場。本来もっと後になってから投入予定だったらしいが、大震災で廃車された車輌の補充の意味もあって予定より早く製造されたらしい。時速130キロでの運行が可能。当初は既存の221系に合わせる形で120キロ以下での運用で、221系との連結運転も数多く見られた。後に2000番台が登場し、新快速が例外を除き223系で統一されると、本来の性能である130キロ運転が開始された。221系との連結も見納めとなった……と思っていたら人生分からないものだ。近頃223系2000番台の一部が221系の性能に合わせる制限改造を受け、221系と共通運用に入った。新たに6000番台と名乗るこのグループは、221系と連結しての快速列車として走る姿も見られる。まあ、かつての新快速が1000番台+221系で、今見られるのは外見がほぼ2000番台の6000番台+221系という違いがあるが。
  Nゲージ鉄道模型では、随分昔にカトーから1000番台が発売されていた。221系もロングセラーの域に入りつつあり、当然221系+1000番台の連結運転は一つの遊び方だった。実車では、1000番台より2000番台の方が数が多いこともあってか、関西のファンは2000番台の模型化も熱望していたようである。私は……そういう話になるたびにこう言っていた。
  ――「1000番台の方がカッコ良くないか?」
大抵の場合、同意は得られるものの「2000番台も欲しい」というところに落ち着いた。私も「出たら当然買うけどね」とは言っていたが。で、その、2000番台が模型化される日がやってきた。某筋から噂としては聞いていたが、メーカーから公式発表されるとやはりワクワクするもの(←1000番台のほうがカッコいいんじゃなかったのか?)。当然店には予約を入れ、発売日をまだかまだかと心待ちに……あんまりしてないね。何せ相手は発売日がガンガン遅れることで(逆の意味で)定評のあるカトー。発売は夏頃になるかな、と予想していたのに決算期に間に合わせやがった。もっとも、最近は、カトーよりもトミックスの方に遅れだすと歯止めがかからない発売予定品が多いような気がするが。
  さて、この223系2000番台の模型、ファンとしては当然223系1000番台との連結運転を楽しみたいところである。ついでに、登場後間もない6000番台を小加工で仕立て上げて、221系とも連結運転したい。のだが、問題が1点。221系と223系1000番台の動力ユニットは平凡な動力ユニット。ところが最近、業界ではフライホイール付き動力ユニットが当たり前になってきていて。というわけで、223系2000番台の動力にはフライホイールが付いている。まあ、付いてなければ関西の鉄道模型ファンが暴動を起こしかねないので当然の処置かもしれない。だけれど、付いていたら付いていたで困ったことが。連結して楽しみたい1000番台と221系の動力にはフライホイールが付いてないんだよね……。これっていうのは、やったことがないから実際のところは分からないけど、動力特性が異なるのであまりよろしくないのでは、と。多分走らせて見れば一見して素直に走行しそうなのだが……多分どちらかのモーターに負担がかかっているような。発進時にはフライホイール付き動力が押される形に、停止時には従来型動力が引っ張られる形になるので……。まあそういうわけで、フライホイール付き動力とそうでない動力は、同じ編成に混ぜない方が良いと思われる。だから先ほど書いた混血編成はちょっと今のところ無理がありそう。でも、せっかく2000番台の模型があるのにできないのはもどかしい。というわけで一計を案じた。カトーは、製品発売後しばらくして、製品に使われている部品もリリースする。そのときに、動力ユニットを買ってくるのだ。そいでもって従来製品の221系と223系1000番台の動力ユニットを置き換えればモウマンタイ! 分売パーツは、動力本体と台車が別売りなのだが、台車は従来製品のものから外して使えばいい。ついでに、最近の製品は連結器まで別パーツなのだが、従来製品ならば台車に連結器が付いているのでいろいろと都合がいい。床下機器類を表現した動力カバーの部品も2000番台と1000番台、221系で違うものが付いているはずだが、従来製品の動力カバーから外して付け直せばいい。取り付けツメが違っても、干渉が少なければツメを削って強引に接着剤で止めればいいだけの話。本当に動力ユニットという部品だけ買ってくればいいので、お財布にも優しい完璧な計画。問題があるとすれば動力ユニットを車輌本体に取り付けるツメの形状が違った場合にややこしそうなのだが、まあそんなところいちいち設計変更しないだろう。
  というわけで、昨日買ってきた223系2000番台の動力ユニットを外して1000番台に装着! って、買ってきて走らす前にまずそこからやるのかよ橘雪翼!(笑) 結果は上々。ツメの位置や形状ともに読み通り変更点はなく、無難に嵌った。しかし、次が問題だった。っていうか、言われて見ればそういう変更点があったな……。台車の装着方法が変わっていたのだ。ツメの形が変わっていて、それで従来品の台車は装着できない。計算外。現行品の台車には連結器が付いておらず、動力側のツメに取り付ける寸法になっている。台車に付ける連結器とは違う部品になるので……。しかも、動力の端に付ける連結器パーツに謎の突起が。その謎の突起が古い製品と干渉しやがる!!! その突起、削っても機能に問題なさそうなのだが……削っちゃっていいのかな? 今のところ代わりの部品が手に入らないため、削って拙いことが起きると困るため実験できない。どうみてもなくても問題ない突起なのだが……わざわざあるということは意味があるんだろうねえ。
  ここまででいろいろと計算違いのことが発生している。誰だよ、モウマンタイ!とか完璧!とか叫んでた見通しの甘い楽観主義者は!(かなり自己否定的) まず、台車は何故かえらく値段が高い。この計画を無理やり押し通すとした場合、出費が約1.5倍に跳ね上がる。何故か私、無駄に221系を大量所有しているので(221系大好きなんですよ。5番目ぐらい)全車取り替えるとなると……。まあ、大量所有を逆手にとって一編成だけを「223系との連結専用」に指定するのが賢い方法かな。これなら1つだけでいい。2つめの問題は、台車に連結器が付いているのと動力ユニットに連結器が付いているのとで、若干だが編成の見栄えが異なる。これが混ざっちゃうのはいかがなものかと。2種類の別の車輌を連結させて走らせているうちはいいのだが、動力を置き換えると従来製品の方に「編成中に何か違うのが混ざっているんですけど」という現象が起きる。まあ、ほんの些細な変化なので多分気にならないとは思うんだけど……最初完璧な計画だと思っていただけに些細な欠点が気になるお年頃。何だか、多少動力に負担がかかるのを覚悟でそのまま走らせた方が話が簡単でいいような気がしてきた。負担って言ったって、そんな大きな問題にはならないよ。と、思い通りに行かなかったので、原点の問題を過小評価しようとするのであった(笑)


平成20年3月30日

はっぴーはっぴー

  阪神開幕3連勝! 福原完封のオマケ付き!(オマケ扱いでスンマセン>福原投手) その完封の内容だが、被安打7、四球3と一見してあまりスムーズではない。だけれども、投球数はたったの107。前2戦の先発安藤と岩田が、共に早いイニングで投球数が100を越えていたことを考えると特筆すべき数字。いや、普通に見ても9イニング107球というペースは素晴らしい。先発にいろいろと課題のあった阪神タイガース。福原投手が今後も、こういうピッチングを見せてくれれば優勝の2文字が現実味を帯びてくる。と共に、安藤や岩田他の先発投手にもこういう姿を見て欲しい。下柳は……まあ、いつもどおり6回1〜2失点90球ぐらいでいいんだけど。で、もう一つの課題だった得点力も、今日は先制パンチに中押しダメ押しで7得点。新井が加入してやはり変わったね。平野もいい感じで1、2番がしっかりしてるし。これでフォードが打ち出したら完璧なんだろうけど、どうなんだろうねえ(笑) 次の3連戦の様子如何では多くの阪神ファンが「右翼は葛城でいいんじゃないの?」と思うことだろう。まだ3試合しか終わってないけれど、いろいろと期待させてくれる3連勝だった。
  でまあ……おそらく5球団のファンがニヤリとしている……特に阪神ファンとヤクルトファンあたりは……某巨大球団は見事なまでに3連敗。投手陣崩壊、略して投壊。打線も3割4割は当たり前(額面からの割引率がね)。あ、でも、今日はヒットが出ているから繋がりだすとこりゃ怖いな。あと、実は今年のヤクルトが強いという考え方も? 広島も「新井獲りやがってコンチクショー!」と向かってきた場合、去年の再現があり得るわけで。やっぱり油断はできないね。ま、油断するのもしないのも我々ファンではなく、実際に試合に臨む選手の皆さんなのだが(笑)


平成20年3月29日

  教科書検定で何やらまた一波乱? 美術の教科書で紹介された横尾忠則氏の作品に物言いが付いたらしい。詳しくは忘れたがこんな流れ。横尾氏の作品中に「私の娘、展示即売会」みたいな文言が並んでいたらしい。もちろん「私の娘」ってのは比喩表現で、自分が丹精込めて作った美術作品を「娘」に喩えた言葉である。その作品写真が「人身売買を連想させる」とのことで差し替えになったらしい。当の横尾氏は「この程度の比喩表現も受け入れられないのか」とご立腹らしい。ちなみに、教科書に印刷されたとしてもその文字は小さく、潰れて見えないようなものらしい。
  なんか文末が「らしい」ばっかりでごめんね(笑) でまあ、私が感じたのは……それが比喩表現だというのは分かる。でもね、比喩だったら何でもいいってわけでもないでしょう。世の中にはいろいろな"表現"がある。日本では自由な表現をする権利が認められているからね。でも何をどう表現してもいいというわけでもない。そこには常識とか、良心とか、良識とか、そういうものが求められる。様々な表現があるけど、そこには"上品な"表現もあれば"下品な"表現もある。下品な表現の全てがいけないとは言わないけど、でも表現の種類によってはTPOなるものをわきまえないといけない。そんな風に考えた場合、横尾氏が作品に入れた文字列はどうだろう。人を表す言葉に続いて「の展示即売会」と続く。一瞬はっとしないだろうか? もちろん、文字列単体で見るわけではないのでそれが比喩表現であることはすぐ分かるだろう。文字よりも先にメインである人物像の部分が目に入るだろうし(何かの裸婦像のコラージュ作品らしい)。考え方によっては上手くマッチした表現かもしれない。されども、ある種マッチしてるからこそ……ちょっと生々しいというか、グレーゾーンに立ち入ってしまっているんじゃないかな。どこでも使っていい表現の枠から確実に半歩はみ出してるんじゃないかな。ほんと微妙なところで、私も今言葉に迷いながら推敲してるんだけど。とにかく、今回は場所が場所、学校で使う教科書だからね。横尾氏は「高校三年生だったらこれぐらい比喩と判断できる」と主張していたけれど、高校三年生とか中学一年生とかじゃなく学校で教材として使うものと捉えて欲しいね。私の個人的主観になるんだけど、教科書は多少潔癖症なぐらいでいいんだよ。後は教師が適当に汚(以下略)。いや、中高の頃にそういう先生が(以下略)。男女共学になって授業がやりにくくなったって嘆いてたなー(いいのか? こんなこと書いてて)。
  というわけで「人身売買を連想させる」との文部省……今は文部科学省だっけ、まだ慣れないや……の判断に私は得心が行く。新聞のコラム欄なんかでも例によって文科省批判の方向性の文章を見たけど、思わず穿った見方をしてしまう。とりあえず批判しとけばいいと思ってないか?なんて(笑) あ、でも、話題として取り上げる以上はそっちの方向じゃないとコラムとしての文章が成り立たないか。ただこの写真、印刷すると「虫眼鏡で見ても読めない」だったかな。その事実を加味するとやや神経質かもしれない? そこのあたりまでは俺は知らん←最後は投げ遣り(笑)


平成20年3月28日

  神戸新聞によると……尼崎の商店街に、今年もまた「阪神優勝マジック144」の幕が掲出されたらしい。ここの常連さんなら覚えているかと思いますが……144勝しなくてもいいんですよ。最近の、「同一リーグの各チームと24試合、交流戦でパ・リーグチームと4試合ずつ、合計144試合」という制度ならば133勝で優勝決定です。マジックの定義は難しいけれど、どうせやるならマジック133なんです。まあ、こんな計算する暇な人は世の中に1人か2人ぐらいなんですかねえ。私もそれに気付いたのは去年のことなんですが。っていうかそれまで、そんなこと考えたこともなかった。「優勝マジック140? あんたら能天気やなー」ぐらいにしか思ってなかったもんね。しかし、その計算をするぐらい暇な私と言えど、尼崎(多分阪神尼崎)の商店街の組合に"間違い"を指摘しに行くほど時間が有り余っているわけでもないのも事実である。
  一応簡単に復習。133勝で構わない理由。阪神が133勝するとですね、他のセ・リーグチームは最低でも13敗しなきゃいけないわけですよ。阪神と直接対決で24試合やるわけですからね。阪神が133勝するってことは、阪神は11試合しか負けないのですよ。阪神にいくらたくさん勝っても11勝13敗なわけですよ。ってことは、阪神戦以外で全部勝っても、131勝13敗の成績しか残せない。ほら、133勝11敗の阪神より下でしょう? 阪神133勝11敗でも、パ・リーグチームならそれより上の成績を残せる可能性があるけれど、セ・リーグの優勝を決定するのに何の関係もないので問題ありません。
  〜 Quod Erat Demonstrandum 〜

  今年もまた「優勝マジックの数字が違う!」とか、「プレーオフマジック間違っとる!」とか騒ぐんだろうなあ(笑)
  それはさておき、今日からセ・リーグ開幕! ふと思ったのだが、パが開幕してからもまだ、セはオープン戦をやっていた。このズレは……と思っていたら、大リーグも25日、レッドソックスVSアスレチックス戦が日本で開幕。でも大リーグも本国ではまだオープン戦をやっていた(笑) 何かズレてるよね〜。さてさて、阪神の開幕戦というと……勝てないイメージがある。スポーツ紙によると、ここ10年で2つか3つしか勝ってないらしい。幸いにも、2003年星野阪神も、2005年JFKデビューの年も開幕戦は負けている。よく開幕戦は特別、単なる144試合のうちの1試合ではない、と言う。が、所詮一勝は一勝、一敗は一敗。心理的にはどうか分からないけど数字としては1/144なのである。と言いつつも、やっぱり白星スタートして欲しいのもまた事実。今年の開幕投手は安藤優也。対する横浜は、エースにして阪神タイガースの天敵三浦と思われていた。が、不調だったかちょっとした怪我で開幕登録を外れた。これはチャンス。開幕白星のチャンス。上手く行けば一ヶ月や二ヶ月ぐらいは番長のリーゼント……じゃなくて顔を見なくて済む(念のため:番長とは三浦のことね)。さてさて、放送が開始してテレビをつけると………………予想通りというか何と言うか、やっぱり阪神の開幕投手は先制点を取られる。1点なのがまだマシだったけど、何だか情けないよねー。やっぱり今年も阪神のアキレス腱は先発投手なのか。2点目取られて、橘雪翼的には負けムード。開幕戦は打線も沈黙気味なのですよ。ところが、怪我の影響が心配な金本が右中間へ適時三塁打を放って同点。直後、という言葉が相応しいぐらいの初球打ちで今岡が逆転打。四球2つで始まったチャンスは2本のヒットで逆転となる3得点を残した。途中、1点を追加して最後はJFK。今年もこのパターンか。先発よ、もう少し長いイニングを投げてくれ。と、開幕白星に難癖を付けるタイガースファン(笑) さてさて、巨人はヤクルトに逆転負け。ラミレスが古巣相手にホームランを打ったと思ったら、その裏4点も取られる巨人の開幕投手、高橋尚。その後もずるずる行って、結局6−2で最も優勝に近そうなチームは開幕黒星スタート。そういやお隣のリーグも重量級打線は歯車が狂ったままだし……セの重量級打線にも伝染したかな? 中日−広島戦は、広島が逃げ切りに失敗して延長戦へ突入。これ書いてる時点ではまだ終わってません。
  と言うわけで、さてさて今年もプロ野球は楽しめそうだな。今年は何度「もう阪神なんて応援しない!」って言うのかな(笑) いや、そこは楽しみじゃないんだけどね。


平成20年3月27日

グリモア、って何?

  去年の11月ごろから、FFTA2の攻略を始めた。一応クリアはしてないけど、ゲームのプレイとしては終わってない………………はずなのだが、今は完璧に空の軌跡に時間を取られて凍結状態。っていうかDSの充電用ACアダプタ行方不明――放置っぷりが見事すぎる(笑) で、その、FFTA2のサブタイトルは「風穴のグリモア」。そんときはあまり気にしなかったのだが……空の軌跡 the 3rdでグリモアという敵が出て来た。2系統の別々のRPGに同じ名前が出てくるとなると……これはファンタジー世界とか神話とかの概念としてあるものと思って良さそうだ。そういうのにそこまで詳しいわけじゃないけれど、それでもそれなりにファンタジーの単語は知っている。が、グリモアというのはFFTA2で初めて聞いた。FFTA2では、魔法の書物の名称。一方で空の軌跡では、煉獄に落とされた魂の成れの果て(ちょっと違うかもしれないけど)ということになっている。両者に全く共通点らしき物もないので、本来の意味合いとは違うものなのだろう。ラグナロク(神々の黄昏)もFFじゃあ武器の名前だしね。というわけで、果たしてグリモアって何なのだろう。
  他、人名とか地名とかでもそういうのあるよね。FFIVの"カイン"もそうらしい。あ、FFVIIIの裏主人公ラグナは明らかに「ラグナロク」から名前取ってるし……。アーク・ザ・ラッドの主人公、アークの父親の名前が確か"ヨシュア"って言うんだけど、空の軌跡の主役の1人もヨシュア。その名前も何か出典があるのかもしれない。ま、人名は、たまたまの一致の可能性の方が高そうだけどね。でもあまり、人の名前としては聞いたことがないような。
  で、空の軌跡ネタなんだけど全然違う方向へ話が行く。クローゼ、というキャラクターが出てくる。ここで話題にしてたときは「姫様」って表現してた人。王立学園の生徒として初登場した(最初に出て来た偽者じゃないよ)。近くに孤児院があり、幼い頃に両親を亡くしたクローディア姫はその孤児院で育った。本名クローディア・フォン・アウレーゼのままでは王族であることがばれてしまうので偽名を使ってクローゼ・リンツと名乗る。どこかで「学園に編入する際に」偽名を使ったと言っていたけれど、孤児院の先生もクローゼと呼んでいたので孤児院に入るときからその名前を使っていたのだろう。
  ――はて
王族なのに、両親を亡くして孤児院に入れられるのか? 両親を亡くしても身寄りがあればそっちに行くこともあるよね? もちろん親戚縁者が引き取れない場合は孤児院のお世話になることもあるだろうけど、王家でそれはないだろう。無論王族って言ってもピンからキリまであるのだろうけど、クローディア姫はそんなことないはず。ゲーム中でも城の自室が出てきたし、王位継承権を持っていたのはクローゼとあと1人だけ。そして実際、SCの終盤で王位継承が決定する。孤児院の先生もクローゼの身分を知っていたような様子。はてさて、何の事情があって女王様の孫娘が孤児院に。「将来王位に就くかもしれないから、様々なことを経験しておきなさい」? う〜ん、それはないような……。作り話の世界だから、と言ってしまえばそれまでなんだけど、不思議というか不自然というか。身も蓋もない言い方をすると、これは製作者のミスだな(笑)


平成20年3月26日

SORA NO KISEKI the 3rd

  さて、そういうわけで(どういうわけだ)「空の軌跡 the 3rd」を開始したわけですが……パッケージには、パーティに組み込める数が英雄伝説シリーズ最多となる16人と書いてある。さて、ここで疑問。パーティメンバーを増やすのはいいけれど、ストーリー上どういう風にまとめるんだろう? 16人ってのは、FCとSCでパーティーに入ったキャラクター以外にも数人いる。FC、SCで出てきて「仲間になったらいいのに」と思わせといて最後までパーティーに加わらなかった人たち。多分メーカーにファンレターが届きまくったんだろうな(笑) それにしても、SCで一旦話が切れ、一部のキャラクターは別々の道を歩んでいるはず。姫様は正式に王位を継ぐことが決まったので冒険してる暇はないはず。帝国皇子も自分の国で腹黒宰相と戦略を巡らせているはず。共和国の拳法の使い手も自分の国に帰ったはずだし。なにより前作までの主役2人は外国を回って人探しと修行と贖罪の旅に出ていたはず。どう考えてもまとまらない(一部は説明書のキャラクター紹介を読んでの"その後の身の振り方"の情報を得ていた)。どこをどうやっても一つにまとまらないんだよねー。説明書見てると意味不明なことが書いてあるし。the 3rdの方向性は一体?
  当たり前だけど、ゲームを開始して一気に氷解した。ある種お祭りゲームにするためにそういうストーリーにしたんだな?と感じてしまう。新主人公ケビン・グラハム、神父なんだが知らなきゃエセにしか見えず、大阪弁を喋り、のみならずきちんとボケと突っ込みを一人でこなす。
「あんたら今までよっぽど悪いことしてきたんやな。今やったら懺悔、安うで聞いたるで」
  ――あれ? 懺悔って有料なんか?
「はあ。そこは『懺悔でミラ取るんかい!』って突っ込んで欲しいところやってんけどな」
うわ、大阪人やコイツ。きっと空の軌跡の世界にも食い倒れに道頓堀があるに違いない(注:ありません)。
  何の話だっけ。そうそう、新主人公に新ヒロイン、リース・アルジェント。主人公が神父なのでヒロインはシスター(いや、絶対そうでなきゃいけないという理由もないのだが)。この子がまたいい味出してて。なにがどういい味なのかというと、「常にお腹を空かせている」。何かと食べることに関して発言し、戦闘終了時に「はぁ……お腹空いたな」と言う。町のパン屋で売れ残ったパンを買い占める。ケビン曰く「しかしホンマに買い占めるかフツー? おばちゃん本気で引いとったで」。その後ケビンに「はい、余ってるから上げる」と1つ差し出す。ケビン「あれだけ買って1個だけかい!」 それでも一応位置付けはヒロイン。これは新しい。
  この二人が、謎の人物によって謎の世界へと飛ばされてしまう。異空間で、謎の協力者の支援を受けながら、"常識が通用しない"世界を辿っていく。途中、光る石を手に入れるのだが、そこには前作で共に戦った仲間が封印されていた。少しずつ"封印石"を手に入れては封印を解いていき、その度に仲間が増えていく。そう、そうやって何の脈絡もなくキャラクターを16人まで増やしたのだ。よく考えたなコンチクショー(笑) さらには、異世界での道中には謎の扉がある。封印を解いた仲間のうち、条件を満たすキャラクターをパーティに入れてアクセスすると扉が開き、各種エピソードが見られる仕組みになっている。主にSCのエンディングからthe 3rdの現在までの各キャラクターの様子。ある者は日常だったり、ある者は新しい生活だったり。それがまたミニゲームになっていたりと、ゲームのストーリーとしては支離滅裂もいいところだが(笑) プレーヤーの観点からすれば、これはある種FC、SCの大ヒット御礼お祭りゲーム、に見える。まあ、ストーリー上もそれなりに軸になるものがあるんだけど。広告によると「英雄伝説VIIに繋がる」らしいし。
  で、システムに変化は少ない。FC〜SCの流れで来て、少しだけ追加された部分があるぐらいかな。ちょっと勘弁して欲しいのが、戦闘中のボーナスターン。何と一撃即死という種類が増えた。そのターンに物理攻撃を行うと、当たれば必ず即死が発動する。もちろん、即死のステータス防御を持ってる敵や仲間は無効化できる。これって常に……即死を防ぐアクセサリを持っておけということか? あるいは誰か1人以上を常にCP100以上にキープしておき、どうしても敵に即死ターンが回りそうだったらSブレイクしろってことか? んー、これはちょっと厳しいなあ。他、連続行動可能というボーナスや、そのターンで敵を倒すと必ずアイテムを落とすというもの(これ、敵側にボーナスが回るとどうなるんだろう?)、そのターンに攻撃を喰らった相手を一定時間戦闘から除外するというもの、そのターンの攻撃を一切無効化してしまうというもの。なかなかに戦略性が増えたが……即死だけは勘弁して欲しいぜ。ただ、今回は冒険の拠点にCPの回復手段があるので、ある程度Sブレイクしていくことが前提のゲームバランスなのかもしれない。今のところ、ボス敵が微妙に強く感じるのでSブレイクを多用。5回も発動させたのはFC、SCでもラストボス戦以外ではちょっと記憶にない。っていうかあれは参った。
  ケビンのSクラフトは、味方全員に敵の攻撃を一回だけ完全防御する盾を張るもの。CP200だと2回防いでくれる。このSクラフトを敵に回すとこんなにもウザいものだっただなんて……。ケビンの偽者が出てくる。で、当然のようにSクラフトもコピーしてやがる。しかもどうやら、戦闘開始時に100%の確率でSクラフト。しかもCP200版。一度目のチャレンジは納得行かなかったので、再チャレンジしてみたのだが、戦闘開始直後はSブレイクで割り込めないっぽい。つまり、いきなり無敵バリアを2枚装着した敵6体(偽ケビン含む)と戦わなくてはいけないわけで。しかも敵5体が速い速い。こっちの4人が各1回ずつ行動する間に敵は2回づつ回りやがる。しかも突撃攻撃に即死属性付き。10回ぐらい戦闘不能喰らいました。まだゲームの中盤に差し掛かったぐらいなので、あまりいい回復アイテムもないし。それでも何とか倒せたんだけどね、1回目で。あまりにもアイテム使いすぎたので二度目のチャレンジをしたというわけだ。当然即死はアクセサリでがっちりガード(笑) バリアを地道に通常攻撃で剥がしたら、Sブレイクラッシュ(笑) でも1体も倒せませんでした(苦笑) やっぱりクリティカルボーナスを狙ってSブレイクかけるべきだったか。こういう時、姫様のSブレイクに攻撃用Sクラフトを登録しておかなかったことを後悔する。まあでも、一回目は姫様の回復Sクラフトに随分助けられたからなあ(でもその直後に1人即死したのは秘密だ)。にしても、CPを一度使い切ってんのに、ボス戦とは言え同じ戦闘中に再度CPが100まで貯まる恐怖。まあ往々にしてあることだが。
  しかし味方キャラクターが増えてくると……誰に何を装備していたか把握できなくて困る。パーティメンバーを入れ替える時にサポート系のクオーツを装着しなおすのを忘れたり。一応、拠点に一瞬で戻れるし、道中には中継地点があってそこへ行くのも一瞬だけど。それでも、装備を整えて「さあ行くぞ!」と気合を入れた直後に「あ、忘れ物」と戻るのは萎えるものなのだよ。


平成20年3月25日

  さて、いよいよセ・リーグも週末に開幕。というわけで順位予想をしてみました!(わーわーぱちぱちぱち) まず、優勝は……
☆ 優勝:阪神タイガース
  ――ごめん、です、反省してません
何というか、優勝して欲しいんだけどなあ(希望的観測)。でもあんまり明るい材料も多くない。例えば先発。調子が良かったと思ってた先発陣、安藤福原が……何かメジャーリーガーにぽかすか打たれて。JFKの去年一番安定したウィリアムスも……メジャーリーガーにぽかすか打たれて。で、打つ方がどうかというと。1、2番の赤星平野は良さそう? でもクリンナップが揃いに揃って沈黙。誰かやまびこ草届けてあげて!(FFネタです) 去年もね……オープン戦で不安を感じさせて、本番になったら何とかなるさ!って信じていたら裏切られた。というわけで、今年もこの状況を見る限り楽観視できない。よって今年は優勝できないだろ。当然短期決戦に弱いタイガースがプレーオフを勝ち進めるわけもなく。ああ、懐かしい弱小球団に戻るんかな……

  ――と
順位予想をしていたら果てしなく後ろ向きな阪神ファンがいることに気付きました。まだ負けグセが抜けてません。まだいろいろ信じられません。頼みの新井も、阪神に来たら急に借りてきた猫になる可能性を夢見て……じゃなく夢に出てきてうなされてます。ダメです。セ・リーグの順位予想は鬱になります。だからテキトーに済ませます。
1位:巨人
2位:中日
3位:阪神
4位:横浜
5位:広島
6位:ヤクルト
巨人は、今年優勝しなかったら巨人ファンが暴動起こすだろ(笑) で、オープン戦も堅い中日が2位。希望的観測で阪神がAクラスに滑り込み、去年変わった姿を見せた横浜が4位に。広島は4番とエースがいなくなっちゃったので最下位、と行きたかったのだが下には下がいる。首位打者と最多勝を根こそぎ巨人に奪われたヤクルトが最下位から抜け出せない。
  ――ってアンタ! それ去年の順位表やないか!


平成20年3月24日

  茨城の事件。24歳男性が包丁二丁持って道行く人を切りつけた例の事件。報道によると、容疑者の部屋には「漫画百冊、ゲーム10本」とあったが、それに何か問題でも。俺の家には漫画はその20倍は堅く、ゲームも5倍以上の数がありますが。あ、格闘ゲームも好きだなあ。負けたとき? 負けて機嫌いいわけないでしょう。やっぱり悔しいですぜ。負けて悔しいから勝って嬉しいんだよ。でもまあ、ゲームの台を蹴ることはないかな。にしても、こういうの見るとちょっと猟奇的事件は起こせないなあ。私には報道陣や世の"識者"を喜ばせてあげようというボランティア精神はありませんから。 まあもちろん、そんな事件起こすつもりは毛頭ありませんがね。
  いやさ、漫画が100冊あったからどうのこうのっていう因果関係が書いてあったわけじゃないよ。それは報道に関しては常にそうなんだけどね。識者と呼ばれる人たちが関連性について指摘している記事はあるけど。でも報道記事中にわざわざ記述するってのは恣意的なものを感じずにはいられないね。だって記者が関係がないと捉えていたら、そんなことわざわざ書かないモンね。最近、ここ数年の話だけど、漫画やアニメ、ゲームといった日本発のサブカルチャーが世界的に高い評価を受けている、というような内容の記述を多く見る。間違いなくそれは、その流れを肯定的に受け止める書き方がなされている。一方で、異常な事件が起きたときに容疑者が漫画好き、アニメ好き、ゲーム好きだった場合は、それをわざわざ大きく取り上げているように見える。あたかも「漫画好きには異常者が多いですよ。アニメ好きには異常者が多いですよ。ゲーム好きには異常者が多いですよ。」と言わんばかしに。何だか両極端というか、都合いいよなあ。

  ところで、昨日変則連続更新したけど、どうやら「下書きした時点で更新したと勘違いした」っぽい。下書き文書を今発見したので(笑) というわけで、せっかくなので一応。
『というわけで、徒然時代を含めて初となる動画ファイルの公開に踏み切りました。あんまり上手に撮れてませんが。どういう体裁にするか悩んだけれど、無難に(?)画像で侃侃諤諤のページから動画へリンクさせてみました。
Project HO【自動解放してみた】編

動画のファイルサイズが56.2MBあるのは問題かな……。皆さんのネット環境が分からないことには何とも言えない。』
  どうやらこの後、もう数行続けるつもりだったみたいだけど終わっちゃってる。リンクは昨日のと同じです。


平成20年3月23日

あれっ?

  今日の侃侃諤諤を入力して気が付いた。昨日さぼってるじゃないか。そんなはずないのに……最後に入力ボタンを押すのを忘れたのかな? というわけで、昨日の侃侃諤諤の要の部分へのリンクを載せておきます。
Project HO【自動解放してみた】編
初の動画ファイルアップロードです。でも非常に重いです、頑張ってダウンロードして下さい(笑) 飛んだ先のページからさらに動画ファイルにアクセスする形になるので、とりあえず上のリンクをクリックしていただければと。


平成20年3月23日

  「空の軌跡SC」をたった今クリア。っていうか、今日はクリアするつもりじゃなかったんだけど………………≪剣帝≫レーヴェにちょこっと会いに行ったらそのままエンディングまで一直線。まあ、継ぎ目なしってわけじゃあなかったんだけどね。間でセーブできたけど、でもそこから拠点に引き返すことができず、そのデーターからはもうボス戦に挑むぐらいしかすることがない。一応レベル上げ用の雑魚敵はうろついていたけど。レベル上げよりは拠点に引き返してアイテム類の準備をしたかったのだが。で、仕方がないのでラストボス戦に挑んだら勝てちゃったと。というかもう、3連続のボス戦は嫌だって言ってるでしょうが(笑) 最初、第一形態(普通の人間)を倒して、あっけなかったので流石にこれじゃ終わってくれないな、とは思っていたけど。その次、空の軌跡FC、SCのキーとなる≪輝く環≫と融合して化け物の姿になる。HP65000とかふざけてるでしょ絶対。こっちは通常の攻撃方法じゃせいぜい1000少ししかダメージ与えられないってのにさ。まあ一応、特殊攻撃の準備中に防御力が大幅に落ちて、打撃で2000ほど、魔法で3000〜4000ぐらいのダメージが叩き出せたけど。で、倒したと思ったらさらに変形。雰囲気としてはFFVのラスボス戦みたいな感じ。FFVのエクスデスのセリフが「無の力に飲み込まれる!? 無の力は一体……! うごごごご」とまあ、こんな感じだった。で、空の軌跡SCのラストボス、白面のワイスマンのセリフが「私の中の環が!?」だったかな。何となく雰囲気が似ていた(笑) っていうかあんたら、力に飲み込まれてより強くなって立ち塞がるんじゃねえよ(苦笑) で、ネオワイスマン(←そんな名前じゃないけど、FFVやった人には分かるよね?(笑))のHPは99999。だ〜か〜ら〜、こっちは1000とか2000しかダメージ与えられないんだってさ。クリティカルボーナスを狙ってSブレイクして、ようやく5000いくらかのダメージ。10万ほどのHPを削るには程遠い数字だ。しかも途中でCPを0にする技放ってくるし。そんなんするなら言っておいてくれたら、直前でSブレイクしたのに……(泣) しかも例によって取り巻きがいた。しかもその取り巻き、フィールドを徐々に削っていくというとんでもない能力を持っている。最後まで削られてたらどうなってたんだろうねえ。怖くて試せなかったよ。ちなみに、最初に書いた≪剣帝≫レーヴェ、敵なのだが人気が高いらしい(公式サイトのどっかにあったような)。見た目にカッコいいのと、あと主人公のヨシュアの兄的存在であったり、最後は助けてくれたりでまあまあ確かに。で、このレーヴェは、オリジナル(?)では相当弱かったらしい。というのも、「弱すぎる」という苦情が殺到したためにサポートプログラムで「強化」されたという経緯があるらしい。公式サイトでそれを見たとき俺は思ったね。
  ――余計なことすんな
と(笑) あまり強力すぎるボスは好きじゃないんだよ。FFのあれとかあれとかあれとかあれとかね(枚挙に暇がない)。オメガ&神竜あたりまでは良かったんだが……。で、サポートプログラム入れなきゃ剣帝は弱いまま、なんてのは通用しない。というのも、私が買ったロットはサポートプログラム適用済みらしい。どこかに書いてあった。今買えるやつは適用済み、みたいな記述を。というわけで、泣く泣く強い剣帝と戦いに。まあ、負けてもストーリーが先に進められるみたいなんだけどね。でも勝てた。強いって言えば強いけど、まあ泣くほどでもないかなと。強化されてこれなら、さぞかし元は泣くほど弱かったんだろうなあ……「弱すぎる」という苦情に納得。
  ストーリーとしては一旦決着が付いて、the 3rdでは主人公まで変わってしまう。何故か大阪弁をしゃべる怪しい神父、ケビン・クラハイムという人にチェンジ。ヒロインも新たに出てくるらしい。というわけで、また明日以降インストールして開始するとしよう。
  しかしあれだなあ……このゲーム章立ててあり(FCは序、1〜4、最終、SCは序、1〜8、最終章となっている)、最終章に突入すると戻れない。もちろん8章から7章へ戻る、なんていうスーパーマリオブラザーズ2の逆ワープの話ではなくて(笑) ラストダンジョンに臨むと町に引き返せない。一応回復の拠点もあるし、店代わりのものもある。なので不自由はしないのだが……何ていうか、一度エンディングを見てからいろいろやり込もうと思ったら、かなり戻らなきゃいけないわけですね。だからギルドの掲示板に出ている依頼はその都度クリアしていかなきゃいけないし、各地でのサブイベントも見落とすとサヨウナラ。FCでは、国内の5都市を順番に回っていくのだけれど、一周してさあこれから、と思った矢先にエンディングを迎える。ワールドマップを自由に巡る楽しさがない。SCの8章でようやくそれが実現したと思ったら、オーブメントが限定的にしか使えないという非常事態の元での自由行動。飛行船に乗ってみたりすることも出来ない上に、移動しようと思うと全部徒歩。ある港町では、跳ね橋が上がった状態で固定されちゃってるので渡し舟に乗るイベントを通過しないと町の南北を行き来できない(我々の世界で言うところの大規模な停電だと思ってもらえればいいかと)。トンネル内を通る場所があるのだけれど、真っ暗。暗視ゴーグル付けたら一応見えるけど視界狭くて歩きにくい。そして、要所に置かれた回復装置もオーブメント駆動という設定なので使えないという徹底ぶり。さらに、各都市を一度回ってしまうとその後、王都に戻る直前でイベント発生→終章へ向けてまっしぐら。このあたりはFFとは違うゲームなんだと思うしかないんだろうなあ(FFVIIIはシリーズの中でも例外で、ストーリーを進めてしまうと二度と町の中に入れなかった。それが判明した瞬間、私の中でFFVIIIはシリーズ最低作に決定した(笑) FFXIIも戻れないが、最後の要塞に入ったらそもそもセーブできないし短いのでよしとする)。思えばアーク・ザ・ラッドもラストダンジョンに入ったら戻れなかったなあ(初代ではストーリーが中途で、2をやって初めて決着が付くというのも共通点だなあ)。世の中そういうRPGのほうが多いのか? やったことのある種類が少なくてよく分からん(FFシリーズは全て同じ種類とみなす(笑))。
  しかし、これで、FC、SCと連続して「もうちょっと先まで進めてみるかな」と思ったら「あ、このままラストボス戦か」と展開してしまって、準備不足のまま連戦を強いられて何だかんだ言いつつ撃破することになった。しかしRPGでラストボスと戦って手に汗握るのは思えばかなり久しぶりの体験。敵の行動順になるたびに受けるダメージを心配し、大ダメージからの立て直しが間に合うかどうかで冷や冷やし、行動の選択をミスしたときに思わず声を上げ、なかなか減らないボスのHPに愚痴を漏らす。直前にやってたFFTA2があまりにも余裕すぎたからねー。二刀流の破壊力。攻防一体の召喚士の連続召喚魔法。頼れる物がありすぎた。まあ、やり込むと究極の強さが手に入るってのもFF独特の伝統なのかなあ。そのせいでラストボスよりはるかに、そして理不尽に強い隠しボスが生まれたんだろうなあ。


平成20年3月21日

  昨日の話。友人Dとカラオケをしに。いつも行く店があるのだが、最近機械が変わって入っている曲数がかなり減ったように感じる。ただでさえレパートリーが少ないのに……。最近どこのカラオケ屋でも端末のような物から曲を探して入力するようになっている。端末で、月間ランキングとかも表示できるのだが……前に行ったときにも思ったのだが、何故かこの期に及んで「残酷な天使のテーゼ」が上位にランクインしている。月間ランキングは半年分ぐらいあるのだが、その6ヶ月間の中で10位以内に入っている月もあった。エヴァンゲリオンも再映画化ということで盛り上がっているのかもしれないが……。
  で、期待半分で検索してみたが、やっぱり「銀の意思 金の翼」も「星の在り処」も入ってなかった……。

  Project HOが微進行。ちょっとした小アイテムを入手しただけなので"微"と表現したが、ある意味とても大きな一歩。小さなアイテムなんだけれど、今回の計画の核にして不安要素だったので、上手く行ったのが嬉しい。というわけで……明日気が向いたら、初の"動画で侃侃諤諤"にでもする予定。乞うご期待!


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