橘雪翼の、侃侃諤諤喧喧囂囂

平成18年5月下旬分

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平成18年5月31日

  現在製作中の国電70系電車阪和線色。GM製品なので当然、オフィシャルなというか、指定動力はGM製品。だけれどこのGM製動力ユニットは「?」マーク付きの性能であることはここで先途述べている通り。だから、今回はちょっと、KATO製のモハ80用の動力ユニットを組み込んでみることを検討した。今年に入ってからのマイブームである鉄コレ動力改造は……あれはあれで結構面倒なのだよ。いちいち分解しないといけないし通電試験しないといけないし、そしてトドめに牽引能力という点で劣り、改善策にはいまいち自身が持てない。よって、4両編成である今回は大御所KATOの動力ユニットを。ちょうどモハ80は再生産されるし、新潟色のモハ70にも投入できるし、まだ積んである80系にも転用したいし。唯一の懸念は「台車がモハ80とモハ70で一緒か?」ということ。まあ、GMのカタログでは確か一緒だったし、違っても似てるだろう
  ――楽観視してた
どのぐらいかというと、去年の開幕時の東北楽天ゴールデンイーグルスぐらい。台車、違うやん。まず、モハ80とモハ70で一緒……なのは、モハ80の初期型の話。KATOが出したのは後期型なのだ。まあ一応、GMの解説によるとその台車だったモハ70もいるにはいたみたいなのだが……
  というわけで、代替品を探す。KATOが出してる旧型国電はモハ80系のみ。じゃあ、TOMIXだ。モハ72系が出ている。こちらの台車も違うんだよな……。一応こちらは、また別の旧型国電に転用できる台車なのだが、問題はTOMIXのモハ72系はハイグレードシリーズで、カプラーが台車マウントではない。GMキット組み立ての編成に搭載する関係でこれは都合が悪い。うーん、何だかなぁ。あとは旧国出してるメーカーはマイクロエースだけ。マイクロは分売品がないし、そもそも動力の代替品として求めるメーカーじゃないし。
  ここで説明しておこう。先日、同じくモハ70系旧型国電の話をした時、旧型国電の特徴を説明した。もう一つあった。それは台車や下回りである。台車は……新性能電車と呼ばれるモハ90系以降とそれ以前で全然形状が違う。どのぐらい違うのか簡単に説明すると、ちょっとした鉄なら一目で、一般の人でも違うと説明されて見比べると分かる位、そして走らせれば分からないぐらい
  ――え?
なーんだ、走らせたらわかんないのか。じゃ、もうモハ80用でいいや。走ってナンボの鉄道模型だからね。何なら展示用に、動力ナシの下回りを一組余分に用意したらいいだけだし。一応床下機器類が似ているということでいいことにしておこう。もっともモーターカバーのせいで床下機器類がどうなってるのか分かり辛いのだけれどね。
  ちなみに、伝家の宝刀、鉄コレ動力改造という手段は今回は通用しない。というのも、古い国電の台車は、軸間が長いのだ。模型にして1センチ弱ぐらい差がある。鉄コレの台車部分に他から切り取ってきた台車の台枠をくっつけると、いくらなんでもこりゃ違和感ありすぎ。なので使えないのだ。幸いKATO製モハ80用動力ユニットは、小加工でモハ70に組み込めそう。簡単だしこれでいいのだ。ちょっと実車と違うけど、それを言い出したら違うところありすぎるしね。雰囲気雰囲気、走ればそれに越したことはないんだよ。いくら走るからって、最新型の車両を模した下回り組み込んだら流石にやりすぎだろうけど、一応旧国同士の流用だからね。

  昨日届いたFFXIIのオリジナルサウンドトラックに、インターネットアンケートへの協力お願いの紙が入っていた。面白そう(?)なので答えてみた。ちなみに、今回のサントラはアニプレックス?とかいうアニメのCDを主力で出しているメーカーのようだ。以下抜粋とコメント
Q3:このCDの発売をどこでお知りになりまたか
FFのサントラなので絶対出ると確信してた、と答えたかったのだが無論そんな項目はナシ(笑) ゲームに案内が入ってたような気がするので、「その他」の欄からそう入力した。
Q4:このCDを購入された動機をお聞かせください
うーん、FFだからなぁ……まあ毎回買ってるからということで「シリーズで揃えているから」にチェック。複数回答可だったので、「原作が好きだから(原作にゲームを含むと解釈して)」と、一応崎元仁という名前は私の中で植松伸夫ほどではないがビッグネームなので「アーティストやスタッフが好きだから」にも。厳密に言うと、ゲームやってて音楽がダメダメだったら買ってなかったと思うので……「実際聞いて良かったので」を選びたかったのだがそんな項目なかった。
Q5:このCDの「特典」についての評価をお聞かせください
特典!? そんなもんあったっけ……と、CDの帯を見ると一応あるみたい……なになに? 「ジャッジ仕様テラックスBOX(ジャッジってのはFFXIIに出てくる敵国のお偉いさんの面々、FFXIIのメインビジュアルにもなっている)」「28P特製ブックレット」「スーパーピクチャーレーベル」……今回のサントラの装丁はなかなか好きなので、でも後述する不満点があったのでワンランク下げて「まあ満足」に
Q6:今後、どのような特典を希望されますか
……え、特にないんだけど。というか、現状ぐらいが……。一応、候補がいろいろあったのでチェックはつけておいた。
Q7:この作品(オリジナルサウンドトラック)の次回作が発売されたらお買いになりたいと思いますか
「絶対買う」……じゃなくて「たぶん買うと思う」にチェック。何故絶対じゃないのか? それは……次回作、の解釈にもよるのだが、FFXIIIのサントラのことだったら、FFXIIIをプレイしてみないことには分からない。FFXII関連のCDの場合、アレンジバージョンとかピアノバージョンあたりだったら「絶対」買う。でも、ドラマCDだったらまず要らない。ナンバードFFのドラマCDではないけど、FFTAでドラマCDってあったからな……過去の経験からしてドラマCDは面白くない。買ってもロクに聞かない。だから買わない。
Q8:1作品につき、最高でいくらまでの作品(パッケージ)なら購入しようと思いますか
えー(笑) CDだからなぁ……10枚セットなんかだと平気で2〜3万円するよね。それでも……場合によっちゃあいいかもなぁ。で、選択肢をみたら、3000〜6000円までは1000円刻み、次が8000円でその次が「気に入った商品であれば価格は関係ない」。おいおい……確かにめっちゃ気に入ったらそれなりに頑張るけど、そこまで言い切る自信はないぜ。でも、8000円が上限ってことはないのでそれにチェックした(笑)
Q9:1年間で何枚くらいのアニメ作品(パッケージ)を購入していますか。
現在、全部で何枚くらいのアニメ作品(パッケージ)をお持ちですか。
んー。ムズいなぁ……。アニメ、ゲーム関係のCDってぇと、何か新しい作品が出ないと買わない。即ち、FFも宮崎アニメもない年は0枚でもおかしくないっちゅうことや。逆に、重なると多いわけだよ。去年もハウルの関連で3枚ぐらい買ってたしね。で、まあ、今年は既にFFXIIで3つ(4つ?)なので、前者には3枚って。後者はどうでもよくなってきたのでテキトーに50枚って。宮崎アニメとFFシリーズだけで軽く越えてるはずだけど(笑)
Q10:この3ヶ月以内に他のアニメ作品(パッケージ)は購入されましたか
んー、他の商品、ってことだよね? FFXIIIのメインテーマのシングル買ったなぁ。アンジェラ・アキのKiss Me Good-byeもこれにカテゴライズされる?
Q11:下記のそれぞれについて、よくご覧(お聞き)になるものをお知らせください
(下記の内容)アニメ誌、 コミック誌 、声優誌、その他雑誌、新聞、 フリーペーパー、 テレビ番組、ラジオ番組、パソコン・携帯サイト
さっきからずーっと気になってたんだが……このアンケート、かなりマニア向けだな。アニメ限定って……。で、アニメ誌なんて読まない。何かの文章で読んだんだけど、「エロ本買うのはそのうち慣れてくるが、アニメ雑誌だけはいつまで経っても恥ずかしい」んだそうだ。ふーん、そんなものなのかね。よく分からんから今度アイドルマスターが大好きな後輩に後半部分を良く聞いておこう。で、今気付いたのだが、このアンケートにおいてアニメってゲームを含んでいるんだよね。アルカディア(アーケードゲーム誌)ってアニメ雑誌に書くべきだったのか?(汗) コミック誌は最近全く買わないし声優誌なんて「何それ?」状態だし。その他雑誌に「アルカディア、RailMagazineModels、月刊タイガース、週刊ベースボール」って書いてやった。向こうにしたら全く役に立たないアンケート結果だね(笑) ところで、途中のフリーペーパーって、何? そっち系の詳しい人なら分かるのかな。これもまたアイドルマス(以下略)。ああ、あと、テレビ番組は当然、「野球中継(阪神戦)」だ(笑)
Q12:下記についてもお聞かせください
(下記の内容)好きなアニメ、好きな声優、好きなコミック、アニメ化して欲しいコミック、小説、好きなゲーム
きたぁ……おたっきぃだなぁ、このアンケート。この当たりから若干後悔し始めた。アニメ、原則嫌いやねんて! でも一応、「バンパイアハンターD」を書く。声優? 知るか。好きなコミック、マニアックなもので埋め尽くしてやろうかと思ったが、そろそろうんざりしていたのでやめた。アニメ化して欲しいものなどない、むしろして欲しくないのでわざわざ「なし」と書く(他の該当なしの回答部分には何も記入していない)。
Q14:最後に、このCDについてのご意見・ご感想をお聞かせください
んー、何って書けばいいの? そうそう、パッケージだ。パッケージの装丁はいい。んだけど若干の欠点が。CDは4枚組で、格納部分が4ツ折になっている。CDを出すために拡げると……横に大きく広がるので片手では持ちにくいのだ。当然、左手で持って右手で取り出す……という動作をしたいのにこれではやや扱いにくい。
ということで、最後の最後だけ建設的(?)な意見を書いてアンケート終了。何だか答えていてちょっとイマイチ面白くないアンケートだったよ。


平成18年5月30日

変化球の季節

  先日、久々に週刊ベースボールを買った。去年は結構買っていたのにどうして今年は買ってなかったのか。理由は冥界単純馬鹿なもので、阪神の調子がイマイチだったから。首位に肉薄したことだし、それともう一つ理由があっての久々の購入。もう一つの理由とは、題名にある変化球特集だ。去年にも薄々気付いていたのだが、どうもこの雑誌、毎年これぐらいの時期に変化球特集を組む。理由は分からんが5月に変化球なのだ。3月末〜4月頭にに開幕特集があって、8月にオールスターの話題があって、9月頃に首位決戦特集があって、10月に日本シリーズ特集があって、11月にドラフト特集があって……というのは毎年恒例でも実に納得が行くのだが、何故5月に変化球? 実はそれには理由があって、5月15日は「変化球の日」なのだ
  ――なんてのはウソなので信じないように
私は切れる変化球を投げられるようになるのが夢というか目標なので、毎年買うのである(といっても今年でまだ3冊目だが)。
  しかしプロの投げる変化球ってすごいよねー。何がすごいって、俺の直球より速いんだもん。スライダーで120km/h台って、そりゃすごいよ。俺の直球より速い球が曲がるんだぜ!? ってことはだよ、俺の投げたスライダーはプロの投げる超スローカーブ並に遅い、ってことだ。うへぇ、たまらんね。あと、フォークとかチェンジアップとかシュートとかカットボールとか軒並み俺の直球より速い。いいですなぁ、プロは。

  Final Fantasy XIIのオリジナルサウンドトラック、予定では明日発売だったと思うのだが……某店の通販で注文して、発売日に届く手はずだったのだが、そうならないことが本日確定。今日届いたから明日届くわけないよね(笑) いいのか?フライング発売(??)して。まあ、1日早くて嬉しいのだが。まだネットのデーターベースにCD情報がなかったので、自分の手でひたすらトラック名とかアーティスト名とか入力。Final Fantasyと打とうとしてDisk1だけFainal Fantasyになってたり(汗) 他の3枚とかトラック名打つときは全部きちんとFinal Fantasyって打ってたんだよ?(言い訳)
  まあ、ちょこっと嬉しいのが、シリーズ通してのメインテーマとでも言うべき「FINAL FANTASY」の曲名が"FINAL FANTASY"で入ってたこと。多分これ、初代FFとFFVぐらいなもの(かな? あとそれと、FFの音楽の作曲として知られる植松伸夫氏のアルバム、PHANTASMAGORIAにもFINAL FANTASYの名前で入っている)。他はオープニングとかエンディングとかだったり一緒くたにされてたりして曲名が表に出ない。ゲームの名称を冠した一番好きな曲だからこそ、何だかこの扱いが許せなかったのだ。FFIXに至ってはこの曲入ってなかったしね。FFXにも入ってないけど、Xは面白いので許す。
 普段のFFではあまり思わないのだが、今回のFFXIIは……なんだかゲームで聞いた楽曲とCDで聞く楽曲とで雰囲気がやや違うような、そんな印象を受ける。理由は……ちょっと分からない。テレビとCDプレーヤーの違いだと言ってしまえばそれまでかもしれないが、じゃあ普段のFFの楽曲で違和感感じないのは? ああ、今回はいきなり最初からMacでiTuneに入れて聞いているから? でも普通のCDプレーヤーとパソコンで聞くのとでそんなに差がないしなぁ。ハードであるPS2の能力が、音楽よりグラフィックなんかの処理に力を取られて音楽の方はやや手抜きだったのか? 理由はとりあえず、そんな訳で分からない。いつもの植松サウンドではなく崎元サウンドで、崎元サウンドはゲームでの再生に向かないのかもしれない(笑) 前回のFFTAはハードがGBAで、サウンドトラックはGBA版とフル音源版が入っており、フル音源ばっか聞いてたから、そうでない根拠が私の中にはないのだよ。
  ちなみに、サントラを予約してまで手に入れた割には今回はゲームやってて「これはいい!」という楽曲があんまりなかった。前作FFX(何度も言うが、FFXIは私の中ではなかったことにされている)だとCD出たら聞き込むぞ〜というのがあったのに。全体的に悪くないんだけど、一曲リピートしたくなる曲は、戦闘音楽とFINAL FANTASYとエンディングテーマを除くとちょっとないかなぁ。
  ――というのにも理由があって
やはり、ゲームを始める時の音楽が「FINAL FANTASY」で、重厚感あふれるFFIVチックなアレンジに痺れていたからかもしれない。それでも、いつものようにFFの戦闘音楽はいい。今回は通常戦闘音楽がないので、戦闘音楽が用意されているのは全てボス関連。通常ボスが2種類?と召喚獣、敵の幹部であるジャッジマスター戦あたりの3種類だ。に加えてギルガメッシュ専用とラストボス専用。いつもはラストバトルの音楽にも痺れるのだが、今回はイマイチ。まあFFXIIはゲームの部分が面白いので、それでいいのだよ。

  阪神勝ったね。とりあえず2位と1.5ゲーム差。0.5ゲーム差は阪神ファンのサガとしてあまりにも心臓に悪い。1.5ゲーム差も薄氷ってヤツだが。まあひとまずゲーム差は広がったぞ、と。巨人はこれで5連敗ぐらい? 春先のダッシュはびびったが、やっぱり失速してきたな。まあ、濱中の本塁打ダッシュも完璧に止まったんだけど。ただ、巨人については来年あたりが怖いと感じている。ほら、阪神も星野政権1年目はダメだったじゃないか。開幕7連勝したけれど、その後5割キープがやっと。6月に失速して終わってみれば4位。でも翌年ぶっちぎりで優勝した。巨人も来年は……?
  今日のゲームを振り返ると、悪いけど相手は楽天、貯金の3連戦である。こちらは"エース"井川。勝って然るべき試合。でもなぁ、井川だからな、エースっていう言葉は阪神に限って神通力でも伝家の宝刀でも切り札でも何でもないからなぁ。案の定初回から失点して、同点の場面でリードを許すし。8回2失点という内容を見ると決して悪くないんだが、相手が楽天ということを差し引いて考えろ。あと、楽天相手で2失点もギリギリ許せる。だけれど被安打7に与四球2がいけない。与四球2は悪くない数字だが、だったら被安打をもっと減らせ。7つ打たれるなら無四球で行け。奪三振12だけエースらしい数字なんだけどね……。
  今日はスペンサーと兄貴・金本の2本塁打で勝ったような物だが……最近本当に阪神の本塁打は効果的なのが多い。サヨナラ本塁打に同点本塁打、先制本塁打に逆転本塁打。交流戦入ってからはこんなのがほとんどじゃない? これらに当てはまらないやつでも、せいぜい2点程度のリードで放つ効果的な中押し弾ばっかりだ。7点勝ってる最終回に、とりあえず打っときましたよ、みたいなのがない。逆に10点負けてて、どうでもいいやーって振ったら入りました、なんてのもない。そもそもここしばらく大勝大負がないんだが。そう見ると、やっぱり接戦だからホームランが輝いているのかなぁ。もっと言うと打線が不調でホームランじゃないと点が入らないのかなぁ。
  ああ、それからロッテがすごいね。セ・リーグ相手に阪神にしか負けてないもんね。すごいよ、ロッテ。ちょっと見直したよ、去年のアレでしばらくロッテ製品買わない、って決めてたんだけど、これだけ阪神に勝ち星をプレゼントして他を叩くなんて素晴らしいことをやってくれたら、ちょっとガム噛もうかなって気になっちゃう。もう、巨人3タテ及び中日3タテなんて最高だよ。ちょっとヤクルトも浮上してきて怖いし、この調子でモグラ叩きっぽくバンバンやっちゃってください〜。そいでもって雨で流れた分の残りの1試合も阪神にプレゼントしてね〜


平成18年5月29日

後輩に……しねよ……と言われました

  いくら巨人が2位に転落したからってねぇ……

  一昨日と昨日の私の行動を。合宿の宿泊地は京都。初日はM君(宮崎出身なので、Miyazakiの頭文字を取ってこう呼ぶことにする)と一緒に行くことにしていた。M君は前科一犯のねぼすけさんなので朝モーニングコール……の前の"犯行予告"メールを送信。10分経って返って来なかったら電話する予定だった。その電話も、私のPHSから姉に頼んで「Mく〜ん、起きてる〜?」って入れてもらう予定だった(何っ)。これでどんだけ眠くても一発で目が覚めるはず……ということで密かに楽しみにしていたのだがきっちりメールは返って来た。
  さて、生憎の天気のもと、まずは昼飯に南禅寺は奥丹の湯豆腐を食べに。実は去年、滋賀への行きしなにM君と昼ご飯を食べに寄ったのだが……紅葉シーズンで長蛇の列。そのあまりの長さに諦めた。そしてこの2月ぐらいだったかに「リベンジ冬の京都!南禅寺は奥丹の湯豆腐を食いに行くぞ!ツアー」を企画。どうせなら、と鉄研の後輩たち多数を誘って行ったのだが……M君は寝坊で不参加。これが先述の"前科一犯"である。
  昼食後は京阪京津線に乗って浜大津まで。浜大津からは石山坂本線(石山 坂本 線、である。石山坂 本線ではない)を往復。この京阪の飛び地的路線は、京津線の山科〜蹴上間(その次の駅まで?)しか乗ったことがなかったのだ。それで一度乗ってみよう、ということで今回の旅路に加えた。浜大津では、懐かしいグリーンの濃淡のツートンカラーの電車が走っていて、また模型での製作にチャレンジしようという意欲が沸いた。
  その後、再び蹴上まで戻り、哲学の道を歩く。さらに直接、出町柳まで歩いた。意外に距離があってかなり大変。雨が降っていなくて本当に良かったよ。叡山電鉄出町柳駅には、名物の「きらら」という電車が止まっていた。模型で出たので知ってはいたのだが、実物を見るのは初めてで感激。その後、夕食会の集合地点、JR京都駅へ……バスで行ったのが運の尽き。混雑でひたすら遅延し、20分少々の遅刻。みんなー、ごめんねー。
  そして、夜、ユースホステルの部屋でわいわいがやがや。阪神が勝って巨人が負けたので、上機嫌な阪神ファンと強がる巨人ファンと。そうこうしていると12時半ぐらいになったので、明日の朝も早いからお開きに……となりかけたときに巨人ファンのセントレア一号車君が一言「しねよ」
  ――正確には
「……しねよ……」。はっきり聞き取ると「…よし寝よう…」。分かっててわざと「何で死ななあかんのや!」なんて最後の最後まで盛り上がっていました(笑)
  ――2日目――
  天気予報は外れて、晴れと曇の中間ぐらい。セントレア一号車君の"天気"っぷりは相変わらずで「橘さん、晴男パワーすごすぎますよ!」と朝から全開。最初の目的地、河原町でぶらぶらしているときにさらに「ちょっとこれはやりすぎですよ、暑いですよ!」と、私の晴男っぷりに脱帽していた(笑) 河原町で昼食をとった後、トロッコ列車に乗る予定にしていたので、阪急、京福電鉄、JRと乗り継いで馬堀駅まで。JRの馬堀駅からトロッコ馬堀駅までは多少距離があり、歩いていくことに。途中、焼き肉屋があって、「お食事の方にはトロッコの駅までお送りしますー」と呼び子さんがいたのだが……人通り少なすぎるので、呼び込みの効果の程は疑問。絶対罰ゲームか何かだよ、と話のネタにしつつトロッコ列車の駅へ。余談だが、次トロッコ列車に乗りに行くときは、そこで昼食を取ってもいいなぁ、という話にもなった。但し、
1:次にトロッコ列車に乗るのはいつか分からない
2:その時にその店のことを覚えているかどうか分からない
3:そして、その時までその店が残っているかどうか分からない
効果のない呼び込みを見ていてそんなことを思ったのであります。
  嵯峨嵐山のトロッコ列車に乗るのは2度目。1度目は中学の時だが思い出したくないこともあるのでここでは割愛。我々が乗り込んだのは、最近追加された車両らしくて、よりトロッコっぽい車だった。というのも、窓ガラスがない、足元は鉄格子で下が透けて見える、動き出すと結構揺れるの三拍子。密かに一人、多少びびったりもしておりました。というか、物を落としそうでちょっぴり不安だった。
  トロッコ列車乗車後には解散。セントレア一号車君と私は、梅田で某ゲームで勝負する手はずになっていたので(笑)、一緒に大阪まで帰ってきた。新快速を目の前で逃して、「疲れてるから座れた方がいいですねー」なんて言ってなんと各駅停車で帰って来ました。時間にして京都から45分ほど。新快速だったら30分なのに……。でもね、これね、悪くない選択。というのも、次の新快速を待つと実に15分。各駅停車は新快速の発車後数分で発車するので、結局大阪に着いても5分ほどしか遅くない。で、ゆったり座れる。もちろん、駅で新快速を待ってたら立たなきゃいけないし、座れる保証もない。というかむしろ、座れる可能性は低い。これ、いい選択肢だわ。
  で、バトルギア4で勝負(笑) 上級順走ノーマルで勝負する手はずだったのに、セントレア一号車君が間違えて超初級選びやがった。しかもセッティングでチューンドを選択。ヲイヲイ、こちらは手加減のつもりで遅い車のキー差し込んでるんだぞ(MR-S。余談だがおとつい昨日とやたらこの車を街で見かけた)。仕方がないのでこちらもチューンドを。超初級走ることなんて考えてなかったから、思いっきり妥協したセッティングだ。まあ、それはセントレア一号車君も同じだろうけど。バトル開始……車の性能差が出るわ出るわ、ナメとんのかっ! 超初級なのでテクニックの出番はほとんどない。それでも途中2〜3回抜いたり抜かれたりを繰り返してのデッドヒート。でも負けた。勝てんわ。ムカついたので(ふりをして)、上級順走ノーマルを手加減なしで走ることに。……のはずだったのに、またしても負けてしまった、なんてこったい。俺も相当な負けず嫌いなのでもうひと勝負申し込む。今度こそ格下のMR-Sでセントレア一号車君のアルテッツァをコテンパンに。しかる後に「何なら、もうひと勝負してやってもいいぞ?」と挑発。結果、この日は3勝2敗で落ち着きました(2つも負けてしまった……)。ちなみにセントレア一号車君のアルテッツァ、バトルの戦績は3勝11敗だったか。楽天の交流戦成績みたい。まあね、相手が悪いよ。その後、上級のタイムを縮めるための指導をする。イベントレースのエントリー締め切りまで残り3日だったので。4'17"近くのタイムを一日で7秒弱縮めて、まずは特訓の成果あり。ちなみに私はこのコースで3'38"677(NSX)、3'39"915(RX-7)を出している。遅い遅いと嘆いているMR-Sでも4'06"547なので、まだまだセントレア一号車君には負けない。


平成18年5月28日

あれ?

  昨日今日と鉄研の合宿に参加してきた。というわけで、昨日の侃侃諤諤はPHSから更新……したはずなのに、今見たら入ってないね? 何で? おっかしいなぁ。というわけで、再度思い出しながら書くことにする。

祝阪神奪取!

  って、今日になったら奪い返されているかもしれないので余計に昨日焦って更新したのだが……。いやぁ、ついに来ました。今日負けて冷やりとしたけれど、敵も負けてなんとか。でも中日がジワリ。気が付くとヤクルトも遠くない場所にいる。今年も混セということか。
  後輩セントレア一号車君にこんな文章を見せてみた。
  祝いの
  巨大な
  人面岩の
  首輪の
  位置の
  陥没は
  落雷によるもの
「?」マークを連発するセントレア一号車君。他の阪神ファンの後輩は皆すぐに気付いたよ。ちなみに、こんなのもの

  阪大と京大と
  神大と東大の学生が
  奪われた名誉を
  取り戻した
こっちはちょっとイマイチ。ま、とにかく、1シーズンに一度ぐらいは首位に立たないと面白くないもんね。


平成18年5月26日

  昨日書くの忘れたけど(というか、書いてから作業したんだけど)「夜行鈍行」に模型ページを1つ追加しました。キハ40 NICHINAN LINEというやつです。日南、で分かるとおりJR九州の車両。実車の写真があるんだけど、あまりにも下手すぎるので公開は勘弁を(苦笑) 別に深い思い入れがあったわけじゃないけど、Jungle Productionという小さなメーカーのデカールを手に入れたので作ってみた。我ながらいい加減な動機だなぁ。いいんだよ! そこにキットがあるから作りたくなるんだよ!
  ――……
考えてみれば、小さなメーカーって言ってJungle Producitonの名前出すのって失礼だなぁ。でも、ま、いっか(こら)。
  これで積み木が……数えるのもアホらしくなって忘れてしもうた(汗) 過去ログ漁らないといけないなぁ。はっきりしていることは、多分まだ15両やそこらは平気でマイナスである、とういこと。頑張らなきゃー(棒読み)。

  阪神タイガース強いねー。ノーアウト2塁で点が入らないんだから(昨日の話)。まあ、まだノーアウト2塁はいい。点が入らない事だってあるわな。問題は次の回だ。1点差に迫ってノーアウト3塁。ヲイヲイ、流石にこれは点が入るだろ、って思ってたらそのまま負けやがった。何が一体どうして3人打つ間にそこのシーツが還ってこれねーっつうんだ? しかも今日、さらに不思議なことが起きた。ノーアウト2塁3塁で点が入らない。ヲイヲイヲイ、これが優勝狙うチームの打線かよ。打てま線って言ってるにも程がないか? 相手が小林とか松阪とかは言い分けになんねーよっ!


平成18年5月25日

  テストで名前書き忘れたら0点になるのって、一般的常識だよね? 日本で一番大規模な試験ではないかと思われるセンター試験、そういったミスは当然0点になる……と受験生の頃口やかましく注意されてきたものだった。が、実態はどうやらそうじゃなかったらしい。今日見た記事によると、今まで23年間、そういったミスがあってもきちんと採点してくれていたらしい。共通一次からセンター試験と改められた直後の5年間は、"慣習に倣い"0点になってたらしいけど。ひょっとしたら自分もミスしたのを救われていたのかもしれない。多分そんなことないと信じているけど。あと、日本史Aでミスしてても全然関係なかったですから(日本史、受けた直後にあまりにも悪いことが判明して翌日の現代社会を受験。日本史より25点高い点数を取りました)。
  まあ、とりあえず自分が救済されているかどうかの可能性はさておき……この救済措置、いかがなものか。テストで名前を書き忘れる、ミスするというのは学力以前の問題である(センターの場合は受験番号)。第一、名前のない、間違ったテストをどうやって受験生本人のものと判断するのか。おそらく解答用紙の回収の際、席順に答案用紙を重ねるから、前後の順番から判断しているのだろう。たまたま1人だけだったらいいけど、2人連続で書き忘れ、ミスしていて、それに回収の際に入れ替わったりしたらどうする? ミスして点数が下がる受験生は自業自得だが、逆にアップしたら大問題だ。受験番号の書き間違い(マークミス含む)が学力とは関係ないと言うならば、センター試験と言えばよく聞く答案部分のマークミスはどうなるんだ。答案部分のマークミスなんて、判別できるものではない。当然救済措置も何も不可能である。それなのに受験番号だけ……。名前や受験番号を書くのもテストのうち、そんな甘い措置を小学生の受けるテストならまだしも、大学受験の一部でやってどうする。
  ――と
わざと厳しい意見を書いておいてそれとは反対側の立場に立った意見を(笑)
  センター試験というのは、まずは学力を測るためのものである。マーク式でどの程度学力が測れるんだ!という反論が出そうだが、とてつもなく多い答案を速やかに採点する都合でそこは仕方ないだろう。だから、そこの問題は考えないことにする。センター試験は学力を測るものである、これで今日のところは我慢してくれ。では、受験番号を正確にマークする、これは学力と何の関係があるのか? 答えは「関係など何もない」だろう。となると、やはり受験番号の記入ミスは救済されてもいいではないか、という話になる。やや結論を性急に出しすぎた。なので、主張において飛んでる部分を埋めていこう。
  大学とは、当然だが学問を学びに行く場所である。現状、あまりにそう考えて大学生やってる人の割合は少なそうだけど……。でも大学の目的とは、学問の修得だよ。モラトリアムでもないし、人間関係築く場所でもないし、遊ぶ場所でもない。大学生活、だったらそう捉えていいかもしれないけどね。話を戻そう。
  ある程度学力がある人を選別するために入学試験が行われる。ここでポイントなのだが、学力とは何ぞや。ここでは「学問をするのに必要な能力」という意味でこの言葉を使っている。つまり、大学入試において重視される唯一のパラメーターは学問を成す力、ということだ。極端な話社会適応力とか人間性とか道徳性とか、試験ではそんなものは見ない(見れないしね)。こんな書き方すると「じゃあ、勉強が出来れば他はどうでもいいのか!」と文句を言われそうだが、答えはYesである。もちろん、人としては生活していく上でそれはまずいだろうが、大学に入って学ぶことには実は大きな問題じゃない。というのも、大学の目的は、学問の修得、発展であり、その他の人間性とかは大学が関与することではない。それらは大学のカリキュラムで学ぶもんじゃない。少なくとも目的ではない。もちろん、ある人が極端に人間性とか社会性とか道徳性に欠けていたら、学問は出来てもその他の事で非常に困るであろう。でも、とにかく、それは大学がどうこうする問題じゃないからね。あるいは、人間としての能力が極端に欠けていてもそれ以上に学問の能力が秀でていたら、それはそれで周りにサポート要員固めて学問の発展に注力してもらって、人類の発展に寄与してもらうという考え方も出来る。ええと、重要なのは、大学では別に人間性その他を教えることは目的としていないし、それの優劣は成績にも入試の合否にも何も関係しないということである。満点だったら受験番号書いてなくたって文句なしで受かっていいんだよ、と。
  話がずれて恐縮だが……大学では比較的私の主張と近い部分もあり、納得しやすいかと思われる。では、高校中学小学校はどうか。初等中等教育においては、私のこの考えは通用しない――かのように見える。だけれど、私は別に大学に限らず、学校と名の付く全てのもので同じ考え方であるべきだと主張したい。その根拠を語る前に、私の聞いたアメリカの学校の考え方を紹介しておこう。ずばり、中等教育においても日本の高等教育――大学と同じようなものである。教師は授業だけをして、それ以外はほったらかし(まあ、質問なんかは授業時間以外にも受け付けているだろうけど)。生活指導の類はないらしい。私が聞いた話の主旨はこの後にあり、だから向こうの人は日本の中等教育を見て「日本の教師は授業以外の子どもの教育をする。すごく大変だ!」と。私はアメリカ式に賛同する一面と、批判的な部分とがある。賛同する部分は、教師の仕事はあくまでも生徒の学問に関しての指導である、ということ。教師は教師として"は"教科を教えてすれさえいればいいのである。じゃあ、批判は何かというと――教師は授業さえしていればいい、という部分である。矛盾しとるやないけ、と言われるだろうが、二文前の文章をもう一度読んでいただきたい。「教師は教師として"は"」――教師の仕事はあくまでも教科指導。でも、同じ校舎にいれば教師と生徒というのは少なからず交流を持つ。教師は、まだ未熟な子どもたちに接することの多い大人である。子どもたちに大人としてのあるべき姿、見本と言うのを見せられなければいけない。子どもと接する時間が多い大人の一人として、子どもに大人の姿勢というのを教える――給料貰ってやる仕事の一部分じゃなく、社会に生きる大人の一人としてやるのが生活指導とか道徳を説くことなんじゃあないだろうか。それが私の考えである。
  ――と、自分で失格の烙印押して教員辞めたヤツに語られたくないよねー。本題に戻る。
  というわけで、受験番号のマークミスの救済、いいんじゃないか。おっと、忘れるところだった。もう一つ根拠があった。受験番号って、受験者に取っては向こうから与えられた意味不明な数字である。多分順番とか言う根拠はあるにしても、受験者がそれを何ら説明することは出来ないランダムな数字と大差はない。対して試験で解答する数字(マーク試験の話だからね)というのは、問題に対して自分の"考えた結果"である。ただただ受験票に書かれただけの数字、自分の思慮の何も混じっていない受験番号というやつはマークするときにミスしたって同情の余地がある。それに、受験番号って意外と不公平だよ。だってさ、自分の受験番号が例えば……12000番だったとしよう。こんなの実質2桁で、覚えるのも簡単、マークするときも神経質にならなくていい。対して41759とか、訳の分からん数字が並ばれたら最悪である。他にもたまたま自宅の電話番号と重なったとか、1192296(いいくにつくろー)とかだったらマークする時にいちいち受験票と睨めっこしなくてもいい。無作為に選ばれたような数字に当たったやつの気持ちにもなってみろよ。受験番号のミスを救済してどうのこうの言うなんてちゃんちゃらおかしく見えてくる。でしょ? そうなると、解答欄のマークのずれはどうなるんだ、と言われそうだけど、そんなの直しようがないから仕方がない。受験番号よりも問題に取り掛かる時の方が集中するだろうし、時間もかけるだろうから、それは各受験生ご自分の責任でどうぞ、ってことで勘弁して。
  まあ、記事の書き方は「そういう事実が明るみになりましたよー」っていうだけで、不祥事でも犯罪でも不正行為でもないので、社会問題的な騒ぎ方はしてないようですが。


平成18年5月24日

  今週の土日、鉄研の合宿に参加してきます。でも、天気情報によると、雨。厳密に言うと「曇時々雨」。最近の天気情報はあてにならないので、直前に晴とは言わないまでも降水確率下がって欲しい。にしても誰だよ雨男は。この前の新歓イベントの日も雨だったじゃないか!(と、一番疑いのある人間が言う)
  ――という
思いでここ数日を過ごしていた。ふと天気情報で週間予報を見ると……曇りのち晴れに変わっているじゃないか! ラッキー! さすが俺ってば晴男! 日頃の行いがいいから! 後輩に早速メール打とう、晴に変わってるぞ、って!

  ――と、ここで
目が覚めた。あれ? 今俺何しようとしてたんだっけ? 今週の土曜日晴の見通しになったんだよね?
  ――……
夢か。漫画じゃドラマじゃあるまいし、現実世界で夢オチかっ!
  現実世界での夢オチなんて初めてでした。


平成18年5月23日

檜山決勝本塁打!

  おい井川! そういうピッチングが出来るなら(シーズンの)最初からやらんかい! 4回まで毎回の7安打を浴びながら、何とか1失点で凌ぐ頼りないエース。が、急に5回から変わった。三振三振凡打の山。おい、井川って2人いるだろ。一卵性双生児でさ。井川慶と井川Lもしくは井川J(慶→K)とか。普段は先にLもしくはJが投げていて、3回で慶に交代(笑) だから4回以降ボコスカ打たれるわけですよ(笑) で、不調今岡が同点本塁打を打つと、延長戦で不調檜山が決勝本塁打。今日はセ・リーグが4勝2敗。負けた2つは両方、目下の競争相手の巨人と中日。首位とのゲーム差がついに0.5! 迫ってきました迫ってきました。誰だっけ、今年の阪神に期待しないって言ってたバカは。ここからが面白いんじゃないですか!
  ……反省してます。

  あんまりにもアホらしくて話題にするのを忘れていたが……マイクロエースの70系阪和線、塗り分けラインがおかしい(模型の話ね)。70系というのは、私が先日キットを完成させて夜行鈍行の方で公開しているので参照されたし。旧国と呼ばれるジャンルで、国鉄時代の旧性能車両の1つである。何をもって旧性能と新性能と呼び分けるのか、普通の人にとって分からない基準だが、一応モハ90系以降を新性能電車と呼ぶ。モハ90系というのは、後に101系と称号改正が行われた。ええと、多分それ以降だと思う。ひょっとしたらモハ20系の方が先だったかも……。で、そのモハ90系とか101系というのは、つい最近まで首都圏とか大阪でようけ走っていた……わけではないが、見た目にそっくりな後継車両が走っていた。首都圏だと、ちょっと前になるけど山の手線の緑一色の電車、本当につい最近まで走っていた常磐線のエメラルドグリーンの車両、関西では大阪環状線が有名。大阪環状線は半分以上が201系というやつに置き換えられたそうで、阪和線の青一色のやつ、大和路線の緑一色のやつ、などなど。103系は山の手線専用設計だったのに何かを勘違いして国鉄車両最大を誇る両数が製造された。が、所詮山の手線専用設計なので
  ――話が長くなる
で、そのモハ90系以前の車両は称号改正されずに、そのまま2桁品番(品番?)で残された。そのうちの1つがモハ70系ってやつなんだよ(あー長かった)。関西だと一応、東海道本線も阪和線も走っていた――らしいが俺が生まれた時には既になかったので見たことはない。そこにGMのキットがあるので作ってみたくて作っただけ。で、2組買って一方を新潟ローカル用車両(既に組み立てたヤツね)、残りを阪和線仕様にしようとしていた。が、製作途中にマイクロエースが完成品の発売を発表。おのれ、何か俺に恨みでもあるのかッ!(くぁっ!) 
  ――あったら怖いです
ということで、何か間違ってマイクロの完成品が欲しくならないよう、キットをさっさと組み立てようと計画。半分実行できて残りは実行できず。阪和線の方を製作し始めて間もなく手がストップ。どのぐらい間もなくかと言うと、パーツをランナーから切り出してストップ。うわぁ、全然だめじゃん。そして、ついに恐れていた恐怖の大王降臨。しかも行きつけのお店がご丁寧に「出ましたよ、いかがですか?」ってケース開いて見せてくれた。おお、これがマイクロ70系か……いかんいかん、俺には製作途中のキットがあるではないか! 浮気はいかん! でもついつい見てしまう。男ってやーねー(違うって)。
  ――ん?
何かおかしい。何だろう。多くの旧型国電に共通する特徴として、シル、ヘッダーというものの存在がある。窓の上下に、薄く板状に出っ張りが出ている(模型ページの写真で辛うじて確認できるかと)。どうしてこんなものがあるのかというと、私は正確な理由を知らない。が、多分……昔の車両なので、車体強度を出すための補強なんじゃないかと。窓の上下にある理由としても納得できる。で、そのシル、ヘッダー(ちなみに上にあるのがヘッダーで下にあるのがシルらしい)、塗り分けラインの基準になっている塗装が多い。すなわち、シルの下端とヘッダーの上端が色の境目になっているのだ。70系の塗装としては、横須賀線色のクリームと濃い青、新潟色の黄色と明るい赤、東海道本線の茶色一色に阪和線の何とも言えない緑とクリームの塗り分けが挙げられる。他にもあったのかも知れないけど俺が知ってるのはそれだけだ。で、2色以上の塗装の場合は全て、そのシル、ヘッダーにそって塗り分けていた……ハズ。なのにマイクロ70系阪和線色、上の塗り分けラインがおかしい。明らかに塗り分けラインが上すぎる。ヘッダーと縁もゆかりもないところに塗り分けラインが来ているじゃないか。へぇ、知らなかったよ、阪和線の塗り分けラインはこうだったのか。
  ――そんなわけねぇ
製品のケースに入っている帯の実車写真見れば一目瞭然だろ! ヘッダーの上側が正しい塗り分けラインだ! マイクロ、ミスったな……これは製品回収クラスの大きなミスだと思うんだが、現状何のアナウンスもない。J○shin行っても多数売れ残っていたように感じられるのは気のせいじゃないはずだ。初期の塗り分けがこうで写真は後期、という可能性は0じゃないだろうけど低いだろう。というのも、阪和線色というのはごく一時期だけのもので、すぐに横須賀線色と同じ色に替えられてしまったらしいから、そんな短期間のうちに阪和線色の色の組み合わせで2通りの塗り分けをする意味も必要もない。あるいは1編成だけ間違えた、ならありえるかもしれないが……。
  そんなわけで、気を取り直して"正しい"塗り分けでマイ国鉄70系阪和線色を作るぜ! と意気込んでいるのでありました。


平成18年5月22日

  鉄道模型を製作していてよくあることは、完成してからその車両の仔細な資料が手に入ること。あるいは分からなくて困っていた部分の資料が手に入る。しかも、大抵推測で作った部分というのは間違っているものだ。俗に言うマーフィーの何とやら。
  先日、「キハ08とその一族」という本を発見した。キハ08というのは、去年に作ったキハ09(橘発の夜行鈍行の模型ページにて公開中)のお仲間である。ということで、キハ08とその一族にはキハ09も含まれるわけで、この本は先述の"仔細な資料"となった。完成後半年ちょっと開いたが、比較的"完成した矢先"である。そしてやはり、間違いがぽろぽろ出てきて「こんな本買わなきゃ良かった」状態に……というのはウソである。キハ09作った時、解釈に困る部分はほとんどなかった。キットを買った当初は、説明書に書かれた事項の意味がよく理解できなかったが(模型紹介頁にも書いたと思うけど、今見るとどうして理解できなかったが理解できない。高校当時の俺はアホだった、ということにしておいてくれ)、製作時に困ったことと言えば、GM塗料の色合いぐらいだろうか。ま、手間はかかったけど普段苦労する資料収集には時間はかからなかった。というよりは、資料収集することがないぐらいキットをそのまま作ったと言うことか。で、本を眺めていても、珍しくGMキットの説明書きがなかなか正しく、ついでに言うと説明書の一番下に入っていた補足がなかなかいい着眼点でもあった。だから大筋においては問題なく仕上がっていたのだが……ひとつ結構致命的な相違点を発見してしまった。それは、前面の窓のサイズ。キット付属パーツよりもひと回りは大きい。どうやら実車の製作直後はキット付属パーツぐらいだったものが、北海道で使われていた車両に関してはあとで大型化されたらしい。どうりで資料収集の際見つけた、キハ08キットの作例の前面スタイルに違和感を覚えたわけだ。結構致命的欠陥と言えばそうだし、そうでないとも言える。なぜならば、どうせキットには一種類しか前面が含まれていなかったので、選択をミスしたわけでもなんでもない。敢えて言うなら早めに気付けば大型化する何らかの加工を施せたのに、とも考えられる。が、それは結構な手間であり、知らなくてやる羽目にならなくてよかったとも言える。迷ったわけでもないので、後から違うと知ってもショックでもないのだ。
  で、どうしてこの本買ったかというと、自分の作ったキハ09の検証ではない。キハ08を作ろうかと思ったのだ。キハ09はキットから簡単に作れるし、そもそも改造キットが出ていたからそこそこの資料もあった。ところが、キハ08は金属キットがかつて出ていたらしいが、目下そのキットは発見できずにいる。多分市場にもう流通していないんじゃないかな。GMのキハ09のキットはもう売られていないけど、キハ09を作るためのキットはまだ揃う。そして、キハ09を作るための素材が揃っているなら08にも挑戦できそうだ。だからこれは資料もあるし是非チャレンジしてみたい。余力があれば、真・キハ09も頑張ろうかな。このキハ08とその一族たちは、全体として両数も少なく、50ページほどの本に全車の資料が収まっている。"たったの"14両なので、全ての車両を模型として再現してしまうことも不可能ではない。まあ、その細かい差異をどこまで表現できるのかというと、私の腕ではおぼつかない部分もあるのだけれど。
  しかしながら、とりあえず今年は無理。溜まっているキット(積み木)をなんとかしなくては、今年の目標がクリアできないではないか! 今日、止まっていた製作をゆるやかに再スタートさせたのだが、躓いた。完成品のキハ40を(をを、偶然だがキハ08の旧車号はキハ40だ)塗り替えようとして、魔法の液体に漬けて塗装をはがそうとしていたのだが、何故か全然綺麗に落ちてくれない。仕方がないのでシンナープール浴させていたのだが、ボディが一部割れてしまった。ま、カトー製品のプラなのでそれぐらいのリスクは背負って当然。割れたところを修正したのはいいのだが、それでも落ちない塗装があって……何でなんでしょうねぇ。落ちなかった部分をコシコシ紙やすりで削って誤魔化して、なんとかボディは塗装準備段階に入ったかな……? と思ったら明日また天気悪いしねぇ。何だろうねぇ今年のお天気は。


平成18年5月21日

  例年に比べてプロ野球ネタが少ないかと思われます。厳密には阪神ネタがない。思いのほかブラウン監督で盛り上がったしね。即ち今年の阪神の優勝は諦めているということかと思われます。厳密に言うと……この前今岡がスタメン落ちして「ああ、今年は無理なんだな」と。今岡の調子が悪いことは分かっていたけれど、スタメンから外さないと行けないぐらい重症ということはもうアウト。さらに言えば、優勝するチームは誰かが欠けても補欠がその穴をきっちり埋めるどころか、盛り上げちゃうぐらい頑張っちゃう。今岡の代役誰だっけ? 結果残したっけ? ね? 無理でしょ? さらに言うと、竜が降りて来ない。降竜戦でコケなきゃ中日が優勝で決定でしょ。というか40ウンイニング連続無失点って何それ。それって喰えますか? それって美味いんですか? ……間違いない、今年は中日だ。
  ――え?
巨人? はっはっは、あなた睡眠不足でしょ、ゆっくりお休みください。スッキリした脳味噌で考えたら巨人の優勝がないことぐらい(以下略)
  何て思ってたら気付けばその阪神は首位に2ゲーム差。前年みたいな勢いは感じられないものの、気付けば首位がじわりと来て、中日も去年ほどの激しい降竜っぷりは見せないもののじわっと。考えてみれば40数イニング無失点だったからって、たかが4試合じゃないですか(急に強気)。それだけ凄いことをやっても"たったの"4連勝+αってだけの話。それより怖いのが、実はヤクルトだったりする。打線爆発、9勝3敗。たまらん。気付けば借金完済で3位に3.5ゲーム差と急接……近してないね、よく考えたら(今日の時点での勝敗数とゲーム差書くために試合終了待ってたら、日付変わってもうた)。まあ、あれだ、今年の野球も面白いぞ、ということにしておこう(強引だ)。

  漫画の方のQ.E.D.を書いている加藤元浩氏の別の作品、C.M.B.という漫画、主人公の名前は榊森羅(さかき しんら)。この少年、Q.E.D.の主人公、燈馬想(とうま そう)のイトコということになっているらしいが(巻末のコミックスの案内による)、そういった話は漫画の中にも表紙の折り返しにもどこにも出てこない。ひょっとしたら連載掲載誌に出ていたのかもしれないが……。
  最初の1話だけを連載で見て、後はコミックスなのだが、第一巻はちょっと面白くなかった。なので、第二巻を買うかどうか迷ったわけだが――いや、迷ったと言うよりはやや買わない寄りの気持ちだったのだが、件の「イトコ」という文字が気になったので購入。一巻より面白い。これぐらいだったら三巻以降も続けようか、となる。そのうちC.M.B.に燈馬想が"出張"したり、あるいはその逆があってイトコということが明らかになるかもしれない。まさか気が付いていないだけでこっそりコマの端っこに別のキャラクターが少しだけ出て来てた、なんてことないよな。Q.E.D.のコミックスの巻末に"活躍"という文字もあったわけだし、「榊森羅は燈馬想の従兄弟」ってことでいいんだよな!?
  ところで、森羅って聞くと別のものを思い出す。地中から魔晄(まこう)エネルギーを取り出して……って、そりゃFFVIIの「神羅(しんら)カンパニー」だって。

  最近気付いたのだが、この侃侃諤諤、今は「橘発の夜行鈍行」のコンテンツではない。のだけれど、フツーに鉄道模型の話がよく出てくる。従来の徒然時代からの読者さんにはいいのだけれど、新しくここに来てくれるようになったお客さんだと「?」である。もちろん、私のサイトをくまなく見てくれていれば、夜行鈍行の存在を認識できて侃侃諤諤に鉄ネタが多くても「ああ、なるほど」であるが。まあ、新しいお客さんがいるのかどうかってのは別問題だったりするんだけどね。というわけで、ある程度気を使って書いてるわけなんだけど、やっぱり徒然時代からの長い習慣でさらっと鉄模用語を出してしまったりすることがあるかもしれないしあったかもしれない。だから現在「橘雪翼用語集」を真剣に検討中。実は前にもコンテンツとして作ろうということを言ったことがあったんだけどね。あれ、一応頑張って作ったんだよ。でも風呂敷広げすぎて収拾つかなくなっちゃって。そう言うわけで、このサイトに訪れた人がいきなり侃侃諤諤を見て、その時に困らないように「侃侃諤諤用語集」を作ろうかと。頻出単語で一般的でないものを載せればそれなりに絞れるだろう。絞りきれずにまた収拾つかなくなる可能性大。ちょいとリストアップしてみよう……Nゲージ、HOゲージ、カトー、KATO、トミックス、TOMIX、グリーンマックス、GM、マイクロエース、アーノルドカプラー、TNカプラー、HG(以上鉄道模型関係)、上の姉、真ん中の姉、義兄、友人D、セントレア一号車君(以上身近な人間)、檜山、今岡、兄貴金本、赤星、岡田、球児、久保田、鳥のすけ、矢野、アホなエース、やなぎっしも、えぐりん、林威助、アンディ、スペンサー、ダーウィン、ウィリアムス、JFK、能見、安藤(以上、阪神タイガースの選手……の俺が呼ぶ時の呼び名、中盤に一般的でないもの多し)、103系(好きな電車)、鉄研、FF、Q.E.D.、RX-7、FD、FC、α-9、OM-3Ti、OM-4Ti、レンズ各種、積み木……
  むう、やっぱり結構な数になりそうだ。っていうか阪神の選手は特殊な呼び方してない限り大丈夫だよね? 世の中阪神ファンだらけじゃないってのは分かってますが。普通に呼んでる選手の項目は、全部コピー&ペーストで「阪神タイガースの選手」とすれば良さそうなので、楽は楽だが。
  さて、作ると言って有限実行じゃないのが当サイトの常。たまに作るんだけどね。気が向いたら頑張りま〜す。


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