ライト点灯化に成功しました
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9月に阪急5100系原形(5136F・2パンタ編成)を完成させた後、先頭車連結器周りのディティールアップを施して10月にお披露目、その後何をやっていたのか? ライト点灯化に向けての研究だ。いつも少しやってみては諦める……の流れだったが、今回は本気も本気。すぐには投げ出さないよう、1ヶ月間ぐらいは取り組む期間に充てることにした。その心構えが功を奏して、ついに数年越しのライト点灯化に成功! |
せっかくなので逆パターン点灯
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作業が完了したのは、仮ではあるものの11月1日。ではこの3週間何をやっていたのか? どこが「仮」なのか? 順を追って話をしよう。11月3日から3日間、阪大で大学祭が行われた。最終日の5日に鉄研の後輩の展示を見に行く約束をしていたので、その日までに完成させて持って行こう……と思っていたら、先輩から「3日空いてる?」と誘われて3日に(も)行くことになってしまった。締切が2日間早まった瞬間である。この時点で乗務員室仕切りに見立てた導電板の支えのパーツの塗装を諦める。で、お披露目。そして先輩の一言、「標識灯は光らないの?」――やだなー先輩またまたご冗談を、原形だから標識灯ないでしょーははははは。
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一番の課題の台車集電化はトミックスのパーツを利用
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一番の課題だったのは台車の集電化。当初はカトーの集電金具のピボット部だけを切り出して台車に埋め込む方法を試していたのだが、台車によって上手く行く行かないがあったために断念。悩んでいるときにネットで見つけた方法を試し、採用することになった。トミックスの旧集電方式で使われていた集電シューを逆さまにして、車輪の先端側に引っ掛ける方式だ。同じくトミックスの集電バネを使い、床板側に導電テープを貼って車内へ電気を引き込んでみた。なお、車輪は余っていたカトー製を使用。多分だけど、現行の鉄コレ用の車輪も似たような感じで使えると思う。
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ライト基盤
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基本的に見えない位置に置くので、見た目は重視せず「光ればいい」という造りのライト基盤。ユニバーサル基盤を適当に切り出して配線を行っている。チップLEDは3216だったかというサイズの物を使い、ポリウレタン線で繋いでライトの裏側に直接配置している。屋根板の裏側は黒塗りで遮光し、さらにLEDの上に遮光カバーを取り付けた(でもさっきの写真見ると、暗い場所では漏れてるのが分かるね……明るいところだと気にならないんだけど)。基盤の両側に出ている金属板は、グリーンマックスの集電板の一部(両端の台車からの集電板が当たるところ付近)を利用。 |
床板と屋根裏を繋ぐ
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床板〜屋根裏の基盤を繋ぐのがこちら。乗務員室仕切りに見立てたプラ板に導電板を貼り付けて固定している。この導電板は、先ほど書いたGMの集電板の残り(中央部)を2つに切って使っている。また基盤に接触させるバネはカプラー用のバネで、こちらも2つに切ってはんだ付けした。
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写真では分からないけど、明るさが違う
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最初に制作した基盤では5.1kΩの抵抗を使った。現在「5115」の方に搭載されている。「5100系」にあやかったものであると同時に、一時期のGMの完成品のライト基盤に使われていたので、これぐらいが適正なのかな?と思って買ってあったのだ。後輩はそのチップ抵抗を、「ライトが暗い」と言って換装していたが。で、今回組み込んでみたところ……ちょうどいいような、ちょっと暗いような微妙なラインだった。なので2つめの基盤は試しに4.7kΩにしてみた(「5100」に搭載)。すると、思ったよりもはっきりと差が付いた。5100系なので5.1kΩにしたかったのだが、4.7kΩの方がカッコいいかな……と思ったのだが、行きつけの模型店の店長さんにお見せしたところ、「確かに明るいのは4.7kΩだけど、車両のイメージに合うのは5.1kΩのほうですね」とのお言葉を頂いた。なので5.1kΩを採用しようと思う。まだ作業に着手してないけど、標識灯点灯化の時に一旦取り外す必要があるので、その時に交換する予定だ。 (2017.11.22)
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