エコノミーキット組み立ての阪急5100系原形仕様 (画像をクリックすると大きな画像が表示されます)
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昨年事業者限定の鉄道コレクションで発売された阪急5100系だが、ひねくれ者の私はグリーンマックスのエコノミーキットから原形仕様で作ってみた。実車の原型時代には縁がなかったのだが、鉄コレ発売と同時期に発刊されたレイルロード社の5100系の本を見て、方向板付きの5100系もカッコいいな!と心を動かされたのである。
過去何度か組み立てたGMのエコノミーキット阪急通勤車であるが、今回は“決定版”を意識して制作。時間はかかってしまったが、私の過去作を上回る現状での阪急電車最高作になったと自負している。もっとも、前回もその前も決定版のつもりでいたので、今回のも何年か経てば怪しくなってくるかもしれない。あと、何と言っても時間かかりすぎなのが反省点……(制作期間2ヶ月少し)。
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床下機器は3Dプリントしたものを使用
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前作では床下機器に、GMのバルクパーツで寄せ集めたものを使った。しかし抵抗器の形だけは如何ともしがたく、どうしようかなあと悩んでいるところで3Dプリントサービスに投稿されていたデーターに巡り合った。鉄道コレクションの5100系の床下機器は実車と相違点があるらしく(鉄コレにはよくあること)、そこで実車に忠実な5100系の床下機器を設計しようという方が現れたのである。モノは鉄コレ用だが、スケールが基本的に同じなのでGMキットに使えないこともないだろう。というわけで即注文。取り付けの台座には工夫が必要だったが、完成状態はご覧のとおり。3Dプリントの素材がアクリル樹脂で、やや塗料の乗りが悪いのは気になるところだが……。もっとしっかり洗浄してから塗れば良かったのかもしれないが、あまりにも細かく造形されていて、歯ブラシなどでしっかりこすると破損しそうだったのでできなかった。そこのところは今後要研究だが、3Dプリンターは素晴らしい!と言っておこう。あと、設計データーをDMM.makeに投稿してくれた製作者の方には感謝!
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進化点?
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ところで、三脚を作業部屋に置き忘れてしまった。今梅の花が咲いていて、小鳥も飛んできて、望遠レンズを使って撮影しようと置きっぱなしになっているのである。それに気付いたのが夜になってからで、今日は雨で地面もぬかるんでいて、移動させるのが億劫になったので、それで手持ちで何とか撮影出来た写真のみをアップする。
さて、左が今回のもので、右は前作の5128F更新仕様である。前作から変えた部分が何か所かあるのだが、この角度で写したのは雨樋を見て欲しかったから。キットそのままでは角のあふれ止めがしっかりと再現できないので、今回はプラ板を加工してそれっぽくしてみた。例によって自画自賛だが、「模」える仕上がりになった。ちなみに、決定版を謳いつつワイパーのことはすっかり忘れていました(汗)
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左:今回の 右:前作
左:今回の 右:KATO9300系
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前作も車体色は自家調色したものだったが、今回はまた調色し直した。上の画像は前作との比較、下の画像はカトーの完成品9300系との比較である。ご覧のとおり、カトー製品を意識しての調色である。阪急電車の色は光線具合で見え方が変わってくるが、カトー製品を見て赤味の強い、派手めの阪急電車にしてみたくなったのである。もっとも、昭和50年代の阪急電車と平成20年代の阪急電車とで色味は違う可能性があるのだが……。
てなわけで、今日はちょっと満足に画像が用意できなかったので、また明日(以降)。
(2016.03.14)
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