旧国阪和線第二弾(2)

戦前型クモハ2両

  ワイパーのみ、今回塗ったものではなく、前回の“余り”を使っている。その前回の余りの中に何故か……タヴァサの曲げるのが難しいやつが混じっていたので、使えそうなものをピックアップしてクモハ60151とクハ55072に取り付けてみた(その他の車両はシングルタイプで該当しない)。曲げるのが難しいだけあって上手く作れたらカッコいい。もうちょっと練習する価値はあるかな。
  プラ車体の前面ステップは、今回は0.14mm厚のプラ板を使ってみた(前回までは0.3mm厚)。印象はシャープになったものの、接着面積が小さいのでポロポロ取れた……当たり前だ(苦笑) 取れるのが嫌で手すり加工をしない人間のやることとは思えない(笑) というわけで、今後どうするかは未定。

戦前型クハ2両

  運転室窓下の大鉄ベンチレーター、同じメーカーの部品のはずなのに形が2種類あることに気付いた。ロットが変わって形状に変更があったのかな?
  サハ改造のクハ55 300番台の一部は、テールライトが雨樋ギリギリの位置に取り付けられていることを発見。したので、模型でもそうなるようにしたのだが……まだまだ隙間があるね。もうちょっと追い込んでも良かったかも。
  車端部床下がスカスカなので何とかしたい……と思って何年も経つ。台車に排障器を付けてみても良さそうだし。例によって思っているだけなので、実行が何時になるかは不明。

72・73系、金属車体2両

  プラ車体のHゴム窓はメーカー製のはめ込み窓ガラスに頼らず自作している(ぴったりのサイズのを探すのが面倒なので)。でもやっぱりこうしてみると、メーカーが工作してくれたものの方がカッコよく見える。いつもながらの検討課題だ(そして検討はするものの旧態依然)。
  今回、何故かクハ79の車高がおかしくて苦労した(そして完成後、クハ55072も車高が揃ってないことに気付き、ちょっと困っている)。こうした出来事のせいで完成が1日、また1日と遅れるのである――言い訳(笑)

抵抗器の色は銀色が正解?

  床下機器のうち、抵抗器だけは今までねずみ1号で塗り分けていた。ところがある日、どこかで「銀色で塗った」という記述を発見して「???」。そのしばらく後に、旧国の話が出来る後輩に「抵抗器は無塗装だったんじゃないか」と教えてもらう。抵抗器って言うぐらいだから走行中発熱するのかもしれない。放熱効率を良くするために無塗装だったのかも、という結論に落ち着く。で、あまり金属光沢が出ても悪目立ちするので、以前815系の屋根を塗るのに使った銀色にグレーを混ぜたものを使ってみた。またその後輩に見せてみよう。

今回最大の“模”えポイント

  実車写真を見ていてものすごく気になったところ。72・73系の一部の車両で、Hゴム窓の戸袋窓の向こうに“三段窓”が見える。おそらく外側のみ1枚ガラスになって、車内側は三弾窓のままだったのだろう。これはぜひ再現したい! ということで、窓ガラスの表現に使う塩ビ版に裏からFARBEの室内グリーンを塗装してみた(厳密には「塗装した側を裏にして取り付けた」)。線がちょっと太くなってしまったのが反省点。そして、本来は「目」の字状になるべきところを手抜きして「ニ」しか表現していない。最大の“模”えポイントといいつつこれはちょっと情けないので、また気力を充電してやり直したいところだ。

(2014.10.30)

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