旧国阪和線第二弾完成(プレビュー)

旧国阪和線第二弾がようやく完成

  計画よりかなり遅れてしまったが、旧国シリーズ阪和線第二弾がようやく完成した。今回作ったのは6両で、画像の右から
・クモハ51073
・クハ55072
・クモハ60151
・クハ55301
・クモハ73605
・クハ79382
2編成8両作るつもりだったのだが、8両作ると時間がかかりそうだったので6両に減車。にもかかわらず10月末まで完成しないとは、我ながら呆れるばかりである。

ティルト不使用版画像

  諸事情により、とりあえず今日は全体像だけで各車の細かい説明は明日以降。
  ところで先ほどの写真とこの写真、違いが分かるだろうか? 先日購入した「OM-マイクロフォーサーズアダプター」を使って撮影しているのだが、1枚目の写真はアオリ(ティルト)を使い、この2枚目は普通に撮っている。どこがどう違うか……このサイズの画像でもギリギリ分かるような分からないようななので、拡大したものを用意した。

ピントを合わせた部分

  まず、ピントを合わせた部分をご覧頂こう。左が1枚目からの切り出しで、右が2枚目から。こういったアダプターを噛ませている加減でフォーカスはマニュアルになり(OMマウントは元々マニュアルだしね)、微妙にピント位置が違ってしまったのだが……。まあともかく、ピントを合わせた部分に大きな違いはない。ちょっと古いレンズだが、私の目には普通にシャープに写っている。なお、使ったのはコシナの40mmF2。なぜ純正オリンパスOMレンズじゃないのかというと、オリンパスOMレンズには謎の出っ張りがあり、装着は出来るのだが(出来ないのもあった)アオリ撮影しようとすると干渉するからだ。

ピント合わせの際に無視した部分

  一目瞭然だと思う。車両の後方はピント合わせの際に重視しなかったのだが、左のティルトアオリ撮影した写真の方が明らかにくっきり写っている。さらには、後方の線路も両者ボケてはいるものの、ティルトアオリの方がボケ方が小さい。ピント面を傾けて被写体のピントの合う範囲をコントロールする、これがティルトの効果である。言い忘れていたが、この写真はどちらも絞りをF11まで絞って撮影している(回折ボケ? まあそういうのもあったね)。
  このアダプター、どちらかというとシフトの方が目的で買ったのだが、シフトの方が使いにくくて苦労している。あまり大きくシフトすると周辺部の画質が著しく低下するのだ。かといってシフト量を減らすとあまりシフトの効果が出てくれないし……。おまけに、今日撮った写真をチェックすると周辺光量落ちなのか何なのか、右半分だけが暗いという……。結局のところアレだ、“本物”には敵わないということだ。そりゃまあそうだよね、ニコンやキヤノンが20万30万円で売っているレンズと同じことを、たった3万円のアダプターと普通のレンズにやらそうとしてもそりゃ無理がある。それでもシフトに拘るのか、諦めて普通に撮ったのを使うか……明日以降を乞う御期待!

(2014.10.29)

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