グレイスモデル 函館市電8000形完成

グレイスモデルの函館市電8000形、2台が完成した

  グリーンマックスの70系大改造(?)を中断して、ちょこっとだけ手を付けていたグレイスモデルの函館市電8000形を作製した。グレイスモデルのキットには、前面パーツが8001〜8008用と8009、8010用の2種類含まれており、両方を作ることにした(但し、最初期グループは他にも相違点がいくつかある模様)。先日侃侃諤諤本編で書いたように、パンタグラフは面倒になったのでキット付属のものをそのまま使用。ディスプレイ用の下回りと動力とを着せ替えられるようにと考えていたものの、上手い方法が見つからず断念して動力モデルとして組み立て。実車はほとんどが広告塗装となっているようだが、標準塗装で仕上げた。
  その他、屋根周りは説明書では塗り分けるような指示が出ていて、普段の私なら言われなくても屋根と機器類の色を変えるのだが、今回は省略している。理由は、パンタグラフが接着・固定されていること、キット付属の太いパンタグラフが明るい色にするとより太く見えるのではないかと危惧したこと。先日のハイカラ号もねずみ1号一色で仕上げているので、同じ函館市電、屋根は一色で統一ということにした。

手前の8009号が手前に傾いているのがお分かり頂けるだろうか

  並べて撮影していて気付いたのだが、8009号(手前)がいやに傾いている。最初、車輪がきちんと線路上に載ってないからかと思ったのだがそうではなかった。車両そのものが傾いてしまっていたのだ。最初に8005号に手を付け、車体を箱組みにしてディスプレイ動力ハイブリッド仕様の検討をしていた。後になって諦めて動力専用に方針変更し、本来なら板状のときにやっておくべき動力固定用のリブの取り付けを、箱組みした後で行うことになった。その結果を反映させて8009号を作ったので、工作精度に関しては8009号の方が優れているはず。作業しにくい状態でリブを付けた8005号が傾くならまだしも、ちゃんと工作した8009号が傾くなんて……。かなりショックで、今日の更新を中止しようと思ったぐらい。

で、動力を取り外して原因が分かった

  動力がきちんとはまってないのかも、と思って取り外したり、取り付けたりを繰り返していたのだが、どうやっても傾いてしまう。そのうちにようやく気付いたのだが……動力ユニットそのものが傾いてるんやん。これでは車体のリブが逆に傾いていない限りどうやったって傾いてしまう(笑)(←苦悩から解放された笑い) 原因は分かったものの、今度はなぜ動力が傾いているかを究明する必要が出来てしまった。再び動力ユニットをあちこちいじくってみる。どうやら集電用のシューの曲がり方が左右で違うのが原因のようだ。ピンセットでヒネったりネジったりして、何とか見た目には水平を出すことに成功した。さあ、車体にはめ込んでみよう!

なんとかなったかな?

  今度は何となく8005号の方が傾いているように見えなくもないが、これなら許容範囲内だろう。とりあえずめでたしめでたし……なのだが、他に書きたいことがあったのにその体力を奪われてしまった(苦笑) どうでもいいような私のコダワリのお話は、また明日以降に。

(2013.08.10)

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