いろんなメーカーの車両を接写してみた

　　今日は画像を２枚ずつお見せしている。全ての画像はα77で等倍マクロレンズの等倍マクロ領域で撮影。但し、厳密に位置合わせしたのではないので、多少の誤差はあるかもしれない。上の画像は、撮影画像をそのまま「660×440」にリサイズ。下の画像は、一旦「1320×880」にトリミングした上で「660×440」にリサイズしたものになる（一部画像は「880×1320」で切り出し、回転させた）。模型をルーペでかなり拡大して観察しているようなもので、ここに挙げた画像で車体の印刷がかすれ、潰れているからといって、実際の模型車両の美観に問題があるかというとそうではない。単に私が興味を持って遊んだだけの話である。
　　あと、普段は海外メーカーは英語標記していることが多いが、今日は全部カタカナにしてみた。特に意味はない。

　　まずは昨日のブラワ EW-II。昨日お見せした画像の、トリミング前のものとトリミングし直したものになる。やや潰れ気味ではあるものの、「(-23,70m-)」「→17,90m←」ははっきりと読める。車体ナンバーや中央〜やや右にかけて入る下線がかすれぎみだが、それは写しとめたマクロレンズの性能を褒めることにしよう（笑）

　　カトーが「RIC客車」シリーズとして発売したもののうち、おそらく一番新しい時代の塗装と思われる。車体が薄いグレーなので黒標記だ。全体的にややかすれ気味だが、「(-26.40m-)」「→19.00m←」のあたりはきちんと読める。また、ブラワのEW-IIよりも細い字で印刷されているのが分かるだろう。ところで、ブラワやこの後お見せするトリックス（ミニトリックス）は小数点を示す？点が「,」（カンマ）になっているが、カトーは本来の「.」になっている。実車はどっちなんだろう……。

　　同じくカトーのRIC客車。昨日少し話題に出した車両でもある。こちらも上のものと同様、全体的にかすれ気味。心なしか「(-26.40m-)」「→19.00m←」の標記はやや崩れ気味だ。

　　トリックス（ミニトリックス）の、やはりこちらもスイス連邦鉄道のユーロシティ用客車の１等パノラマカーより。おそらく私が持っている中では一番綺麗な印刷ではないかと。但し、字の太さだけで言えばカトーのRIC客車には適わない。ところで「4」の書体も違うが、実車はどっちなんだろう。
　　ブラワもトリックスもそうなのだが、標記類はシャープでも車体の基本塗装の塗り分けラインがややボケ気味なのが気にかかる（もっとも、トリックスのこの車両に関しては肉眼では充分綺麗にしか見えないが）。

　　フライシュマンのOeBB（オーストリア連邦鉄道）ユーロシティ用客車、２等車の子ども室付き？車両より。本日の残念賞です。何故か圧倒的に印刷が甘く、車体塗装に関してもどこかしらなんかちょっぴり締まりがない。噂によると、元々はロコというメーカーが作っていた商品で、つまりは元を正せば古い製品であるらしい？　だからって印刷塗装には関係ないような……うーむ。別の製品を買ったら、またチェックしてみよう。

　　少し趣向を変えて国内のトミックスのコンテナを。あまり細かい標記はなかったのだが「内容積30m^3」が小さい字かなぁ、と。「立方」を表す「３」の字が欧州型客車の標記類の字とサイズが近いと思うのだが、これを見る限りトミックスが欧州型客車を作ったらちょっと苦労しそう。……フライシュマンよりはマシになるだろうけど。

　　私はトミックス派なので、トミックスの名誉挽回の場を設けてみた（笑）　九州新幹線で走る800系だ。これまた肉眼では確認が困難な「KYUSYU SHINKANSEN TSUBAME 800 SINCE 2004」の文字がきっちり印刷されている！　これはいい勝負じゃないか？　もっとも、「SHINKANSEN」の「E」の字がかすれて消えかかっているが……。繰り返すけど、肉眼での確認は難しいんですけどね（苦笑）　こんな風に余裕綽々で見れるサイズであれば、多分私買うときに気付いて、店員さんに別の在庫品も見せてもらって交換してもらってるはず。

　　しつこくトミックスの九州新幹線800系です（笑）　こちらは先頭部のロゴ。やはり細かく、肉眼では何て書いてあるのか読むのが難しいところ。こちらはきっちり全部印刷されている……やや潰れ気味だけど。先頭部の曲面に対しての印刷なので、今日挙げた他の車両の平面部よりも難易度は高いはず……！（苦笑）

　　やめときゃいいのに、最後に山陽5000系（レールクラフト阿波座キット組み立て品）に取り付けた阪神タイガースの副票をば。この副票は、充分なサイズ（多分）の画像ファイルを「筆まめ」でサイズ調整して、フジフィルムの用紙（写真仕上げ・光沢プレミアム）に、キヤノンのプリンター（iP4500）にて「プロフォトペーパー・きれい」設定で印刷したもの。この写真は”窓ガラス越し”になってしまったので、若干写りが甘くなってる？（←自己弁護）　当たり前だけど、流石にタイガースの虎マークや、その周囲に入る「HANSHIN Tigers」の文字は完全に潰れてしまっている（笑）　虎の縞模様だけはシャープに印刷されているので、極端に細かくなければ1/150や1/160の模型での使用に耐えうるレタリング類を作ることは出来そうだ。