α77を買って一週間が経ちました

α77買いました

  というわけで、α77を買った(一週間前に)。とりあえず記念撮影、取り付けてあるレンズは Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 。うちのこのレンズがα-9以外のカメラに装着されるのはα77が初。α350に付けなかった理由は「格が違う」から。入門機に近いα350にVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM は「勿体無い」気がしたのである(*1)。あくまで精神論であり、大した意味はない。おまけに、厳密に言うとα77ですら「格下」のボディのような気がするのだが、Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM を付けてもいいかな、と思うぐらい私の中でのα77の評価が高い、ということである。

*1 とは言うものの、α350の大活躍時にはサンニッパが付いてたし、70-200mmF2.8を付けて撮影したこともある。その2本よりVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM の方が上? ないない、それはない。私は別にツァイス信者というわけではないのですよ。

本体のみで記念撮影

  ボディ本体のみでの様子はこちら。特に何の変哲もない?普通の一眼レフ風のボディである(*2)。ソニー公式サイトの正面からの写真を見ると、装着レンズのせいか何かずんぐりした印象も受けるのだが、実際に手にとって見るとなんてことはない素直なデザインである。
  なお、今日α77ボディを撮影したのはDiMAGE A1。先日、6月1日の画像で侃侃諤諤にて「DiMAGE A1による最後の画像で〜になるかもしれない」と書いたが、まだα77ボディを撮影するという仕事が残っていた(笑) まあ、あくまで「かもしれない」の話なので、明日以降どうなるかは分からない。このあたりのお話はまた後日。

*2 α77は一眼”レフ”ではないが、一眼レフ”風”ではある。

大きな背面液晶

  α350はスイッチでファインダーとライブビューを切り替えていたが、α77はファンダーに顔を近づけると自動的に切り替わる。どちらかというとDiMAGE A1を使う感覚に近い。ファインダーも同じEVFだしね。もちろん、液晶の大きさは比べ物にならないし、液晶の見えやすさもα77の方が上である。このあたりはあとから出て来たカメラなので当然と言えば当然である(α350とは3年半以上、DiMAGE A1とは実に8年以上の開きがある)。
  α77で面白いのは、電子水準器(カメラの水平をチェックするもの)が内蔵されていること。デフォルト設定ではファインダーで表示される一方、背面液晶では非表示となっていた。しかしながら私の撮影能力では、ファインダーを覗いているときは不要、逆に背面液晶を見ているときにあったほうが良い。説明書見ても切り替えの方法が見当たらないし、何か便利なのか不便なのかよく分からないなーと思っていた。ところが、背面液晶を見ながら「DISP」ボタンを押して各種画面表示を切り替えていると、なんと電子水準器が表示されたではないか。これは!と思ってファインダーを見ながら「DISP」ボタンを押すと、今度はファインダー側を非表示に出来た。説明書に書いておけよなー、と思ったらしっかり書いてある。該当ページが発見できなかっただけのことだった。だって説明書なんてじっくり読まないし……。

表示項目は豊富

  さっきの画像は電子水準器を表示させるモードですっきりしていたが、デフォルトではこの賑やかなモードになっている。情報量が多すぎて何が何だかよく分からない(笑) シャッタースピードと絞り、露出補正値(マニュアル露出時は設定露出とカメラの露出計の値の差)、ISO感度、合焦サインだけはどのモードにしていても表示されるのだが、その他の表示はまとめて消えたり点いたりする。私の考え方ではメモリーカード及び電池の残量も重要な表示なので、これを残しつつ他の表示を消すモードも欲しかったと思う。個人差があるはずなので、ユーザーが好みで細かくカスタムできるモードがあれば最高なのだが。ファームウェアで対応できそうなので、ソニーにメールで意見を送ってみたほうがいいかな?

こちらはα77で、上の状態から実際に撮影したところ

  今日の画像の中でこれだけがα77で撮影したもの。先ほどの画像の状態からそのままシャッターを切ったものである。但し、リサイズしてあるのでJPEGの圧縮と相まってかなり”劣化”はしている。先ほどの画像で確認して欲しいのだが、ISO感度は800。DiMAGE A1は言うに及ばず、α350でもノイズが目立つ感度なのだが、さすがは最新クラスのデジカメ。800であればほぼ問題のないレベルで、1600も許容範囲ではないかと思うぐらい。3200や6400はまだ吟味していないのだが、悪条件下では積極的に感度を上げていってもいいような気がする。この画像で感度を800まで上げた理由は、感度を上げて絞りを22まで絞ったところにある。これだけ絞ればNゲージの車両も前から後ろまでかなりピントが合った状態で撮影できる(*3)。先日、「DiMAGE A1による最後の画像で侃侃諤諤」と書いたのはこのあたりが関係してくる。

*3 回折の影響? うん、まあ、その……そういうこと気にする人もいるよね。

余談

  ファインダーの様子をお見せしたかったので、DiMAGE A1のレンズをα77に当ててみたのだが……結果は惨敗。とてもじゃないけど写りません。この画像は広角側(35ミリ判換算28ミリ)で撮ったもので、画面左上に何か見えているけど気にしないように(笑)

望遠側にズームするとどうなるか

  上の画像が広角側なんだったら、ズームすればいいんじゃない?と思うのは浅はか。ええ、浅はかですとも。やってみたらこんな風になりました。アイポイントの関係なのだろうけど、ズームして周囲が写らなくなるのはちょっと不思議というか納得行かないというか原理がよく分からないが、とにかく失敗に終わった。このあたりは、私がやるよりはカメラ専門誌を見たほうが良く分かるんじゃない?と逃げておきます。

(2012.06.05)

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