キングスホビー マイテ49 2を作り始めた

キットの中身

  ワールド工芸のキットが一段落したので(1両未完成だが、パーツが届かないことには動けない)、次はキングスホビーのキット。去年ぐらいに買っておいたマイテ49 2だ。実車は戦前?に作られた展望デッキを備えた一等車。客車特急列車全盛の時代に活躍し、その後引退したものの復活してJR線上をイベント列車で走ったりする。SLやまぐち号に連結されてるのが有名かと思うのだが、今でもあったりするのかな?
  キットは登場時から現在の姿まで、いくつかのタイプが作れるように複数の部品がセットされている。車体本体にほぼ変化がないからこそ出来る仕様だ。私はもちろん?現在の姿で製作。同社の車両は何両か作っているが、展望デッキのある車両は初めて。構造が複雑になるのでパーツの点数も多くなり、キットの箱を開けると心なしか賑やかそうに見える。同時に製作工程も多めで、なかなかに面倒そうなキットである(褒め言葉)。

エッチングパーツ群

  キングスのキットもカテゴリーから言えば「金属キット」になるのだろうけど、屋根と床板がプラスチック製というのが特徴である。他社のその手のキットの場合、グリーンマックスかトミックスあたりから部品供給を受けていることが多いのだが、キングスはどうやら自社で専用品を作っているようだ。旧型客車のキットをガンガン製品化している同社の意気込みが感じられる。
  画像はエッチングパーツの全体像。左上の細いのは雨樋で、これをつけるのがキングスの客車キットの難しくうっとおしいところであったりする。その下のが一番のメインパーツとなる車体外板。右下の1枚だけ色が違うのが展望デッキの手すり部品だ。この箇所は時代による変化が大きく、4種類の部品が1枚のステンレス板にエッチングされている。
  組む前の新品の金属キットは、真鍮の色が綺麗に出ていて美しくもある。それがこれから、私の手によって醜く生まれ変わるのだ(笑)













というわけで醜くなった姿

  てなわけで、チャッチャと組み立ててみました(まだ一部のパーツが付いてないけど)。初めて金属キットを作った頃に比べて雨樋のハンダ付けはマシになったような……相変わらずヘタクソのような。屋根板は、汎用品に展望デッキ部を切り継ぐようになっているのだけれど、この画像の時点では切るところまでしか作業が進んでいない。接着して隙間を埋めるというあまり楽しくない作業が待っている。展望デッキの手すりは、説明書ではハンダ付けするようになっているが、塗装しにくそうなので塗装後にゴム系接着剤で取り付ける予定である。あ、屋根も説明書では先に付けるように書いてあるけど、こちらもマスキングの手間を省くために後付けにしようかと。手間が省けるところは省いていくぜー。

ところで

  ところで、組み立てる前の話に戻るけど……車体外板のこの箇所が初期状態で歪んでいた。箱詰めされた後の輸送時に、荷物として揺られているうちにこうなっちゃったんだろうなあ。何とか修正できたけど、やはり跡が残ったような気も。この車両が綺麗に組みあがらなかった場合、原因は私の腕じゃなくこの歪みのせいである――と責任転嫁することにしよう(笑)

(2012.01.18)

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