京阪6000系旧塗装

京阪6000系旧塗装、例によってGMの塗装済みキット

  京阪電車ラッシュの暫定最終回、トリを飾るのは京阪6000系旧塗装。合計5編成お見せしたうち実に4編成までが旧塗装……京阪と言えばこの色だからね。新塗装に慣れる日はやってくるのだろうか? 6000系は前々回にも新塗装版を作っているが、基本的に色が違うだけで他は大体一緒。
  実は製品付属のナンバー用のインレタに「異議あり!」だった。実車はおそらく銀文字でナンバーが入っているのだが、製品のは白文字。9000系は銀文字だったのに、何故? 発売された頃の9000系も白文字のインレタが付属していたようで、当時は何の疑問も抱かずに作っていた。9000系はその後、製品の仕様変更で銀文字になったようだが6000系は取り残されたようだ。このあたりの違いをGMストアに出向いて「突き付けて」みたところ、「あまっている部品は最大限有効活用するので……おそらく最初に刷ったインレタがまだ残っていたのでしょう」との回答。他のキットから流用してあくまで銀文字に拘るという考え方もあったのだが、そうやって数字を1つ1つ拾って転写するとなかなか等間隔、一直線に並んでくれない。悩んだ結果としては、諦めて素直に付属のインレタを使うという選択肢。ちょっと不満が残ったが、まあ仕方ない。

説明書はよく読め、ということだな

  私鉄に多い、テールライトと標識灯が一体となったライトケース。新塗装作ったときはうっかり両方クリアーレッドで着色しちゃったよ。正しくは、外側の標識灯はクリアーイエローだったらしい。というわけで今回(左)はちゃんと指示通りの色で塗った。なお、前面ガラスとテールライト、標識灯レンズは一体部品となっている。これのせいではめ込みにくくなってるんじゃ……とニッパーでパチパチ切ってバラバラにしてからはめ込もうとしたら……テールライト、標識灯レンズを1つ落として失くしてしまった。仕方ないので、残った側のレンズを半分の長さに切って両側の分をまかなうという、要らない手間をかけることになってしまった。

さあ、パンタグラフは何色がいいんだろう

  今回もパンタグラフを塗ってみた。但し、前回の灰色9号ではなくてねずみ1号で。右下の車両が今回のものである。屋根にも同じ塗料を塗ったはずなのだが……どうしてこんなにも色が違って見えるんだろう?(パンタのほうが濃く見えるよね?) 違った色に見えると却って実車っぽくてカッコいいからいいようなもんの、疑問点としてはすっきりしない。
  左手前は未塗装の新色6000系、右奥が前回の9000系、左奥が十数年前に作った9000系だ。製品の屋根は塗装済みで、旧色はいずれも左奥のようなダークグレー、新色は左手前のやや青味がかったねずみ1号に近いグレーだった。2400系のような古い車両の屋根ならダークグレーでもいいのだが、6000系以降の車両には似合わないような気がしたので右2つの今回作った9000系や6000系ではねずみ1号で塗り直してある。厳密には「ねずみ1号」や「灰色9号」といった色はは国鉄用の色で、私鉄の屋根や屋上機器はまた違った色をしているのかもしれない。そのあたり研究していくと……奥が深いようなただの泥沼のような気がして、結局私はグリーンマックスの作っている3種類のグレー(*1)を主に使用しているのである。

*1 暗い方からダークグレー、ねずみ1号、灰色9号。旧国で使っている屋根色は、ダークグレーとさらに暗いMr.カラーのジャーマングレーを2:1だったかの割合で混ぜたもの(実は配合比率を忘れてしまい、現在困っている)。ねずみ1号と灰色9号の組み合わせは上の画像の通りメリハリが付くのだが、ダークグレーとねずみ1号はあと一歩といったところ。自分なりにダークグレーよりもう少し暗いダークグレーを作るか、あるいはMr.カラーもしくはガイアノーツの製品から探してくるべきかもしれない。

(2011.10.29)

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