京阪2400系2種盛り 裏話?

何故か突き出しすぎなダミーカプラー

  この形式の場合、先頭車は連結の必要がないので製品付属のダミーカプラーで用が足りる。ところが製品そのままの状態だと、右の車輌のように何故かカプラーがかなり前に突き出てしまう。最初は「京阪電車の連結器はこんな感じなのかな」と思ったのだが、(鉄道界の)常識的に考えてそれはない。完成品に入っていた製品案内やキットの箱の写真を見て確認した上で「これはカッコ悪い」と断定。塗装前に短縮加工を施した。それが左の車輌(塗装前に比較のために撮影)。

加工自体は単純

  加工そのものは難しいことはなく、単純に柄の部分を適当な長さに切り詰めて胴受けパーツに接着するだけ。後端部を切り落とすことで取り付けガイドがなくなってしまうので、平行垂直に気を付けて接着する。完成品はカプラーと胴受けが接着されているので、カッターの刃を入れて慎重に切り離す作業が必要になる。画像の一番左が製品そのままの状態、右2つが私が加工したもの。長さが2種類あるが、真ん中のものを未更新車に、右の一番短いものを更新車に使っている。未更新車も更新車も同じ長さのはずなのだが、未更新車では渡り板に隠れてあまりにも目立たないのでほんの少し長めにしてある。ひょっとしたら模型の渡り板が少し長すぎるのかもしれない。

クーラーの山

  この車輌を作るにあたっての面倒を少し知って欲しいので用意した画像。クーラーパーツがこんなにどっさり入っている。これで4両基本セットの分。つまりはさらに3両分の部品があるのだ。ベンチレーターと合わせて1両あたり10個、7両で70個だ。キットと完成品で2編成作業したので140個。我ながらよくやるよ。

パーツから出ている「足」の正体は……

  先ほどの画像、パーツから何やら「足」というか「枝」が生えている。これ何かと言うと……どうやら塗装したい人向けにと、持ち手に使えるよう敢えて残されたランナーのようだ。最初はいい工夫だと思っていたのだが……実は中途半端な長さで使いにくい。そして取り付ける際にいちいち折り取らないといけないのが面倒だった。完成品から外したクーラー部品は、両面テープで厚紙に並べて固定して一気にブワーっと塗装したのだが、こっちの方が圧倒的に楽。
  にしてもこの「補足説明」……言われんでも分かるわ!と思わず突っ込みを入れたのは私だけだろうか? まあ確かにちょっと戸惑うかもしれないけれど……。あ、そうそう、書く機を逃したのでここに書くけど、車体ナンバーのインレタに完成品とキットで違いが。完成品のインレタは、各ナンバーが3つ用意されていた。必要なのは2つなので1つは予備ということである。ところがキットの方では予備がない。つまりこれは、完成品はライトユーザー向きで失敗してもいいように、キットは経験者向きで失敗しないだろう、ということなんだろうか? いやいや、インレタは経験者でも上級者でも失敗するときは失敗しますよ(ね?)。実際のところ理由はよく分からないんだけれど、何だか釈然としない気持ちが残ったのである。

(2011.10.16)

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