リトルジャパンの”新”製品を買ってみた

リトルジャパンモデルスのクモハ40組み立てキット

  リトルジャパンモデルスというメーカーからNゲージのクモハ40のキットが発売された。ここで、侃侃諤諤を死ぬほど読み込んでいたり元々旧型国電が好きな方はこう思われるかもしれない。
「前に出てただろ? っていうか橘雪翼てめー作ってただろ」
その通りです。リトルジャパンのクモハ40他は、かなーり前に発売されていて、そしてその後かなーり長いこと絶版状態が続いていた。噂で仕様変更されてどーのこーのというのは聞いていたが、あくまで噂なので眉に唾をせっせとつけていた。が、その大体その噂通りの仕様での再発売となった。過去に出ていた同社の旧型国電シリーズは、クモハ40の半流と切妻、それからクモハ42が初回限定と通常品の合計4種類。今回はとりあえずクモハ40の2種が発売となったようである(切妻のほうは店頭で見かけなかったが)。さて、気になったのが品番。クモハ40半流が101番で同切妻が103番。間の102は? 今まで両運転台車しか発売されてなかったのだが、これは待望の片運転台クモハ41、クハ55セット登場の布石か!? だとすれば102番が半流のセットで、続く104番が切妻の品番になるに違いない!

答えは下の画像にあります。

世の中こんなもんですよねー

  レ・ミゼラブル――ああ無情。共通説明書を見てガックリ。ま、薄々そういうオチが待ってるんじゃないかとは思ってたけど、前回の三羽ガラスのうち今回発売されていないクモハ42が品番102に入っている。良く覚えてないが、前のときはクモハ40半流、クモハ42、クモハ40切妻という順序で製品が発売されたような気がする。今回の再発売にあたって、その順序通りの品番となったのだろう。実は前の製品にも品番があって、今回もそれと同じ品番を割り振ってるのかもね。妄想するだけ無駄な時間だった。

今回の改良点はこちら

   以前の製品は、台車枠を除く下回りがトミックス製であった。トミックスの旧型国電と言えば73系(72系?72型?73型?)なのだが、多少の違いには目を瞑ってそのままクモハ40や42に流用。旧国なら、それも中小メーカーの製品なら許される転用だ。それでもグリーンマックスの旧国キット付属部品より数段出来がいい。ところが、トミックスはおそらく73系の生産を中止。関連部品もおそらくこの先長くは生産されないだろう(と思うのだが、何故か動力ユニット以外の分売品はしっかり生き残っている)。リトルジャパンもトミックスから供給が受けられなくなったと見られて、今回は自社でパーツを作るようにしたのだと思う。というわけで前置きが長くなったが、この画像に写っているのがその部品。車輌の床下に付く機器類を再現する部品だ。GMキットのものよりも実車に忠実で精密だ。説明書と照らし合わせながら眺めているだけでニヤニヤできる 一品。できればGMキットをグレードアップできるよう分売してくれると嬉しいのだが……あとDT12型台車も。ついでにPS11型パンタグラフも作ってくれると狂喜乱舞して各10〜20個ぐらい一気に買っちゃうんだけどなあ(あ、値段が高かったらダメだけどね)。
  とりあえずこのクモハ40キットが売れて、今度こそ念願のクモハ41、クハ55セットが発売されるといいなあ、と思って買って来た。一つ問題がある。もしクモハ41、クハ55セットが本当に発売されてしまうと、GMキットから組んだものよりも数段いい出来になっちゃう。私がこれまでに作った分と、これから作ろうとして溜め込んである在庫がちょっと悲しいことになるかなあ。
  以下、喋ろうと思えば例によっての侃侃諤諤クォリティで2000字ぐらい?続けられるんだけど、今日は短めで終わっておきます。

(2011.09.07)

▲お戻りの際は、ブラウザの機能をご利用いただくようお願い申し上げますm(_ _)m▲