ビスタEXのデカールを貼るぞ!

基本的な塗装が終わったボディ

  塗装は、近鉄オレンジ、白、ねずみ1号の3色。2階建て車両については、窓枠を黒で縁取りした。この後、帯の部分をデカールで再現する。塗装不可能なレベルのラインでもないのだが、かなり面倒になりそうで、大人しく付属のデカールを頼ることにした。

帯のデカールだが、基本的に一発勝負

  こちらがキットに付属のデカール。前面用(小さい物)に関しては、必要数2に対して……ええと、これ何本入ってるのかな……10本。前面用は2種類あるのだが、それを考えても予備が「これでもかっ!」ってぐらい大量に入っている。それに対して側面用はきっちり必要数のみ。どちらが難しくて失敗しやすいかを読者の皆様にも考えて欲しい。というか、考えるまでもなく長いほうの側面の方が失敗しやすい。失敗しやすい方は予備が一切含まれてない。ちょっと責任者と会話がしたいところだ(笑) というか、次阿波座の模型屋行ったら意見しておこう。
  なお、大きい方に入っているちょっと凝ったラインが先頭車用になる。これが塗装したくなかった理由でもある。不可能というレベルではないものの、骨の折れるレベルではある。塗装で表現するとなると上記の3色にダークブルーが加わる。中間車の場合はさして難しくなく、ダークブルー→白→オレンジ→グレーでいいのだが……先頭車の場合は? 次の画像を見てもらえれば分かるのだが、ダークブルーのラインの上にも白のラインが入る。白のラインの太さは均一だが、ダークブルーはV字型のところで太さが変わっている。何の目印もない部分にV字型のマスキングを施す場合、できれば太さが均一の白い方からやりたい。となると塗装順序は白→ダークブルー。その後にオレンジを塗るとなると……発色を良くするためにダークブルーの手前でも白を吹きたい。以上を総合すると、グレー→白→ダークブルー→白→オレンジ。マスキングの手間も塗装回数もちょっとしんどいです(苦笑) ちなみに、裾部の色(グレー)は最後に塗るのがセオリーだが、そうすると靴刷りの部分がマスキングの邪魔になってやりにくいので、今回は裾部のグレーを下地チェックと兼ねて吹き付けている(中間車は最後)。

先頭車用は似て非なる

  先頭車の帯は、扉の位置の関係で曲がる位置が異なっている。当然模型のデカールもそのポイントは押さえてあって、下の画像の通り異なっている。実は私、最初これにまったく気付かず作業していた。デカールが両先頭車用で異なっているだなんて全然考えずに貼り付け作業を行った。結果、偶然正しかったので問題なかったんだけど……説明書に書いておいてくれよー!!!(多分書いてない、3〜4回は読んだはずだがそんな文字列なかったはず) これも今度阿波座に行ったら進言しておきたいポイント。ホント後で気付いて冷や汗モノだったんだから。
  さっき書いた「予備」の話だが、先頭車は2両で異なる。当然だが左右でも異なる。となると……予備を入れるとなると数を2倍にしなきゃいけない(中間車は1本単位で追加可能)。先頭車用は小さな面積で済むので2倍ぐらいへっちゃらだが、側面用は大きいから、例え先頭車用だけであっても2倍分収録するのはコスト面で厳しかったのかもしれない。理由としては納得できなくもない。

(2009.05.27)

▲お戻りの際は、ブラウザの機能をご利用いただくようお願い申し上げますm(_ _)m▲