鉄コレ秩父1000系をいじる

ライト点灯化!?

  先日侃侃諤諤本編にて「エイプリルフールネタにもってこい」といっていたのがコレ。題して「Nゲージ自作車両のライト点灯化実験が順調に進んでいます!」ぐらいかな。まあある意味これでも"点灯"はしているのだが……。普通、Nゲージの車両のライトは走行系と同じで線路からの電気を拾って光らせている。特殊なものはひょっとしたら車輌に電源を載せて……という可能性もあるけれどあまり一般的でない。で、この画像、車両は別にレールに載っているわけではない。そもそも分解されて上回りだけの状態だ。じゃあこれ、どうやって光らせているのかというと……。元の車両のライトのところを開口し(次の画像参照)、そこに光ファイバーを差し込んでいる。その光ファイバーの後ろ側を蛍光灯の光に当てると、反対側がこんな風に光るのだ。まさか車両を走らせるたびに光ファイバーの反対側を蛍光灯で照らすわけにもいかないから、これは本当にただのお遊び。但し小型鉄道模型のライトを光らせる原理はだいたいこれと一緒である。線路から取ってきた電流によりLEDなり麦球なりを光らせ、そして車両のヘッドライトまでその光を導く光学部品が存在する。その光学部品に完成品の多くは成型されたクリアパーツを使っているが、先日完成させたワールド工芸のクモル145、クル144の場合は光学繊維を使っていた。だから私も自作車両や鉄コレの車両のライトを点灯かさせたくば、集電システムを確立させ、適当なライト用基盤をピックアップして車両のどこかに組み込めば……出来ることは分かっているのだけれど、なかなかそこから先に進めない。過日の挑戦では集電系はなんとかなったのだが、導光系と基盤のチョイスがイマイチだったのが原因で断念してしまっている。

まずヘッドライト部に穴を開ける

  さて、鉄コレそのままを塗り替えても良かったのだけれど、ヘッドライトやテールライト部は加工してグレードアップ?してみた。この工作をしておけば将来のライト点灯化の下準備にもなる。本当に将来ライト点灯化加工をするかどうかは分からないけど。話としては単純で、そのままの状態ではヘッドライトの形をしているだけの部分に穴を開ける。右がその状態で、左は製品そのままである。製品そのままの状態では、ヘッドライト部分は銀色に塗られている。開口するとき、一発ドンピシャで穴が開けばいいが、きっちり中央にドリルの刃を当てるのは至難の業。だから一旦小さめの穴を開けておき、細い丸ヤスリでずれを修正してから直径1ミリのドリルで本番開口。もっともそれでも若干ずれたような……。画像ではヘッドライトしか開けてないけど、テールライトも同様の手口で――手口って言うと悪い意味にしか聞こえないな――手順で開口した。テールライトは直径0.8ミリだ。

テールライトともどもクリアーパーツをはめ込み

  製品のままでもテールライトはそんなに悪くなかったのだけど、やっぱりクリアパーツの方が好みなので開口して部品を取り付けている。昔はキット作るときでもヘッドライトしか加工してなかったんだけどな……。ヘッドライトは、一応市販部品はあるものの経済性の問題もあってマッハ模型で売っている光学繊維を使用。ちょうどどんぴしゃの直径1ミリのが売られているのだ。ちなみに50センチぐらいのが2本入ってて200円。1本で相当な両数分まかなえる。一方市販のヘッドライト用クリアパーツは、4つぐらい入って200円か300円もする。多少自分で加工する手間は増える物の、パーツ自身の透明度も光学繊維の方が綺麗だったのでそちらを選択。なお画像では切ったそのままを試しにはめこんでみたのだが、ライト表面が平面なのもおかしいので先端部をヤスリで丸く加工したものに置き換えている。そっちの画像も用意したけど、画像じゃ全く判別付かないので割愛させていただく。テールライトは銀河モデルのものをそのまま使用。
  先頭部連結器回りが若干寂しいので、もう少しパーツをつけてごてごてさせようかどうか思案中。あと、ヘッドライトの穴がやっぱり左右でずれているような気がするね……俺もまだまだ青いな。

(2009.04.19)

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