ARGENTOを試してみる

「オーダーメイド銀写真プリントARGENTO」を試してみた

  先日、デジカメの画素数についてぐちぐち言ってるときに思い出した。最近新しく写真を撮らないから、せめて過去に撮った写真を大判プリントしてみようと。今まで撮ったら撮りっぱなしのことが多かったが(2L判プリントはしていたが)、やっぱり「これは良く撮れた!」と自画自賛できるものはせっかくだから引き伸ばさないと。で、その中でも自称傑作の一枚を、限界まで大きくしてみようと画策。しかし、だ。デジカメ画像を伸ばすのとフィルム写真を伸ばすのとで値段が全然違う。何故かフィルムからの方が高い(3倍ぐらい?)。デジカメのにしたって、B1判とかA全判とかになると1万円を軽く越える。本当に「これは!」と思うのじゃないとさすがに……ね。
  店頭でそんなことで迷っていて思い出したのが「ARGENTO(アルジェント)」というシステム。これは何かと言うと、引き伸ばしの前に彩度やコントラスト、色味を変えたものをテストプリントして1枚にまとめた「ナビゲーションプリント」というものを最初に作ってもらい、ナビゲーションプリントを見て各種調整を指示して"本番"プリントをしてもらうというもの。出来上がった「ナビゲーションプリント」が上の画像だ。

クリスタルプリントは光沢が非常に強い

  コントラストのアップ/ダウン、彩度のアップ/ダウン、色味調整としてブルー、グリーン、レッド、イエロー(ブルーの補色)、マゼンダ(グリーンの補色)、シアン(レッドの補色)、そして濃度のプラス/マイナス。これらの項目が指示できる。色味は「5」という単位分だけずらしたものがプリントされ、本番プリントではその半分、「2.5」だけの補正も選択できる。
  で、正直なところ……良く分からない(笑) やる前から分かっていたのだが、こんな一部分だけを細切れに補正されても全体像が掴みにくいよ。それでも一度やってみたかったんだけど(笑) お店のお兄さんも「こんなの注文するのはウチでも初めてです」とのこと(笑) 自分にとってもお店にとってもいい参考例になったということで。で、そのお店のお兄さんは「そのままでいいんじゃないですか」と。ナビゲーションプリントの意味がない(笑) いや、かく言う私も、分からないことだしそのままでいいんじゃないかと思っていたのだが(笑) 結局のところ、このカットがそのままで大伸ばししようと思わせる力を持っているから私にそうさせるわけで、何も補正など必要なかったのかもしれない。数日悩んだ後に、おそらくA2判への引き伸ばしを注文することだろう。
  プリント面の仕上げは3種類あり、グロッシー(普通?)、クリスタルプリント(面が平滑で光沢が非常に強い)、ディープマット(ツヤを抑えた仕様)。ナビゲーションプリント注文の際には、最終プリントをどの仕上げにするかも聞かれる。ナビゲーションプリントを最終予定と同じ仕上げでプリントするためだ。クリスタルとディープマットはグロッシーの1.5倍ぐらいの値段で、大伸ばしだとかなりの価格差になる。私はいつもケチってグロッシーで仕上げてもらっていたのだが……今回は奮発してクリスタルで行こうと思っている。そのため、このナビゲーションプリントもクリスタルプリントだ。

(2009.03.13)

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