ワールド工芸クモル145、クル144完成!

手前が今回完成させたもので、奥が前回製品のメーカー完成品

  いろいろあったけど、ワールド工芸の「クモル145、クル144」が完成致しました。早速10年前のメーカー完成品と並べてみると……………………青の色が違う……………………。何故だ? 一瞬塗料を間違えたかと思って確認したが、間違いなくキットの説明書指定の青15号を塗っている。他のグリーンマックスの青15号で塗ったものと比べると、ややツヤ消しで白っぽくなっているような気はするが、多分塗料としては間違っていない。10年前のメーカー完成品は一体? ただ、そっちを見慣れているせいか、メーカー完成品で"正解"のような気もするし……。

角度と露出を変えてみた

  この画像で比較すると、青15号という色は手前の私が塗ったやつの方が正しく見える。画像処理で下部に青のラインが入れてある。これは何かと言うと、ネットで調べた青15号の色データーでベタ塗りして出力した画像を合成した物である。これを見れば、どちらの方が青15号に近いか一目瞭然ではないかと思う。でも何となく……見慣れてしまっているメーカー完成品の方がしっくりくるから、慣れとは怖い物だ(苦笑)

10年間の進化?その1 荷台を見る

  塗ってしまった物は仕方がないし、面倒だから塗り直したくないのでもう色のことを言うのはやめよう。10年前の製品と比べて、かなりグレードアップしている(その分値段も……いや、なんでもない)。大きい部分としてはこの荷台。10年前の製品では、上回りと下回りの固定に使っているネジが荷台に露出している(奥の車両の黒い点)。もちろん実車にこんなものはなく、上回りと下回りの固定方法を見直した昨年発売された新製品ではすっきりとしている。

10年間の進化?その2 運転席屋根周り

  奥の車両はボケてしまっていて分かり辛いが……パンタグラフに通じる配管周りがかなりグレードアップしている。手前の私の製作した車両で言うところの奥側の配管が旧製品には全く付いていない。手前の配管も、パンタグラフの真横まで延びている。その配管の上に乗っているヒューズ箱も、旧製品ではエッチング板を折り曲げてあるが、今回の製品では真鍮ロストによるリアルな形状のパーツに変わっている。
  画像では判別に苦しむが、旧製品では全く表現されていなかった前面の手すりは、新製品では別パーツで表現するようになった(取り付けには難儀したが)。側面の乗務員扉周りの手すりも、エッチングで浮き出し表現されていたものが別パーツ化されるなど、かなり立体的な表現に変わっている。
  屋根の色は、私の好みというか慣習というかで、地色はダークグレー。上に乗る各種機器類はそれよりも明るいグレーであるねずみ一号で塗装。以前は配管を塗り分けしていなかったのだが、ダークグレーに塗装した後に筆塗りでねずみ一号を乗せてある。

10年間の進化?その3 ヘッドライト点灯!!

  で、ここが一番すごい? ヘッドライトが点灯するようになった。正確には、点灯させるための部品構成になった、というべきか。多分ワールド工芸の製品の中でも少数派ではないかと思う。部品構成は大手メーカーの完成品のものよりはハンドメイドっぽくて、将来の自作車両のライト点灯化の参考になった。
  ところで、この画像で見ると……黄色の帯が若干傾いているような? それとも、窓枠のパーツが歪んでくっ付いちゃったか。
  で、敢えてもう画像も用意してないが、こちらとは反対側の先頭車は、前面パーツが一度外れてしまった。修正はしたものの、ちょっと醜くなってしまった。まだまだだなあ。

(2009.03.08)

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