急遽“増備”されることになった先頭車2両
|
今週の主な作業内容
(1) 増結2両の組み立て
(2) 天井部への補強
(3) 床下機器到着
(1-1) 先週話した通り、今週は追加の2両をせっせと作っていた。これまでと作業内容が変わらないので、唯一違うポイントであるTNカプラー用の欠き取りの様子のみ続く写真でお見せする。追加する2両は車両番号的には「5145」「5126」となり、前者が幕改造、後者が原形の前面となる。今回10両作るうちの6両が先頭車で、模型的には全て形態が異なることとなった。即ち
・5100……前面幕改造、パンタグラフ
・5101……前面原形、(模型)動力車
・5114……原形、パンタグラフ
・5145……幕改造、(模型)TNカプラー
・5126……原形、パンタグラフ、(模型)TNカプラー
・5115……幕改造
といった具合だ。パーツを組み合わせるときも注意が必要だったが、次はナンバーを貼るときにうっかりしないようにしないといけない。
|
TNカプラーで連結運転を可能にするための欠き取りの様子
|
(1-2) 先週話をした通り、キットそのままの状態ではTNカプラーを取り付けた時に連結面間隔が確保できない。そのため前面パーツ下面を欠き取ることになった。左が加工済みで、右が未加工の状態だ。幅11mm程度で0.5mmほど欠き取る。
|
裏面から見たところ
|
(1-3) 裏面から見るとこんな感じ(上の写真と同じく左が加工後、右が未加工)。枠みたいな構造をしていて、その枠を一部取り払う感じ。
|
補強兼、支持棒受け
|
(2) 普段エコノミーキットを作る時は塗装前に屋根まで接着しているが、阪急に限り塗装後の取り付けとしている。屋根がないと車体の強度がやや心許ないので、原形5100Fを作る時からちょっとした補強を入れている。中央に開けた穴は塗装時の保持棒を取り付けるための穴――3064F制作報告その4よりほぼコピペです!(笑)
|
床下機器は90年代10連を選択
|
(3) 今回も活用させていただく武蔵模型工房さんの3Dプリントパーツ。先週「『90年代10連』と『5100F10連』で迷っているが多分前者を注文する」と書いた通り、敢えて「90年代10連」を選択。5115の機器違いは無視!
侃侃諤諤本編で書いた「中間車ダダあまり問題」だが、解決しそうである。というのも、5128Fのリニューアル前の編成も作る予定にしているが、私が当初考えていたのは「4+2+2」の時代。本を読んでいて気付いたのが、シングルアームパンタグラフに載せ替えた後の「4+4」編成と比較すると、間のT車2両を抜いて先頭車2両を繋げた形になる。つまりT車2両も一緒に作っておけば「4+4」時代と「4+2+2」時代の2つが楽しめてお得な感じ。さらに! 全部繋げると実車の5128Fでは存在しなかった「4+4+2」編成としても遊べそう(先頭車の組み換えは必要)。
現時点での予定ではあと2両分余るが、2両ぐらいなら余らせてもあんまり勿体なくないし、例のフリーランスを作って遊ぶ手もある。あ、ちなみに、冷静に考えると「中間車改造された5100形」は存在した。5128Fがリニューアルされたときに、2両が中間T車として生まれ変わっている。私が意図していたのは「電動車のまま中間車化改造されたもの」だ。具体的なプランは――阪急電車の付番方法がしっかり理解できていないので間違っているかもしれないけど――「5601、5614」という車番になり、今回作っている5100F中の中間先頭車5101、5114の代わりに入り貫通8両編成を組む、という遊び方だ。もちろん今から追加するのはちょっといろいろアレなので、やるとすれば5136Fのついでのタイミングになるかな? その頃になったらホントに中間車2両が余るのか、余らせたままにするのか組むのかが固まっていることだろう。
|