鉄道模型制作報告「70系300番台」その8

側板裏面の工作

 今週の主な作業内容
(1) 側板裏面に床板固定用リブ取り付け
(2) 側板表面に靴ずり、雨樋取り付け
(3) 側板裏面をグレーに塗装
(4) 側板表面の手すり表現
(5) 箱組み開始

(1) 側板裏面に、床板固定というか位置決め用のリブを取り付ける。リブはt0.5にt0.2を貼り合わせたものを1ミリ幅に切り出した。位置出しは、先週のチェックで101系用と旧国用で床板高さが変わらないことを確認したので、以前作った治具を活用した。また、Hゴム窓が僅かだが深くはまり過ぎるので、t0.1のスペーサーを貼り付けておいた。

雨樋と靴ずり

(2) 表側は雨樋と靴ずりを付ける。雨樋はt0.13、靴ずりはt0.1プラ板を細く切り出した。雨樋はこんなものかと思うが、靴ずりはもっと細い方がリアルである。工作精度の限界で妥協したのだが、GMキットもちょっと厚みあるのでまあいいだろう。クハの運転室後の部分は、縦樋が車体内部へ埋め込まれている部分も再現した(新潟色の時はうっかり忘れていた)。

裏側にはあらかじめグレーを塗っておく

(3) 今回白色のプラ板で側板を作っているので、透け防止及び車体内部が白く見えるのを防ぐため、先に裏側をグレーで塗装しておいた。特に箱にしてからだと陰になって塗料が乗らなくなるリブの上面を丁寧に塗った。

忘れていた

(4) さあいよいよ箱にして行こう……と思ったら手すりのことをすっかり忘れていた。モハのパンタ側の客室扉脇、クハは乗務員扉の両脇に手すりが付いている。側面の手すりに関してはいつも通り、金属線ではなくランナー引き伸ばし線をベタ付け。プラ成形的な表現だ。この他、ドアコック蓋も付けてみた。側灯は、悩んだのだが省略。
 なお、モハは最初間違えて反対サイド(非パンタ側)に取り付けてしまった。こういうミスをやらかすとテンション下がるし純粋に時間も食うし……なんかここしばらくちょっとミスが多い。

いよいよ箱に

(5) ようやく箱にする段階へとたどり着いた。側板が自作パーツなので、寸法の微調整をしながらの接着作業になる。幸いなことに屋根パーツの長さとはほぼきっちり合ったので、屋根板を削ったり大きな隙間が出来たりといったことがなかった(クハは要調整だが)。そこで気付いたのだが、側板の全長はスケールではなくGMキットに合わせて決定すべきだった。今回はほぼ問題なしだったから結果オーライなんだけど。
 単体の写真を撮り忘れていたのでこの写真で代用するが、モハの非パンタグラフ側妻面には回送運転用の標識灯の穴を開けてある。テールライトパーツを使う予定だが、厳密にはテールライトではない……?

 予定では4両とも箱になっていておかしくなかったのだが、忘れものとかミスがあったせいで中途半端なところで時間切れ。こんなんばっかりだけど、毎週曜日を固定して「制作報告」をしているのでキリが悪くなるのは仕方がない。

(2022.10.23)