鉄道模型制作報告「70系300番台」その5

妻面はGMエコノミーキットの101系用を加工する

 今週の主な作業内容
(1) 妻面の加工

中間車増結セット

(1-1) 今回、側面はプラ板からの自作をしているが、屋根、床板そして妻面はグリーンマックスのエコノミーキットの101系のものを流用する。部品取りとしては基本4両のキットより増結の方が単価が安い。

車体のランナー

(1-2) タヴァサホビーハウスの金属コンバージョンキットの70系を作る時も101系の部品を利用するが、屋根と床板だけでいいのでGMストアでバルクパーツを買ってくるのが一番安上がり。しかし今回はそれに妻面が加わるので、普通の店売りのキットを買って来た方がいいのだ。

自作部品は、端部裏側の形状が合わない

(1-3) GMキットでよくある設計で、妻面と側面の端部の裏側が斜めに面取りしてある。妻面と側面の継ぎ目が目立たないようにするための工夫と見られる。今回私が作った側面は普通に長方形なので、妻面と突き合わせると合わない。自作パーツ側を削るのも考えられる手ではあるが、角度を合わせてきっちり仕上げるのは難しいので妻面側を削ることにする(一度クハ76切り継ぎでモハ71を作った時に斜めに削ってみたが、まあまあ難しかった)。

削るのはちょうど斜めになった部分

(1-4) t0.3貼り合わせの側面だと、妻面パーツの斜めになった部分を削れば大体寸法が合うようである(微妙に分厚いので、気持ち削り込んだが)。

屋根の角のところが折れやすい

(1-5) 側面に合わせた形状に削ると屋根のところが出っ張り、旧型客車で言うところの「キノコ妻」に近い形状になる(それより出っ張りは小さいが)。これが作業中にうっかり引っ掛けて折れてしまうこと多数。左が折れてしまったもので、右が理想的な状態。この辺は車体を箱にした後、プラ板工作などで修復しておこう。

(1-6) (写真と説明がリンクできてないことに今さらのように気付いた。今週一番時間を掛けた箇所なのに適した写真がない。)当然だが、101系と70系では妻面のディティールがまるで異なる。貫通扉と屋根キャンバス押さえ以外のモールドは全て削り取って平滑に均す。貫通扉は精査してないので寸法が違うのかどうかすら分からないが、あまり目立たない場所なのでそのまま使うことにする。窓は、クハ76とモハ70の片面にはないためプラ板で埋める。モハ70の窓がある側も、どうやら窓高さが違うために調整が必要のようだ(現段階では途中までしかできていない)。側面同様、こちらもトミックスの分売パーツの窓ガラスをはめ込む予定だ。

 予定では今週は側面を最後まで完成をさせるつもりだったのだが、裏側のもう一枚の貼り合わせの前に妻面とのすり合わせをするべきことに気付き、その勢いで妻面の加工に没頭してしまった。ま、作業順序が前後しただけで特に問題はない。

(2022.10.02)