とりあえず全4両分の側面が形になった
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今週の主な作業内容
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先週間に合わなかったところ
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(1) 先週は時間切れで中途半端なところで終わっていた1両目のクハの乗務員扉の窓開けを完了した。ここもトミックスの分売パーツをはめ込むのだが、サッシ表現が上側にしかないのがちょっと不思議な感じがする。本物はもちろん四辺囲まれていて、但し模型では目立たないところは省略されることも多い。しかしながらクモハ73の実車写真と見比べると、下側まで省略するのはやや大胆なディフォルメではなかろうか。 |
というわけで最後の4両目に突入
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(2-1) 単調な作業が続くが、いよいよ最後の4両目に作業が入る。「今までと同じ」内容なので、ここまであまり写真を撮っていなかった途中工程を載せて行く。 |
Rの付く開口部はドリルで穴を開けておく
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(2-2) 直線部はもちろんカッターナイフで切り抜くが、Rの付くHゴム窓四隅やドア上部は開口部をドリルで開けておく。ここで寸法ギリギリで穴開けできれば作業時間を大幅に減らせるのだが、先述の通りギリギリのサイズを攻めたいので0.5mmほど余裕を持たせて内側に開口する。どうでもいいけど写真、どうして裏側から撮ったんだろう……普通に考えて表からの方が見栄えがする。 |
ドアを含め、表張りの開口部を開け終わったところ
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(2-3) 上の写真からさらに、ドアとHゴム窓の穴を開けたところ。 |
前面との接合部はGMクハ76前面パーツに合わせて斜めにカット
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(2-4) 書いたかどうか忘れたが、前面はグリーンマックスのクハ76を使う。その形状に合わせて側面側も一部を斜めにカットする。ガイドラインを参考に……と言いたいところだが、実はアテにならないことが1両目で判明している。横線は側面窓の高さと合ってないだけなので仕方がないが、縦線はこのために入れたものなので全くの役立たずとなっている。
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三角窓を大まかに開けておく
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(2-5) 1両目を作るときはうっかりしていたのだが、三角窓を大雑把に開けておいた。厳密なサイズ合わせは、車両を箱状にしてからとなる。 |
カッターで切り抜くと“カエリ”が発生する
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(2-6) 過去にどこかで読んだ文章によると“カエリ”というらしい。カッターナイフでプラ板を切断すると切断した箇所が少し盛り上がる。この後プラ板を貼り合わせるのだが、この“カエリ”を放置したままだと隙間が出来て密着しない。そのため丁寧にヤスリで均しておく必要がある。写真は頑張って“カエリ”が目立つように撮ろうとしたのだが、なかなか難しくて伝わってくれるかどうか微妙。実際にプラ加工したことのある人には(写真がなくても)分かってもらえるはず。 |
内張りに接着
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(2-7) カエリの除去が済んだら、内張り(今シリーズではただのプラ板)に接着。腰板部にタミヤの接着剤(通称白キャップ)を塗って貼った後、周囲や窓枠の内側から同じくタミヤの流し込みタイプ(通称緑キャップ)を流し込んでガッチリ固着する。この写真だと緑キャップが2本に見えるが……? |
余談:2本の緑キャップの謎
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緑キャップ2本に見えるが、実は一本は白キャップ。揮発成分が蒸発して粘度が上がるたびに、新しいのを継ぎ足して「使いやすい濃さ」に調整して使って来た10年来のヴィンテージものだったりする。ところが去年、蓋の裏にある刷毛を固定するピンが折れてしまった。さてどうしよう……と思った時に目に入ったが、使い終わった緑キャップのビン。その蓋をそっくりそのまま流用したので「緑キャップ 2本」になっているのだ。そのままだと区別が付きにくいので、白キャップのほうには白いマスキングテープを貼ってある。写真だと見分けが付きにくいが、実用上はこれで充分である。使う時粘度が全然違うから間違ってても気が付くしね(『鉄鍋のジャン!』にもそういう話あったなあ)。ちなみに刷毛の部分は、ピンが折れる前から緑キャップ用に換装済み。緑キャップの刷毛の方が先が細く、使いやすいのだ。 |
この後は再度窓抜きして、綺麗に仕上げて、後は先週までの内容通り
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(2-8) 内張りと貼り合わせた後は、再度窓抜きし、Hゴム窓を整形し、ドア窓は裏にプラ板を貼り重ねた上で開口、サッシ窓の仕切り入れ……等、先週までに記した作業と重複するので省略。
(2022.09.25)
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