ドール用衣装を作ってみた&マネキンちゃん

ドール用衣装を作ってみた

 8月に入り、鉄道模型「東急旧3000系っぽいもの」の制作を進める傍ら、兼ねてからチャレンジしたいと思っていたドール服自作に着手していた。本格的に取り組んだのは「東急旧3000系っぽいもの」完成後だが、とりあえず1つ形になったので披露してみる。年初に掲げた「今年の目標」のうちの「娘(ドール)の服を作る!」を、形はどうあれ達成した。
 本を参考にしつつ型紙を作るところからやってみようかとも思ったのだが、最初からそれはかなり険しい道になりそうだった。あと、夏らしい衣装ということで浴衣を作ってみたい気持ちもあったので、手軽にネットで型紙を購入した。つまり作業内容としては「布を切って縫い合わせる」だけ。その「だけ」がある箇所は想定通り、別のところで思った以上に苦労した。説明書はあっても経験がないので、書いてあることが頭の中でしっかりイメージできず勘違いしたりした。その他単純ミスもあり、形にはなっているものの細かく見れば結構ズタボロ。もちろんリリアたんに着せるつもりで作っていたのだが、出来が悪くてそうは行かなくなった。ごめんよリリアたん……来年までに頑張るから。
 写真で浴衣を着ているのは、服を自作するにあたりサイズの確認や試着用に買った素体である。随分前にヘッド自作もしてみたいと思ってヘッド、アイ、ウィッグをそれぞれ単体で購入したのだが、それが完成した場合のボディにもなる予定だ。自作ヘッドデビューできる日が来るのかどうかは分からないが。名前も考えてあるが、現状では「マネキンちゃん」と呼ぶことにしている。

これが噂の色移り?

 今までアゾン製の衣装で経験したことがなかったのだが、この布地では「色移り」が発生する。あまり酷くはないもののところどころ汚れのようなものが付いた。写真では上腕の部分と、肩の付け根と関節のあたり。擦ったら取れたんだけど、注意することに越したことはない。ちなみに布は100均で買ったもの。浴衣にチャレンジする前に別の布で軽く縫い合わせてみたものがあるのだが、同じ100均布でもそちらは色移りの気配がなかった。素材とか柄とかが影響するのだろう。
 その「軽く縫い合わせてみたもの」を手で縫ってみて、ミシンの方が楽で簡単にできそうだということになった。長姉が使わないミシンがあるということで譲り受け、浴衣ではほとんどミシンを使った。初めてのミシンだったんだけど、いろいろとスゴい。楽に速く縫えるとかそういうのもあるんだけど、ミシン自体の構造が複雑で仕組みが分からんかった。人類の叡智に乾杯だ。
 もう一回同じものを作ればもうちょっと上手く作れそうではあるが、この型紙は「洋裁」方式らしく、本来の浴衣は「和裁」で作るものだそう。どう違うか分からないが(多少の見当は付いている)、今度は「和裁」の型紙を探してみたい。あと、生地も気になるところで、手芸屋探しというミッションもできてしまった。そうか、これが「沼」というやつなのか。

アゾンインターナショナルの浴衣

 こちらはアゾン製の浴衣。2色展開だったのだが、私が買おうとしたときはこちらの色しか残っていなかった。同じものを3つ買うのは芸がないと思ったので、これを2着買い、あと1着を自分で作って……というのが当初のプランだった。残念ではあるが仕方がない。来年は何とかしたい! ということで、早くも来年の目標が出来てしまった……? 何も来年やらずとも、今年残りの間のどこかでやればいいんだけどね。というか、生地探しとかいろいろあるから、今からスタートしなきゃね。

(2022.09.02)