鉄道模型制作報告「旧型国電 宇野・赤穂線」その10

クモユニ81、塗装直前の姿

 今週の作業内容
(1) クモユニ81配管、箱組みなど
(2) 塗装(シールプライマー、ぶどう色2号、湘南色など)
(3) インレタ貼り
(4) クリアー塗装

(1-1) 先週からの続きで、金属線などを駆使してクモユニ81の屋根に配管を再現。完了後いよいよ箱にしていく。なお、ほとんどの場合で配管は箱にしてから行うのだが、阪急電車とクモユニ81は屋根板パーツ単独の状態で配管作業をしている。

クモユニ81前面

(1-2) 通風口蓋は結局一旦削ってプラ板で付け直してみた。形状的にはシャープになったはず。手すりはマスキングの邪魔になるので塗装後の取り付け。

81の配管カバー

(1-3) クモユニ81の母線の車体への引き込み部分にあるカバーはプラ板で自作。t0.3mmを組み合わせるのだが……サイズはご覧の通り。接着剤固着後にヤスリで整形するのだが、この写真に写っているうちの1つはその際に紛失し、もう1つ作り直す羽目になった。ちなみにこのパーツ、「大糸線黒標記」の完成報告のところで書いた「塗装するときにすっかり忘れていた」のと同様のものである。今回は忘れないようにします……。

81、緑を塗る前のマスキング後の様子

(2) 金属パーツを使った場所にマッハのシールプライマーを塗布した後、車体色を塗っていく。81は発色をよくするために、黄かん色の前にガイアノーツのニュートラルグレーIを下塗りした。黄かん色を塗った後はマスキングして緑2号を塗る。マスキングしていて気付いたのだが、運行番号表示窓の位置が若干高いような……そのせいでオデコの部分の塗り分けラインが難しかった。難しかったというか、多少変になってしまったというか。

車両ナンバーを入れる

(3-1) 車体色が塗り終わったら、グリーンマックスのインスタントレタリングを使って車体にナンバーを入れていく。そのものズバリのナンバーが入ることは珍しく、大体は末尾の2〜3桁は拾い集めて来ることになる。
 レタリングするのは車両ナンバーの他は、クモハユニとクモユニの「郵便」「荷物」のみ。ATS標記はまだしも、所属標記検査標記をやり出すとインレタのストックが面倒なことになるので省略だ。

コメント

(3-2) インレタの貼り付け時に車体がたわむのを防ぐために、普段は床板をはめ込んでいる。その際に塗装用の持ち手を外す必要があるのだが、それが面倒なので今回はプラ板でスペーサーを作って挟んでみた。このスペーサーが次回までに行方不明にならない可能性は低い。

クモユニ81002

(3-3) クモユニ81は001〜003が岡山に在籍したことがあるようだが、003はその後大糸線に転属……2度も作ったので、今回は違うナンバーということで002を選んだ。個体差なのか時期によるものか分からないが、ナンバーの位置が扉から少し離れている写真を見つけたので模型でもそうしている(多分クモユニ81の本来の車体ナンバー位置は扉のすぐ横)。

茶色の写真が少ないので……

 戦前型のぶどう色2号車体の写真が少なかったので急遽撮影してみたが、目的が明確でなかったので何の説明にも使えない……あ、「運行番号表示部は白(実はニュートラルグレーI)で塗り分けた」かな?

 トラブルがなければ、来週は「完成報告」になる。

(2022.06.12)