鉄道模型制作報告「旧型国電 宇野・赤穂線」その6

箱になると完成が近く見えるが、ここからもう一山ある

 今週の主な作業内容
(1) はめ込み窓ガラス作成(先週の残り)
(2) 48妻板、64半流前面、51039前面の加工
(3) 箱組、継ぎ目修正
(4) ヘッドライト穴開け

(1) (写真撮り忘れ)先週時間切れだった作業の続き。51039と51206、そして今回は51206と58000の側面戸袋窓(Hゴム部分)の分も作った。使用した素材は、前面は先週書いた通りt0.4で、側面は他の窓のバランスも考えてt0.3を使った。

この車両限定となる加工

(2-1) サハ48の妻板には謎のリブが付いている。TNカプラーを取り付けるにあたって邪魔になる可能性があったので、先に切除 しておいた。加えて、板厚が他の車よりあることに気付き、やはりTNカプラーの障害となる可能性を考慮して部分的に薄く削った。しかし後で気付いたのだが、サハ48とセットされていたサロ45(サハ45として大糸線仕様で組み立て)では問題なかったので、実は不要だったのかも。
 裾の部分(何と表現すればいいのか分からない)は確実にTNカプラー取り付け時に干渉するので、パーツに合わせて削り広げた。

トイレ窓加工を忘れていた

(2-2) 同じくサハ48。箱組みする直前で思い出したのだが、トイレが付いているのでその加工をした。妻板のうちの片方を埋め、そして臭気抜きダクト(プラ板から自作)を取り付けてみた。ちなみに同様のダクトは大糸線のサハ45にも付いているのだが、当時見落としていたので私の模型には付いていない。

半流型前面もTNカプラー取り付けに備える必要がある

(2-3) 半流型前面もTNカプラー取り付けに備えて裾の部分を少し削った。これをしておかないとTNカプラーの取り付け位置が奥になり、連結面間隔が確保できない。そしてこの作業はいつも忘れがち。箱になった後だと刃が入れにくくてちょっと大変なのだ。今回は直前で気付けて良かった。

箱にする作業では、サハ58000が一番大変

(3-1) 箱組み作業では、今回サハ58000が一番手間がかかる。前に書いた通り「元流電」なので屋根端部が他の車両と違って真っすぐなので、屋根板を2枚切り継いだ。妻板の合わせ目も隙間ができるので、この後プラ板等を使って埋めておいた。この作業は「大糸線黒標記」のクモハ41117と同様になる。

クモハユニ64も屋根板の長さが足りないので切り継ぐ

(3-2) クモハユニ64も屋根板の長さが足りないので、切り継ぐ必要がある。実は「切断して両端に合わせて接着し、間の空いたところに別の屋根板から切り出したパーツで埋める」としたのだが、2枚の屋根板を継いだほうが継ぎ目は綺麗になったんじゃないかと……以前は足りない部分をプラ板で埋めていたので、その習慣のまま行ってしまった。

ヘッドライトはKATOのAssyパーツを使用

(4) ヘッドライトはKATOの旧型国電飯田線シリーズのAssyパーツを使用。かつてはタヴァサのPX491(KATO蒸気機関車用パーツのOEM?)を使っていたこともあるのだが、飯田線のパーツの方が形がいいので今はこちらを使っている(ストックもたっぷりある)。いずれにせよ角穴を開ける必要があり、ちょっと面倒というか慣れないので神経を使う。

 屋上ステップやベンチレーター穴などを開けるところまで作業したかったのだが、時間切れ。サハ58のキャンバス押さえの他に細かい作業も残っているが、来週中に配管に手を付けるところまで行きたい。

(2022.05.15)