鉄道模型制作報告「旧型国電 宇野・赤穂線」その5

サハ58 000の妻面

 今週の主な作業内容。
(1) 各車前面、妻面加工
(2) クモハ51 039側板の動力ユニット対応加工
(3) 扉(エッチングパーツ)取り付……前にグレーで下塗り
(4) 前面はめ込み窓ガラス作成(途中まで)

(1-1) サハ58 000の妻面はクハ47 100キットの妻面を使うが、貫通扉の戸袋窓がHゴム化されたタイプなので、まずは木枠に復元する。写真はその作業途中で、この後ガラス部分を開口した。さらに、側面同様にウィンドシル、ヘッダーを削り取る。

運行番号表示窓や運転室上のルーバーはエッチングパーツ

(1-2) クモハユニ64の平妻側を除く先頭車前面は、運行番号表示窓やルーバーをエッチングパーツで再現。取り付け位置に穴を開けて、裏から瞬間接着剤を流し込んで固定する。先日の「阪急3064F」の側面方向幕と同種の加工だ。穴は、接着剤を流し込みやすくするため、0.8mmのドリルで貫通させた後、裏側のみ1.2mmで広げてある。

きちんと接着できているかチェックしてみたところ……

(1-3) この後手すり穴などを開けていたのだが、途中でエッチングパーツの接着状態が気になったのでセロハンテープを貼り付けて接着強度を確認。見事に剥がれてしまった!!(もちろんこの後付け直し)

クモハ51 039には動力を入れるため、リブを加工

(2) 動力ユニットにはいつもの通り鉄道コレクション用を組み込む予定。今回はクモハ51 039に搭載予定なのだが、そのままだとリブが干渉するので、一旦削り取ってt0.5mmで付け直す。元のリブを厚み0.5mmになるように削るというやり方もありそうだが、均一に削るのは難しそうなので私は全部削って付け直す手順を選んでいる。
 なお、鉄道コレクションの動力に合わせたツメを作ることもあるが(「阪急3064F」がそれ)、今回は動力/非動力の組み換えを可能とするために、動力側にGMキットに合わせたガイドを加工する予定だ。

ドアはあらかじめ下塗りしておく

(3-1) 開口したドア部にエッチングパーツを貼り付ける……その前にグレー(ねずみ1号を使用)で塗っておく。なぜ先に塗るかは私なりの拘りがあるせいなのだが、話が長くなるので今回は省略。

完成後は見えにくくなるが、悪目立ちするかもしれないので念のため

(3-2) ついでに、車体裏側のプラ板加工した部分にもグレーを塗っておく。プラ板そのままだと白くて完成後に目立つ可能性があるからだ。
 この後、グレーに塗ったドアパーツを瞬間接着剤で取り付けていく(写真撮り忘れ)。ちょっと接着剤流し過ぎた箇所があって、テンション下がり気味(写真撮り忘れた言い訳……?)。

はめ込み窓ガラスを作る

(4) 前面窓はガラスをはめ込み式にするが、この段階で作っておく。箱にしちゃうとサイズ合わせがしにくいので、板状である今がチャンスなのだ。と同時に、この段階で作ってしまうと、どのガラス(厳密には樹脂素材)がどの窓用なのか分かりにくくなってしまう(手作業で作った窓が多いので、一見して同じサイズでもコンマ数ミリズレているものがほとんど)。というわけで、作ったガラスは厚紙(ここではGMキットの台紙を有効活用)に両面テープで貼り付け、どこの窓に合わせて作ったものか分かるようにメモしておく。なお、GMキット付属の塩ビ板ではなくエコーモデルのt0.4mmの素材を使っている。厚みがあった方が断面に接着剤を乗せやすいから。
 もちろんクモハ51の分も作るのだが、今週はクモハユニ64の分を作って時間切れ。来週は両クモハ51分と、あと側面のHゴム押さえの戸袋窓も軽くはめ込み式にしようか検討中。

 来週は……サハ48の妻面の加工を一つ忘れていた。窓ガラスとそれが終わったら、いよいよ箱にしていく。

(2022.05.08)