鉄道模型制作報告「旧型国電 宇野・赤穂線」その4

サハ48のパーツをしっかり見るのは今回が初めて
クハ47用の切り継ぎラインが入っている

 今週の主な作業内容
(1) サハ48、クモハ51 206、サハ58 000の側板加工
(2) クモハユニ64、クモハ51 039、クモハ51 206の前面加工

(1-1) グリーンマックスのサハ48はサロ45とセットになったキットで、大糸線のサロ45を組むために購入。サハ48は死蔵かな……と思っていたら今回作ることになった。よく見るとクハ47用のパーツも入っており、将来的には新潟のクハ47を作るのもアリかなあと思い始めた。ちょっと頑張らないといけないが、片町線のクハ47改造の79も作れるのなら作ってみたい。そうすると、今度はサロ45の使い道に困ることに……(1両は横須賀色に塗って、大糸線転属直後の混色編成という遊び方ができるな、とは思っている)。

ドアのモールドは良くない意味で安定している

(1-2) 表面を見ると、ドアのモールドは躊躇いなく「エッチングパーツに交換しよう」と思えるものだった。サロは覚えていないが、このサハ48は全体に肉厚がやや薄めに感じた。

エッチングパーツ取り付け前の下準備

(1-3) エッチングパーツを取り付ける際に、しっかり接着できるように裏からプラ板を当てておく。加えて、ドアの深さを調整するためにプラ板でスペーサーを入れる。側板裏面とエッチングパーツを面一にするとちょっと奥まりすぎるのだ。t0.3のプラ板を使っているが、未だに0.4mm(t0.2を2枚重ねる)ぐらいの方がいいかもと悩む。ただ、ここまでずっと0.3mmで作って来たので今更変えられない。

戸袋窓のHゴム押さえ

(1-4) クモハ51 206は各戸袋窓が、サハ58 000は増設した扉の戸袋窓がそれぞれHゴム化されているので、その表現をする。t0.14のプラ板を貼り付け、Hゴムの外周が残るように開口する。角のRの具合がなかなか納得行く仕上がりにならないのだが、やり直しも利きにくいし面倒なので、いつも妥協している。Hゴム窓が嫌いな理由はここにある。
 尚、良く確認していなかったため、クモハ51 208ではなくクモハ51 206の特徴で作っていた場所を発見。従って「クモハ51 208(仮)」から「クモハ51 206」に変更となった。そのクモハ51 206の側面Hゴム窓は微妙に天地方向のサイズが小さく見えたので模型でも小さ目にしたのだが、少しやり過ぎたかもしれない。

クモハ51 206前面加工

(2-1) クモハ51 206の前面は、キット付属の配管なしパーツを使う。配管はやり直すので、ない方のパーツの方が使いやすい。キットのパーツ状態でHゴム表現なので一見して都合が良さそうに見えるが、その表現が気に入らないので自分で作り直す。埋めるよりも一旦削り取ってしまい、プラ板を貼った方が楽。同時にエッチングパーツに交換する前面扉も除去したのだが……ものすごく強度に不安を覚える状態になってしまった。十字型に穴が開いたのを見ると、中世のヨーロッパの騎士が付けている兜を連想する。

兎にも角にもプラ板で空いた部分を埋めてしまおう

(2-2) パーツを折ってしまわないよう、間髪入れずにプラ板で埋める。運転室、助手席窓はこの後t0.14プラ板を貼り重ねてHゴム窓の表現(側面同様)、前面扉部分は、額縁構造を再現するため段差を付けてある。この後エッチングパーツのサイズに合わせて再度開口する。幌受けは、タヴァサのホワイトメタルのパーツ(写真右)を使う。

Hゴム窓化の作業途中で今週は時間切れ

(2-3) クモハ51 039の運転室側、クモハユニ64の平妻側と合わせてHゴム窓の表現をする……今週はプラ板を貼り重ねたところで時間切れ。

 来週は前面パーツのディティール工作が中心になるかな。

(2022.05.01)