鉄道模型制作報告「阪急3000系 3064F」その4

いよいよ形が見えてきたが、もうちょっとかかる

 今週の作業内容
(1) 前面加工の残りと窓ガラス切り出し
(2) 水切り設置
(3) 箱組み〜補強
(4) 動力車のツメ取り付け
(5) 継ぎ目処理等
(6) 床下機器パーツの注文

(1) 渡り板取り付け用の穴開けを忘れていた。手すり別パーツ化やワイパー取付などは前回同様省略する。旧国シリーズと比べてあっさり目の仕上げだ。前面窓ガラスはエコーモデルのt0.4mmを切り出し、はめ込めるようサイズを合わせておく。この作業は両端の先頭車のみで、中間先頭車(To含む)は手間を省くために車体の裏から貼る方式に。

最低でも5年は前に買ったものの、今まで使うことのなかったツール

(2) 3000系(と2000系)は全車両側面に水切りがあると知ってちょっとゲンナリ。意外と面倒な工作なんですよ……。t0.3のプラ板を0.5mm幅に切り出して裾に接着していく。数が多いので、昔買って塩漬けにしていたトレジャータウンの「細切りテンプレート」に初めての活用の場が与えられることになった。
 ちなみに、5100系はMc車の片側にしか付いていない。8両編成でたったの2ヶ所(4+4編成の場合)だ。角度によっては目立たないディティールだが、角度によってはあった方がニヤリとできるので外せない。

阪急を作る時限定の加工

(3) 普段エコノミーキットを作る時は塗装前に屋根まで接着しているが、阪急に限り塗装後の取り付けとしている。屋根がないと車体の強度がやや心許ないので、前々作の5100Fを作る時からちょっとした補強を入れている。中央に開けた穴は塗装時の保持棒を取り付けるための穴。ちなみに専用の写真を撮り忘れたので、1枚目の切り出しとなっております(てへ)。

動力固定ツメを作る

(4) 阪急の場合、車体幅(内寸)と動力ユニット(鉄道コレクション用)の幅の差を埋めるために、t0.2のプラ板をスペーサーとして使う。ゴム系接着剤でスペーサーを動力ユニットに仮固定し、現物合わせでt0.5プラ板で作ったツメを接着していく(続く)。

車体に合わせ、ちょうどいい位置で接着

(4) (続き)車体にセットして、しっかりと位置合わせをしたら流し込み接着剤で固定。旧国あたりだとスペーサーがt0.5だったりするのでまだいいが、t0.2だとプラ板と動力ユニットの間にまで流し込んでしまいがちなので注意が必要(スチロール樹脂とABSなので完全にはくっ付かないが、表面が荒れる)。接着剤がある程度乾いたら、動力ユニットをスペーサーから剥がすようにして取り出す。残ったゴム系接着剤は爪楊枝を使って除去。車体とスペーサー、スペーサーとツメの間にさらに接着剤を流し込んで強固に接着しておく。
 水切りを先に付けると動力固定ツメの位置合わせの邪魔になると思ったので、この車両のみ工程を前後させた。

(5) 先頭車屋根上の……何と言うのか知らないのだが、溢れ止め?の加工と、前面と側板の継ぎ目処理。溢れ止めは前作同様、簡易な表現とすることにした。まだ始めたばかりなので、来週しっかりと処理していく。

(6) 先週「忘れていた」と言っていて今週もうっかり忘れかけていた。前回同様、「武蔵模型工房」さんの3Dプリントパーツを使う。

(2022.02.20)

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