グリーンマックスのキットを組み立てた80系300番台
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カトーの完成品がある中、敢えてグリーンマックスのキットから作った80系300番台。関西の快速として使われた時代にするため、吹田工場式の塗り分けラインを再現してみた。編成としては「クハ‐モハ‐サロ‐モハ‐サハ‐モハ‐クハ」の7連になるが、300番台統一編成とするより去年作った一次車と混ぜて楽しむことが多くなるだろう。80系の最初期型と最終型の組み合わせになってしまったので、その間に製造された二次車や100番台といったところにも手を付けたい。 |
例によってクハが一番手間がかかる?
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先頭車のクハ86。キットの前面パーツは、窓の四隅のRが小さく角張って見えたため、クハ76の前面パーツを使った。クハ76を切り継いでモハ70を作った際に余ったパーツだが、まさかこんなところで役立つとは自分でも驚きである。GMキットの80系は、一次車と300番台でクハの前面側面のパーツ割が異なっているのだが、300番台はクハ76と同一で調整はほぼ不要だった。天地方向がやや小さかったので、0.14mm厚のプラ板で嵩上げしてある。この時点であること(後述)に気付くべきだった。結果、橘雪翼史上最高に決まったと思った金太郎塗りが側面で大幅減点……。
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クハトイレ部と塗り分けライン
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前面のところで「0.14mm嵩上げした」と書いたが、これがちょっとしたミスだった。側板の方を0.14mm削るのが正解だった。というのも、クハ86は「0.14mm」程度大きいようで、他車と揃えることを優先して塗り分けた結果、塗り分けラインと窓との位置関係がイマイチなことになってしまった。ただ、側板を0.14mm分削るのは面倒だし、その分車高を下げる加工もしないといけない。「塗り分けラインだけずらす」が一番現実的な妥協点だったかもしれない。
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キットではモハから改造したサハ87
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GMキットにはないサハ87はモハ80を改造して制作した。パンタの配管の除去の他、トイレ加工をすることになる。戸袋窓とその隣にある窓をプラ板加工で小さくし(前者は天地方向、後者は左右方向)、クハと同じ方法で臭気抜き窓を設置。
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“フリーランス”となるサロ85
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300番台のサロ85が関西の快速で使われたことはないようである。しかしながらセットに入っているサロ85が勿体ないので、私のところでは「300番台も使われていた」ことにして組み立てた。加工箇所はほとんどなく、気楽に組み立てた……のはいいのだが、トイレ窓は間違いだったかもしれない。キットのモールドの雰囲気だとアルミサッシなのだが、Hゴム押さえが正しい?
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モハ80パンタ周り
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モハ80の配管は、中間車なのでやや簡易な加工で済ませた。それでも作用管以外はすべて削って、プラ加工で引き直してある。実のところ避雷器がどのように取り付けられているのか未だに分からず、いつもそれっぽく見えるように作っているのだが、そろそろきちんと理解した方がいいのかもしれない。
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混結してみる
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というわけで、「関西の80系快速第二弾」の完成となった。ここまではGMキットのセット構成ほぼそのままで作って来たが、「第三弾」以降は各年次の車両を2〜3両ずつピックアップして足していくことになるだろう。いちいち編成で作ってたら数が膨大になるからね。一番の課題は何といっても100番台。手軽に行くなら一次車キットの窓サッシを銀色に塗ってお茶を濁すところなのだが、出来ればきちんと作りたい。ちょっと大変だけど、編成でなく2〜3両なら何とか頑張れるかな? (2021.06.09)
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