500系旧製品のアップデート

TOMIX 500系新幹線初回品を今更のようにアップデート

  侃侃諤諤本編で言っていた、トミックスの500系新幹線の初回製品の動力を現行製品で置き換えるお話。おそらく、トミックスの新幹線シリーズ(E3系E6系を除く)の動力はダイキャストブロックの基本設計が共通の物となっている。500系は車体断面が違うので……と思っていたが、どっこい下回りは共通の部品だったのだ。そんなわけで、500系用の分売動力はないものの、E2系やE5系のものを使えばフライホイール化までは可能。というわけで実行。通電カプラー化までできれば最高だったんだけどね、500系用の台車のバラ売りがないんだ……トミックスは分売パーツ設定の有無がよく分からない。

500系とE2系の動力ユニットのダイキャストブロックは共通

  フライホイール動力化やウォームギア固定方法の変化に伴い、ダイキャストそのものの形は変化している。しかし室内パーツや下回りのパーツを取り付けるツメの形状は変わっていないため、このような換装が可能となっている。トミックスが互換性を重視する方針なのか、あるいは金型を極力ケチる方針のお陰なのか、その辺は良く分からないが旧製品のアップデートがしやすいのは歓迎すべきである。

一番の問題は台車だった(上:500系用旧タイプ動力台車、下:E2系用通電カプラー仕様の台車)

  さて、もう1つのポイントが新幹線シリーズの通電カプラー化。通電カプラーにより台車の設計が変わっているため、取り付け部の寸法形状が変更されている可能性があったのだ。結論から言うと、やや変化しており、それでも取り付けは可能であり、走行にも支障がなかった。具体的には、通電カプラー仕様の動力に旧タイプの台車を取り付けると、若干緩かく、外れやすい。取り扱い時に少し気にしておかないと、ちょっとしたときに外れて落ちてしまいそうなレベルなのだが、きちんと走るので私としては文句はない。通電カプラー化が進む前の段階でやっておけばこんな問題もなかったのだろうけど、その頃気付かなかったので仕方がない。トミックスに望むとすれば、最新仕様の500系の分売パーツを販売してくれることなのだが、今のところその気配がない。トミックスは分売パーツの有無の基準がよく分からない……。
  まあともかく、これで気持ち良く500系を走らせられるようになった。実際のところ16両は出すのも仕舞うのも面倒だからそんなに頻繁には走らせないんだけど……ちゃんと走る状態にある、という事実が大事なのだ多分。

  あ、そうだ、言い忘れていましたが……本ページに記載されている加工を行われる際は自己責任でお願いします。

(2020.07.13)

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