α350で月を撮ってみた

α350にサンニッパ、テレコン2つ掛けで三脚にセッティング

  サンニッパに禁断のテレコン2個付け。当然だが三脚は必須だ。もちろん、腕力に自信があり、感度を上げれば手持ちでも不可能ではない。が、その凄まじいまでの画角の狭さを考えると、素直に三脚に備え付けることをお勧めする。300ミリに1.4倍、2倍のテレコンをつけるため、840ミリ相当となる(開放F値は8相当)。α350の撮影素子はAPS-Cサイズなため、さらに1.5倍して35ミリ判換算すると1260ミリ! これは凄い。はっきりいって凄い。もう何が何だか分からないぐらい凄い。4桁突入ということなので、1メートルオーバーということになる。
  ――そこの君
「カメラ用レンズの焦点距離にメートルなんて使わないだろ」と言っちゃあいけない。その昔、今で言う50ミリレンズに「5cm」という表記が入っていたことがあるんだよ? 当然85ミリレンズは「8.5cm」だ。当時1000ミリのレンズがあれば「100cm」だったかもしれないが、「1m」と表記しなかったとは断言できまい。ま、そんなことはいいとして。

ライブビューが役に立った

  私に挑戦状を突きつけたマリヲ先輩のカメラにも京都の友人のカメラにもこの機能はなかった。そう、ライブビューである。今回の撮影ではこれがかなり便利だった。便利と言っても、画角が狭い中月を探すのは簡単ではなかった。そこの点は光学ファインダーであれライブビューであれ変わらないかな。ライブビューだと、光学ファインダーとは違って露出値の設定が反映される。月の撮影は露出の決定が難しい部類に入るので、ライブビューで確認しながら撮れるのは楽。もちろんライブビューがなくても、シャッター押しては再生してみて確認するという手順を踏めばいいんだけどね。でもそれは面倒じゃないかな。ま、α350で良かった。

(2008.11.19)

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